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普段の生活で使い捨てをやめることができそうなアイデアを紹介します。
使い捨て商品は便利ですが、どんどん使い捨てているとゴミが増えるし、素材がプラスチックだと、マイクロプラスチックが増える懸念もあります。
マイクロプラスチックは、直径5ミリメートル以下のとても小さなプラスチックの破片や粒子です。分解されにくく、何年も自然界に存在し続けるので、環境や生態系に深刻な影響を及ぼします。
使い捨て商品から、使い捨てない商品に切り替えるとき、ちょっとめんどくささを感じるものです。
でも、意外にすぐ慣れるし、使い捨てないほうが、節約につながります。
今回は、ものを包装や運搬に使うものを使い捨てしない工夫を集めました。
1.マイボトルを使う
マイボトルは誰でもやっていると思いますが、一応紹介します。
私はずっと水筒を愛用しています⇒節約したいなら水筒を持て~象印を愛用中
2015年当時は、象印の水筒を使っていましたが、いまは、S’well というメーカーのものを主に使っています。
このウッドコレクションというデザインの水筒を使っていますが、日本でS’wellを買うと高いので、象印やタイガー、その他ノンブランド品で十分です。
水筒を使うときは中に入れる飲み物も自分で用意するとものすごく節約できます。
私は暑い日本では水を、カナダでは熱いハーブティを入れて持ち歩きます。
水筒といえば、私の娘はスターバックスのタンブラーをたくさん持っていて、キッチンで場所を取っています。
娘がたくさん持っているのは、以下のようなデザイン。ほかのデザインのものもありますが。
このタンブラー、けっこうかさばるんです。ストローもセットでついてきて、取り外すことができません。もしかしたら取り外せるのかもしれませんが、ぱっと見、どうやって取り外せばいいのかわかりません。
だから、タンブラーを買うごとにストローも増えます。
使い捨てをやめるために水筒を使っているのに、水筒が増えてしまうのは、本末転倒なので気をつけてください。
2.マイバッグを使う
買い物にはエコバッグを持っていく。これも、すでに皆さんやっていますよね。
エコバッグや買い物バッグ、クーラーバッグは水筒よりさらに数が増えがちです。
増えすぎると使い捨て商品を使っている意味がなくなるので、お気に入りのものを1つか2つしっかり使っていくといいでしょう。
私もいくつかエコバッグを持っていて、noteの記事に写真をのせたことがあります。
自分が持っている袋ものをすべて集めて写真に撮ったら、あまりに多いことに気づいたので、この後、半分ぐらい寄付しました。
エコバッグの処分を考えている方は、先日エッセオンライン用に書いた記事もごらんください⇒タオル・エコバッグの「気持ちのいい捨て方」。5つのルールで使いきって処分 | ESSEonline(エッセ オンライン)
3.包みすぎない
過剰包装をやめると1回しか使わない包装資材を減らせるかもしれません。
若いころ、雑貨屋で「プレゼント用に包装してください」と頼めば、箱に入れてくれたり、きれいな包装紙で包んでくれたり、リボンや飾りをつけたりしてくれました。
いま、こうした包装はみんな有料でしょうし(日本でプレゼントを買わないのでよくわかりませんが)、全体的に簡易包装になっていると思います。
それでも、箱入りの食品を買うと、すでに包装紙に包まれているのに、さらに店の袋に入れてくれることがあります。
このような包装は可能な限り断るといいでしょう。
自前のバッグを持っていれば、外側のバッグは不用ですから。
特に、きれいな包装紙やリボンを捨てられない人(かつての私)は、最初から包んでもらわないほうがいいです。
私は食品のデリバリーをよく利用しますが、オーガニックフードのスーパーは、使い回す大きなコンテナに食品が入っています。
そういう、エコロジーの意識が高い店を使うのも、包装資材を使い捨てない方法の1つです。
4.何度も包めるものを使う
包装紙を使い捨てしないために、リユースできるもので包みます。
一番いいのは裸で渡すことですよね? 裸で、と言っても、たいてい商品の箱に入っています。
でも、誕生日やクリスマスプレゼントをそのまま手渡ししたくないと思うでしょう。
そういうときは、以下のもので包んではどうでしょうか?
