デスク

断捨離テクニック

仕事がはかどるデスク周りを作る7つのコツ。基本は捨てること。

今回はデスク回りをすっきりさせるポイントを7つ紹介します。

自宅でも職場でも、自分の作業机を持っている人は、デスク周りをきれいに整理して、快適に仕事をしたい、と願っているでしょう。

ところが、半端な収納雑貨をプラスして、かえってごちゃごちゃにする人が多いのです。当然パフォーマンスも落ちます。

以下に紹介する片付け方から、好きな方法を選んで捨てる作業をしてみてください。



1.机に置くべきでないものを捨てる

机に関係のないものを撤去します。2種類あります。

1.直接仕事に関係のあるもの

仕事に関係があるけれど、現在やっている仕事には関係のないものを捨てます。

古いメモや、もう終わった仕事にかかわる資料や書類、道具などです。特に紙類は捨てるかファイルするか、どちらかにすべきで、机の上に常駐させるべきではありません。

いまやっている仕事に関係ないものを置くから、どんどん机の上が汚くなります。

なかには、複数の仕事を同時進行でやる人もいるかもしれません。そんな時は尚さら、「いまとりかかっている仕事」と「いまはやっていない仕事」の境界線をくっきり引くべきです。

保管する書類にしても、きちんと整理しておかないと、あとで参照したいときにさっと取り出せません。

2.仕事に関係のないもの

お菓子の包み紙やコーヒーのカップ、読みかけの本や雑誌、オフィスで仕事をしているなら私物など、仕事をするのに必要ではないものをどけます。

私も仕事中はたいていデスクの上に水筒とマグカップがのっていますが、仕事をしていないときはのっていません。

私の水筒⇒節約したいなら水筒を持て~象印を愛用中

愛用のマグカップ⇒私が森修焼(しんしゅうやき)のマグを使うわけ~安全にこだわった食器です

以前、会社の掃除をした読者からメールをいただいたことがあります⇒片付けたい読者の断捨離決意表明。

退職した事務員さんが、会社に子供服や釣り竿のパーツを残していきました。

これは極端な例ですが、じっくり見てみると、仕事には関係のないものがデスクの上とその周辺に出ているのではないでしょうか?

文具、食べ物、化粧品、おもちゃ、その他の雑貨など、本当に仕事に必要なのか、もう一度考えてください。

関係ない物、もう使わない物は捨てます。

机の上に侵入しやすい、仕事に関係のない物をリストアップしています⇒⇒机の上からすぐに断捨離できる11のもの(プチ断捨離10)

このとき、できるだけ客観的な視点で見てください。

視点を変える方法を書いています⇒何がガラクタかわからない時は視点を変えてみる~捨てるものを見つける7つの方法 デスク周りの断捨離には、1番、4番、5番の方法を使うとよいでしょう。

机の上の片付け方⇒今さら人に聞けない机の上の正しい片付け方:「きれい」のキープは難しくない

2.紙を捨てる

机の上をごちゃごちゃにしている元凶はたいてい紙や書類です。

書類や紙ものだけをターゲットにして、捨ててください。

合言葉は、「紙を見たらガラクタと思え」です。

1番でも書きましたが、今の仕事と関係のないものは、毎日使うデスクの上に置くべきではないです。机の上は作業をするスペースであり、物置き場ではないからです。





3.デジモノを撤去する

デジタルな雑貨や小さな家電を捨てます。

私のデスクには、仕事中、以下のものがのっています。

デスクトップパソコン(モニター、キーボード、CPU、マウス)、iPhone、Kindle、デスクライト、アラーム時計、温湿度計(こちらに写真あり⇒更年期の女性も要注意!熱中症で倒れるのはお年寄りだけではない)、Wi-Fiルーター、たまにノートパソコン。

なんと11個もありますね。

すべて机の上で使っているので、置いていますが。

このように、机の上にある電気・電池で動くものを数え上げ、必要かどうか、調べてください。いらない物は捨てるか、別の場所に移動させます。

デジモノの中でもごちゃごちゃになりやすいのが、コードやケーブルです。デジモノの数を減らせば、コードの数も減ります。

私は、デスクトップはすべて有線を使っているので、コードがいっぱいあります。しかし、机の上に、大きなスタンディングデスク(というか、立って仕事できるようにするための台)を置いているので、コードはこれに隠れて見えません。

たとえコードがたくさんあっても、仕事中に視界に入らないように工夫できるといいですね。

4.貼ってあるものを徹底的にはがす

視界にある「貼ってあるもの」を極力はがします。

モニターのはしっこに付箋を貼っている人も多いと思います。

私も付箋のヘビーユーザーなので、仕事中は、何かしら付箋が机のどこかにありますが、貼りっぱなしのものは2枚だけです。

以前の私は、机の上にその日のタスクを書いた付箋を貼っていました。この時代が3年ぐらい続いたでしょうか。付箋が散らばるので、今は、時間を書いた紙に貼るようにしています。

