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自分が大切だと思うものにお金を使う「意識的な消費」のススメ

貯金がない50代主婦が、なんとかあと数年で老後資金をためる方法をさぐるシリーズ。今回は、私が心がけている「意識的な消費」についてお伝えします。

意識的な消費とは、自分が何にお金を使っているのか考えながら買い物をし、消費することです。買い物は自分の価値観を反映したものであるべきです。

自分が好きなこと、大事だと思うことにお金を使い、社会が「これを買わなきゃだめだよ」というからという理由では使いません。



そもそもなぜ私はお金がないのか?

これまで、私は全くお金をためることができませんでした。一時期は、かなり生活が困窮しており、歯が悪いのに、歯医者にも行かず、歯磨き粉を買うお金もなかったほどです。

私がふだん通っている歯医者では、クリーニングのたびに、歯ブラシと歯磨き粉(お試しサイズ)をくれます。

歯磨き粉はずっとこのお試し品を使っていました。ところが、ある年、いつにもましてお金がなく、歯医者に行くことができず、歯磨き粉の供給も止まったのです。

冬のある日、ドラッグストアでじーっと歯磨き粉を見つめていたことを思い出します。3ドルか4ドルだったと思いますが、財布にそれだけのお金がありませんでした。

ミニマリストになった今は、「必ずしも、歯磨き粉は必要ではない」という考え方もできます。ですが、当時はまだふつうの消費者に近かったので、「歯磨き粉は必ず使わなければいけないものだ」と信じて疑わなかったのです。

ところがお金がないと言いながら、私は生涯を通じて、実にたくさんの物を捨てています。捨てたもののほとんどは自分が買ったものです。これだけの物を買うお金があったのもまた事実なのです。

無意識な買い物がいらない物を増やした

OL時代の給料で買ったたくさんの服や雑貨は、ほぼすべて断捨離しました。⇒断捨離を始めた5つのきっかけ~私はなぜミニマリストになったのか(2) 

主婦になったあとも、結局数年後には捨てる物を買っていたのです。財源は、昔、夫がちょっぴり入れてくれていた生活費(今はなし)、自分の生命保険を解約したお金、短気アルバイトをして得たお金などです。

私がOLになったのは、20歳のとき。それから7年は正社員、その後6年ほど派遣社員、2年ほど会計事務所で正社員として勤めていました。一応通算15年、給料をもらいながら働いていたわけです。

この頃は、実家におり、家にお金を入れていましたが金額は微々たるもの。

これまで私が支払ったもので大きなものは、日々の最低限の生活費、歯医者や留学に使ったお金、娘の生存と教育のために使った分ぐらい。

今、貯金がないということは、手にしたお金の大方はどうでもいいものを買うのに費やしてしまった、と言えるでしょう。

その場の流れで、ほぼ無意識に、買い物を楽しむためだけに、あとでゴミになるような物を買っていたのです。少しは、自分の将来のためにお金を使うべきだったのに。

物をたくさん買っていた当時は何も考えていなかったので、そんなことには、気づいていませんでした。

私のやっていたことは、今、私が心がけている「意識的な消費」とは全く逆の行動だったのです。

今後お金を貯めるためには、これまでとは、逆の買い物をすることが必要です。

現在私がやっている意識的なお金の使い方の例を3つあげますね。






☆私がやっている3つの「意識的な買い物」

他人が当然のように買うものでも、自分に不用なら買わない

購買に意識的になると、他の人が当然のようにお金を使っているもの対して、全くお金を使わない場合も生じます。

たとえば、私は車も家も持っていません。

車のない生活⇒車を持たない生活、その5つのメリットとは?

家を持たない暮らし⇒家を持たない暮しがあってもいい、筆子が持ち家に住まず賃貸生活を続ける理由とは?

