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片付けの効果をあげる3つの基本ルールを紹介します。
2022年の年頭に、「今年こそ、汚部屋を脱却」、「手つかずの物置部屋を片付ける」「不用品を一掃したい」、こんな誓いをし、いらない物の片付けを心がけてきのに、思ったより物が減らなかった、相変わらず、部屋がごちゃごちゃしている、なぜなの?
こんな状態なら、一度、方法を見直してください。
方法と言っても、不用品を捨てるだけですが、やり方がまずくて、不用品をいつまでもキープしてしまうことがあります。
1.意味なくダブっている物を捨てる
全く同じ物や似たような物をいくつも持っていると、ガラクタになりやすいので、できれば、同じ用途の物は1つに絞ってください。
たとえば、炊飯器を2つ持っていても、使うのは1つだけなので、片方は死蔵品になります。
炊飯器はあくまで例です。
実際は、炊飯器を2つ持っている人なんていないでしょう。ところが、炊飯器ほど大きくなく、値段も高くない台所用品(包丁やお玉、まな板、食器、箸、スプーン、フォークなど)を、ダブらせている人はたくさんいます。
意味があって、ダブらせている場合はOKです。
すごく大きな家に住んでいるから、各部屋ごとに、はさみや爪切りを置いておきたいと思うことはあるでしょう。
ボールペン1本生活を開始して久しい私ですが⇒ボールペン1本生活になってわかった、私が物をためこんでいた理由とは?
仕事をしに居間(ここにデスクトップが置いてある)に行くときは、筆記具を入れたペンケースを持っていき、仕事が終わるまでずっとそのままなので、自室にもサインペンを1本置いてあります。
同じ用途の物が複数あっても、ちゃんと使っていたり、バックアップとしてどうしても必要であったりするなら、急いで捨てることはありません。
バリエーションを揃えても活用できない
衣類についても、同じ用途のものを持ちすぎていないか調べてください。
色や形、デザインが違う服をいろいろ取り揃えると、おしゃれができる、日々の生活が充実する、毎日がより楽しくなる。
そう思って、あれこれ服を買い揃えても、使う服はある程度絞られ、すべてを漫勉なく使うことはできません。
アウターをたくさん持っていても、ふだんよく使うのは決まってますよね?
毎日、違うアウターを着るのは、めんどくさいですから。
人間は習慣の生き物なので、毎日、きのうとは違う服、靴、バッグ、化粧品を使おうとすると、脳に負荷がかかります。
自分の脳のパワーを、服を着ることやおしゃれだけに使うことができれば、日々、違う装いをすることは可能かもしれません。
インスタグラマーの中にそういう人がいるかもしれませんが、ファッション系のインフルエンサーは、あれこれ違う服を来たり、日々異なったヘアメイクをするのが仕事のようなものです。
仕事だからできているだけです。
ふつうは、仕事、家事、育児、地域の仕事、趣味、人付き合いなど、やるべきことも、やりたいこともたくさんあるため、脳は忙しいのでできません。
自分が使えるリソース(時間、体力、意識など)は限られているので、いくらたくさん服を持っていても、毎日違うスタイリングはできないのです。
同じ用途の服をたくさん持っているなら、今年1年の活用状況を振り返ってください。
今年、あまり活用できない服があるなら、たぶん来年も同じことが起きます。
2023年になると、突然あなたのリソースが増えるわけはありませんから。
自分のリソースやキャパシティを意識して、ダブりを持ちたいなら覚悟して持ちましょう。
物の使用(消費)や管理には、自分のリソースを使っています。このリソースが増えない以上、使用や管理の度合いを増やすことはできません。
部屋に使わない物があふれている人は、自分のキャパシティ以上の物を持っているのだと思います。
2.「捨て」をしっかり完了させる
「あ、これもういらないや。ガサッ(ゴミ袋に入れる音)」。ここまではできていても、その後の行動ができていないせいで、処分すべき物が、いつまでも部屋に残っていることがあります。
家の外に出すところまでしっかり完了させてください。
売るものにはタイムリミットをもうける
不用品を売ってお小遣いにしている人もたくさんいると思います(私の娘もそうです)。
手間はかかりますが、お金が手元に入ってくるのは魅力ですよね。
売りながら、不用品を処分している人は、いつまでに売るかタイムリミットをもうけることをおすすめします。
そうすれば、「なかなか売れない物」をずっと自宅にキープしなくてすみます。
「買い取り業者に買ってもらおう」、「リサイクルショップに売ろう」と思っている物があるときも、自分で期限を作って、さっさと売ってください。
期間は自由に決めればいいのですが、「売る!」と決めてから半年以内に片を付けるのはどうでしょうか?
