汚部屋

ミニマルな日常

使わない物をためすぎると心が病む話。捨てなければ夢も希望もない。

捨てたい物が家の中にたくさんあるけど、捨てられない」というご相談のメールをいただきました。今回は、このお便りに回答します。



まだ使える物を捨ててしまったから物に呪われたようだ

「お便りを引用しないでくれ」ということなので、要点だけを書きます。

●家の中に不用品がいっぱいだ。

●捨てたほうが運気がよくなるときいて、少し捨ててみた。

●ところが、しばらくしてから、お腹が痛くなったり、転んでケガをした。

●まだ使える物を捨てたから物に呪われてしまったようだ。

●以後捨てたい気持ちはあるが、怖くて捨てられない。

●相変わらず家の中は使わないものでいっぱいだ。

●誰かが代わりに捨ててくれない限り、私はそういうものたちと死ぬまでずっと一緒だ。

●最近は体調も悪く、運もなく、楽しいことは何もない。将来に夢も希望もないので、早くお迎えがきてほしい。そればかり考えている。

最後に、「こんな私に何かアドバイスください」とありました。

メールには、どんなものが家の中にあるのか、わりあい詳しく書かれていました。

物を捨てても運気が上がったり、下がったりはしない

質問者さんは、物をためすぎて、メンタルをやられてしまっているようです。

お腹が痛くなったのは、食べ過ぎたか、細菌に感染しただけ。

転んでケガをした状況はわかりませんが、室内で転んだのなら、物が多すぎたから。外で転んだとしても、石にけつまづいたとか、ぼーっとしていて進行方向を見ていなかったなんて理由があると思います。

どうして、「まだ使える物を捨てたから呪われた」という思考になるのでしょうか?そこには何の因果関係もありません。

物には、人を呪う力なんてありません。そういう力があるとしたら、それは所有者が物にそういうパワーを与えているのです。

まあ、夜になると髪の毛が伸びる市松人形や、歴代の所有者は、みんな不幸な形で亡くなってしまった宝石なんていう不思議な物もありますので、言い切ることはできませんが。

ですが、家の中にある不用品を捨てた⇒災いがおきた、というのは考えすぎです。

物を捨てたからといっていきなり人生がバラ色になるわけではないし、反対に、災いが押し寄せてくるわけでもないです。

単に物がなくなってスッキリするだけです。

質問者さんは、勝手に「自分は運が悪い」と思っているだけなんです。「引き寄せの法則」じゃないですが、自分で思ったとおりの人生が展開しているだけの話です。

生きていれば、いいことも悪いこともあります。それはタメコミアンでも、ミニマリストでも同じです。

要は、起こったことをどういうふうに受け取るか、です。

こちらの動画を見てください⇒静かにたずむことが幸せにつながる~ピコ・アイヤー(TED)

幸せなのに不幸だと思っているだけ

客観的に見たら、質問者さんは「運がいい人」です。

この世には、生まれつき難病にかかっているのに、街に医療施設がなかったり、貧しくて、子供のうちから労働にかりだされる場所に生まれる人もいます。紛争をしている地域に生まれる人もいます。

こういう人たちは、恵まれた環境にいるとは言えないでしょう。

ですが、日本はそんな状況ではありません。かなり恵まれた国です。

相談者さんは、そんな平和な国に生まれただけでなく、家の中が物でいっぱいになるほど、いろいろな物を買う財力もある人です。

幸せじゃないですか。

「夢も希望もない」と考えてしまうのは、メールだけから判断すると、物が多すぎて、ストレスになっているからです。

安心してどんどんいらない物を断捨離してください。

万が一、本当に物に呪われているとしても、不用品を捨てて、バチが当たれば、質問者さんの願いは叶いますよね?

「早くお迎えが来てほしい」と願っているのですから。

こんなふうに、思考がとっちらかってしまう理由の1つは、多すぎるガラクタです。





部屋の中にある不用品の山は人を少しずつ病気にする

現代人はストレスが多いのですが、もっともストレスを引き起こす原因の1つに、「家の中が物でくしゃくしゃなこと」というのがあります。

いまやガラクタは、りっぱなストレス要因なのです。

詳しくはこちら⇒物が多いとストレスがたまる7つの理由

物が多いせいで、ストレスを感じると、いろいろな弊害が起きますが、今回は3つだけあげます。

1.物事をしっかり考えることができない

所持品の多さに圧倒されてしまい、思考が混濁します。周囲にある物をなんとかきちんとしようと、頭を酷使するので、脳が疲れるのです。

2.いつも心が落ち着かない

常に「未完了の状態」に囲まれているので、心の平安が得られません。

家の中がガラクタでいっぱいなのは、「未完了の状態」です。なぜなら、「ああ、片付けなきゃ、きれいにしなきゃ」と思っているから。

「片付けが終わっていない」気持ちにさいなまれます。

未完了のものが周囲にゴロゴロあると、心は全く落ち着きません。それは、小さなこと(たとえば、歯医者に電話で予約するとか)でも、完了させれば、とても心が軽くなることからわかります。

部屋が片付いていないと、家にいても全くリラックスできないのです。

未完了のものがストレスを生む話はこちら⇒梅雨で気分がスッキリしないあなたに~毎日5つだけ捨てて暮しを変える

3.いつも気が散っている

やらねばならないこと、したいことがあるのに、家をきちんと片付けていないという罪悪感が頭にちらついて、目の前のタスクに集中することができません。

何かやろうと思っても、ふと目をあげると、雑誌や新聞紙の山や、洗濯物の山、その他「邪魔な物」が視界に入り、心がざわざわします。

このように不用品がいっぱいだと、いつもネガティブな感情にさいなまれてしまうのです。

問題から逃げてはいけない

質問者さんの場合、片付けるのが大変なので、その状態に立ち向かうのが嫌だから、「捨てると物に呪われるから捨てられない」という、「捨てない言い訳」を作ってしまったのではないでしょうか?

しかし、捨てないとストレスの元はなくならないので、いつまでも不幸な気分のままです。

問題から逃げないでください。「他の人が捨ててくれたら」なんて、虫のいいことを考えるべきではないです。

現時点であまりに物が多いと、どこから手をつけていいのか戸惑うかもしれませんが、とにかく、何か捨て始めてください。

断捨離の始め方⇒7つの原則でわかる断捨離の始め方。シンプルライフはまずはここから

「まだ使える物を捨てたから、呪われた」と言ってますが、外に出さないと、使ってくれる人の手に渡りません。

家の中に置いておいても誰も使わないでしょう?

リアルのフリマやメルカリ(スマホでフリマをするアプリ)で売ってもいいです。

売るのが面倒だったら、「ご自由にお持ちください」と書いて、家の外に出しておけば、必要な人が持っていってくれます。

今のままでは、本当に「夢も希望もない」です。

しかし、それは、自分でそう思っているから、そうなっているだけなのです。
~~~~~~
人のストレス要因の筆頭に来るのはお金の心配です。家庭や職場での人間関係も大きなストレスの元です。お金や人間関係の改善は、自分でコントロールするのは難しい部分が多いです。

ですが、ガラクタは、自らが「部屋をきれいにしよう」と決断しさえすれば、なんとか自分でコントロールできませす。

足がズボズボ入ってしまうようなガラクタの海(汚屋敷)にいたとしても、それはすべて自分の物なのだから、自分の裁量で捨てられます。

量が多すぎるなら、プロの手を借りることもできます。手遅れにならないうちに、手を打ってください。





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