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シンプルライフを実践している読者3人のお便りを紹介します。
生活の中で起きた大きな変化や、新しい習慣の効果、記事の感想など、それぞれの体験に持たない暮らしを続けるヒントがあります。
内容:
・持ち物との向き合い方が変わった理由
・モーニングページの効果
・TEDの記事がおもしろい
まず、Zoeさんのお便りです。
死ぬときには何も持っていけない
件名:最後は身体ひとつ
筆子さんのブログを読み始めたのは2016年ごろ、それから毎日ほぼ欠かさず読んでいます(TEDの記事は時々スキップしてるけど)。
10年前、夫婦前後して病気になってしまい、食生活や生活習慣を見直すうちにシンプルな生き方に惹かれるようになりました。そんな時に筆子さんのブログに出会いました。
服は14着、シャンプーは使わない、ベッドは持たず床に毛布を敷いて寝る、枕は木枕…。
同時並行で読んでいた他のシンプルライフ系ブログとは全く違う!ここまでやる⁈ と、正直もの凄いインパクトでした。
でもアドバイスがとても明快でわかりやすく、自分もやってみようと思えました。
1000個捨てたらお便りしよう、いや2000個捨てたら、と思いつつ早や10年。
3、4000は捨てたはず、でもなかなかスッキリしないなぁ、と思っていましたがここにきて大きな変化があったので思い切ってお便りいたしました。
夫を見送った
大きな変化とは夫との死別。
夫は「捨て活」の対極にいる人でした。
戦中派の両親の「物が沢山あるのは豊かな証拠で良いこと」という価値観の下に育ち、そこに本人のコレクター気質と多趣味と「予備のものがあると安心」という性格が加わって、とにかく沢山の物を買い集め、丁寧に使って綺麗に保管し、まだ使えるから、と捨てない人でした。
自分が死んでも自分のものはそのまま残しておいてくれと言っていたほど、持ち物への思い入れが強かったので、少しでも棺に入れてあげたかったのですが、今は環境に配慮して、燃えないものは入れられないのですね。
大好きな時計もカメラも、最期までかけていた眼鏡さえもNG。お気に入りのシャツと愛読書一冊と数枚の家族の写真だけ持って旅立ちました。
「死ぬときには何も持って行けないんだ」と実感しました。
改めて夫の遺品を見てみると、本人にとってはどんなに大事なものでも、興味関心が違えば家族でも共感できないし、そもそも使い方からしてわからない。
結局のところ「もう我が家には要らない」ものが大半であることに気づきました。
残しておいても誰も使わずに朽ち果てていくくらいなら、価値がわかる人に使ってもらえた方がものにとっても幸せなのではないのか、形見として数点手元にあればいいという心境になりました。
そして、同じことが自分の持ち物にも当てはまるじゃないの、ということにも気づきました。
「なんでこんなわけのわからないものがたくさんあるの」「これはどう処分したらいいの」という気持ち、亡くなって悲しいはずなのに遺品整理にイライラする気持ちを子どもたちには味合わせたくない、やっぱり手放そう、死ぬときには身体一つだよ。
10年かかって、大切な人をなくして、ようやくたどり着いた心境です。
でも筆子ジャーナルを読んでいなかったら、もっともっと時間がかかっていたはず。数十年後に子どもたちが二人ぶんの遺品整理をする羽目になったかもしれません。
まだ本格的に処分し始めたわけではないですが、決意表明として筆子さんへお便りしました。
整理が終わったら、今度こそ「できました!」のお便りをいたしますね。
これからもブログの更新楽しみにしております。
9月となればカナダはもう秋の気配でしょうか?ご自愛ください。
Zoeさん、はじめまして。お便りありがとうございました。
10年近く、毎日、ブログを読んでいただいているのですね。とてもうれしいです。
大切なご主人をなくされたのですね。心からお悔やみ申し上げます。
ご主人のものを整理するとき、改めてものとの向き合い方を考え直したのですね。
「自分が死んだあとも残しておいて」だなんて、ご主人はよほどものに思い入れがあった方なんですね。
そういう言葉を聞いてしまうと、「残さねば」と思うかもしれませんが、実際問題として、遺品をたくさん残すのは、遺族にとっては負担だし、現実的ではありません。
遺族はこれからも生きていかねばならないからです。
ものは適当なところで処分して、自分自身が幸せに生きていくことが、故人に対する一番の供養だと思います。
