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一度やろうと思ったことをそんなに簡単にあきらめないで継続する方法を6つお伝えします。
4月に入って2週間たちました。新学期から断捨離をやってみよう、洋服を買うのをやめてみよう、何か新しいことをやってみよう、と思った人も多いと思います。
しかし、2週間もたつと、最初の決心を忘れて、すっかり元に戻る、なんてことは珍しくありません。
筋金入りのズボラ女?
先日、「46年間、片付けられないまま生きていた人」のことをこちらの記事で紹介しました⇒7つの原則でわかる断捨離の始め方。シンプルライフはまずはここから
実は、この方、ご自分のことを「筋金入りのずぼら女」と称されています。私にメールして満足してしまい、「何も進んでいない」というメールをまたいただきました。
でも、一度は片付けようと決心したのですよね?そんなに簡単にあきらめてしまっていいんですか?46年が47年、48年、50年と続き、そのままあの世に行ってしまっていいんですか?
墓銘に「筋金入りのずぼら女」なんて書かれたくないですよね。
私も決して意志が強い方ではありません。ですが、こんな工夫をして、継続を心がけていますよ。
1.「あきらめないマインドセット」を持つ
そんなに簡単にあきらめない人になればいいのです。筋金入りのズボラ女さんは、次のメールからは、「ズボラだが、ちょっとやそっとではあきらめない女」と書いてきてほしいです。
「あきらめないマインドセット」を持つのは簡単です。「自分はそんなに簡単にあきらめない人だ」と思うだけでいいのです。
これは、ミニマリストになる時も同じです。自分はミニマリストだと思えば、ミニマリストになります⇒初心者でも大丈夫、ミニマリストになる2つの方法はこれ こちらの2番の方法です。
これは妄想ではなく、信念です。何事も信念がなければ成し遂げられません。
「あきらめないマインドセット」を持つには、あきらめることを拒絶するだけでいいのです。
ただし、自分のことを心の底から信じる必要があります。
あきらめそうになったら、こんな言葉を言ったり、思い描いたり、書いたりしてください。
●困難なことがあっても負けない。
●方法は見つかる。見つからなかったら自分で作る。
●どんな問題にも必ず解決策がある。
●私には解決策を見つける力がある。
●この後戻りは一時的なものだ。
●今やるべきベストなことは?あきらめることではないはずだ。
「あきらめない気持ち」を持ち続けて、前進すればするほど、このマインドセットは強くなります。
まず、「あきらめないマインドセット」「やめないマインドセット」を持ってください。すべてはここから始まります。
2.なぜそれをやろうと思ったのか?初心に戻る
断捨離でも、朝のウォーキングでも、それをやろうと思ったそもそもの動機があるはずです。
なぜ、自分はそう決めたのか、その理由を紙に書き出してみてください。
何か目標を決めるとき、「なぜそうするのか」「到達したい地点はどこか」を書くのはとても効果的です。
私は、断捨離のやり方を説明している記事で、「まず捨てる理由を見つけましょう」と書いています。
「やると決めたこと」をやる理由がぼんやりしているのなら、一度紙にだーっとリストアップしてみてください。断捨離をする理由のサンプルはこちらに書いています⇒ちょっと断捨離してもすぐに元通り?片付けに挫折する5つの理由とその対策
自分が決めたことを行う説得力のある理由や、ゴールが見つからなかったら、それを継続するのはあきらめたほうがいいかもしれません。
というのも、なぜそうしたいのか、その理由がなければ、人はその目標に向かって歩こうとはしないからです。
逆に、その目標を達成したい痛切な思いがあるのなら、ちょっとやそっとではあきらめないでしょう。
くじけそうになったとき、あきらめそうになったとき、「なぜこれをやるのか」その理由を書いたリストを読み直すと、またやる気が出ます。
できれば、毎日、そのリストを読むと効果的です。人は自分が決めたことでもすぐに忘れてしまうから。
毎日読んで、理由を付け加えていくのもいいでしょう。自分にとって説得力のある理由がたくさんあればあるだけ、そう簡単にはあきらめないものです。
3.あきらめない人、あきらめなかった人を見てインスピレーションを得る
世の中の成功者のほとんどが、「あきらめなかった人」です。最初から、いきなり成功する人はそうそういません。