これまで家や車を手に入れる充分な資金がなかったから、家も車もない、というのもあります。しかし、捨てた物に使っていた金額を考えると、もし、そういうものが欲しければ、ローンを組んで買うことも可能でした。

そもそも、車も家もみんなローンを組んで買いますよね。

しかしローンを組んで買うものは、帳簿上では資産になるものの、借金が発生します。しかもその資産は、その後何のお金も生み出しません。

お金を生み出さないどころか、管理が必要になり、多大なメンテナンスの費用が発生します。

そのような理由から、私は多くの人がお金を使っている車と家はあえて買っていません。家賃は払っていますが。

女性なのに美容代はミニマム

私は、美容はほぼDIYでまかなっているので、女性なら毎月のように消費しているであろう化粧品には、ほとんどお金をかけていません。

肌断食をしているので、化粧品は日焼け止めしか買いません⇒肌断食中のミニマリストの私が使っているたった1つの化粧品

湯シャンをしているのでシャンプー、リンス、その他のヘアケア製品を買うこともいっさいなし⇒湯シャンのやり方や効果を書いた記事のまとめ

白髪染めはヘナ使用⇒ヘナ歴15年の私が、白髪染めにヘナを使うメリット、デメリットを徹底解説 去年の1月以降、ずっと染めていないので、最近はヘナも買いません。

セルフカットなので美容院代もなし。つまり美容にはほとんどお金を使っていないわけです⇒セルフカットのすすめ。時間もお金も大幅に節約できる

服も着たきりでめったに買いません。

化粧品にもファッションにもお金を使わない女性は、ある意味、反社会的な存在です。

テレビや雑誌、個人のブログでも、「たとえ、シンプルライフでも、お気に入りの化粧品や服、アクセサリーにはお金を使って、女性らしさを忘れたくない、それはとても大切なこと」といったことがよく書かれています。

それはその人にとって大事なのであり、私にはそこまで大事でもないわけです。けれど、化粧品を買わない、服を買わない、と言うと社会的には「女子力低下」とか「女性らしくない」と糾弾されます。

ですが、その「女性らしさ」にしても、社会が「こうしろ」と言っている部分が大きいのです。

社会の意見に大きな影響を与えているのは商業主義です。

女性がすべて私のようになってしまうと、化粧品や美容グッズはさっぱり売れなくなります。化粧品は、たとえ不況でも売れ続ける貴重な商品です。

現在、先進国を突き動かしているのは、この商業主義です。生活が豊かになったのはとてもいいことです。誰も昔のような生活に戻りたいとは思わないでしょう。

しかし、売上第一で進んできた結果、大きな歪みが出たり、つけが回ってきているのもまた事実です。

たとえば、先日記事にした、東日本大震災の人災の部分など、経済効果を真っ先に考え、社会を推し進めてきた結果の1つだと思います⇒東日本大震災のショックで断捨離がストップ:ミニマリストへの道(56)

エンゲル係数は高い

美容や服飾にはお金を使っていませんが、食費は多いほうだと思います。私自身はとても粗食です。基本自炊で、めったに外食もせず、別にぜいたくをしているつもりはありません。

ところが、砂糖や加工食品を控え、なるべく安全な食品を買おうとすると、とてもお金がかかってしまうのです。去年の6月はなんとか、月、500ドルぐらいにおさえました⇒先月の食費公開~私が17%節約できた簡単な方法とは?

しかし、今でも、平均すると月600ドルはかかっている感じです(まだ去年の食費の平均値を出していません)。

なぜこんなに食費がかかってしまうのか?

オーガニック食品のスーパーを利用しているせいです。

現在私が食料品を買うのは、4つのスーパー。そのうち2つはオーガニックフード専門店です。とっても高いです。体感では普通のスーパーの30%以上します。

それでも、オーガニックフードのほうが長期的にみて、私にとってメリットがありそうです。そこで、現在のところ、野菜や果物などはオーガニック食品のスーパーで買うようにしています⇒オーガニックフードは本当に健康的?私がオーガニック食品を好む4つの理由

オーガニックフードを取り入れつつ、食費も節約できるように、ない知恵をしぼり、こんなことを心がけています⇒簡単だからズボラ主婦でもできる~食費節約のためにしたい11のこと

実のところ、オーガニックフードが必ずしも一般の食品より健康的か、たとえ健康的であったとしても、あんなに高いものを買うのがベストなことなのか、わからない部分も多いです。

いろいろ考えた末、「貯金はしたいけれど、食費をあまりケチるのはやめよう」という線で今は落ち着いています。これは、生涯にわたってできるだけ健康でいたい、私の意識的な選択です。

* * * *
このほかにも、できるだけ、環境や生産者に負担のかからない服を買いたい、自然を大事にしている企業を支持したい、すぐにこわれるような物は買わない、など、心がけていることがいくつかあります。

なかなか思うように買い物ができないことも多いのですが、無意識の買い物から抜けだしたら、昔より貯金ができるようになってきました。





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