ページに広告が含まれる場合があります。
若いころ(20代~30代半ばあたりまで)、私はよく服を買う人間でした。
しかし、この頃買った服の大半は、ろくに着用せず、断捨離しました。
きょうは、私が断捨離するしかなかった服の特徴をまとめます。未来の断捨離候補を増やしたくない人の参考になれば幸いです。
序:私の好きなファッション傾向
最初に、私が好きなファッションについて書いておきます。
以前、手持ちの服を2回紹介しました。
⇒ミニマリストの服全14着公開~非おしゃれ系50代主婦の場合(写真あり)
⇒ミニマリスト主婦、筆子の14着の服を公開、写真つき(2020年夏版)
この記事を読めばわかるように、もともとカジュアルな服が好きです。
きれい、セクシー、大人っぽい、高価、ゴージャスな感じの服より、かわいい、元気、少年っぽい、リーズナブル、シンプルな服が好みです。
柄物より無地。
値段は高すぎないもの。
手入れは楽なもの。
アイテムで特に好きなのはTシャツ。スカートよりパンツ。現在、スカートは1着も持っていませんが、若いときも、パンツのほうが好きでした。
こんな好みで選んだ服を腐るほど買い、うんざりするほど捨てました。
入手先は、フェリシモ(通販)、パルコやメルサなどのファッションビルに入っているブティック、ユニー(というスーパーが昔名古屋にあった)などの量販店、大曽根(という街が名古屋にある)の商店街にあるブランドものを扱っていたブティック。
たまに上前津(という街が名古屋にある)にある古着屋。
考えてみると、若い頃から、私は好きなものがはっきり決まっていました。
嫌いなものは、どんなに流行していても着ません。
若いころ、ボディコン(ボディーコンシャス)と呼ばれる、体に密着し、必要以上にボディラインを強調するワンピースが大流行していた時期がありました。こういう服は苦手というか、私の住む世界の外にあります。
そんな私が、断捨離することになったのは以下の服です。
1.福袋に入っていた服
以前、福袋を買うのが好きだったのですが、福袋に入っていた服で、ちゃんと活用できた服は1着もありませんでした。
いわゆる「中身の検討がつく福袋」でも同じです。
中身の検討がつく福袋とは、入っているアイテムはだいだいわかっているが、色が選べないものなどです。
「これなら、使い道ありそう」と思っていても、色がちょっと好みと違うと、使えない。
そもそも、「使い道がありそう」という発言は、「使い道がある」とは全く違います。
「使い道がありそう」という予測のもとに購入した服は、捨てることになりました。
2.衝動買いした服
事前に何の計画もなく、店で見て、「あ、いい感じ」という理由で買った服も、高い確率で使い物になりませんでした。
やはり、「会社に着ていく服がいる」とか、「コートがないと寒いから、コートを買う」など、事前に、購入理由がはっきりしていた服のほうが、その後の着用回数が多かったです。
しかし、ちゃんとした購入理由があるからといって、その後、しっかり活用できるわけでもありません。
たとえば、ピアノの発表会のために買った服(ミディアム丈のワンピース)は、丈を母に直してもらい、自分に合うようにしたのにもかかわらず、着たのは発表会1回だけです。
高い服だったし、ジャストサイズだし、私のものとしてはめずらしいお呼ばれ着でしたから何年か持っていましたが、結局は捨てました。
母に近所のリサイクルショップに持っていってもらいましたが、その後、私の服が、店の目立つところに飾ってあったと、母から聞きました。
このワンピースからわかるように、妥当な購入理由とそうでない購入理由があるので、注意が必要です。
3.1回しか着用予定がなかった服
あまり妥当ではない購入理由の1つは、上で書いたワンピースのように、「1回しか着る予定がたっていない服」です。この理由から買った服は、その1回が終わると、たんすの肥やしになる確率が高いです。
最低でも、5回ぐらいは着るシーンを考えておくべきではないでしょうか?
5回でも、着用回数としては少ないです。
とくに、その服が高価な場合は。
10回ぐらいは、活用シーンがイメージできるものを買うべきでしょう。
1回しか着る予定がなかった服は、断捨離の憂き目にあいましたが、私の場合、こういう服がとても多かったのです。
このTEDトークでは、最低30回の着用をすすめています⇒死ぬほど素敵なファッション(TED)おしゃれで安い服の大きな代償。
普段着ではないお出かけ着でも、30回ぐらい利用することができればいいですね。
4.試着したとき小さな違和感があった服
買う前に試着して、明らかに「これはだめだ」と思う服を買う人はいないでしょう。
しかし、少しだけ違和感があるときは、「まあ、このぐらいはいいか」と妥協して買うことがあるのではないでしょうか?