成功するためには、「あきらめない」というのは大きなポイントです⇒もう自己啓発本を読む必要なし~成功するため8つの秘密とは?(TED) 「8.PERSIST やり続ける」のところをお読みください。
あきらめなかった人の話を聞いたり、伝記や映画を見て、勇気をもらうのもいい方法です。
たとえば作家のスティーブン・キング。彼の子供時代は極貧でした。お母さんは夫に捨てられたシングルマザー。キングの少年時代は、実にいろいろな困難がありました。
彼は小説が売れるまでずっと貧乏でした。
キングは10代の頃から、雑誌に小説を投稿し、出版社から大量の「掲載不可」の手紙をもらっています。初めて、短編を35ドルで出版社に売るまでに、60通の拒絶の手紙を受け取っていたそうです。
苦労したからあんなにおもしろい小説が書けるのかもしれません。スティーブン・キングは失敗や不運、うまく行かなかったことをすべて心の糧と作品のネタにしました。
彼がベストセラー作家になるまでのことは、「書くことについて」(On Writing)という自叙伝+文章読本に書かれています。
このような本を読んだり、あきらめなかった人の映画を見るとまたモチベーションがアップします。たとえば、「エリン・ブロコビッチ」とか。
4.やり方を変えてみる
あきらめない、と言っても、同じことを続ける必要はありません。今やっていることがあまりうまくいっていないなら、何か別の方法を使ってみてください。
いろいろやってみるうちに、自分に合った方法やシステムが見つかります。
あきらめる前に「できることは全部やってみる」という気概を持つべきでしょう。あきらめるのは、やるべきことをすべてやってみた後でも遅くはないのです。
ピンチはチャンスといいますが、うまくいかず、あきらめそうになったときは、やり方を変える時なのかもしれません。
2番で目標を書きだしたのと同じように、ここでも紙に書くことが有効です。今やっていることをやめるとして、他にできそうなことはないか全部書き出します。その中から手頃なのを1つを選んでまたやればいいのです。
断捨離ならば、近藤麻理恵さんの全出し方式がうまく行かなかったら、場所ごとに片付けるとか。
台所の片付けが全くお手上げなら、先にもっと小さなトイレを片付けるとか。方法はいくらでもあります。
5.別のことで成果を得る
目標に向かってがんばっていても、何も達成できないと気持ちが折れます。
全くお金にならない、人に自慢できることなど何もない、何の成果もない、こんな状態が続いたら、誰だってがっかりしてやめたくなります。
汚部屋改善にしても、いっこうに片付かないなら、ストレスがたまるばかりでしょう。
こういうときは、自分の目標はいったん横におき、何か自分がうまくできること、成功するのがわかっていることをやってみてください。
たとえば、料理が得意なら、友だちを招いて、手料理をふるまいます。みんな口々にほめてくれるでしょう。
私は昔、お菓子を焼くのが好きでした。自分で作ったクッキー、ケーキ、パンがベイクセール(学校の資金集め)でよく売れると、うれしかったものです。
こんな私でも、人の役にたてることがあるんだ、と思いました。
走るのが得意ならハーフマラソンに出る、楽器の演奏が得意なら人前で演奏する、歌が得意ならカラオケで熱唱するなどして、拍手を集めてください。
今の目標より、もっと成功しやすい何かをやって、人から賞賛されると、セルフイメージがあがります。すると、それが、目標に向かう原動力になるのです。
6.小さな行動をコンスタントに続ける
何の成果もなくてやめたくなったとしても、ゴールに向かって、コンスタントに小さな行動を続けましょう。
まだ何も見えていなくても、地面の下で大きな根が張っているかもしれません。
もしかしたら、すでに成功のすぐそばまで来ているのかもしれません。自分はあと一歩のところにいるのかもしれません。
汚部屋すぎて、捨てても捨ててもきれいにならないと思っていても、1つ捨てるごとに、確実に部屋はきれいになっています。
あきらめてはいけません。どんなに小さなことでもいいので、目標に向かって行動を続けるべきです。
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「絶望は愚か者の結論」といいます。賢い人は、絶望しないで、希望を見つけ出します。そして、生きている限り希望はあるのです。