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タオルの捨て方に悩んでいる読者の質問に回答します。
メールは長く、最初のほうは、タオルではなく、買い物グセについて書かれていますが、ほぼ全文掲載しますね。
差出人はなずなさんです。小見出しは私が入れました。
タオルを捨てたいのですが
件名:タオルが捨てられません
毎日読ませていただいております。なずなです。
先日は気分が変わるから新しい服がほしくなるという悩みのメールを取り上げていただきありがとうございました。
服の買いすぎをやめたいけれど、着たい服が変わるので新しい服がほしくなる←質問の回答。
洋服を買わないチャレンジ中
今年の洋服を買わないチャレンジを続行しています。
買わないでいたら、今ある服が見えてきて、新しいものを買うどころか、数を減らしています。
こんなにいらなかったのに、どうして買ってしまったのだろう、と思いました。
昔着られたサイズにまたなれる気がして、体に合わないサイズでも、安いからという理由で新しいのをたくさん買っていたことに、今ごろ気が付きました。
同じデザインで色違いのものも、よく買ってありました。
そんなに必要なかったです。
それに、秋冬は体調がいつも悪くなるので、春秋冬物のボトムスはほんとに小さいサイズとぼろぼろの服しかなくて、気分に任せて買っていたことがよくわかりました。
夏物ばかりが異常な数、あります。部屋着ばかり……(私はひきこもり専業主婦です)
私の買い物の傾向として、安いから、得したい気分を味わいたくて買ったのが多かったことが見てとれました。
それでもまだ90着くらいの洋服があり、もう少し減らしてもよさそうだとわかっていますが、まだまだ一度には踏み切れません。
タオルもたくさんある
洋服のほかに、前から悩んでいるのがタオルで、主に義母からもらったのと、本当は義母に「買わないで」と言われていたけれど、ある時から反発して自分で買ってしまったタオルがたくさんあるのです。
普通サイズのタオルだけで義母からのと自分の買ったのとで計66枚あり、資源ごみにだそうと分けて置いたままそのままにしているのがさらに6,7枚あり、その他のサイズのタオルも何枚もあり、、、
これでも、あちこちに寄付したり、資源ごみに出したり、かなり減らしたのですが。
普段使っているのは15枚ほどですが、とにかく気分屋で、季節が変わるとタオルの色を変えたくなったりしています。まったくおしゃれな感じにはなっていないのですが。
たくさんあるのに欲しくなる
先日、ショッピングセンターでタオルがセールになっており、辛子色のタオルを見つけて、欲しくなってしまいました。
いらないとわかっているのに欲しくなり、何日も執着の心が消えませんでした。
買う条件を確認したりして、欲しいという気持ちは、今はなんとか、消えたかな、と思いますが。
買えばうれしいのか後悔するのかも想像がつかないというか、いや、後悔するのを認めたくない感じかもしれません。
だいたい、買ったとして、どこでどう使うとうれしいのか自分でもさっぱりわかりません。
色鉛筆の色をコレクションしたくなるような感じでしょうか?
でもやっぱり、思いとどまってよかったです、、ですよね? と、人に言ってもらいたくなるのが、私のおかしいところです。
そんな感じで、気分に振り回されてはいますが、買い物は洋服以外も減ったと思います。
タオルの処分に悩む
他のいろいろなものも少しずつ捨てています。
ただ、タオル、これをどうやったら処分できるのか、義母とのこともからむのですが、悩んでいます。
こんなにいらないはずだよなと思うのに捨てられないのです。
義母にどう思われてもいいというわけにはいかない事情もあるにはありますが。
しかし、ご機嫌を取るような関係でいつまでも続くわけもないのですが、せめて手始めに、自分で買ってしまったタオルだけでも、うまく処分する考え方や方法がないかと思いまして、メールさせていただきました。
この家は、夫の家ではありますが、夫の両親のお金がたくさん入っており、実質義理父母の家と言っても差し支えなく、この家に置いてあるタオルは義母のタオルであると言ってもいいわけなのですよね。
義母は本音ではそう思っていると思います。
ということは人の持ち物ですね。私はこの家で、かわいくないペットのような立場だと思います。
感謝するしかないのですが。私は事情があって働けないし、夫の家からの親切すぎるいろいろな援助を断れませんでした。
タオルのことでそんなに悩む必要なし
なずなさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
たかがタオルのことで、そんなに悩む必要はありません。
75枚あって、よく使うのが15枚なら、75-15=60ですから、気に入らないものから、60枚選んで、今日中に資源ごみの袋に入れて、次のゴミの日に出してください。
それで、一件落着です。もうタオルのことであれこれ思い煩う必要がなくなります。時間もエネルギーももっと有効なことに使えます。
繰り返します。今日中にやってください。
タオルを捨てる話については、以前、何回か読者の声も交えて記事にしています。この記事の最後にリンクしておきますので うじうじ悩むことがあったら、過去記事を読んでください。
今後はタオルはもらわないこと
なずなさんの義理のお母さんが、なぜそんなにタオルばかりくれるのか謎ですが、お義母さんはタオル屋さんか何かですか?
