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なんとなく捨てずに、ずっと大事にしているものを捨てるすすめ。
4回目はコスメのサンプルです。
洗面所にたまっていたら、今日こそ処分しましょう。
知らないうちにたまるコスメの試供品
サンプルをたくさんためこんでいるとき、本人は自分が、よけいなものをどんどん集めているとは考えていません。
周囲の人と同じように、ごくふつうに生活していたら、なんだか知らないけど、洗面所の引き出し1つが、サンプルでいっぱいになってしまった……こんな状況になるのです。
多くの女性は日常的に化粧をするので、お試し品をもらう機会が多いし、場合によっては積極的にもらってしまいます。
日本では何かというと、無料のおまけを配るから、ほしいと思っていなくてもサンプルが家に入ってくることもあります。
油断しているとどんどんサンプルがたまります。小さいから、何かの間にまぎれこんでしまうこともよくあるでしょう。
私はふだん化粧をしないから、化粧品を買わないし、ドラッグストアの化粧品のカウンターにも行きません。
よって、コスメのサンプルなど、家に入ってくるはずがないのですが、数年前、入ってきたことがあります。
筆子の家に入った試供品
日本のある出版社の方が、ある書籍をくださったのですが、なんとその本と一緒に、パックのような、顔に使う製品のサンプル(それとも製品?)が入っていたのです。
きっと善意でプレゼントしてくれたのだと思います。
しかし、封筒の中からパックが出てきたとき、私は、「え、何これ?」とぎょっとしました。
私、やや敏感肌なので、よく知らない化学物質が塗布されている製品を顔に付着させると、湿疹が出るかもしれません。
捨てるのは忍びなかったので、その製品は娘にあげました。
化粧をしない私のところにも、こんなふうにサンプルが入ってきます。日々、化粧品を消費している人のところには、もっと高い頻度でサンプルが入って来るのではないでしょうか?
みんなすぐに使わない
サンプルをもらっても、すぐに使わない人がたくさんいます。
なぜなら、家にはふだん使っている商品があるから。
同じ用途の商品を複数持っている人も多いでしょう。
すでに家に使っているコスメがある場合、もらったサンプルを使うためには、普段の習慣をちょっと変えるエネルギーが必要です。
しかし、習慣になっていることを変えるのが難しいのは、皆さんもよくご存知だと思います。
もらったサンプルを、試し忘れるので、小さなパウチやボトルが引き出しの中に放り込まれてしまうのです。
サンプルの捨て方と使い切り方
ここからサンプルの捨て方をステップ・バイ・ステップで紹介します。
1.テーブルの上に全部出す
とりあえず家にあるコスメのサンプルをすべてダイニングテーブルや机の上に出してみましょう。
引き出しごとひっぱって、中身を机の上にぶちまけてください。
きっと忘れているサンプルが出てくるはずです。
2.古いものは捨てる
ふだんしまいこまれているサンプルを白日のもとにさらしてみると、明らかに汚いものや、古そうなものが見つかります。
ベトベトしたパウチとか。
そういうのは、もう捨てます。
もし、使用期限が書かれていたら、チェックして、期限が過ぎていたら捨てます。
サンプルのパウチに使用期限が書いてあるのかどうかわかりませんが。
口紅を最後まで使い切る方法。化粧品の使用期限も確認しておこう
次に、明らかに使わないものを捨てます。
20代なら、アンチエイジングのクリームのサンプルなんて使いませんよね?
それとも、40代、50代になるまでそのサンプルを取っておく予定ですか?
