ワードローブをチェック

断捨離テクニック

着ない服をたくさん持っていて満足ですか?もう服を断捨離するしか道はありません

なぜ、断捨離すべきなのか、「着ないと決めた服」はどうしたらいいのかお伝えします。



なぜ服を断捨離するのか?

日本人女性の多くが服を持ちすぎています。

たんすやクローゼットがいっぱいで、着るものがさっと取り出せない。朝何を着るべきかいつも迷う。店で気に入って買って帰ったら、家にそっくりの服があった。

こんなことがあなたの人生で起きていたら、もう洋服を断捨離するしかありません。

一度8割ぐらい捨てないことには、今後自分のワードローブを活用することはできないでしょう。

服がありすぎると、何がどのぐらいあるのか、把握できません。村川協子さんは、「人間1人が管理できる服は100着」と書いていましたが、私はもう少し少ないと思います。

行き当たりばったり服を買う人はおしゃれな人ではありません。自分の服の枚数を知り、ワードローブを見なおし、自分らしいおしゃれをするためには、まず捨てるしかないのです。

ある程度、数をしぼることができれば、自分がどんな服を持っていて、どんなおしゃれがしたいのか、具体的に考えることができます。

こんなふうに⇒少ない服でおしゃれを楽しむ方法。この秋からミニマルなファッションにしませんか?

健全な衣裳計画を立てることができれば、服を買う予算もたてられます。

手持ちの服を充分活用することができるので、結局は節約になるのです。

就職、結婚、出産などライフスタイルの大きな変化があったときに、自分のワードローブを見直すのも簡単になります。

服が捨てられない人はこう考えてみよう

仮に服を買うのをすっぱりやめたとしても、今の枚数が多いのなら、使い切るのは至難の技です。

私は現在、14着服を持っています。ほぼ毎日同じ服を着用。Tシャツ、スパッツ、トラックパンツ、パーカーと、いずれもカジュアルな綿ジャージーの服が主体です。

こちらに写真あり⇒ミニマリストの服全14着公開~非おしゃれ系50代主婦の場合(写真あり)

こういう服はだいたい1年ぐらいでだめになります。よく持って2年です。毎日そればかり着るからだめになるのであって、洗い替えがあり、交互に着ているならもっと長くもちます。

自分の手持ちの服を少しひっぱりだして、それぞれの服の寿命を計算してください。そして自分の人生の残り時間を考えてください。実際それぞれの服を着る、充分な時間があなたにあるでしょうか?

たぶん多くの人が「そんなに時間はない」という結論に達すると思います。それならば「着ない服」は家から出すしかありません。

着ない服をクローゼットの中に入れておいて何かいいことがありますか?

捨てる服を選ぶ基準やコツはこちらに書いています⇒これで簡単に捨てられる、洋服を捨てる7つのルール~あなたの服の8割はいらない服です





「もったいない」の意味を履き違えない

私の母も着ない服をたくさん持っていました。たぶん今でもかなりの数を持っています。

一緒に服を断捨離していたとき、私は母に「着ないならもう捨てたら?」と聞いてみました。母の返事はいつもこうです。

「まだ着られるから捨てるなんてもったいない」。

確かにその服は着用可能ですが、はたして母には着ることができるでしょうか?母がためこんでいた服は貰い物や衝動買いの結果、家にやってきたものが多いです。

たとえばこんな服です。

・色柄が全く似合わない
・そもそもサイズが合わない
・今の流行から大きくはずれている
・母の年齢には合わない(デザインが若向けすぎる)
・着心地がよくない
・手持ちの服に合わない
・嫌いなデザインである
・古過ぎて汚れている
・着ていく場所がない

このような理由があるから、これまで着ることもなく、たんすの肥やしになっていたのです。

つまり、その服を着ることができるのは母以外の誰か。確かに「まだ着られる」けれど、母には着ることができません。

「まだ着られる服」を実際に着てもらうためには、家の外に出すしかありません。

家にしまっていては、誰も着ないまま、母が生きている間は、居住スペースを圧迫し、ネガティブエネルギーを放出します。

そして、母が死んだあと、ようやく誰かが遺品整理をして、死蔵されていた服を闇に葬るのです。

もちろん、中には、すべて自分が着ることのできる服ばかり持っている人もいるでしょう。その場合は、先に書いたように、はたして自分の持ち時間で、すべての服をしっかり活用することができるのか、よく考えてください。

今、ファストファッションという、トレンドの服が安い値段で手に入ります。そういう服は大きな犠牲のもとに作られているということを知っておいてください。

ファストファッションはこんなふうに作られています⇒「真の代償」The True Costはファストファッションの真実を暴く映画 ~これでもあなたは安い服を買い続けますか?

