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「自己投資だから」という言い訳をしてする買い物が、しばしば浪費につながります。
留学したり、高いセミナーやコースに申し込んだり、高い道具(車やコルフクラブでしょうか)を買ったり。
こんなワナにはまらないために、あまりお金がかからない自己投資法を、5つ紹介しますね。
そもそも自己投資って何?
「自己投資、自己投資」と言いながら、無駄遣いすることが多い人は、一度、「私にとって自己投資とは何なのか?」をしっかり考えておくといいでしょう。
一般に、自己投資は、将来、大きな利益を得るために、いま、時間やお金というリソースを注ぎ込んで、自分を成長させることです。
利益はお金だけとは限りませんし、裕福でも不幸な人は大勢います。
将来、何がほしくて、今、手持ちのリソースを投資するのか、納得して自己投資すると、失敗が少ないでしょう。
この記事で紹介する自己投資は、以下の3つを得ることを考えています。
1)今の生活を充実させる
2)将来的な幸せ(今日の生活が充実すると、当然、明日の生活も充実します)
3)健康で楽しく暮らせる老後
1.悪い習慣を手放す
明らかに、未来の自分のためにならない習慣を手放してください。
新しい物やスキルを手に入れなくても、悪い習慣を手放すだけで、将来の生活が大きく変わります。
きのう、日々の習慣が、将来自分がやることを変えるというTEDトークを紹介しました⇒習慣を科学的に説明してみると(TED)
きょう、何に時間をかけるかは、将来の生活にものすごく大きな影響を与えるのです。
たとえば、毎日、YouTubeやソーシャルメディア、ゲーム、ネットで人のゴシップを読むこと、人の悪口を書くことなどに、けっこうな時間をかけているとします。
それを何年も何年も続けたとしたら、どうなると思いますか?
1日に1時間だったとしても、1年、3年、5年というスパンでみたら、相当エネルギーや時間を注ぐことになります。
その時間、もっと有益なことや、本当に自分がしたいことに使えるんじゃないでしょうか?
悪習慣をやめるには?⇒悪い習慣を断ち切る簡単な方法(TED)マインドフルネストレーニングのすすめ。
2.やっておきたいことを書き出す
生きている間に、この地球上で、やりたいことを書き出してみます。
ゴールや目標があいまいなまま、世間のいう「自己投資になりそうなもの」にお金を出しても、その時、多少、満足感があるだけで、長期的には自分が思った方向に行きません。
世間でおすすめされていることが、自分のやりたいことだとは限りませんからね。
「ああ、こんなことやってみたいなあ」と思うことをざっと書いてみると、自分の求めているものの輪郭が見えてくるから、価値観にそって、お金を使えるんじゃないでしょうか。
行きたいところ、食べたいものはすぐに思いつきますね。
私の行きたいところは実家です。
実は、実家に帰らねばならない用事があるのですが、新型コロナウィルスの問題が、ある程度落ち着くまでは(PCRテストに高いお金を出さなくてすむようになるまでは)、行かずにおこうと思っています。
会いたい人、読みたい本、見たい映画、作りたいもの、チャレンジしてみたいこと。
幼いときやってみたいと思っていたことを思い出してみると、いろいろ出てくるかもしれませんね。
生きているあいだに体験したいことを、ブレインダンプしてください。
体験したいことを書き出すのは、自分の将来のために時間を使うことだから、これだけで十分、自己投資になります。
3.新しいスキルを身につける
何か新しいスキルを身につけるのは、典型的な自己投資です。
どんなスキルでもいいですよ。
メディアでは、「20代のうちに英語やプログラミングをマスターすると、将来、年収がこれだけ変わる!」なんてよく出てきますが、あくまで自分が興味があって、自発的に身につけたいと思うスキルを選んでください。
インターネットがあるから、たいしてお金をかけなくても、手軽に学ぶことができます。
先日、塗り絵グッズを買いに、娘と画材屋さんに行きました。
いろいろな画材を試し書きしている娘に、「これはこうやって使うんだよ」とか、「これは、こんな道具なんだよ」「これはめちゃくちゃ高いんだよ」、「これとこれは、こんなふうに違うんだよ」などと、何気なく話していたら、
「ママ、そんなこと、いったいどこで覚えたの?」と娘に聞かれました。
べつに私は、とくに勉強はしていません。
塗り絵やアートに関する動画をYouTubeで見て、自分でもまねできそうなことを、実際に試しているうちに、勝手に知識やスキルがついたのです。
すばらしいアートを作り上げるというスキルは身についていませんが、色鉛筆には相当詳しくなりました。
YouTubeで、ギターの弾き方を学んだ人が、自分が歌っている動画をYouTubeに投稿してスターになる時代です。
やる気さえあれば、高いお金を出して習い事教室に行かなくても、さまざまなスキルが身につきます。
やる気さえあれば。
4.人に教える
誰かに何かを教えることも、自己投資になります。
「何かを学びたかったら、人に教えろ」とよく言いますよね?