たとえば、「ちょっと胸がきついけど、少しやせればいいか」と考えて買うとか。
「袖が長いな、まあ、折り曲げて着ればいいか」、「色が奇抜だから、合わせにくいかも、あれに合わせれば大丈夫かな」など、小さなひっかかりを感じたのにもかかわらず買った服は、私の場合、ほとんど着ませんでした。
着るものがほかにたくさんあったり、買い直しをする余裕が、金銭的にも時間的にもあったりする場合、ちょっと違和感のある服の出番は、まずないと思ったほうがいいです。
ほかに何も着るものがなければ、買ったものを着るしかありません。しかし、たいていの人に、別の服を買う機会が山のようにありますよね?
がまんして数回は着ても、結局、新しいものを買ってしまうのではないでしょうか?
5.通販で買った服
実物を見て買ったときより、通販で買った服のほうが、活用できませんでした。
考えてみれば当然です。
カタログで見ているだけでは、着た感じがさっぱりわかりませんから。
これは、衣料品だけでなく、雑貨にも言えることです。
私は塗り絵本を買うときは、必ず、YouTubeやアマゾンで中身を確認してから買っていました。
それでも、実物が手に届くと、動画で見たのとはずいぶん違う印象を受けたものです。
動画を見たときに、「大きさはこのぐらいで、持った感じはこんなふうだな」と自動的に、さしたる根拠もなくイメージしますが、実物を手にすると、そのイメージが間違っていたことに気づくのです。
「実物のほうがずっといい!」と喜んでレビューを書いている人もたくさんいますが、動画を見たときに、高い期待感を抱かなかったせいではないでしょうか?
多くの場合、カタログや動画を見て、自分にとって都合のいいイメージを抱くものです。
フェリシモのように、どんなアイテムや、どんな傾向のものが届くのか、あらかじめわかっていて、それに納得して購入する頒布会でも、届いてみると、あまり着たくないと思う服はありました。
私のように好き嫌いがはっきりしている人は、面倒でも、1着ずつ試着して買ったほうがいいでしょう。
6.自分らしくない服
人間なら誰でも、「私はこういう人だ」というセルフイメージを持ちながら生きています。
このイメージから大きくはずれた服を買ってしまうと高い確率で着ないと思います。
私で言えば、スカートは、はかないので、買っても着ません。
先日、野望ガラクタの記事で、昔ツーピースやアンサンブルを買ったけど、ほとんど着なかった話を書きました⇒すぐに捨てることができる野望ガラクタ~コツは現実を受け入れること。
スカートをはかないのに、「ちょっとしたお出かけにあるといいかも」と思って買ったから、着なかったのです。
「自分は、まずスカートをはかない」という現実を無視して、衣類を購入するとこういうことが起きます。
「ふだんは無地ばかりだから、たまには柄物もいいかな」という理由で服を買っても、同じことが起きます。
ふだんは着ない柄物を着るためには、自分の中でかなりの意識改革が必要です。「これから、私は、意識して柄物を着ていくのだ!」という決意がない限り、着ないと思います。
これはその人の性格によるかもしれません。
私の場合は、「たまにはこういうのもいいかな」とか、「こんなときにあると便利だよね」という理由から買った服は、あまり着用されないまま、断捨離されました。
7.安いから買った服
とくにその服が必要だったわけでも、大好きなわけでもなく、ただ安いから買った服は、あまり着ませんでした。
安い服を買うとき、「わあ! 得しちゃった!」とう快感が得られます。
つまりドーパミンが出ます⇒買い物で気分があがるのはドーパミンのせい。この仕組みを知って無駄遣いを防ぐ。
お手軽にドーパミンを出すためだけに購入した服は、購入したときにすでに役目を終えているので、その後の私の人生で、深く関わり合うことはなかったのです。
安い服を「安い」という理由にひかれて買ってしまう人は、私だけではないと思います。
今は、ファストファッションがありますから、安くてかわいい服は、そのへんにごろごろしています。
もはや、安い服は珍しい存在ではありません。
安い服を見つけていちいち喜ばない人になれば、後の断捨離作業からも解放されます。
*****
結局捨てることになった服を7種類紹介しました。
私の場合は、こんな感じでしたが、人によって、捨てることになる服の傾向は違います。
私は好きなものがはっきりしていますが、「べつに何でもいい」という人もいますから。
断捨離するときは、どんな服を捨てることになったか、その傾向を調べておくと、今後の買い物の失敗を減らすのに役立ちます。
自分が捨てる服を、じっくり見るようにしてください。