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コーヒーの代わりに何を飲んだらいいのか、という質問をいただきました。
私がシリーズで書いている「カフェインはからだによくないよ」という記事を読んでくださったそうです。
そういえばコーヒー(カフェイン)のやめ方を書いたとき、代わりの飲み物まで書いていませんでしたね。
私のように完全にカフェインを断ちたいのか、少しだけ減らしたいのかによっても違います。また、砂糖などほかにも減らしたいものがあるのかによっても違いますが、いろいろなケースを想定して書いてみますね。
ステップ1:コーヒーは飲み続けるが量を減らす
1):質のいいコーヒーを少しだけ飲む
まずはここから始めるといいのではないでしょうか?
自分が毎日コーヒーを何杯飲んでいるか、どれだけの量を飲んでいるのか計算し、半分、1/4と目標値を作ってだんだん減らしてください。
飲んでいる豆を変えるという手もあります。
スターバックスなどで飲むのではなく、質のいい豆を入手して、自宅でゆっくり煎れて、味わいながら飲み、その日のコーヒーはそれでおしまいにします。
市場に流通しているコーヒー豆の品質は年々低下しているそうです。コーヒー産業もファストファッションビジネスと似たところがあります。
栽培しているのは貧しい国。それを買っているのは先進国です。コーヒーを扱っている企業はできるだけ安くコーヒーを消費者に提供したいと思っています。
そこで貧しい栽培農家に、安定した量をできるだけ安く作るようプレッシャーをかけます。農家は味や品質は二の次になり、農薬を使って害虫や霜に強いコーヒーを作るはめになるのです。
コーヒー豆はカビが発生しやすいのですが、かびくさい豆があまり入っていないほうがおいしいと思います。
フェアトレードのススペシャリティコーヒーを購入してはどうでしょうか?当然値段はあがるでしょうが、量より質です。
また深煎りのほうがカフェインの量が少ないです。
☆カフェインのやめ方はこちら⇒カフェインを抜きたい人へ。コーヒーのやめ方、実用的なアドバイスつき
2):ミルクをたっぷり入れ、コーヒーそのものは減らす
いつもブラックで水がわりに飲んでいた人(昔の私です)は、ミルクコーヒーにして飲みます。カフェオレです。
牛乳を控えているなら豆乳を使います。
正直、コーヒーはそのまま飲んだほうがおいしいと思いますが、カフェオレが好きな人も多いですし、これはこれでおいしいのかもしれません。
砂糖を入れるとカロリーがあがりますので砂糖はなしで。
ステップ2:コーヒーよりカフェインの少ない飲み物を飲む
1):デカフェのコーヒー
カフェインのない飲み物のいうと、デカフェや、カフェインレスがまず考えられます。
デカフェコーヒーはコーヒー豆からカフェインを抜いたものでいれるコーヒーです。
デカフェでも完全にカフェインがないわけではなく、15%前後は残っています。デカフェはあまりおいしくないと思います。というのも、カフェインを抜くときに、多かれ少なかれ他の成分も抜けるからです。
デカフェの方法には:
A.生豆を有機化合物につけてカフェインを抽出。
B.水でコーヒーを抽出したあと、フィルタリングしてカフェインのないコーヒーを得る。
C.超臨界状態(臨界点以上の温度、圧力)で二酸化炭素を使ってカフェインを抽出。
1番安全性が高いのがCですがコストがかかるのであまり使われません。薬品にダイレクトに豆をつけるAの方法は安全性に疑いを持たれています。しかしコストがかからないので、よく使われます。
日本で流通しているデカフェコーヒーはBの水出し方法によるものだそうです。
カフェを飲むなら、ほかの「本物の飲み物」を飲んだほうがいいという考え方もあります。
2):紅茶
