ミニマルな日常

やりかけのものを手放す:「中途半端」を片付けるすすめ

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年末を迎える前に、やりかけのまま止まっているものを捨てましょう。

家の中には、途中で止まっているものがいくつもあります。

読みかけの本、少しだけ編んだマフラー、ダウンロードしたまま見ていないオンライン講座。

時間がなくて続けられず、「いつか時間ができたらやろう」と思いながら、ずっとそのままになっているものです。

こうしたやりかけのものは、思っている以上に気持ちの負担になります。

このタイミングで一度、見直すのはどうでしょうか?

以下に、やりかけのままのものを放置する問題と見切りの付け方を紹介します。

未完了になっているものを整理して、すっきりした気持ちで新しい年を迎えましょう。

やりかけのものを捨てたほうがいい理由

やりかけのものを、ずっと持っていると以下の問題が生じます。

気持ちが重くなる

やりかけの教材や、読みかけの本など見るたびに「まだ終わっていない」と考えて、気持ちの負担になります。

心理学では、この現象を「ツァイガルニク効果」と呼びます。完了していない作業が無意識のうちに記憶に残り、心の中で注意を引き続けます。

その結果、気が散って、集中力をそがれてしまいます。

セルフイメージが悪くなる

自己肯定感も低下します。

「また続かなかった」「あの勉強が途中で止まっている」と思い出すたびに、自分を責めたり、自信を失ったりします。

実際には、今の自分には関係がなくなったか、必要なくなっただけだったとしても、「最後までできなかった自分」と結びつけて考えてしまうのです。

場所を取る

実際問題として、やりかけのものは場所を奪います。

ただ持っているだけの端切れ、大量の積ん読本、未完成の作品。こうしたものが押入れや引き出しに居座って、収納スペースを圧迫します。

心も部屋もすっきりさせるために、こうした中途半端なものを見直すことが重要です。





身のまわりにあるやりかけのもの

やりかけのものは、いろいろな形でさまざまな場所に潜んでいます。代表的な例を5つ紹介しますね。

使わないまま止まっているもの

始めたけれど、途中でやめてそのままになっているものです。

通信講座の教材、途中で書かなくなった手帳、家計簿、日記帳。

修理に出そうと思って放置している家電など。

「そのうちやる」「時間ができたら再開しよう」と思いながら数か月、あるいは数年が過ぎているものもあるかもしれません。

熱が冷めた趣味の道具

趣味を楽しむために集めた道具や素材です。興味が変わって、今は全く使っていません。

一眼レフカメラ、ギター、ヨガマットとDVDといったツール。

毛糸や布、絵の具、ビーズなど、少しだけ使って残っている材料。

ツールは、「またやるかも」という気持ちから、材料は「何かに使える」と思って捨てていません。

使い切れない生活用品

使い始めたけど肌に合わず放置している化粧品、使いかけのままの洗剤やシャンプー、賞味期限が切れた食品のストックも、中途半端に残っているものの例です。

デジタルのやりかけ

スマホやパソコンの中にも、やりかけのものがあります。

整理していない大量の写真、何千件もある未読メール、登録したまま使っていない会員サイトのアカウントなど。

デジタルの放置データも、現実のものと同じように心のノイズになります。

整理すべき人間関係

人間関係にも、中途半端な状態になっているものがあります。

返事をしなきゃ、あやまらなきゃ、と思いながらそのままになっている相手。気まずいまま放置している人間関係。

終わりにしたいけど、ずるずる続けている腐れ縁。

「ちゃんと気持ちを伝えよう」「もうこの関係は終わりにしよう」と決めて行動すると、気持ちがすっきりします。

やりかけを片付ける3つのステップ

中途半端なものを整理するには、リストアップ⇒どうするか決める⇒終了宣言するという手順で進めるといいでしょう。

一度に全部片付けようとせず、少しずつ区切りをつけてください。

ステップ1:リストアップ

やりかけのものをリストアップして、どんなものが残っているか見える形にしましょう。

頭の中で、「あれもあった、これもあった」と考えるだけでは、実際にどんなものが放置されているのかわかりません。

リストを作れば、客観的に状況を把握できます。

書き方は自由です。

途中でやめた趣味、使いかけの教材、未整理の写真、未読本など、思いつくものを書き出しましょう。

ステップ2:やめるか、続けるかを決める

書き出したリストを見ながら、それをまだ取っておくべきかどうか考えます。

またやるのか、やる時間があるのか、今の自分に必要か、もう役目を終えたのか冷静に見極めましょう。

過去の自分が始めたからといって、今の自分もそれを続ける必要はありません。

気持ちが動かないものや惰性で残しているものは、やめる候補に入れましょう。

今も興味があり、やりたい気持ちが充分あるなら、スケジュールに組み込むなど、具体的に再開する準備をします。

書き出したリストの中には、すぐに終わらせられることもあるかもしれません。

ボタン付けや小さな修理など、数分でできるものは、今すぐやって終わりにするのがおすすめです。

このまま「あとでなんとかするもの」として残すより、その場で完了させたほうがすっきりします。

ステップ3:終了を宣言して手放す

終わりにすると決めたものには、心の中で「これはもう終わり」と認めましょう。そのうえで、現物を処分します。

使わない教材や道具は処分し、不要なデータは削除します。

終わらせて新しいスペースを作る

やりかけのものを捨てることは、何かをあきらめることではありません。

「もう役目を終えた」と認めて、そのものとの関係に区切りをつけることです。

使いかけのものをなかなか捨てられないのは、「いつか使うかもしれない」「もったいない」と感じるからです。

でも、本当にいつかまた使うのでしょうか?

やりかけのものを完成させるには、時間と気力が必要ですが、私たちが使える時間やエネルギーは無限ではありません。

過去に始めたことを全部完成させようとすると、新しいことに向ける余地がなくなります。

したがって「もう続けない、これで終わり」と判断するのは、現実的で前向きな選択です。

終わらせる決断をすれば、限られた時間を今の自分がもっとしたいことに使うことができます。

中途半端なものをたくさん抱えているより、本当に重要な少しのことに集中したほうが、手応えも満足感も大きくなります。

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おわりに:途中で終わらせてもいい

中途半端に放置しているものを終わらせることをおすすめしました。

どんなことにも、始まりがあれば終わりがあります。

いつも、「完成」や「コンプリート」で終わる必要はありません。

やりかけのまま終わらせるものが出てくるのは、ごく自然なことです。

そもそもそれは必要のなかったことかもしれないし、今の自分にはもう関係のないものかもしれません。

少し手をつけた時点で、学ぶべきことはすでに得ていた、そんな場合もあります。

やりかけのまま終わらせるのは失敗ではありません。

それは、自分の時間とエネルギーを大切にする選択です。

すべてを最後までやりきらなくても、それを買ったり使ったりした経験は自分の中に残ります。

途中で終わることを自分に許可すると、けじめがついて、次に進むことができます。





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