ハンガーとカラフルな服

ファッションをミニマルに

高かった服を捨てるのはお金を捨てるような罪悪感があり、捨てられません。

昔買った、値段が高かった服を捨てるのは、お金を捨てるような罪悪感があります。

この気持ちをどうしたらいいでしょうか? こういう物はどう処分したらいいのでしょうか?

この質問に回答します。

まずメールをシェアしますね。こももさんからいただきました。



高かった服を捨てることができない

件名:洋服を捨てることについての相談です

いつもブログを楽しみに読ませていただいてます。

学ばせてもらってありがとうございます。

洋服を捨てることについての相談です。

私の洋服が普通に沢山あって大分捨てましたが、大昔の洋服が捨てられません。

今から思うとかなり高かったのに、1回も着ていなかったり数回しか着ていなかったりの服いくつかで、お金を捨てるような罪悪感があります。

多分お金を貯めるつもりで洋服を貯めていました。

何かの時に着るものがないと困ると思って買っていたし持っていたような気がします。

でも着られていないので、洋服で貯めたのは間違いだったと思います。

こういう服をどうするのがいいでしょうか。

また、この気持ちをどうにか収めたいのですがいい方法はないでしょうか。

こももさん、こんにちは。いつもブログを楽しみにしていただき、ありがとうございます。

高かった服って、どんな服なんでしょう? シャネルやイブ・サンローランの服ですかね。

たしかに、30万も40万もした服をいきなり可燃ごみや資源ごみの袋につっこむのは勇気がいりますね。

質問を2つ書かれていますが、まず、罪悪感の扱い方、次に、服の処分方法を提案しますね。気持ちが定まれば、あとは捨てるだけですから。





自分の気持ちと向き合う

一口に罪悪感といってもその内容や強度はさまざまです。

「気持ちを収めたい」と書かれていますが、まずは、自分が感じている罪悪感と向き合ってください。

こももさんの罪悪感って具体的にどういう感情なのでしょうか? 言葉にすることできますか?

もしかしたら、捨てるがいやだから、「罪悪感を感じる」と思い込み、そこで思考停止して、捨てないですむ道をとっているのかもしれません。

罪悪感そのものは、ニュートラルなものです。その罪悪感によって、本人がどんな行動をとるかで、罪悪感の性質が決まるのではないでしょうか?

人は誰でも罪悪感を感じるようにできています。恥ずかしい、失敗した、こんなことすべきではなかった、と感じると脳の報酬系が活性化されます。

罪の意識のせいで、行動を修正できるからです。

罪悪感を感じない人は、いいことと悪いことの区別に無頓着で、自分の行動から何も学びません。

罪悪感を感じるのは必ずしも悪いことではないのです。

きのう紹介したTEDトークに出てきた、ウィリングネスを試してはどうでしょうか⇒セルフ・コントロール(自制心)の秘訣:ジョナサン・ブリッカー(TED)

値段が高かった服、古くて、ほとんど着ていない服、これからも誰も着ない服。

そういう服を前にして、ここもさんは、どんな気持ちになるのか、そして、それに対してどう思うのか?

TEDトークにあるように、「私は、いま◯◯と考えている自分に気づいている」と言葉にしてみると、その先にとるべき道が見えてくると思います。

罪悪感の元となっている思い込みを疑う

自分の中に、「こうしなければいけない。こうするべきである」という気持ちがあって、その指針に合った行動を取れなかったとき、人は罪悪感を感じます。

たとえば、「友人を裏切ってはいけない」と思っている人は、友達を裏切るようなことをしてしまったとき、「あんなことすべきではなかった」「こんな結果になって心苦しい」と感じます。

こももさんは、高かった服を捨てるのは、お金を捨てる気がすると言っています。「値段が高かった服を捨てるのはいけないことだ」と思っているのでしょう。

もしそう思っているのなら、その理由は何でしょうか?

その考え、はたして、妥当でしょうか?

人の価値観はさまざまで、どんな価値観や信念を持とうとその人の自由です。人に大きな迷惑をかけない限り。

こももさんが、「値段が高かった服を捨ててはいけない」と考え、古くて、誰も着ていない服を何十年も持ち続けたところで、私には直接の危害は及びません。

ですが、できるだけ、自分のためになる価値観を採用したほうがいいです。

私は、古かろうが、高かろうが、誰も着ていない服は手放すべきである、と考えています。

その理由を列記すると、

  • 持っていたところで、支払ったお金は決して返ってこない⇒高かったから断捨離できない? 埋没費用はどのみち回収できません
  • 服は、着てはじめて価値が生まれる
  • 価格と価値はちがう⇒価格と価値の違いを知れば、余計な物も浪費も減る。
  • 着ない服を持っているとよけいなコストがかかる:罪悪感や「捨てられないストレス」という心理的なコスト、服の収納や管理にかかるコスト。これらのコストは、その服を持ち続ければ、持ち続けるほど増大する。
  • 大切なのはいま。いま、自分がどんな気持ちでいたいのかを優先すると、誰も着ない服を持ち続けるのは、いまの充実を妨げる行為である。
  • 着なかった服を捨てることは、過去の失敗を認めること。人は失敗からしか学ばない。捨てることは自分を成長させてくれるよい機会である。
  • こんな感じになります。