理由はなんであれ、今後、お義母さんが、「タオルをあげる」と持ってきたら、断ってください。
洋服もそうですが、捨てるのが苦手な人ほど、家に入れるほうをしっかりコントロールして、物を増やさないようにするべきです。
タオルは消耗品なので、やたらと家に入れなければ、使っているうちに消費できます。
義理のお義母さんがくれる物を断れない人の質問には、これまで何度も答えているので、こちらも過去記事も参照してください。
タオルをもらうのを断ったって、何も起きないので大丈夫です。
私なら、とっくの昔に断っています。
自己主張する
なずなさんが、いらないのに洋服やタオルを欲しくなるのは、気分屋だからではなく、本当の問題に向き合うのが怖くて、買い物に逃げているからです。
買い物をしてストレスを発散したり、ドーパミンを出して快感を感じたりするのが習慣になっているので、ことあるごとに、新しい物が欲しくなる(つまり、買い物したくなる)だけではないですか?
買い物で気分があがるのはドーパミンのせい。この仕組みを知って無駄遣いを防ぐ。
義理のお義母さんにとって、私は「かわいくないペット」?
なんですか、それ?
そういえば、以前、引きこもりの人のドキュメンタリー(日本の番組)を見ていたら、そこに出てきた男性も、ペットという言葉を使っていました。
30代ぐらいの人でしたが、学生の頃から、ずーっと引きこもっていたそうです。彼は、引きこもりの人の支援に積極的な事業所に就職して、働き始めました。
その方が、インタビューで、「以前は、僕は親のペットだった」と言っていたのです。
自分はペットだと思っているからペットに成り下がってしまうだけです。
それに、犬や猫だって、言葉は発しないものの、嫌なことをされたら嫌がりますよね?
たとえば、猫にふりふりの服を着せようとしたら、強烈に嫌がるから、服を着せようとしている側(飼い主)は、「あ、嫌がっている」とわかります。
なずなさん、ペットでいたくないなら、嫌なことは「嫌です」と言わなければなりません。
自己主張する方法も過去記事にたくさんあるので、読んでください。
自己肯定感をあげる
なずなさんは、モーニングページを書いていますか?
書いていなかったら、書き始めてください。
ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
いつも私へのメールに書いているようなことをつらつらと毎朝3ページ書くだけで、頭の中が整理されるので、買い物ぐせもおさまると思います。
そして、自己肯定感をあげることを意識してください。
今住んでいる家を建てるとき、義理の両親がお金をたくさん援助してくれたからといって、卑屈になる必要はありません。
それって、よくあることじゃないですか?
子供がかわいい親の、子供へのプレゼントですよ。
すでに受け取ってしまい、捨てる気もないなら、ありがたく使わせていただきましょう。
プレゼントなので、もう自分の物だから、「ここは親の家」なんて思う必要はありません。これは、もらったタオルにも言えることです。
申し訳ないと思うなら、服やタオルを買うのに使っているお金を貯めて、月々5000円ぐらいずつ義理のご両親に返してはどうでしょうか?
もし、お義母さんが、「あらあら、そんなお金、いらないわよぉ」と言ったら、「そうですか。実は私もタオルはいらないんです」と切り出せばいいですね。
勤労奉仕してもいいですよ。義理のご両親の家に掃除に行くとか。それとも同居されてますかね?
同居しているなら、感謝の気持ちを表す方法はたくさんありますよね。お義母さんの好物を作ってあげるとか。
とにかく、いらない物をがまんしてもらうことが唯一の親孝行だなんて思わないでください。
自分があげる立場だったら、と想像してみるとわかると思います。
本当はいらないのにいつも(ひきつった)笑顔でもらっていて、裏で、タオルの山の前でうつうつとして、『筆子ジャーナル』に断れない悩みを相談していた、なんて知ったら、お義母さんはどう思うでしょうか?
いずれにしても、義理のお母さんにもっと本音で話をしてください。
それでは、なずなさんの買い物ぐせが改善されることを祈っています。
しつこいですが、不用なタオル、本日中に資源ごみの袋に入れてください。
ついでに、この本、まだ読んでなかったら読んでください⇒筆子の新刊『買わない暮らし。』著者による内容紹介。 特に、心理的ニーズを満たすために買い物しているくだり(p26~p33)を熟読願います。
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