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アロマテラピーを楽しんでいる人多いと思います。
うっかりアロマオイルを買いすぎて、なかなか減らなかったり、使ってみたら自分の好きな香りではなかった、ということがありませんか?
きょうは古いアロマオイルを使い切る方法をいくつかお伝えします。
ここで言う「アロマオイル」は100%天然の、植物からとった精油(エッセンシャルオイル)のことです。
厳密に言うと、アロマオイルは精油ではありませんが。アロマオイルとエッセンシャルオイルの違いについてまず書いておきますね。
アロマオイルとエッセンシャルオイルの違いとは?
アロマオイルとエッセンシャルオイルという言葉、アロマの専門家ならきっちり使い分けているでしょうが、一般に同じものとして使っている人が多いです。
アロマオイル:いい匂いのするオイルすべて。ポプリオイル、フレグランスオイル、エッセンシャルオイルなど。
エッセンシャルオイル(精油):その名のとおり、植物のエッセンスを抽出した100%天然のオイルです。精油はエッセンシャルオイルを日本語に訳したもの。天然なので高価です。
アロマオイルはエッセンシャルオイルに合成の香料が混ざっています。製品によっては、匂いの成分が100%合成の香料のこともあります。
香りを楽しむだけなら合成のアロマオイルでも使えますが、アロマテラピーの薬事的な効果があるのはエッセンシャルオイルだけです。
合成の香料には、植物のパワー(薬としての効果、療法としての効果)は期待できません。
合成の香料に天然のものが混ざっていたら多少の効能はあるかもしれませんが。
ちなみに、精油は刺激が強いので、ほぼすべて、肌にじかにつけるべきではありません。ティートゥリーオイルとラベンダーなど例外はありますが、それとて大量につけるべきではないです。
子供の手の届かないところに保管するのが望ましいです。
関連⇒薬なし生活~薬はすべて断捨離しアロマテラピーで健康管理
エッセンシャルオイルの寿命は?
オイルの使用期限ですが、メーカーのページを見ると半年から1年で使い切るように書いてあるところもあれば、2年以内としているところもあります。もっと長く持つ、というメーカーも。
実は精油の種類によっても違うし、製法によっても違うし、保管の方法によっても違うので、当然メーカーによって微妙に使用期限が異なります。
個人的には、開封後2年ぐらいは大丈夫だと思います。ボトルに使用期限が書いていなかったら、メーカーに直接問い合わせるのが無難です。
柑橘系の精油は、酸化しやすいので早めの使用をおすすめします(半年~1年)。
パチョリやサンダルウッドは年月がたつとだんだん質がよくなるそうです。
注意:こんなオイルは古くなっています
●匂いが弱くなっている
●明らかに違う匂いがする
●オイルがにごっている
●オイルがねっとりしている
オイルが古くなったら、アロマテラピーとして使用することはやめたほうがいいです。たとえばキャリアオイルに混ぜてマッサージする、といったやり方は避けましょう。
古いアロマオイルを使いきる方法
あまりにも変な匂いに変わっているときは、あきらめて捨てます。見た目、まだあまり変わっていないし、匂いも多少ある、というときは、以下のような方法をお試しください。
どのように使うときも、どばっと入れず、数滴使ってくださいね。
●ふつうに芳香浴する
芳香浴とは、精油の香りをかぐこと。アロマポットを水で満たし、オイルを垂らし、ろうそくで下からあたためて、香りを飛ばしたり、お湯に入れて香らせます。
香りが薄かったり、効力がなくなっているかもしれませんが、匂いを楽しむ分には問題ありません。
●お風呂に入れる
肌に刺激の強いものはやめておきます。柑橘系はピリピリ来ることがあります。
●シャワーで使う
私は、シャワーをあびるときに、バスタブに1,2滴落としています。そこにシャワーが当たるといい具合に香ってきます。
あるいはシャワーヘッドにちょっとつけてもいいと思います。背が低くて届かないので、私はやったことはありませんが。
シャワーヘッドの素材がプラスチックだったらやめたほうがいいです。プラスチックのシャワーヘッドなんてないですかね?
柑橘系の精油にはリモネンという発砲スチロールやプラスチックを溶かす成分が入っています。
リモネン以外の成分でもプラスチックを溶かすものがあるので、精油の原液をプラスチック(もちろん人体にも)につけないほうがいいです。
●ドライヤーシートを作る
ドライヤーシートとは、乾燥機で衣類を乾かすときに入れる香りのついた紙です。市販のドライヤーシートは柔軟剤の役割をします。ケミカルな商品なので私は使いませんが、夫は使っています。
このシートを手作りします。
古いTシャツを10センチ四方ぐらいに切って、精油を1滴落とし、洗濯物に混ぜて、ドライヤーで回すだけです。色が移らないように、念のためTシャツは白いのを使ってください。
手作りドライヤーシートは、デリケートな衣類と一緒に入れないようにしたほうが無難。そもそもデリケートな衣類は、乾燥機で乾かさないと思いますが。
●柔軟剤に入れる
以前私は柔軟剤変わりにお酢をよく使っていました。このお酢にちょっぴり混ぜます。市販の柔軟剤に混ぜてもいいと思います。その柔軟剤の匂いとバッティングしないのであれば。
関連⇒家事も簡単、シンプルに~お酢を使ったエコ掃除と洗濯のアイデア10選
●消臭剤の香りとして
空き瓶に重曹を入れて、そこに数滴垂らして、ガーゼなどでふたをします。重曹の効力がなくなってきたら(1ヶ月ぐらい?)、トイレ掃除などに使います。
●ゴミ箱に落として、虫除けに
ゴミ箱の上から1,2滴落とします。多少匂いが薄くなっていても、虫除け効果はあります。
●雑巾がけの水にちょっと落とす
●カット綿にしみこませ、掃除機に吸わせたり、クローゼットに入れたり、引き出しに入れる。
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こんな感じで使っていけばすぐに使いきれると思います。
ただ、嫌いな匂いなら捨てるしかないでしょうね。その場合は、自治体の油の捨て方の指示に従って捨ててください。
天ぷら油などの捨て方と同じで、牛乳パックに新聞紙やボロ布を入れて油を吸わせ、封をして(ガムテープなどを貼る)、燃えるゴミとして出すといった捨て方が一般的です。
在庫がいっぱいあるのに、新しい精油を買ったり、なじみのないオイルなのに大きなボトルを買うのは、無駄が出るので、やめておきましょう。