私がコーヒーをやめてからしばらく飲んでいたのは紅茶です。紅茶にもカフェインが含まれていますが、コーヒーよりずいぶん少ないです。1杯あたりをくらべると、コーヒーの4分の1から5分の1です。
以前も書きましたが、すっかり紅茶党になったある日、ティム・ホートンというドーナツ屋さんで、間違えてコーヒーを注文してしまったことがあります。
もったいないので飲もうとしたら、そのまずさと、強烈さ(うまく説明できませんが、すごく強い飲み物に感じます)に驚愕しました。
紅茶のほうがよっぽど胃にやさしいと思います。紅茶は抗酸化作用もありますしね。
ただし、私のように水代わりにガブガブ飲むのはおすすめしません。
3):緑茶
実は紅茶も緑茶も原材料は同じで「茶の木」です。発酵のレベルが違うだけです。緑茶は発酵しておらず(だからお茶の葉の緑色のまま)、紅茶は完全に発酵しています。
この中間にあるのが、ウーロン茶などの青茶と呼ばれるものです。
紅茶も緑茶もカフェインの量は同じぐらい。玄米茶がちょっと少ないです。玄米がまざっている分、お茶の葉が少ないからだと思われます。
お茶の効能はあちこちでうたわれていますのでご存知の方も多いでしょう。カテキンに抗酸化作用がありコレステロールをさげます。また緑茶にはビタミン類も方法なので、美肌にもよさそうです。
4):ココア
ココアの原材料はカカオ豆です。カカオにもカフェインは含まれていますが、コーヒーよりココアのほうがカフェインの量は少ないです。1杯あたりで比較すると3分の1ぐらい。
☆カフェインの害はこちらに書いていいます⇒コーヒー中毒になっていませんか?カフェインの依存性をわかりやすく解説
ココアを作るとき、たいていミルクを混ぜますので、その分カフェインも減ります。ただし市販のココアパウダーはたくさん砂糖が入っているので、無糖のココアを利用して、甘みは自分で調節してください。
ステップ3:カフェインフリー(カフェインなし)の飲み物を飲む
ステップ2で、コーヒー離れが進んだら、カフェインを含んでいない飲み物もときどき混ぜてみましょう。
1):柿の葉茶
私は健康のためにビタミンCがいっぱいの柿の葉茶を飲んでいます。
こちらで詳しく説明しています⇒柿の葉茶はここがすごい、ビタミンC効果で美容と健康の救世主
ほかにもごぼう茶とか健康によさそうなお茶はいろいろあります。
2):ハーブティ
私が若いころは、カモミールティぐらいしか見かけませんでしたが、最近はハーブティもいろいろ出ていますね。
個人的に好きなのはカモミールティ、ミントティ、ジンジャーティ(しょうがのお茶)ですが、お好みで選んでください。
ハーブティも厳密に言えば、微量のカフェイン(薬草にもともと含まれている成分)が入っているかもしれませんが、ほとんど無視できる量なので、カフェインなしと考えていいです。
ガラナという草から出すお茶はカフェインが含まれていますが、これはコーラのような炭酸飲料にすることが多いので、あまりハーブティにはなっていないと思います。
また、ハーブティと言っても、緑茶や紅茶の成分がまざっている商品もあるので、箱をしっかり見て、「カフェインなし」という表示をチェックして買ってください。
ハーブティを飲みなれないと「まずい」「味がない」と感じるかもしれません。私も昔はそうでした。しかし、実はとてもおいしいのです。
薬効成分もいっぱいでとてもおすすめです。
関連⇒しつこい咳を止める5つの民間療法。薬に頼らず塩やハーブで改善する
ストレートで飲めない人は、お好みで、はちみつやミルクを加えて飲んでください。私の娘はそうしています。
3):タンポポコーヒー
タンポポの根を乾燥させたものから出したコーヒーというか、お茶というか、抽出液です。
私は飲んだことはありませんが、風味や味がコーヒーに近いそうです。
タンポポコーヒーは手作りも可能です。最近はタンポポの根にチコリーの根などをブレンドした。よりコーヒーに近い飲料も市販されています。