季節品で、その季節にならないと売れないものなら、1年ぐらい見ておいてもいいでしょう。
寄付もさっさとする
不用品をどこかに寄付したい、誰かに譲りたいと思っている人もいます。
手頃な寄付先やもらい手が見つからなくて、ずっとそのままにしていると、家の中の物の数は減りません。
こちらも、「寄付しよう!」と決めてから、3ヶ月~半年以内に一連のプロセスを終わらせることを意識するといいでしょう。
人は、何事も、明確な期限がないと、どんどん後回しにします。
売りたい、寄付したい、バザーに出したい、捨てたい、と思いながらも、今年、その行動がなかなかできなかったのなら、今すぐ期限を作ってください。
3月、6月、9月、12月の終わりを期限にすれば、年4回、家の中でくすぶっている物を一掃する機会が訪れます。
捨てた物は家族に見せず、自分で最後まで断捨離を完了すべき理由
3.先に捨てる、収納はそのあと
まず不用品を捨てて、そのあと必要なら収納グッズを買って、収納してください。
長くこのブログを読んでいる方は、掃除と断捨離は違うことをよくご存知だと思います⇒きれいな部屋にするために、不用品を捨てる作業と掃除をしっかり分けるススメ。
掃除では、明らかなゴミしか捨てないので、ガラクタや死蔵品はいつまでも家の中に残ってしまいます。
望ましい順番:
1)不用品を全部捨てる
2)残りを使いやすい場所にしまう
できるだけ、この順番で部屋の片付けをしてください。
ただ、いらない物を捨てることは、1日や2日では終わらない現在進行形の作業だから、「今持っている物を、きれいにしまいたいなあ」、と思うことがありますよね?
そのへんに散らかしておくわけにもいきませんから。
こんなときは、できるだけ手持ちの収納スペースや収納家具を利用してください。
収納する場所を増やすと、なかなか不用品が減らないし、下手をすると物が増えます。
誰しも、しまい場所があると、「捨てなくてもいい」と思ってしまいます。
収納スペースを減らせ:知らないうちに物が増えるのは、しまう場所があるから。
今、押入れや食器棚、書棚、洗面所の引き出しが物でびっしりでも、そこにある物すべてが、必要欠くべからざる物ではないと思います。
スッキリ空間を実現するコツは、なくてはならない物だけを持つこと。
物をどこかにしまい込むとすぐに中身を忘れるし、オープンシェルフなど、目に見えるところにあったとしても、そこにあるのが当たり前になって、ガラクタがあることに気づきません。
収納スペースを埋めている物が、本当に必要な物なのか、1つひとつ確認してください。
そしていつも、「まず捨てる、それから収納」という順番を守ってください。
こうすると、よけいな収納グッズにお金を払わなくてもすみます。
「100円均一ショップで買ってくるから、たいした出費じゃない」と思うかもしれませんが、回収が重なるとけっこう大きな出費になりますし、プラごみを増やすのは地球全体にとって、マイナスになる行動です。
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もう何年も断捨離をしていて、ノウハウに通じている人も、片付けているうちに、基本を忘れてしまうので、今日紹介した
1.ダブりを持たない
2.捨てを完結させる
3.まず捨てる、それから収納
この3つがちゃんとできているか再確認してください。
3つをきっちり実践できれば、もっと早くスッキリ空間を手に入れることができます。