故人のものを全部手放したとしても、遺族はその人のことは決して忘れません。つまり、大切な人は、心の中で生き続けます。遺品は使ってくれる人に渡すのが一番いいと私も思います。
私が住んでいるところはもうすっかり秋です。日中は気温が上がることもありますが、今朝は8度でした。
Zoeさんもお元気でお過ごしください。またいつでもお便りくださいね。
次はありすさんのお便りです。
行動できるようになった
私は職業柄、ネイルができないので、娘さんのネイルの写真を見て楽しんでいます。
モーニングページを続けています。片付けも少しずつですが、進めています。
モーニングページのおかげか、やりたいことをどんどん行動に移せるようになりました。
今日はただの感想なので、お返事は不要です。ありがとうございました。
ありすさん、こんにちは。ご無沙汰しています。お便りありがとうございます。
ありすさんも、けっこう長くブログを読んでくれていますよね。お元気そうで何よりです。
モーニングページを続けて、フットワークが軽くなってよかったです。
私も、毎日書いていますが、頭がスッキリして気分がいいですよね。
ありすさん、これからも、お元気でお暮らしください。またのお便りをお待ちしています。
ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
最後はとまみさんのお便りです。
失敗談が好き
1年前は、全く筆子さんのブログの事、知らなかったのですが、断捨離!シンプルライフ!と念仏を唱える毎日を過ごしていたお引越し前の時期、冬頃でしょうか? 筆子さんのブログに出会いました。
きれいごとだけでなくこれまでの失敗談などを記事にされていていつも楽しく拝見しています。
特に海外のメディアからの引用は面白いです。
筆子さんのブログに出会わなければ、知らなかったと思うような内容ばかりで楽しみです。筆子さんの翻訳や解釈があるのも嬉しいです。
これからもブログ更新楽しみにしています。
とまみさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
記事の感想、ありがたく読ませていただきました。
海外メディアの記事とはTEDの記事ですね。
参考になってよかったです。
失敗は、今も続いているので、また改めて記事にしますね。
これからもよろしくお願いします。どうぞ、お元気でお過ごしください。
私の失敗談⇒なぜ私はあんなに物を買ってしまったのか~ミニマリストへの道(3)
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読者のお便りを紹介しました。長く読んでいる人がたくさんいらっしゃるのでうれしい限りです。
体力の続く限り書き続けていくので、これからもよろしくお願いいたします。
それでは、長年の読者も、きょうはじめて訪れた方も、近況や記事の感想、質問などありましたら、お気軽にメールください。
こちらからどうぞ⇒お問い合わせフォーム | 筆子ジャーナル
お待ちしています。
お知らせ:noteの更新など
ブログの深堀り、ブログで扱わない話題、日常日記はnoteで更新しています。最近、アップした記事にリンクしますね。
コンフォートゾーンを出てみる:人生を豊かにする小さな挑戦のすすめ
短文投稿は随時しています(こちらはXでは告知していません)。
エッセオンラインに新しい記事がアップされました⇒50代からの「家事を手放す」5つのコツ。大切なのはものを減らして“やりすぎない”こと | ESSEonline(エッセ オンライン)
また、天然生活のサイトに8月に出た新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」の抜粋記事が掲載されています。今日までに3本、掲載されました。
50歳で貯金も収入も“ほぼゼロ”ミニマリスト・筆子さんが暮らしを立て直した方法「ミニマルライフ」は誰でも実現できる – 天然生活web
50歳で貯金も収入も“ほぼゼロ”に。ミニマリスト・筆子さんに聞く「ものを減らす片づけ」3ステップ – 天然生活web
50歳で貯金も収入も“ほぼゼロ”に。ミニマリスト・筆子さんに聞く、場所別「すぐ捨てられるもの」リスト – 天然生活web
抜粋記事のタイトルに、「50歳で貯金も収入も“ほぼゼロ”ミニマリスト・筆子さん」と入っているのが嫌なんですが、こうした記事のタイトルは私でなく編集者が決めているので仕方ありません。
ブログと合わせてお楽しみください。