こうやって、もういらないものをどんどん捨てます。
すべて捨てることができたら、きょうの片付けは終わりです。
もし残っているものがあれば、それは自分で使わなければなりません。
3.残りを中身の見える容器に入れる
残ったサンプルは、今日から、朝晩の洗顔や化粧、日中の手洗い、入浴時に使うことにします。
残ったものは引き出しの中にはしまいません。
すぐに使えるように、中が見える透明の容器に入れてください。
メイソンジャーとか、コーヒーの空きビンとか、
こんな瓶に入れておくとよいでしょう。
先週、空きびんを捨てるすすめを書いたので⇒空き箱、空きびん、段ボール箱を今すぐ捨てる:取っておきがちだけど捨てたほうがいいもの(3)
もしかしたら、あなたの家には空きびんや空き箱は1つもないかもしれません。
そのときは、食器棚から手頃なお椀やどんぶり、タッパーなどを取り出し、それを入れ物にしてください。
それすらもなければ、ビニール袋に入れたり、チラシで作った箱に入れてもいいかもしれません。
ただ、この入れ物は、洗面所に置くので、水に弱い素材は適しません。
4.容器に日付を書く
容器にきょうの日付を書きます。
フタでも、側面でも、底でもかまいません。
容器にラベリングしたいとき、私はいつもマスキングテープを使っています。
テープを適当な長さにちぎって、油性マーカーで日付を書いて、びんに貼るわけです。
マスキングテープのミニマリスト的活用方法、これ1つあればアレンジは自由自在
次に、今日から1ヶ月/3ヶ月/半年/1年など、使い切る期限を決めます。
「いつまでに使う」という期限をもうけないと、いつまでたっても使いませんので、期限は必ず決めてください。
5.容器を洗面所のシンクの横などに置く
これでサンプルを入れた容器ができました。
この容器を自分が手にとりやすいところに置きます。
私なら、洗面所のシンクの隣に置きます。
化粧品を使う場所や、毎日、必ず見る場所に置いてください。
くれぐれもしまい込まないように。しまい込むと使いません。
6.ひたすら使う
あとは、ひたすらサンプルを使っていきます。
使えば、ほどなく、すべてなくなります。
サンプルの入手先をチェック
サンプルを使い切る一方で、これ以上サンプルを増やさない生活を始めます。
まず、どこから、そんなにサンプルが入ってきたのか考えるといいでしょう。
・化粧品屋やドラッグストアのカウンターでもらった
・定期購入している化粧品と一緒に届いた
・ホテルにあったのを持ち帰った
・買い物したら、知らないうちにショップの袋に入っていた
・道端で配られているのをもらってしまった
入手経路はこのぐらいでしょうか?
自分がもらたったり、持ち帰ったりして増えてしまったのなら、その行動をやめるだけなので簡単です。
「使う意図のないサンプルはもらわない」と決めてください。
定期購入している箱に入っているサンプルの侵入を止めるのはむずかしいかもしれません。
しかし、「カタログ類は入れないでほしい」と頼めば、入れない会社も増えています。一度、カスタマーサービスに問い合わせてください。
現在、使っている化粧品のラインナップの見直しをし、アイテムを減らすのも、サンプル削減効果につながります。
使う化粧品のアイテムの数を減らせば、おのずとサンプルも減りますから。
さらに、サンプルが家に入ったら、48時間以内に使う(または、人にゆずる、捨てる)ことにすると、引き出しの中に居座って、劣化することはありません。
以前、買った商品はすぐに使うことをおすすめしています⇒物をためないコツ。「買ったらすぐに使おうルール」のすすめ
サンプルも、「もらったらすぐに使おうルール」を適用して、どんどん使ってください。
☆このシリーズを最初から読む方はこちらから⇒その紙袋、今すぐ捨てましょう~つい取っておくものだけど、捨てたほうがいいもの(その1)
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今回は、コスメのサンプルを捨てるすすめを書きました。
家の中にはほかにもいろいろなサンプルがあるかもしれません。
コーヒーやお茶のサンプル、サプリメントのサンプルなど。
試供品は、試すために家にあるわけですから、どんどん試して消費してください。
くれぐれも、「ただでもらえるから得だ、わーい!」というのりでもらってしまわないように。
かつての私は、そういう態度で、生きていました。
もらうことが目的で、使うことは二の次だったのです。
その結果、サンプルがたまってしまい、無理やり使うとか、処分するという余計な仕事を作ってしまいました。
心がけ次第で、「ゴミと疲労しか生み出さないよけいな仕事」をしなくてもいい生活になります。