ファブリック
風呂敷や布の袋は何度でも使うことができます。
私も娘へのクリスマスプレゼントは毎年同じクリスマスプレゼント用の袋を使いまわしています。
これは私が買ったものではなくて、誰かからもらったものです。たぶん、ダラーストア(日本で言えば100均)の商品ですが、年に1度しか使わないので、まったく痛みません。
きっと一生使えるでしょう。
リサイクルしやすい紙
紙はプラスチックに比べれば、再生可能で生分解性があります。その中でも、なるべく分解しやすい紙を選ぶといいでしょう。クラフト紙や新聞紙、段ボールなどはリサイクルしやすいものです。
新聞紙に包むのは気が引けるかもしれませんが、英字新聞は、日本人にはおしゃれに見えるので、Japan Timesなどを、勉強のために買って、読んだら包装紙として使うのはどうでしょうか?
以前、私の母はまめに荷物を送ってくれましたが、食品をよく新聞紙で包んでいました。
私は毎回、その新聞を隅から隅まで読んでいたので、新聞の包装は人によってはとても喜ばれると思います。
再利用できる容器
ガラス瓶やメイソンジャー、缶など金属の容器は中身を使ったあとも、保存容器として使えるので、このような容器にギフトを入れるのもいいでしょう。
小学校5年か6年のとき、友達が誕生日プレゼントをくれましたが、薬の瓶(ガラス)に入っていました。
中身は確かビーズだったと思いますがよく覚えていません。それより、外見の薬の瓶のほうが記憶に残りました。
薬の瓶にポスターカラーか何かでメッセージが書いてあったからです。
天然素材
貝殻や竹の皮、そのへんの葉っぱなど、自然にある素材を使えば、そこまで地球に負担がかかりません。
たぶん、今、こういうナチュラルなラッピングが流行っていると思うので、いろいろな種類のものを見つけられるのではないでしょうか?
5.ゴミになりにくい緩衝材を使う
緩衝材はプラスチック製のことが多いですが、松を薄く削った緩衝材みたいに、自然に近いものも手に入れることができるので、使うときは、そういうのを利用するといいでしょう。
多少、高くつくと思いますが。
あるいは、タオルなどにくるんでもいいですね。
海外のギフトにはティッシュペーパーが使われることが多いです。
ティッシュペーパーといっても、鼻をかむ紙ではなくて、ラッピング用のきれいな色のティッシュペーパーです。
プレゼントを袋の底に置き、上にティッシュペーパーを入れて、袋の口からのぞかせます。
そのせいで、クリスマスの時期には、大量のティッシュペーパーがごみになります。
ティッシュペーパーは薄すぎてリサイクルできないので、燃やすしかありません。
6.なるべくバラで買う
個別にパッケージされたものではなく、ばらで売られているものを買ったほうが、1回しか使わない包装品は出ません。
スーパーで買い物していると、どうしても食品用のトレイや容器が増えてしまいます。
ばらで買えないとしても、できるだけ紙の包装を使っている店を利用するといいでしょう。
私が利用しているオーガニックフードのスーパーは、ゴミ削減も心がけているので、底敷はボール紙でできたものだし、卵が入っている容器も全部ボール紙です。
最近は、ふつうのスーパーで売っている卵も紙製の容器に入っていることが多いと思います。
娘が一般スーパーで買っている卵も厚紙の容器に入っています。
番外:必要な分だけ買う
買い物すればするほど1回しか使わない包装資材が家に入ってくるので、不用なものまで買わない心がけも大事です。
たぶん、これが一番有効ではないでしょうか?
私たちは、けっこう余分に買っていますから。
■関連記事もどうぞ⇒ゼロ・ウェイスト(ゴミなし)生活の始め方。1回しか使わない物の使用をやめてみる。
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私の住んでいる市では、シングルユース(使い捨て)のプラスチックバッグ(ビニール袋、レジ袋)の使用は去年、完全に禁止されました。
ゴミ袋として使用するものは、購入できますが、スーパーなどでは、もうレジ袋を買うことができません。
そのせいで、テイクアウトする食品や、手作りクッキー店のクッキーの値段があがった気がします。
やはり、紙だとプラスチックバッグに比べて高くつくみたいですね。
でも、ここでケチると、環境破壊が進むので、プラスチックの使用を控えるのは重要なことです。
日本でも、プラスチックを使わない方向にどんどん向かっていると思います。あなたの工夫などありましたら、また教えてください。