カステラ

ミニマム思考

ありがた迷惑への対処法:はっきり断るだけです。

私の職場はお菓子の交換が盛んですが、嫌いな人からもらってもうれしくないし、食べたくないお菓子も多いし、お返しもしなければならないし、とてもストレスです。

嫌いなお菓子は捨てることもあります。

どうしたらいいでしょうか、対策法を教えてください、というメールをいただきました。

簡単です。はっきり断ればいいのです。

過去にも同様の記事を何度か書いています。

今回は、どうしたら、できるだけ自分の本当の気持ちを言えるようになるか、その方法を考えてみました。5つあります。



1.問題を作り出しているのは自分だ、と思う

悩みごとの多くは、自分のものの見方から発生しています。

この点に気づいてください。

最初に、いらない物を「いらない」とはっきり断らないから、いやいやもらってしまい、それがストレスになるのです。

つまり、いまの悩みやストレスは自分の行動から生まれています。

ところが、「ありがた迷惑だ」と悩む人は、そのことに気づいていません。くれる人に対してうらみをいだき、相手のことを悪く、それも詳細にメールに書いています。

自分は被害者だ、というスタンスにたってしまうのです。

こういうメールを書いてくるからといって、その人が悪人だとは思いません。

会ってみると親切でいい人だと思います。ただ、被害者マインドになっているので、ものの見方がゆがんでいるのです。

「悪いのは、ありがた迷惑なことをしてくる人たちだ」と決めつけると、問題をうまく解決できません。

事実はどうあれ、まずは、「自分が問題を作り出してしまっているのかも?」と考えるようにしてください。





2.嫌われることを恐れない

いらないのに、しっかり断らない人は、たぶん、「嫌われたくない」という気持ちが強いのだと思います。

「嫌われたくない」と恐れる気持ちを捨ててください。

いらない物をくれる人に対して、「嫌われずに上手に対処したい」と思うとうまくいきません。他人の感情をコントロールすることはできないのですから。

べつに、いんです。嫌われたって。

というか、お菓子を受け取るのを断ったって、そんなに大したことは起きません。

私なら、「あ、お土産ありがとう。でも、私、甘い物はすっぱりやめたから、気持ちだけいただくね」と言って断ります。

そう言われて、怒ったり、気分を害したりする人、いないですよね?

もし、気分を害したとしたら、それはその人の問題です。

たいていは、「そうか、筆子さんは、甘い物食べないんだ、じゃあ、今度から、筆子さんの分は買ってこなくていいんだ」と思うんじゃないですか?

甘い物だけでなく、お菓子の交換そのものに参加したくない場合は、「私にはお菓子、くれなくていいよ」と言えばいいのです。

みんなでお菓子をつまんでなごむブレイクタイムあるなら、お茶だけ飲んでおけばOKです。

知らないうちに、机の上にお菓子が置かれていたり、引き出しの中に入っていたら、給湯室にかごでも置いて、その中に入れておけばいいでしょう。

付箋に、「ご自由に食べてください」と書いて、かごに貼っておけば、欲しい人が食べます。

3.自分を受け入れる

いまの自分を受け入れてください。

自分を受け入れることができれば、他人に嫌われることを恐れなくなります。

すると、もっと自己主張できるようになるし、いらない物はいらない、としっかり断ることができるようになります。

誰しも欠点や至らない点はたくさんあるし、人に知られたら恥ずかしいな、と思う部分はあるでしょう。

容姿だって、能力だって、自分の理想とは大きくかけ離れているかもしれません。

その一方で、いいところだってたくさんあるはずです。

自分が嫌いな人は、至らない点にばかり意識を向けているのかもしれません。

自分で自分を受け入れて、自分を好きだと思えるなら、べつに世の中全員の人に好かれなくたって、じゅうぶん幸せに生きていけます。

自分を受け入れて、もっと自分に正直になるようにしてください。

もっと自分を好きになりたい人へもっと自分を好きになろう。ラディカル・セルフ・ラブのすすめ(TED)。

本当の自分を見せることが苦手な人へ⇒不安な心(ヴァルネラビリティ)に秘められたパワー:ブレネー・ブラウン(TED)

