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物を捨てることに慣れていない人でも、簡単にできるプチ断捨離シリーズ。今回は、すでに身についている習慣に紐付けて小さな断捨離をするやり方をお伝えします。
たくさん物を買うのも、いらない物をまめに捨てるのも、すべて、生活習慣。「ちょっとだけ捨てる」クセをつければ、家の中はだんだんきれいになり、捨てる筋肉もついてきます。
捨てる習慣を身につけるコツ
人が新しい習慣を身につけるとき、有効なのは習慣の3つのループを意識することです。
3つのループは、きっかけ⇒行動⇒報酬(ごほうび)です。
詳しくはこちら⇒習慣のループを知れば、どんな習慣も変えることができる(TED)
断捨離の場合、特に「ごほうび」を用意する必要はありません。
報酬は「捨てられた!」という達成感や、実際にきれいになった場所を見ることです。ちょっと捨てるだけで、必ず、気分がすっきりし、楽しくなります。
捨てて気分が重くなる人はめったにいません。
問題はきっかけです。
何かうまいきっかけを考えないと、片付けをずるずると先延ばししたり、ほかの人の断捨離ブログを読んでいるだけで満足してしまいます。
きっかけを設定するとき、すでに完全に習慣になっていることと紐付けるとうまくいきます。
最初の2、3日は、意識しなければなりませんが。
1度にたくさん捨てる必要はありません。きっかけを得たら、1つか2つだけ捨ててみてください。トータルで3分~5分ぐらいの作業にすると、長続きします。
何ごとも始めるときは、できるだけハードルを下げるのが継続するコツです。
捨てる活動を促す8つのきっかけ
日常生活できっかけになるタイミングを8つ考えてみました。
1.朝起きたら捨てる
2.朝ごはんの片付けのあと捨てる
3.出かけるとき捨てる
4.お昼休みに捨てる
5.部屋を移動するとき捨てる
6.外出から戻ったら捨てる
7.休憩するとき捨てる
8.夜寝る前に捨てる
1つずつ説明しますね。
1.朝起きたら捨てる
朝、ゴミを捨てるのが有効なのは、たいていの人が、しっかり朝のルーティンが決まっているからです。
私の朝のルーティンは、こうです。
朝起きたら、すぐに布団をしまい、その後、バスルームに行き、歯磨き、そのあと、ドライブラッシング、着替え、スクワット250回、それから台所に行きホットレモンウォーターを作り、モーニングページ書き。
その後、朝の読書15分、ゴミ捨て、娘のお弁当作り、それからパソコンのスイッチを入れます。
私なら、ゴミ捨ての前に断捨離を組み込みます。
あなたの都合のいいタイミングで、「捨て作業」を朝のルーティンに組み込んでください。
2.朝ごはんの片付けのあと捨てる
もし、朝ごはんを食べているのなら、その片付けのついでに、捨て作業を入れてください。最近は、朝食を食べない人も多いようですが。
ちなみに、朝、使った食器は、ちゃんと洗ってから外出することをおすすめします。こういう小さい作業をきっちりやることで、セルフイメージがあがります。
小さな家事を完了させることで自信が生まれる話はこちら⇒快適な1日を送るためにやるべき朝の3つの習慣(超基本編) 「3.布団をきっちりたたむ/ベッドメーキング」のところをお読みください。
もちろん、昼食や夕食の片付けをするタイミングで断捨離してもいいです。
3.出かけるとき捨てる
出勤するとき、買い物に出るときは、絶好の捨てタイムです。
我が家が今の家に引っ越してきてしばらくは、誰でも、外に出る時は、必ず何かゴミをゴミ置き場に持って行く、というルールがありました。
引っ越し荷物の梱包に使った箱や紙、袋などがあふれていたからです。
まあ、このルールを忠実に守っていたのは私だけですが。
外に出る時、必ずゴミを自らに付帯させて出れば、いやでも、物の数は減っていきます。
ただ、ギリギリまで出かける準備をしていると、とても捨てるものを探している余裕はないでしょう。
そのような人は、まず、余裕を持って出かけることができる習慣をつけるのが先かもしれません。
出かける5分前にはすべての準備が完了するように時間を逆算して、身支度を始めてください。
服の数を減らしたり、私服を制服化すれば、朝の身支度の時短ができます。あるいは、フライレディのすすめるように、前の晩に翌日着る服を用意しておいてもいいですね。
詳しくはこちらの7日目の習慣をごらんください⇒汚家脱出計画。31日でものにする小さな片付け習慣(2)
