ストレスのある人

健康・アンチエイジング

最終更新日: 2021.05.13

浪費を引き起こす日々のストレスとうまく付き合う5つのコツ。

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私が効果を感じているストレスの対処法を5つ紹介します。

ストレスがあったり、なんとなく不満がたまっていたり、忙しくて心の余裕がないと、私は無駄遣いをしがちです。

そういう人、多いのではないでしょうか?

ストレスマネジメントがうまくできれば、すぐにゴミになるものを買わなくてすみます。



1.不満や心配事を洗いざらい書き出す

最近せわしないなあ、衝動買いが増えているなあ、イライラすることが多い、と思うときは、心のなかにあるわだかまりを全部書きだしてください。

ブレインダンプの要領でするといいでしょう⇒頭の中のガラクタを断捨離するブレインダンプのやり方

私はことあるごとに、「頭の中にあることを書き出すといいですよ」とブログに書いているし、こんな本まで出しています。⇒筆子の新刊『書いて、捨てる! 』3月11日発売。著者による内容紹介。

しかし、実際に書き出す人は、そんなにいません。

本を買って読んでくれた人も、「まだ書いてませんけど、よさそうです」とか、「時間があったら書いてみます」「今度やってみます」なんてメールをくださいます。

これ、「本は読んだけど、書いていません」という意味です。

多くの人は、めんどくさい、時間がかかりそう、そんなことする必要ない(自分は脳のできがいいから、全部脳内で処理できるという自信がある)などと言ってやりません。

私が思うに、やらない本当の理由は、自分に向き合いたくないからです。

書き出すと、見たくない自分に直面するんじゃないか、と皆、恐れているのです。

そういう人にお伝えしたいのは、「頭の中にあることを書き出すのは、自分をジャッジするためではない」ということです。

考えていることを書き出すのは、頭の中の掃除です。

ダイニングテーブルの上がぐしゃぐしゃになっているのに気づいたとき、ガラクタを捨て、ほかの部屋に置くべきものはそこに戻してきれいに片付け、テーブルの上をふきんで拭くとスッキリします。

それと同じです。

書き出すだけでスッキリするし、気づきがあります。





2.自分で決められることは自分で決める

次におすすめなのは、できるだけ主体的に生きることです。

今、自分がこんなに仕事で忙しいのは、同僚のAさんが、あまりに仕事ができないから、とか、いつまでも部屋が片付かないのは、夫がどうでもいいものを100円ショップで買ってくるから、と思うのは、あまり主体的な考え方ではありません。

外側の状況や、誰かのせいで、私はこんな目にあっている、と考えるのは、被害者マインドです⇒被害者的発想をやめる7つの方法(前編)、悪いのは私じゃない誰かだと思い込みすぎていませんか?

人は状況をコントロールしたいという欲望があるので、被害者マインドで受け身な生き方をしていると、コントロールできない不満や、無力感というストレスが増えます。

大昔、OLだったとき、私もかなりの被害者マインドの持ち主でした。

特に新卒で入った会社にいるときは、よく、同期の社員(全員女性)と、レストランや居酒屋に行って、仕事の不満や、男性社員の悪口を言っていました。

ひどくこきおろしたわけではありませんでしたが、話の内容は、お世辞にもポジティブとは言えないものでしたね。

この頃、私はよく買い物をしていましたが、被害者マインドになって、ストレスをため、買い物でそのストレスを発散するという典型的な負のサイクルにはまっていたのです。

その頃の話⇒なぜ私はあんなに物を買ってしまったのか~ミニマリストへの道(3)

確かに、人生には、思い通りにできないことや、コントロールできないことがたくさんあります。

親も生まれる場所も、どんな体質で、どんな性格で、どんな見かけで生まれてくるかも選べません。

けれども、コントロールできることもたくさんあります。

たとえば、自分の部屋をきれいにしておくか、汚部屋にしておくかは、自分で決めて、コントロールできることです。

1番でだーっと書きだした不満を見て、コントロールできるのに、できないと思ってイラついていることがないか、調べてください。

コントロールできないこと(他人の思考や行動など)はほっといて、自分でどうにかできることを少しずつどうにかしていくと、ストレスが減ります。

そこまで被害妄想が強くない人でも、行動の規範が、他人の評価になっていることが多いので、人がどう思うか、ではなく、あくまで自分はどうしたいのかを優先して生活してください。

自分の気持ちを優先すると、よけいなストレスを感じずにすみます。

3.何事もなるべくシンプルにする

若い頃は、被害者マインドで、浪費がちな私でしたが、今はそうではありません。

シンプルライフにしたら、ごく自然に、重度の被害者マインドから抜けることができて、たいして重要じゃないことに、いちいち振り回されなくなりました。

そういう意味で、暮らしをシンプルにするのはとてもおすすめです。

自分の人生で、ゴチャゴチャになっていること、くしゃくしゃになっている場所、わけがわからなくなっている部分、もよもやどんよりしている部分、複雑怪奇になっている箇所、なんとかしたほうがいいと思っているけど、何もしていない分野を見つけて、少しずつ、シンプルにしていってください。