    こももさん、こうした考え方に同意できる部分はないでしょうか? 

    多少なりとも同意できるなら、今後は、そういうふうに考えれば、「もったいなくて捨てられない」とは思わなくなります。

    高かった服の処分方法

    捨てたほうがいいのはわかったが、そのまま寄付したり、ゴミにしたりするのは気がひける。

    こんなふうに思うなら、以下のことをするといいでしょう。

    査定して買い取ってもらう

    古いブランドものの服やバッグを査定し、買い取る業者がいますので、そういう業者に一度査定してもらってください。

    すると、現在の市場における価格の目安がわかります。

    意外と高く売れるかもしれないし、そうでもないかもしれません。読者の中には、大量の古着を売ったらけっこうなお金になった、という方がいます。

    こういう業者に売れば、お金に変わりますので、家においておくよりずっとましじゃないですか?

    いくら、「服を捨てるのは、お金を捨てるようでもったいない」と思っても、服は服であり、お金ではありません。

    戦時中ならいざしらず、いまの世の中、服をお米や野菜と交換してくれる人、そうそういないと思います。

    オークションで売る

    メルカリなどのフリマアプリを使ったり、ネットのオークションで売れば、いくばくかのお金に変わります。

    めんどくさいですが、そういう作業に抵抗がないなら試してください。

    「できるだけお金をとりたい」という欲を出すと、そのぶん、時間がかかり、心労や作業も増えますので、そこそこのところで手を打ってください。

    欲張りすぎると断捨離がすすみません⇒少しでもお金にしたい、と思う貧乏性なので不用品を捨てられない。

    親しい人に着てもらう

    親戚や友達、姉妹を家に呼び、ほしいものがないかきいてみます。もしかしたら、誰かが着てくれるかもしれません(もちろん、お金はとりません)。

    このメールからは、こももさんの年代も立場もさっぱりわかりませんが、娘さんがいたら娘さんに聞いてみるのもいいかもしれません。

    わたしの娘は、私の服をほしいと言ったことは一度もありませんが。

    娘が私の服を借りて1回だけ着たことがあります。小学校高学年のときのクリスマスの劇の衣装として、です。

    娘は、セリフのない召使いの役で、「召使いっぽい服だから」と言って私のカーディガンを着用しました。

    手直しして着る

    裁縫が得意ならリフォームして着る、という方法もあります。

    こももさん、デザインが古いから、「高かった服」を着ていないのでしょうか?

    手放すのが嫌だったら、ふつうに着ればいいので、着る方向を模索してもいいでしょう。

    小物に作り変える

    愛着があるなら、別のものに作り変えて使用するのもいいですね。

    パッチワークしたり、バッグに作り変えたり。

    私の母は、古い服で、人形の服や布団を作っていました。

    寄付する

    古着を受け付けている団体に寄付します。できるだけ、その服がどういうふうに使われるのかわかるところに寄付すると、「私は社会貢献をした」という満足感が得られます。

    ~~~~

    以上の方法のどれも使わない場合は、捨てることになります。

    ゴミとして捨てる

    自治体の指示に従ってゴミの日に出します。

    衣類はたぶん普通ごみ(可燃ごみ)だと思いますが、自治体によっては、廃品として回収しているところもあります。

    物の処分方法について⇒断捨離初心者のための上手な不用品の処分の方法、モノの捨て方

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    *****

    私はもともとあきらめがいいほうで、不用品を捨てるとき、そこまで悩まず、捨てていました。

    もったいないとは思いましたが、「もったいないけど、しかたない」と思って、バサバサ捨てていたのです。お金にしたいとも思いませんでした。

    ところが、読者の方からメールをもらうようになって、捨てることに強い罪悪感を感じる人や、捨てたあと、いつまでも後悔する人もいるのだとわかりました。

    そこで、最近は、捨てる前に自分の気持ちと向き合うことをおすすめしています。

    あとは、少しずつ、捨てやすい物から捨てていくことですね。環境がすっきりしてくると、物に対する考え方も変わります。





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