片付けている人

ミニマルな日常

今年中にやってしまいたい片付けプロジェクト(その2):何もないコーナーを作る

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スッキリした気分で新年を迎えるために、年内に片付けておきたいものを紹介しています。

初回は

1.床に置いているものを一掃

2.古い食べ物を食べきる

3.着ない服を寄付

4.使っていないアカウントの削除

5.洗面所の引き出しの片付け

この5つを紹介しました。では、続きです。

今日は6番~9番まで。



6.コーナーを作る

どの部屋でもいいので、何も置いていないコーナーを新たに1つ作ってください。

◯達成例

きれいなコーナー

私の寝室のコーナーです。

部屋の角が、家具や物で埋まっていると、圧迫感があるし、ごちゃごちゃ感が倍増します。

大きな家具を置いていると、部屋が狭くなるし、小さいものがごたごたとあると、他のガラクタを引き寄せます。

コーナーは、コーナーじゃない場所に比べて、心理的に物を起きやすいですよね?

だから、知らないうちにどうでもいいものがたまってしまいます。

部屋の角がホットスポットになっている人も多いと思います。

ホットスポットは、物がたまって汚くなりがちな場所のことです。詳しくはこちらを ⇒ 汚家脱出計画。31日でものにする小さな片付け習慣(2)

逆に言うと、コーナーをスッキリ保つと、部屋全体のスッキリ度があがります。





コーナー探しから始めよう

まず、家の中を見渡して、どんなコーナーにどんな物を置いているのか、チェックするところから始めてはどうでしょうか?

どうしても、クリアできないコーナーもあるかもしれませんが、ちょっとがんばれば何も置かない場所にできるところもあるはずです。

◯片付け可能なコーナーの例(居間にある夫のコーナーです)

散らかったコーナー

雑誌や新聞が積み重なっているだけとか、洗濯物が置いてあるだけなら、撤去すればすぐに何もないコーナーが生まれます。

たいして必要でない物を、ほうりこんであるカゴや収納ケースが置かれていることもあります。

この場合は、入れ物も中身も一緒に捨ててください。

7.いらない写真やアルバムを捨てる

いらない写真やアルバム、スクラップブックを捨てます。

写真を片付けるコツは、完璧主義に陥らないことです。ざっと見直してざっと捨てるというスタンスがおすすめ。

捨てれば扱いやすい量になる

写真やアルバムは思い出品なので、ふだんは使いません。

ふだん使わないものは、すぐに整理しなくても困らないので、いつまでも、片付けるのを先延ばしにしがちです。

その間に中身がどんどんたまります。

さっさと整理すればいいのにそうできないのは、アルバムの作り方や整理の方針が決まらないからではないでしょうか?

近年、スクラップブッキングが流行っているため、「美しく整理したい」「素敵なアルバムを作りたい」と無意識に思ってしまう人が多いと思います。

完璧主義の人にありがちな行動です。

完璧主義すぎるといつまでたっても部屋が片付かない理由

いらない写真を捨てる行動と、写真を美しく収納する(アルバムに張る?)行動を、同時にしようとすると、片付けが進みません。

美しいアルバムを作るのはあとでいいから、今年はとにかく、不用な写真を捨てきってください。

「捨てる」と「掃除」を分ける話⇒きれいな部屋にするために、不用品を捨てる作業と掃除をしっかり分けるススメ。

いらない写真をがーっと捨て去れば、把握できる写真の量になります。

把握できる状態にしてから、作りたければ、イベントやテーマ、人物(子供や恋人など)ごとにアルバムやスクラップブックを作ればいいのです。

筆子は箱にがさっと入れている

私は手持ちの写真は、小さな箱にざっくり入れているだけです。

詳しくはこちら⇒古い写真を整理するとき、残す写真を選ぶ基準。箱にまとめて入れてます。

写真を入れた箱と、プレイスクールの先生が作ってくれた2冊のポケットアルバムは、同じバンカーズボックス(ダンボール製の丈夫な収納ボックス。会社で、ファイルやホルダー入れとして使うもの)に入れているので、「写真を見たいな」と思ったときにすぐに取り出せます。

何のために写真を取っているのか?

というと、あとで見るためですよね?