4.いいとこどりをしない

できるだけいいとこどりをしないようにします。

自分が欲しい物はうれしいからどんどんもらうけれど、いらない物は迷惑で、ストレスになるから、よこさないでほしい、と感じるのはいいとこどりです。

チョコレートはいらないけど、そのとき食べたい気分のお菓子ならほしい、という態度でいると、話がややこしくなります。

「あんた、お菓子欲しいの、欲しくないの? どっちなの?」と相手は思うでしょう。

お菓子の交換をやめたいなら、職場で人からお菓子をもらうのはすっぱりやめ、欲しいお菓子は欲しいタイミングに自分で買うようにしてください。

いいとこどりは、「自分だけがいい思いをしたい」という気持ちの表れです。

職場では、お互い助け合うチームプレーが求められるので、もうらうことばかりではなく、与えることを考えたほうがうまくいきます。

与えることを考えるヒント⇒あなたは与える人、それとも奪う人?:アダム・グラント(TED)

5.断る練習をする

断るのが苦手な人は、これまでの人生で、断ることをあまりしてきていません。

練習不足なので、日常生活で意識して、断る練習、または自己主張する練習をしてください。

自己主張の仕方⇒欲しくないときは「いりません」と言え。もっと自己主張する3つの方法。

練習の仕方の例

30日間チャレンジで、今月は自己主張する月にする。そして、なるべく自分の本音を語っていく。

本音といっても、人のことを徹底的にののしるといったことではありません。

いつもなら、がまんしてイエスと言っていたことに対して、「実は、私はこういうふうに思うんだけど」、「実は、私はこれは好きではないんだけど」、「本当は行きたくないんだけど」と、本当の気持ちを口にするだけです。

自己主張をする練習を始めてみると、ふだん自分がいかに、本当の気持ちを言わずにがまんしているか、よくわかると思います。

お菓子に関する相談メールをくれた方は、「上司に相談するつもりはない」と書いていました。

その理由は「めんどくさいから」です。めんどくさいと思う、その理由は、「上司は~な人だから」というものです。

しかし、本当は、自己主張をするのが嫌だから「上司はこういう人間だから」と決めつけて、相談しないのかもしれません。

・断り方をあらかじめ考えておく

とっさに断る言葉が出てくるように、断り方を考え、実際に口にして練習しておきます。

たとえば、「いつもありがとう。私はどちらかというとお菓子は食べないほうだから、もうお土産くれなくていいよ。気持ちだけもらっておきます」とセリフを考えて、何回か口にします。

「ちょっと、いまはこんな事情で食べることができない」と嘘をつくのではなく、「もともとお菓子は食べたくないんだ」という本当の気持ちをベースにした言葉にしてください。

そのほうが説得力がますし、ストレスになりません。

練習の参考にどうぞ⇒いらないサンプルや販促品を店で上手に断るには?

*****

お菓子の交換がうっとうしい、という相談メールは、引用不可なので、内容をシェアすることはしません。

2500文字以上、つまり原稿用紙7枚に渡って、いかに、ストレスになっているか、どうして、自分はお菓子の交換がいやなのか、過去の体験も合わせて、詳細に書かれていました。

私が一番強く感じたのは、「職場で、仕事に向けるべきエネルギーの何割かが、お菓子の交換に対する不満を感じることに向けられている」ということです。

きのうも書きましたが⇒物欲に振り回されてする買い物を止める3つの具体的なやり方。、自分がどこにエネルギーを向けるかで、日々の生活が変わっていきます。

自分の時間もエネルギーも有限です。

不毛なこと(悩んでも仕方がないこと、考える価値のないこと、つまらないこと)に、エネルギーを取られすぎないように気をつけてください。





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