こうすると、いつ何をやるべきかよくわかるし、付箋も散らばらないので好都合です。

私が常駐させている付箋は、ライトに貼っている小さな2枚だけ。ここには、自分のiPhoneの番号(すぐに忘れるため)、ネット銀行のログイン情報を書いています。それ以外の付箋は夜、仕事が終わったら、捨てるかノートに貼り、残さないようにしています。

翌日、朝1番でやらなければならないことがあるときは、メモ紙や付箋を1枚だけ、モニターの前におくことがありますが、用事が終わったらすぐに捨てます。

モニターの横に付箋があると、リマインダーになりますが、気が散るのではないでしょうか? やるべき仕事を付箋に書いてずっと貼っておくと、「ああ、まだやっていない」と気持ちが重くなります。

机の上だけでなく、周辺の壁に貼ってあるものも最小限にしたほうがいいです。私は手のひらサイズのカレンダーと娘の写真のみを自分が立っている右側の壁に貼っています。

以前は目の前の壁に写真などを貼っていましたが、スタンディングデスク導入後は見えにくくなりました。そこで、すべてはがしました。

気が散らないので以前より仕事に集中できるようになりました。

スタンディングデスク

目の前の壁に写真を貼っていたころ

5.使う文具を減らす

ボールペンや鉛筆など、使う文具の数を減らすと、机の上に散らばりません。

これは食器や衣類と同じです。替えがあるから、前に使ったものがいつまでもそのまま出しっぱなしになってしまうのです。

使う文具を少数精鋭にすれば、いつもフル回転。絶対、そのへんでほこりをかぶることはありません。片付けが嫌いなら、積極的に数を減らすのが一番です。

私もボールペン1本生活をするようになってから、筆記具が机の上や引き出しの中で散らばることがなくなりました。

ボールペン1本生活にする方法⇒ボールペン1本生活をめざして。文房具を効果的に断捨離する7つのステップ。

実際は、現在ボールペンを3本使っています。1本はメインで使うブルー。もう1本は赤いボールペン、もう1本は黒でバッグに入れてます。

完全に1本にしたときもあったのですが、黒と赤もあったほうがよい、という結論に至りました。

公式の書類には黒いインクを使ったほうがいいし、実際、「黒で書け」と指示される書類があります。語学など勉強用には赤いボールペンもあったほうが、目立たせることができて便利です。

6.引き出し1つをからっぽにする

できるなら、引き出し1つをからっぽにしておくとデスク周りが散らかりません。1日が終わったあと、やりかけの仕事の書類や資料は、全部そこに入れるようにするのです。

私の左の引き出しの上から2番めは、ほぼカラで(奥のほうにプリンタのインクカートリッジのスペアが入っていますが)、日々使っている書類やスケジュール帳、ペンケースはここにしまっています。

仕事中に出ているものも、終われば、みんなこの中に格納できるので、1日の終わりのデスクはスッキリ。

スタンディングデスクにしてから、見た目はあまりスッキリしてませんが、少なくとも、紙や文具が散らばっていることはありません。

7.飾り物は最小限にする

デスク回りにかわいい物を置きたいと思う人は多いかもしれません。癒やしグッズを置きたい人もいるでしょう。

かわいい物があると、やる気になる、と思うのでしょうね。

しかし、実際、それがそこにあることで、やる気になっているのかどうか、もう1度考えたほうがいいです。

デスクは仕事をする場なので、質のよい仕事をすることを優先順位の1番上にもってくるべきです。

そうなると、やたらと飾り物を飾るのはかえって害になります。

すべて、気を散らす元になるし、ほこりをかぶるので、掃除も大変です。

本当に好きな飾り物、1つか2つを厳選して飾ったほうが効果的です。

机の上がきれいだと、ストレスがたまらないので、癒やしグッズなんて不用です。物をプラスして問題を解決するのではなく、マイナスして解決する方法を試してください。

私の経験では、どんどんマイナスしたほうが、心楽しく仕事ができます。

飾り物を断捨離するコツ⇒片付けられないなら物を飾るな!増殖する飾り物は断捨離すべし

*********

今回はデスク回りの片付けのコツをお伝えしました。夏が終わり、仕事モードになっている人も多いと思います。

ここで、机回りをきれいにしておくと、集中して仕事に取り組めるし、4ヶ月後の大掃除がひじょうにラクです。





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