それは家の中かもしれません。生活の仕方かもしれません。スケジュールかもしれません。人間関係かもしれません。

ゴチャゴチャエリアの発見にも、1番でブレインダンプしたリストが役立ちます。

どうやってシンプルにするかは、山ほど記事を書いているので、過去記事をごらんください。

たとえばこの記事⇒ストレスが多い人用、日常をシンプルにする13のコツ(前編)

こちらのTEDトークもおすすめです⇒ガラクタ問題の解決法。「ぐしゃぐしゃ」から「スッキリ」へ変えるには?(TED)

4.楽しいと思うことを日常的にする

やっていて、楽しいな、無心になれるな、と思うことをやると、ときにはこころの洗濯になり、ときにはエネルギーの補給になります。

一銭にもならないけど、楽しいからやってしまうこと、人から止められてもやってしまうこと、ありませんか?

大人になると忙しくなるから、趣味や、楽しみのための活動がないがしろになりがちですが、こうした活動をしたほうがストレスがたまりません。

なお、何かから逃避したくてやっていることは、心から楽しいと思ってやっていることではないので、勘違いしないように。

YouTubeを見る、Netflixでビンジワッチングをする、ゲームをどんどんやってしまう、SNSをいつまでもダラダラ見る。

こうした活動を、「楽しいこと」だと思っているかもしれませんが、どちらかというとストレスを増やす行為です。

ソーシャルメディアはこころの健康によくないか?(TED)

私が楽しいと思うことはいろいろありますが、最近は塗り絵が楽しい活動となっています。

塗り絵をしながら、たまに、ポッドキャストやオーディオブックを聞いていましたが、塗り始めると、塗りに集中してしまい、聞いていたはずのことは何も頭に残っていないことに先日気づきました。

今は、何も聞かず、塗り絵だけをしていますが、すごく集中できるのでおすすめです。

それはあたかもフロー状態のようです⇒人を幸せにするのはお金ではなくフロー状態。ミハイ・チクセントミハイ(TED)

5.夜、ちゃんと練る

病気になると、とくに、病気になってすぐの、心が状況についていっていないときは、クオリティ・オブ・ライフがさがって、すごくストレスを感じます。

よって、病気になりにくい生活をしたほうがいいと思います。

健康的な生活を心がけると、おのずと落ち着いた生活をするようになるのもいいですね。

すぐにできることは、睡眠時間の確保です。

慢性的な睡眠不足が続くと、怪我や病気につながると私は信じています。

今朝、たまたま五十肩になって痛みがひどいという人のブログの記事を読みましたが、この人は、慢性的な睡眠不足でした。

この方は、肩が痛くてあまり眠れないから、今も睡眠不足です。

まあ、夜あまり寝ない人は、そうする理由があるのだと思います。

仕事や何かで、いろいろと忙しいのでしょう。

私の娘は、今、2つ仕事をしているので、かなり睡眠不足です。

昼間、9時から5時まで8時間働いて、ちょっと仮眠をとって、夜の11時から朝の7時まで働いて、すぐに、9時から5時働くスケジュールのときがあります。

2つ目の仕事はフルタイムではないので、毎晩、夜勤をしているわけではありませんが、全体的に見ると、まったく仕事をしない日が月に1日あるかどうか、という感じ。

娘に「眠くないの?」と聞いたら、「私は6時間寝れば大丈夫」と答えていましたが、さすがに最近は、疲れているみたい。

娘はもう大人ですから、自己管理は本人に任せていますが、やや心配です。

睡眠負債が続くと、肉体的にも精神的にも疲労がたまり、免疫が落ちて、風邪を引きやすくなるから、風邪薬や熱があるとき口当たりのいいゼリーなんかに、お金を使うことになるでしょう。

もしあなたが睡眠不足ぎみで、かつ無駄遣いが多いのなら、睡眠の質をあげることも、無駄遣い防止に役立ちます。

ストレスに関するまとめ記事です⇒ストレスの原因や解消法を書いた記事のまとめ(その1)

*****

浪費のもとになるストレスとの付き合い方を紹介しました。

「私はストレスなんてないよ」と思う人も、1番の書き出しはやってみてください。

自分ではストレスを感じていないと思っていても、ストレスを感じていることはあります。

テーブルの上にあるガラクタを片付けて、きれいにしたら、すごくスッキリして快適だ、心が軽くなったよ、と思うのなら、ぐしゃぐしゃのテーブルは、自分が知らないうちに、大きなストレスになっていた、ということです。





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