あとで断捨離や整理で苦しむために写真を保存しているわけではありません。

写真を保存するゴールを再確認して、そこまで重要ではない写真はどんどん捨てましょう。

写真の数がたくさんあると、一気に捨てるのは大変なので、1日15分と決めて、少しずつやることをおすすめします。

補足:バンカーズボックスはこういう箱です。

紙焼き写真はない、という人は、デジタル写真を整理してください。

考え方は同じです。

月に1度は、ためこんでいるデジタルなゴミを捨てよう。

8.仲間を集める

家中に散っているものを一箇所に集めます。

衣料品、化粧品、文具、コスメ、おもちゃ、書類など。

事情があって、あの部屋とこの部屋と、そっちの部屋に本を置いているなんてことがあるかもしれません。

かつての私もそうでした。階下にある本棚、階上にあるキャビネット、机の引き出しの中、枕元、というように本の収納場所が別れていましたが、あのころは、複雑な生活をしていたなあ、と思います。

家のあちこちに散らす理由が、「数が多すぎて1箇所におさまらないから」ならば、数を減らせば、1箇所に集めることができます。

置き場所、そらで言えますか?

とりあえず、以下の物が、家のどこにあるのか、ちゃんと言えるかチェックしてください。

・衣料品

・書籍

・ふだん使わない書類

・化粧品・パーソナルケア用品

・おもちゃ

・食器

・思い出グッズ

すぐに言えないなら、目視して、紙に書いておくといいですよ。

多すぎると思ったら捨てたほうがいい

物の量を、思いっきり減らせば、何も書かなくても、覚えておくことができます。

置き場所をリストアップしたあと、「ちょっと多すぎじゃない?」と思ったら、捨てたほうがいいでしょう。

かつて私も、こまごまとした物をたくさん持っていて、段ボール箱に入れていました。しまいこむと中身がわからなくなるので、箱の側面に中身を書いた紙や、中身の写真を貼ったりしていました。

さらに、階下のどの棚にどんな箱があるのか、ノートに書いていました。

そうやって管理していたもの、現在は何ひとつ持っていません。不用品を捨ててしまったら、こうした作業はすべて不用になりました。

みんないらないものだったのです。いらないものを管理するために、時間と手間をかけていました。

後のことを考えると、いらないものは全部捨ててしまうのが一番ラクです。

しかし、そんなことができるぐらいなこのブログを読んでいないでしょうから、まずは一箇所に集めて、現実に直面してください。

1箇所に集めておくと、使うのも、管理するのも簡単になります。

一度に見渡せるので、捜し物も、ダブリ買いも減りますよ。

9.空き箱を捨てる

使うあてもないのに、家に置いてある空き箱を大小にかかわらず、すべて捨てます。

先日、気が散ってなかなか片付けが進まないという方の相談に回答しました⇒気が散って、ちっとも片付けが進まない。そんなときはこうしてみよう。

この記事では引用しなかったのですが、この方のお父さんがものを捨てない人で、こんなものを取っているそうです。

チョコレートの包み紙が丁寧にたたまれて箱に入れてあったり、空き箱ばかり入れた段ボールが置いてあったりします。

もうインクがなくなり使えないボールペンだけがささっているペン立てなどが所狭しと置いてあります。

空の段ボールが積み上がり、仕事で使っていた書類も山ほど。新聞の切り抜きもありました。

このお父さんは、捨てない度合いがかなり強いと思いますが、こうしたいらないものをためている人って、わりといます。

私の母も、レジ袋を大量にためていたし、みたらし団子、たい焼き、お寿司、弁当を入れるのに使う透明のプラスチックのケースをいくつか袋に入れて、台所の天袋に入れていました。

こちらに写真あり⇒収納場所の多すぎる台所の悲劇~実録・親の家を片付ける(12)

取り出しにくい天袋に入れているところからして、いかにこれらが日常使わないものであり、限りなく不用か、わかりそうなものです。

空き箱やケースを捨てない人に、「どうしてまだ持ってるわけ?」と聞くと、「いつか使うかもしれないから」と答えますが、この理由、あまりに説得力がないことは、このブログを読んでいるあなたならよくおわかりでしょう。

どうせあとで捨てるのだから、今のうちにさっさと捨てておきましょう。

■この続きはこちら⇒今年中にやってしまいたい片付けプロジェクト(その3):紙ゴミを捨て切る。

■初回の記事はこちら⇒今年中にやってしまいたい片付けプロジェクト(その1)

******

早いもので9月も半分過ぎました。

今年もあと3ヶ月半。

今、ニューノーマル時代と言われています。

ガラクタを持たない状態をノーマルにしていきましょう。





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