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衝動買いしやすいシチュエーションと、その誘惑に勝つ簡単な対策を15個紹介します。
私たちは、日常のさまざまな場面で、買い物の誘惑にさらされています。セールの文字を見たとき、SNSで誰かが何かを絶賛しているとき、ストレスが溜まって気分を上げたくなったとき……財布のひもが緩んでしまう瞬間はたくさんあります。
あなたはどんなときに、つい買ってしまいますか? その瞬間を知っておくだけで、無駄遣いをぐっと減らせるかもしれません。
1.セールや期間限定キャンペーンに遭遇したとき
「今だけ50%オフ!」や「ポイント3倍」などの文言につられてつい購入することはありませんか?
私は安物に弱いタイプだったので、売り場でセールのラックを見ると、中を漁らずにはいられませんでした。
べつにそのとき、必要だったわけではないのに。
シンプルに暮らすようになって、ものをできるだけ増やさないように意識してからは、セールになびかなくなりました。
2.友達とショッピングに行ったとき
友人が何かを買うと同じものが欲しくなることがあります。
ブティックで試着したとき、友達に「似合うよ!」と言われるとつい買ってしまったり。
友人の影響で無駄遣いしてしまうことが多いなら、一緒にショッピングに行かないのがベストです。
お茶を飲む、美術館に行く、公園を散歩するなど買い物以外のアクティビティをしてください。
買い物に行くなら、最初に、「きょうは買わないつもり」と宣言しておくといいでしょう。
3.ストレスがたまっているとき
仕事や人間関係のストレスを解消するために、買い物をすることはひじょうによくあります。
日頃からストレスをためないように、ストレスマネジメントをしておきましょう。
シンプルライフで解消!日常のプチストレスをスッキリ解決する方法
買い物以外のストレス発散方法(運動、読書、散歩、その他の趣味など)を用意しておくのもおすすめです。
4.給料日やボーナスが出た後
お金が入ると、気が大きくなって、「ご褒美だから」と余計なものを買いがちです。
多くの場合、「お金が入る⇒買い物」という行動パターンができあがっています。
この場合は、別のパターンを作りましょう。
お金が入る⇒予算を組む/寄付/住宅ローンの返済/新NISAに投資といった、お金関係の行動でもいいですし、
お金が入る⇒家族で食事/友人とカフェでおしゃべり/自然の中で瞑想するなど、お金とは関係のない行動をするのもOKです。
考えてみれば、お金が入ることと買い物はそこまで相関関係の強い行動ではありません。自分で関係性を強化してしまっただけです。
5.SNSやYouTubeで魅力的な商品を見たとき
ソーシャルメディアで、インフルエンサーや友人が「これ、すごく便利」「今年買って一番よかった」と言っているアイテムが、自分も欲しくなるパターンです。
人は他人がほめているものを欲しくなる心理的傾向があるし(社会的証明)、同じものを持って、その集団に所属したいという欲求もあります。
このような事情から、欲しくなっているだけで、こうした心理バイアスを切り離して考えてみると、そこで紹介されているものは、自分の生活にそこまで必要ではありません。
6.福袋やミステリーボックスを見つけたとき
福袋はご存知だと思います。ミステリーボックスは、福袋と同じコンセプトの商品で、届いて箱を開けたら中身がわかる商品です。
この2つは、中身がわからないけれど、通常よりお得であるという共通認識があります。
また、数が限られていることが多く、「今買わないと手に入らない」という希少価値も感じさせます。
私も福袋が大好きでしたが、すべてを使うこなすことはできず、断捨離したものが多かったので、必要なものだけを買うようにしました。
中が見えないと、それが必要かどうかはわかりません。
7.無料サンプルや試供品をもらったとき
人は何かをもらうと、相手に何かを返したくなる心理があります(返報性の原理)。
サンプルをくれた店員さんに申し訳ない気持ちがあって、ついほかのものを買ってしまいませんか?
そういう思考をしない人もいますが。
サンプルがきっかけで無駄な買い物が増えているなら、いらないサンプルをもらわないことにしましょう。
8.新しい趣味を始めたとき
いつまで続くかわからないのに、いきなり道具やグッズを一式そろえてしまう人が周囲にいませんか?
