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お金のことを考えるのが嫌いで、どんぶり勘定してしまい、あればあるだけ使ってしまう筆子。今年56歳ですからね。いい加減、老後のことを考えなければいけません。
そこで、少しずつ、客観的にお金のことを考え節約し、多少は貯めようとしています。
その一歩については先日こちらに書きました⇒ミニマリストの節約~節約以前の話
先日の記事、節約主婦にとっては、「何を今さら」という内容でしょうね。でも、しかたありません。ここから始めるしかないのです。
『フランス人は10着しか服を持たない』
次に筆子が試みている節約術は、
街のお店で買う食料品や日用品は現金で買う
ということです。
これは、去年読んだ『フランス人は10着しか服を持たない』(ジェニファー・L・スコット著)の影響。
原題はLessons from Madame Chic:20 Stylish Secrets I Learned While Living in Paris.
直訳すると「シック夫人の教え:私がパリで暮しているあいだに学んだ20のスタイリッシュな秘密」です。
この本の著者のジェニファー・L・スコットのプレゼンテーションをこちらの記事で紹介しています⇒『フランス人は10着しか服を持たない』の著者、ジェニファー・L・スコットに学ぶ「10着のワードローブ」
この本にはマテリアリズムにとらわれず、上質なものを少しだけ買い大事に使うというシンプルライフに通じる考え方が書かれています。
ジェニファーの本、筆子にとっては、洋服や化粧の話より、第6章の
Reject the new materialism 新しい物質至上主義にノーと言うこと
が参考になりました。
序章、第1章(間食はシックじゃない)、この記事でとりあげた第6章、第7章(心を豊かに)の抜粋を読むことができます。英語に抵抗のない方はどうぞ。
第6章には、「メディアの言うままに新製品、どんどん新しいモデル、新しいガジェットを買うべきではない」、と書かれています。
英語にkeep up with Joneses という表現があるのですが、これはジョーンズさんたち(=隣の人、ほかの人)に合わせる、ということです。
たとえば、隣の家のご主人が新車を買ったから、我が家も買う、という考え方。
「この考え方を捨てろ」というわけです。つまり「見栄をはるな」ということ。そして、お金をもっと注意深く使うのです。要するに、買い物を控えます。
次に何を買おうか、どんな「新しいもの」を手に入れようか、そんなことを考えるのをやめれば、自分にとってもっと意味のあることを考える時間や心の余裕が生まれます。
買い物を控えるとさらに
- ゴミがでないから環境のためにいい
- ガラクタが減る
- 新しい物を入れる場所を探す必要がなくなる
- お金もたまる(つまり節約)
こんないいことがあるとジェニファーは言います。
現金払いを心がけています
お金の使いすぎを防ぐための具体的な方法の1つが、「ふだんの買い物の支払いを現金ですること」です。
デビットカードやクレジットカードを使うより、現金で買うほうが、自分が買うものや、買い物という行為に対して、もっと意識を向けることできるからです。
筆子、この考えに共感しました。
これまで、スーパーやドラッグストアで買い物するときは、いつもクレジットカードを使っていました。クレジットカードだとポイントがたまるし、どれだけ現金を渡したらいいのか考えなくてすむから簡単だし、小銭がじゃらじゃらたまらないからお財布がふくらみません。
しかしこの「簡単である」ということがくせものなのです。
買い物が簡単だ⇒買いやすい⇒買いすぎる、というサイクルを産みます。
クレジットカードでいくばくかのポイントがたまっても、買い過ぎたら、お金はたまらないのです。減る一方。
ましてや「筆子のようなどんぶり勘定の主婦はすべきではない」、と思いました。
そこで、今年に入ってから、ふだんの買い物にクレジットカードを使うことをぴたっとやめました。お金は2週間毎に、適当に(このへんまだ予算をたてることができていません)、銀行のATMからおろし、いつもキャッシュで払っています。
やはりキャッシュのほうが、「お金を払う」=「身を切られている」感があります。使えばお財布からお札がだんだん減っていきますからね。
レジでほかのお客さんを見ていると、現金で払う人って圧倒的に少数派。やはりカードで払ったほうがスマートです。
でもいいんです。筆子、泥くさく行きます。
日常の買い物を現金でする。
これが2つ目の筆子の節約法です。
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きょうご紹介した本、文庫本が出ています。
原書(英語版)は日本のアマゾンでキンドル版を購入することができます。最近、日本のアマゾンでも、英語の本のキンドル版を買うことができるので、便利になりましたね。