教えることは、とても勉強になります。
自分がちゃんとわかっていなかったら説明できないし、教える質や分量が野球のボール1個分だとすると、サッカーボール1個分ぐらいは余分に知っていないと(できないと)、わかりやすく教えることはできません。
教え続けるためには、日々、新しい知識やスキルを身につけなければならないので、必然的に、勉強したり練習したりすることになります。
つまり、毎日成長し続けます。
人に教えることは、教えてもらったほうは、うれしいし、自分は成長できるし、Win-Win(ウインウイン)の自己投資法です。
教える内容はなんでもかまいません。
料理でも、掃除の仕方でも、クラフトでも、スマホの使い方でも得意なことを教えてください。
有料で教えれば、老後資金もできます。
5.健康的な生活を送る
先々、健康でいるために、今、時間やお金を投資することは、ひじょうに意味のある自己投資です。
若いうちはピンと来ないかもしれませんが、病気になると、よけいな出費が増えます。
私がしょっちゅう歯医者に行っていることは、古くからの読者はよくご存知でしょう。
歯に関する記事のまとめ:歯肉炎、根管治療、そしてインプラント体験。
今も3ヶ月に1回、インプラントの施術を受けたクリニークに、クリーニングに通っています。
このクリーニング、保険がないと、1回、385ドル~419ドルぐらいです(ポリッシュをすると高い)。年に1度、歯茎のエバリュエーションがあり、歯周ポケットの深さを一つひとつはかって、先生が、歯茎の状態をチェックしますが、このときは、285ドルプラスされます。
(実際のレートは違いますが、私の体感的には、1ドル100円です)。
先日、美容にたくさんお金をかけている読者のお便りを紹介しましたが⇒美容やサプリにお金をかけすぎるのをやめる方法。
私は、歯の治療やケアにものすごくお金、時間、心のエネルギーを使っています。
子供の頃、虫歯を作らなければ、私の人生は今とはまったく違ったものになっていたでしょう。
もちろん、虫歯になるかならないかは、100%、自分でコントロールできるわけではありません。
唾液の質や生まれつきの歯並び、炎症に対する免疫の働き方といった先天的要因があるし、生まれた時代や場所の影響もあるでしょう。
ですが、もし子供のころに戻れるなら、私は、ほかのことはすべてうっちゃって、ひたすら歯のケアをがんばると思います。
健康でいることは、100%、コントロールできないkれど、自分でなんとかできることもたくさんあります。
定期的に運動する、ジャンクフードを食べすぎず、野菜をいっぱい食べるなど。
今、気をつけると、特に投資になるのは、メンタルヘルスです。
うつ病だって、早めに診察を受けて、医者にアドバイスをもらい、運動したり、ストレスをかかえこまない暮らしの工夫をしたりすることで、悪化を防ぐことができます。
ポジティブ思考は学習できる。前向きになる4つのポイント教えます。
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お金をかけなくてもすぐにできる自己投資を5つ紹介しました。
部屋の片付けも自己投資です。
日々、自分が長時間すごす部屋は、心と体に大きな影響がありますから。
よく書いていますが、カオスになっている場所を片付けると、金目(かねめ)のものが出てくることがあるし、自分が何を持っているか把握できるから、今後、無駄買いがなくなります。
長期的に見たら、ものすごい投資効果があるのではないでしょうか?
それでは、感想などありましたら、またお寄せください。お待ちしています。