形から入るタイプの人は、グッズを揃えるだけで、「すでに趣味を始めて、かなり極めた気分」になります。
しかし、最初の興奮が冷めると、多くの道具が不要になります。
私も塗り絵で体験しているのでよくわかります。
おすすめは、最低限の道具から始めること。そして、少なくとも1年は様子を見ましょう。
9.旅行中や観光地にいるとき
旅先で、「旅の思い出に」とお土産を買いすぎてしまうことがあります。
ここまであげた例を見てもわかるように、私たちは平常心でないときに、ものを買いすぎる傾向があります。
旅先では、いつもと違って、冒険心や好奇心、自由を楽しむ気持ち(制限から抜け出したい気持ち)の度合いが強いので、お金を使ってしまいがちです。
土産物のショップには、買う気にあふれた客でいっぱいなので、その影響も受けます。
「よほどの事情がない限り、お土産は買わない」と決めてしまうと、旅先での買い物を減らせます。
10.ネットショップを眺めているとき
夜中にスマホでネットショップを見ていて、気づいたらポチッとしている。
そんなことが習慣になっている場合です。
スマホからの買い物はあまりに簡単なので、うっかり買うことはよくあります。
必要ないときに、ネットショップにアクセスするのをやめれば、ふっと買ってしまうことを防げるでしょう。
スマホとの使い方を見直すこともおすすめです。
11.もっといいものが欲しくなったとき
すでに似たものを持っている、家にあるもので十分。それなのに、「新型」「高性能」という言葉に惹かれて買います。
このような人は
・根っからの買い物好き(買い物がレクリエーションになっている、いつも買い物をする理由を探している)
・完璧主義(常により良いものを求める)
こんな事情があります。
私もそういうところがありましたが、買うことではなく、「買ったものをちゃんと使うこと」に意識を向けたら、「もっといいもの」を追い求めることがなくなりました。
妥協買いと完璧主義:~同じもの、似たようなものがどんどん増えてしまう理由(その2)
12.店員さんに強く勧められたとき
洋服や靴、化粧品などを試した後、「すごくお似合いですよ!」と言われると、買わなければいけない気持ちになりませんか?
いろいろ商品を出してくれた店員さんに申し訳ない、ケチな客だと思われたくないと思って。
申し訳なく思う必要はありません。店員さんは、自分の仕事をしただけです。
店員の言葉が買い物のスイッチになっているなら、スイッチを入れる前に、「少し考えます」とか、「ほかも見てきます」と言って、いったんその場を離れる習慣をつけましょう。
13.クーポンやポイントの期限が迫っているとき
割引の期限が迫っていると、「使わなきゃもったいない」と必要のないものを買ってしまうことがあります。
たとえ、そのお得が「50円」だったとしても。
このような人は、「お得」に対する考え方を見直しましょう。
ポイントを使うために無理に買ったものはガラクタとなり、その後の管理に時間とお金を取られるので、結局はお得ではありません。
14.家の中を片付けているとき
部屋の中が散らかったとき、断捨離をすれば「もう、無駄なものを買うのはやめよう」と思います。
ところが、捨てることは考えない片付けをしていると、たくさんあるものを整理するために、収納用品を買いたくなります。
こうして余計なカゴやケース、片付け本が増えていきます。
収納では解決しないことを肝に銘じてください。
断捨離生活のモットーは『収納』するより『捨て』なさい:ミニマリストへの道(12)
15.ものが自分を変えてくれると思うとき
「この手帳を買えばもっと計画的に行動できる」「この本を買えば人生が変わる」などと思い込んで、買うことはありませんか?
今の自分や生活に不満があり、「これを買えば自分が変わるかも」と期待して買うことも、癖になります。
「ものではなく行動が変化を生む」と考えてましょう。
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あなたが、よくショッピングするタイミングがありましたか?
買い物は生活習慣のひとつ。必ずパターンがあるので、自分のパターンを把握して、事前に防ぐようにしましょう。