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裁縫やハンドクラフトの材料をためこんでしまったけれど、結局捨てた読者2人のメールを紹介します。
内容:
・レースの使い道を探した結果
・裁縫箱の中をすっきりさせた
まず、縫い物が好きなSさんのお便りです。小見出しは私が入れました。
自分が不用品を持っていることに気づかなかった
件名:客観視することの難しさ
その後、少しずつ趣味の物を捨てています。先日、ハギレやレース、紐など裁縫関係の物を処分しました。
きっかけはネットで見つけた記事です。
不用になった手芸材料
私は裁縫が好きで、子供の服や小物を作っていましたが、子供が大きくなると作ることがなくなりました。
残った微妙なサイズの布や、何かに使えると取っておいたファスナー、小さい子供向けのレース、リボンなど、使えるけれども使っていない、いつ使うかもわからない物を衣装ケースに大事に入れて、何かに使いたいと思いつつ、もう何年もそのままでした。
捨てるのがもったいない気持ちがあり、何か作りたいと「ハギレ活用」などとネットで検索しても、自分の作りたいものが見つからず、使ったとしてもそれがいらないものになってしまうだろうと思い、結局放置していました。
レースの活用方法をネットで探したが
ある日ふと「レース活用」とネット検索すると、私のように捨てられないで取っておいたレースを活用しました! というブログを見つけました。
一体どんな風にして活用したのかと見ると、枕カバーやタオルの端にレースを縫い付けて、なんとか消費したというものでした。
それを読んですぐに思ったのは、不要な労力と時間の消費です。
さっさと捨てれば、いらないものを作る時間も労力も無駄にしないで済むのに、何かに使えるからと、自分にとって必要ないものを時間と労力をかけて作るなんて本末転倒だと思いました。
そして、これはまさに私が今からやろうとしていた事だと気づきました。
使えるけれど今まで全く使っていなかったし、これからも使う予定がない物。
客観的に見れば捨てたほうが良いとすぐわかるのに、いざ自分のこととなると判断できないとはこのことか、と思いました。
ブログの方も、作ったはいいがレースはなくても良く、苦肉の策と書かれていました。本当にそう思います。
おかげで私はすぐにレースと紐を捨てることができました。
端切れはこうして活用
そして、ハギレも小さくて使わないものは捨てることにし、少し大きさのあるものはウエスにしたり、視点を変えてポットマットの内側に入れることにしました。
ポットマットを鍋つかみとしても使うので、少し厚みが欲しく、今まではタオルを切って入れたり、パッチワーク用のキルトシートなどを使っていましたが、ハギレの消費にもってこいです。
ポットマットは汚くなってきたら新しい物と交換するので、いくつかあっても困りません。
今までは服を作って出たハギレをどうやって消費しようかと毎回悩みのタネでしたが、活用の仕方が決まると迷う気持ちがなくなりました。
自分のことはなかなかわからない
筆子さんが読者の方の質問に、「私なら捨てます」と書かれていることがあり、私もそう思う!と共感することがあります。
実家でも、捨てたらいいのに…と思う物が沢山ありますが、いざ自分のこととなるとぜんぜんできていないと思いました。
今回、客観的に物を見ることは難しいことだと気づくことができたので、自分の中で不要だな、なんとかしたいなと思う物があったら、これがもし自分の物じゃなかったら? と考えてみようかと思いました。
筆子さんのブログは、捨てることだけでなく、色々な記事を通して気づきを与えてくれるので、自分が成長している気分になります。
これからも楽しみにしています。
Sさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
いつもブログを読んでいただき、うれしいです。
手芸材料の整理を通して、無駄は無駄を再生産することに気づいたのですね。よかったです。
自分が不用品を持っていることに気づくのは難しい、ということに気づけたのも、いい学びでしたね。
かつて私も付録を無理やり使おうとがんばり、無駄なことをしました⇒2度と付録目当てで雑誌を買わないと誓った日:ミニマリストへの道(53)
ものを作ることが好きな人は、実際は使わない、ガラクタになってしまうだけの無駄な物をたくさん作ってしまったとしても、作っているその最中が楽しいのであれば、制作に当てる時間や労力は、全くの無駄だとは思いません。
ただ、作った物をすべて自分や家族で活用(消費)しようとすると、さらに貴重なリソースを使うことになるので、いっそのこと、どこかで売ったほうがいいかもしれませんね。
リソースとは⇒私たちが持っているいろいろなリソース~たっぷりあるから、そんなに買わなくても大丈夫。
最近は、ネットにハンドメイド作品を売る場所がたくさんありますから。
