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いったん捨ててもすぐに物が部屋に逆戻り。こんな現象に悩んでいる飽き性の人、古い習慣をなかなか断ち切れない人のために、断捨離マインドを保ち、ゆるく長く断捨離を楽しむコツを5つお伝えします。
断捨離に終わりはない
「断捨離や、捨てることは卒業する時期が来る」という考え方があります。ですが、私は断捨離は一生続くと思います。
極限まで物のないミニマリストになってしまえば、もう捨てる生活にならない、と思うかもしれませんが、ミニマリストのライフスタイルですら変わります。
独身のときは、ほんの少しの物で暮らしていても、結婚して子供ができたら、必要な物の数は変わります。
そもそもずっとミニマリストでいるかどうかもわかりません。
今、シンプリスト、ミニマリストという言葉が流行っています。そのうち、その反動で、そこまで捨てない、ホドホドリストなんて人たちのライフスタイルがもてはやされるかもしれません。
人の生活は常に変化しています。
今日必要だったものが、来月も必要だとは限りません。思い出の品も同じこと。私達の記憶も変化します。
昔はすごく大事だったものが、いつまでも大事であるか、といったらそれは違うのです。
ある程度、断捨離を終えたと思っても、引き続き、必要な物だけを持つ暮らしをキープする努力は必要ではないでしょうか?
小さな暮らしを提唱しているアメリカのグラハム・ヒルは LifeEditedというサイトを運営しています。意識的に、物を減らし、小さな家に住み、余計なエネルギーは使わず、より健康に、幸せに豊かになろうというコンセプトのサイトです。
自分の人生をデザインしたり、編集する(edit エディット)という考え方に私も共鳴しております。今の自分にぴったりくる暮らしをするためにエディティングは続くのです。
グラハム・ヒルの動画はこちら⇒『ものは少なく、幸せは多めに』~グラハム・ヒルに習う「小さく暮らす」メリット
私は以下の5つを実践し、断捨離マインドをキープしていますよ。
1.ブログに断捨離について書き記す
このブログを含め、4つのブログに、毎日、どんな断捨離をしたか記録してきました。
自分の捨てプロジェクトについて記録をすると断捨離が加速します。別にブログでなくても、アナログのノートでもかまいません。
単に捨てたものをリストアップするだけでもいいし、これから片付けたいところ、捨ててどんなふうになったのか、ちょっとした気づきを書いておくと、「あ、これはもういらないな」「あれも捨てられるかも」「あの場所も片付けよう」と、断捨離に関するさまざまなアイデアを思いつきます。
実は、「1週間で8割捨てる技術」の原稿に、捨てる手順の一つとして、「捨てる活動について記録するノートか手帳を用意する」と書きました。
しかし、編集者さんに、ノートを用意するのは面倒で負担になるし、大げさだ、と言われ、この箇所は削られました。
というわけで本には書けませんでしたが、自分の取り組んでいるプロジェクトの詳細を記録するノートを持つことはとても重要だと思います。
頭の中であれこれ考えているより、紙に書いたほうが、目標もやりたいことも明確になります。
私の場合は、それがブログであった、というわけです。
2.家に入れたものを記録する
物が増えすぎないように、食料品以外で、新しい物を家に入れたら、デジカメで写真をとっています。
鉛筆シャープなど小さな物でも、長く使う物はみんな撮影しています。時々、入れた物の量に対して、出した物の量が少ないのではないか、ちょうどいいのか、そんなことを考えるようにしています。
以前は、外に出した(捨てた)ものもみんなメモしていましたが、これはけっこう大変な作業なので、最近は、そのままバサバサ捨てています。
1つ何か家に入れたら、1つ何か家の外に出す、ワンインワンアウトは、今も心がけています。ですが、捨てるものがさっと見つからないときもあります。
そんなときも、家に入れた物の記録を残しておけば、あとで帳尻をあわせることができます。
まあ、めったに買い物をしないので、記録を取らなくても、最近買ったものは覚えています。ですが、写真にとっておくと、「あ、これ全然使ってないじゃん」なんてこともわかるのです。
いつまでも読まない本もしっかりあぶりだされます。
3.寄付品置き場を作っておく
今住んでいるアパートには出口が2つあります。ふだん使っていないほうの出口に続く短い廊下のはしに、寄付できそうな物を置いています。
ここは執行猶予スペースにもなっていて、はっきりと「これは、もういらないから捨てる」と決まった物だけでなく、「これはもういらないかも」と思った物も出しています。
時々、このスペースから、何かを取り出して使うこともありますが、その後も、このエリアに置いています。
なければないでなんとかなると思うからです。
ただ、捨て慣れない人は、処分を迷うものは、専用の箱にしまったほうがいいでしょう。目に見えると、捨てにくくなるかもしれません。
我が家の寄付品置き場は、ふだんは目につかない、薄暗い場所なので、「もうこの家の物ではない」という気持ちの切り離しがしやすいです。
以前は私が捨てたものを拾っていた夫も、意識が切り替わったのか、寄付品置き場に、まだまだ使えるものを置いても、元に戻すことはしなくなりました。
執行猶予箱について⇒初心者向け。断捨離をしたことがない人も、服を捨てることができる5つのヒント 「ヒント5:始末に迷うものは猶予期間を設ける」に書いています。
4.月ごとに、断捨離するターゲットカテゴリーを決める
毎月、「今月は、このカテゴリーのものを減らそう」とゆるくターゲットを決めています。
まあ、このところ、ずっと本や書類です。以前は、お菓子作りの道具、洋服、飾り物、子供の作品、調理雑貨、食器、文房具というように、目標を定めていました。
ある程度物が減ってきたら、こんなふうにゆるく捨てる分野を決めるとうまくいくかもしれません。
これ以外にも、私は捨てるプロジェクトをいろいろ考えるのが好きで、本やブログで見て、「おもしろそうだ」と思ったら、すぐにやっています。
たとえば、今月は毎日5つ捨てるのをやっています⇒梅雨で気分がスッキリしないあなたに~毎日5つだけ捨てて暮しを変える
紙ゴミなど小さなものを入れれば、5つぐらい簡単に捨てられます。
5.買わない挑戦を継続
物減らしにもっとも威力を発揮するのは、買わないこと。「買わない挑戦」はどなたにも強力におすすめしたいプロジェクトの1つです。
「買わない挑戦」といってもいろいろなバリエーションがあります。ミニマリストの中には、1年間、食品以外は、本当に何も買わない人、そもそもお金を使わない(自給自足を試みる)人などいますが、そこまで極端なことをしなくてもいいです。
期間や買わない物を限定すれば、気軽にチャレンジできます。現在の購買状況によって、さまざまなバリエーションが考えられます。
たとえば、
●毎週木曜日は買い物をしない(私は水曜日にしていますが)。
●1週間だけ、コンビニに行くのをやめてみる。
●100均に行く頻度を段階的に減らす。現在、毎日行っているなら、1日おき、2日おき、3日おきと段階的に減らす。
●ある特定のものだけ買うのを減らすか、全く買わない。
洋服を1年買わない、とか。
このチャレンジは、食品でもできます。たとえば、スターバックスのコーヒーを制限するなど。私は、一応、ナッツを買う頻度を落としたいと思っており、記録をとっています。
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こんなちょっとした工夫で、ずっと、家の中に余計な物を増やさない気持ちをキープできています。こうすることで、物は減ることはあっても、増えてはいません。
よけいな物を持たないほうがストレスが減るし、体力も残るし、頭も疲れません。よろしければ、試してください。