チコリーの和名はキクニガナ(菊苦菜)。名前のとおり苦味があり、これがコーヒーに似ているそうです。
4): ルイボスティー(ルイボス茶)
ルイボスはマメ科の植物です。この木の葉っぱをお茶のように出したものがルイボスティー。赤っぽいお茶です。
ルイボスティーはミネラルが豊富で抗酸化作用のある成分も含まれており、とても健康にいいそうです。ビタミンCも豊富です。便秘解消効果もあります。しかし私は味が今いち嫌いなので飲みません。
お茶は苦いほうが好きなのです。ルイボスティーは妊婦さんや赤ちゃんにおすすめできます。無理して飲むことはありませんが。
5):麦茶
麦茶は説明不用ですね。夏の定番です。麦茶もカフェインフリーです。
家では、子供が8歳ぐらいになるまでは、ずっと麦茶を飲ませていました。それも乳幼児が使う、短いストローみたいな吸口がついた容器をずっと使っていました。
あるとき、娘の友だちに飲ませてみたら、いきなり吐き出しました。まずかったようです。飲みなれないとまずいのかもしれません。
すでに甘い飲み物(フルーツジュースとか)に慣れていたら、確かにまずいでしょう。
温かい麦茶もそれなりにおいしいものです。ただ、私は麦茶も嫌いなので飲みません。お茶はやはり苦いほうが好きなのです。
6):ホットレモンウォーター
今、「フランス人が10着しか服を持たない」を書いたジェニファー・L・スコットが書いた2冊めの本、At Home with Madame Chic (マダムシーク流の家づくり、みたいな感じでしょうか?)をオーディオブックで聞いています。
この本でジェニファーは、毎朝、ホットレモンみたいなものを飲んでいると書いています。コップに半分水を入れ、半分熱湯を入れて、レモンを半分しぼって入れたものです。
レモンウォーターやホットレモンは、こちらではわりと知られていて、からだにいいと言われています。デトックス効果や免疫機能アップなどいろいろ効能があります。もちろんレモンですからビタミンCもたっぷりあることでしょう。
私も今咳が出ているので真似していますが、毎日レモンを半分ずつ使うとレモンの消費が半端ではありません。レモンはすぐになくなったので、今朝、代わりにアップルサイダービネガーを入れてみましたが、やはりレモンのほうがおいしいと思います。
ジェニファーはサンタモニカ(ロサンゼルス)に住んでいるから、レモンも安く手に入るのでしょうね。以前、カリフォルニアに住んでいる人が、レモンの木があって採れすぎてもてあましている、と言っていました。
うらやましい環境です。
もしレモンが安く手に入るなら、レモンウォーターやホットレモンもおすすめです。一度に半分も使わず、4分の1ぐらいでいいと思います。
すっぱすぎて飲めないなら、はちみつを入れてください。
7):白湯(水)
水はからだにいいし、レモンに比べて手に入りやすいのでおすすめです。これまで紹介した飲み物の中でもっともコストがかかりません。
水の効能はこちら⇒こんなに水はからだにいい~今すぐ水を飲むべき7つの理由~ミニマリストへの道(32)
私は以前はミネラルウォーターをよく飲んでいました。しかし、ボトルウォーターを買うと節約できないので、今は水道の水を飲んでいます。
白湯にすることで代謝があがり、ダイエット効果も期待できるかもしれません。
これからの季節は目覚めに白湯を飲むと、からだが温まりますね。
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いかがでしたか?
世の中にはコーヒー以外にもこんなにいろいろ飲むものがあるのです。
基本はみんな水ですが。私は、柿の葉茶、ハーブティー、水、ホットレモンウォーターを飲んでいますよ。
☆蓮茶(ロータスティー)と小豆茶もおいしいという情報をツイターでいただきました。小豆茶はあずきを炒って煮出します。