では、Sさん、これからもシンプルな暮らしを楽しんでください。
次は、夢子さんのお便りです。夢子さんは、先日、ビーズや刺繍糸を捨てられないという相談メールをくださった方です。
記事で質問に回答しました⇒ビーズや刺繍糸という野望ガラクタを捨てたいのですが、捨てられません。
その日のうちに捨てました
読む前は、なんとなく、くだらない野望を持つのはもうやめなさい、とさとされるのではないかと予想していたのですが、全然違う、具体的で現実的なアドバイスをいただき驚きました。
また、私がビーズ刺繍に費やした時間やお金について否定することなく、かつ、現実的な考え方(材料を捨てても夢は消えない)を教えて下さり、なぜか涙が出てしまいました。
特に、私の心にグサッと来たのは、「自分を律したいと願うなら、ビーズや糸を捨てることからはじめればよい」という言葉です。
ガラクタ箱の中を整理
本当にその通りだと思い、午前中に、ガラクタの箱の整理をして、裁縫箱に入る程度の刺繍糸とビーズを残してごみ袋にまとめました。
残した糸とビーズは、雨の日にでも子供の暇つぶしに使えるかも、家庭科で使うかも、と思ったのです。
しかし、日中もまた、糸とビーズについて考えたり、筆子さんの記事に貼られていたリンク先の記事も読んだりして、色々考えた結果、結局夜になって、裁縫箱の中身も整理して、糸とビーズと、裁縫箱に突っ込んであった布マスク作りの材料もついでに捨てました。
裁縫箱の横にあった、いつか子どもとバザーかフリマで出せたらいいなと思っていた、手作りの粘土細工の詰まった箱も、捨てました。
理屈で考えたら、うちの男子3名は、雨の日にビーズ遊びなどしないし、バザーかフリマに一緒に出店することもないだろうと、わかりました。
素敵な主婦作家をあきらめた次は、素敵な主婦、素敵なママ、になりたかっただけでした。手先が器用で子どもと手芸を楽しみ、仲良くバザーに出店するような。
ほかの記事も読むつもり
上手く文章がまとまらないのですが、話は変わって、筆子さんのリンク先で、TEDのオレンジとバナナの比較の記事を読みました。すごくわかりやすかったです。私はそういうことをしているのだなと思いました。
オレンジ対バナナ:人と比べることで生じるダメージとその修復(TED)
また、モーニングページについての記事も読みました。でも、ちょっとまだ、モーニングページについてはよくわからなかったので、もう少し、筆子ジャーナルを読み込んでみようと思います。
ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
今まで、TEDやモーニングページについての記事は、読んでいませんでした。これから読んでみようと思っています。
とにかく、ビーズ刺繍の野望ガラクタは、捨てました。ゴミ袋にまとめました。あとは回収に出すだけです。
心が軽くなりました。もう、ビーズと糸について、どう活用したらいいか考えなくてすむむので。時間を大事にしようと思います。
筆子さんのおかげです。ありがとうございました。
そして、まだまだ、筆子さんから学ぶことがあると、気付きましたので、とにかく、他の記事も読んでみようと思っています。
たくさんの記事をありがとうございます。これからもお世話になります。
夢子さん、こんにちは。お便りありがとうございます。
捨てたかった物をちゃんと捨てることができてよかったです。
使っていない物は捨てるに限りますよね。
作家になる夢をあきらめる必要はないですよ。それが、夢子さんの本当にやりたいことであるなら、追求すればいいのです。
モーニングページの記事、わかりにくかったですか?
ただ単に朝起きたら、ノートに文字(文章)を3ページぶん書くだけですが。あまり難しく考えず、ぜひやってみてください。
それでは夢子さん、これからもお元気でお暮らしください。
裁縫グッズの断捨離に関連する過去記事
「使える物を捨てるのはもったいない」こう思うからいつまでも片付かない。
ミニマルライフと、道具がたくさんいる趣味のバランスをとる方法。
洋裁が得意なので、端切れや古着を捨てないお母さんの問題を解決するには?
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ハンドクラフトの材料に限らず、「これ何かに使えるかも」と、有用な物の材料にできそうな物を取っておくことはよくあると思います。
ネットで活用法を探したりもするでしょう。
活用法の選択肢の1つに、ぜひ「処分する(他人に活用してもらう)」というのを入れてください。
手放すと、そのレースやはぎれ、ビーズを自分で使うことはできません。
しかし、レースやらを活かせない代わりに、活用法を探しまわるのと、無駄な物を作るのに使う時間や体力を、もっとべつの有意義なことに活用できます。
どちらを選ぶかは、自分次第です。
では、あなたも、質問、感想、気づいたことなどありましたらお気軽にメールください。
お待ちしています。