4.お昼休みに捨てる
勤めている人は、会社のランチタイムに、在宅主婦は、お昼ごはんの前後のタイミングで物を捨てます。
以前、このブログを「職場のランチタイムに読んでいます」というお便りをいただいたことがあります。
ということは、毎日の習慣になっている、ということなので、とてもうれしく思いました。
ランチタイムにどこで食事をするかは人さまざまでしょう。社内や自宅で食べたとしても、食べ終わったら、外に軽く散歩に出ると、脳も活性化されます。
そのついでに、何かゴミを持って出てください。
5.部屋を移動するとき捨てる
今いる部屋からどこか別の部屋に移動するとき、大人なら必ず立ち上がります。その時、その部屋に転がっている何かをつかんで、捨てるか、所定の場所に片付けるようにします。
移動するついでに、どんどん床に落ちているものを拾って行きます。
「手ぶらでは絶対移動しない」と、心に誓うのです。ワンルームに住んでいる人は、コーナーごとにやってみてください。
常に、レジ袋など、ゴミ袋になるものをポケットに入れておき、移動するたびに、ここにゴミを入れるとさらに効果的ですが、これはプチ断捨離の上級編になるでしょう。
この方法は、私も、断捨離を頑張っていた時によくやっていました。私のパソコンは、いつも居間のコーナーにあったので(今もそうですが)、席を立つときは、子供のおもちゃをつかんで片付けていたものです。
家の中を移動すればするほど、家の中身も片付いていきます。おすすめの方法です。
6.外出から戻ったら捨てる
外出から戻ったタイミングは、さまざまな処理をする時でもあります。ついでに不用品を捨てるのは、わりと自然にできるのではないでしょうか?
仕事や買い物から戻ったら、持ってきたバッグや荷物をそこらにちょい置きして、すぐに座りこむ人がいます。
この行動はかえって、よけいな仕事を増やしてしまいます。
ジャケットを脱いだら、そのまま、クローゼットのハンガーにかければ、作業が1度で完了します。
食料品を買ってきたら、すぐ所定の場所にしまうことが、部屋の中を散らかさないコツです。
洋服を買ってきたら、できるだけ早く、包装やタグなどを取って捨てましょう。
「買ったらすぐに使おうルール」参照⇒物をためないコツ。「買ったらすぐに使おうルール」のすすめ
このように、家のドアに入ったら、やるべきことをさっさとやり、そのついでに、ゴミも捨てると、気持ちはスッキリします。
やるべきことを後回しにすると、部屋が散らかるだけでなく、知らないうちに、心が重くなっていきます。
片付けないとストレスがたまる話はこちら⇒物であふれた部屋が人の心に及ぼす4つの恐ろしい影響
7.休憩するとき捨てる
家事や仕事中に一息入れるタイミングで捨てます。
私は以前、パソコン仕事の合間に捨てていました。昔は25分に1回休憩を入れていたものです。
休憩時間が来たら、椅子から立って、軽い運動をしたり、そこらを片付けたりし、そのついでに何か捨てていました。
机の上をざっと眺めて、もういらない紙をつかんで、机の下のゴミ箱にがさっと入れたり。
「休憩なんて、めったに取らない」という人はこの機会に意識して休憩を取ることをおすすめします。
何ごとも、休憩を入れるほうが、効率がいいからです。
8.夜寝る前に捨てる
寝る前のルーティンに断捨離を組み込む方法です。
フライレディは、寝る前にホットスポット(特に物がごちゃごちゃとある場所)を2分片付けろ、と言っています⇒寝る前が大事。家事上手の主婦が身につけている小さな習慣~ミニマリストへの道(37)
これをやってもいいですね。
または、お風呂に入る前、戸締まりをするついで、パジャマに着替える前など、1日の終わりに、部屋の中を見渡して、不用品を捨てます。
寝る前に部屋をきれいにしておくと、翌日、気持よくスタートできるので、このタイミングもとてもおすすめです。
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今の私は、特にタイミングやきっかけを意識しなくても、いらない物が目に入れば、どんどん捨てています。
すっかり不用品を捨てることが習慣になったのです。
ですが、これまで、物を捨てるなんて、ほとんどしていなかったのなら、タイミングを決めて捨てるのは、とてもいい方法です。
毎日コンスタントに捨てることができるし、知らず知らずのうちに捨てられる人になります。もちろん、きれいな部屋も手に入ります。