それでも「やっぱりもったいない」と思ってしまう人へ

ここまで書いても、まだ「もったいなくて捨てられない」「服の断捨離ができない」と思っていますか?捨てないと、同じあやまちを繰り返す可能性が高いのですが。

それならば、ただ服を捨てるだけでなく有効活用してみてはどうでしょうか?

あなたはそのままゴミにしてしまうのが忍びないのですよね?

一口に着ない服といってもいろいろあります。その服に応じた行き先を見つけ、何かに活用してもらえることができるのなら、捨てる時、そんなに心が傷まないでしょう。

私の場合、捨てる服は2つに分けています。

1.まだ着られそうなものは寄付をする
コミュニティの寄付センターにすべて持ち込みます。

2.ボロボロの服はウエスにする
ウエスの作り方⇒ウエスの作り方と使い方~拭き掃除だけが好きな主婦のおすすめの掃除道具

どちらも無駄になっていないと思います。

ただ、私の場合、綿ジャージーが多いので、ウエスにしやすいです。もう少しいろんな服を持っている人はこんなふうに振り分けてみてはどうでしょうか。

持っていることをすっかり忘れていた服

ミニマリストとしては、即捨てをおすすめします。というのも、これまでその服の存在を忘れていて、特に困ることなく暮してこれたのですから、その服はあなたにとっていらない服だからです。

しかし、あなたは「ミニマリストなんかになりたくない。ただ、ちょっと物を減らしたいだけ」なのかもしれません。

それならば、こういう服は、「着る服」として再生のチャンスを与えてみましょう。

具体的には、実際に着るのです。明日早速会社に着て行ってください。「どうしても着たくない」とか、合わせる服がない場合は、手放します。季節的に無理なら、1年待ってもいいですが、タイムリミットはきょうから1年です。

すごく傷んでいる服、汚れている服

ウエスにするか、資源ごみ、廃品回収に出します。

さまざまな理由でもう着ない服

たとえば、サイズが合わない、自分に似合わない、似合うけど着る機会がない(昔のウエディングドレスとか)、はっきりと着心地が悪い、メンテナンスに手間がかかるといった理由で着ない服です。

こういう服はもう自分では2度と着ないので、売るか、人にゆずります。

売るのはフリマ、インターネットオークション、バザー、委託販売など。人にゆずるのは、友だちにあげる、リサイクルショップに寄付する、メーカーの下取りに出す、古着を引き取ってくれるNGO団体に供出します。

不用品の捨て方⇒断捨離初心者のための上手な不用品の処分の方法、モノの捨て方

人にあげる時は注意が必要です。ほかの人も、たいてい服を持ちすぎて持て余しています。押し付けるべきではありません。人の家をゴミ箱にして、自分の罪の意識を軽くしようとするのは最悪です。

好きな服だけど、流行遅れ

こういう服も私なら捨てますが(もうそんな服は持っていませんが)、捨てられないなら、リフォームやリメイクして再生します。

布地が気に入っている場合、クッションカバーやポーチにリメイクする人が多いですね。

ポイントはリメイクすると決めたら、できるだけ早くすること。「いつか時間があったら小物を作ろう」と、そのまま服を持っているのはよくありません。

タンスやクローゼットから出して、できれば解体して、リメイク用素材をいれる箱などに入れて、半年以内に作ってください。

その覚悟がないのなら、服の状態でどこかに寄付したほうがいいです。

理由がわからないけど着ていない服

なぜ自分がその服をあまり着ないのか、理由がわかるまで、着続けます。着ない服には必ず理由があるのです。

たいていの場合、ほかに似たような服があるから出番がないのです。つまり余分なストックということです。

余分なのですから、家の外に出すべきです。その服に罪はないのですが、仕方がありません。

「これからこんな無駄遣いはしちゃだめだね」と反省してから、上に書いたいずれかの方法で、手放してください。

*******

以前も書きましたが、手持ちの服の8割はいらない服です。いらない服をクローゼットにしまっておいてもいいことは何1つありません。

「捨てるのはもったいない」と自動的に思ってしまうかもしれません。ですが、一度徹底的に断捨離すれば、ずっと暮らしやすいことが実感できます。

私に言わせれば、「捨てないほうがよっぽどもったいない」のです。





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