衣類の捨て活中の女性

断捨離テクニック

最終更新日: 2024.12.9

捨て活でよくある悩みを解決~筆子流断捨離Q&A

ページに広告が含まれる場合があります。

 

不用品を捨て始めると、最初はうまくいっても、途中でだれたり迷いが生じたりします。

この記事では、断捨離や捨て活にまつわるよくある悩み10個に、私の経験を交えてお答えします。

あなたが断捨離をスムーズに進めるきっかけになりますように!



1.思い出の品を手放すのが難しいです。どうすればいいですか?

以下を試してください。

・「思い出の品を捨てるのはむずかしい」という思い込みを手放す

・「思い出の品」とひとくくりにせず、それが具体的に何なのか言葉にする

・思い出は「もの」に宿るのではなく、自分の心の中にあると考える

思い出の品は、写真や手紙、精神的なつながりのある人からのプレゼントなど、人の思いがこもったもの。それは、過去の記憶や感情を閉じ込めた特別な存在だと思います。

「これは私にとって特別だ」と思っていたら、紙切れ1枚でも手放せません。

でも、特別なものがそんなにいくつもあるなら、それはもはや特別なものとは言えませんよね?

本当にスペシャルなものは、数が少ないのが前提です。

「特別だから大事だ」と思っているなら、そのアイテムを本当に特別なものにするべく、全体的に数を減らすべきでしょう。

私たちは現在の生活を送るために、実にたくさんのものを使っているので、ここにさらに大量の思い出の品を加えると、スペースはもちろん、精神的にも余裕がなくなります。

捨てられない思い出品を手放す秘訣~保有効果の影響を最小限にする。

2. まだ使えるものを捨てるのがもったいない気がします。どう考えればいいですか?

使えそうなもの、まだきれいなもの、新品同様のもの。

確かにそういう品物は、見るからにゴミっぽいものと比べたら手放しにくいです。

このようなものに対してはこう考えてください。

・本当に使うなら、とっくの昔に使っているはずではないか?

・どんなにきれいでも、使っていなければ、持っていないのと同じことだ(ものは使わなければ価値を引き出せない)

・もったいない気がするだけで、実はまったくもったいなくはない(不用品を所有するのはコストがかかる)

「これを持っていれば、いつか必要になったときに、使える」と思うなら、未来に対する期待を考え直してください。

大切なのは今~未来に期待してためたモノを手放す方法

期待を洗い出しても、捨てられないときは、必要な人の手に渡して、使ってもらう道を選べば、そのアイテムの価値を活かすことにつながります。





3. 捨てた後に後悔しそうで不安です。どうやって決断すればいいですか?

決断を保留する箱(私は執行を猶予する箱と呼んでいますが)を用意して、とりあえず、そこに入れて様子を見てください。

この入れ物は、「全然使ってないし、これからも使わないと思うけど、後悔するのが怖くて捨てられないものを入れる専用の入れ物」です。

そして、今日の日付を書き、決断をする日(3ヶ月後、1年後など)も書き添えましょう。

このように断捨離するまでにワンクッション入れると、心理的な抵抗が少なくなります。

私は食器やプリントアウトしたレシピでこの方法をやってみましたが、やるまでなかったと思いました。

後悔したとしても、対処法はいくらでもあるので、あまり神経質にならず、不用なものは順次捨てたほうがいいでしょう。

後悔よりチャンスを手にする!すっきり暮らすための考え方。

4.家族がものを減らしてくれません。どうすればいいですか?

家族が断捨離に協力的でない場合はほっておくのがベストです。

私は、自分のスペースを徹底的に片付けました。

一緒に暮らしている人は、多かれ少なかれお互いに影響し合っているので、誰かが熱心に不用品を捨て、シンプルライフをエンジョイしていると、ほかの人も、ごく自然にシンプルライフの方向に思考が傾きます。

中には、「自分も捨ててみようかな」と思う人もいます。

ですが、無理に自分のやり方を押し付けると、反発を招きます。

自分のものをしっかり捨てるだけでも、けっこう大変です。きれいさっぱり捨ててから、また質問してください。

5.捨てるかどうか迷うものがあります。判断する基準はありますか?

何かを手放していいかどうか迷うことは、私はありませんが、もし迷ったら「これを今日初めて見たら、買うか?」と自問します。

するとたいてい「買わない」という答えが出るので、捨てます。

それでも迷うなら、「1年後の私がこれを使うか?」とか、「これは今の私の生活にプラスの価値を与えているか?」「私が望む人生を送るのに役立つものか?」といった質問もしてみましょう。

迷う理由が「高かったから」「もったいないから」なら、それは今の自分に必要がないサインなので、捨てます。

断捨離する物にやたらと迷う人向け、捨てる物チェックリスト。

6.断捨離を始めてもいつも途中で挫折します。どうすれば続けられますか?

「挫折」は「休憩」とか「休み」と考えてまた始めればいいだけです。

先日、noteに完璧主義の記事を書きましたが⇒完璧主義から解放される10の方法~記事の下書きばかりたまるあなたへ。

断捨離において、完璧主義を発揮する人も多く、「まだこんなにものがある」とか、「このクローゼットがからっぽになるまでがんばらねば」と自分をむち打つことがあります。

べつに、すべてを捨て去る必要はないので、少しでも捨てることができたら、「ああ、ここがスッキリした」と、できたほうに目を向ければいいのです。

いったん捨ててもまたものであふれるときは、買い物習慣を見直して、入れるほうを制限してください。

買いすぎない生活ガイド:これ以上ガラクタと寝起きを共にしたくない人へ。

7.必要なものまで捨ててしまいそうで怖いです。見極めるコツはありますか?

常識と良識に従って断捨離をしていたら、必要なものを捨てることはまずありません。

「間違えて、お金やパスポート捨てちゃった」という人は、皆無ではないでしょうが、そんなに多くないはずです。

だから、ここは心配するポイントではありません。

むしろ「いらないものまで残してしまいそうで怖いです」と考えたほうが人生がよくなります。

この部屋にあるもので、何が必要で、何が不用なのかわからない、と思うときは、ニーズとウォンツについて考えることが助けになるかもしれません。

ニーズ(必要なもの)とウォンツ(欲しいもの)に敏感になる:知らないうちにお金が貯まる行動案(その6)

自分にとって「必要なもの」が何なのか、紙に書き出すのもいいでしょう。

その際「必要なもの」と「使っていないけど大事な気がするもの」を区別してください。

– 必要なもの: 今使っている、または近いうちに使う予定がある
– 大事な気がするもの:実際には使わないが感情的な執着がある

前者だけを残すと決めると、判断が楽になります。私自身は、何かを捨てて困った経験はありません。

生きている限り、手に入れるチャンスは続くので、捨てても大丈夫なんです。

8.ものがたくさんあるせいか、いつまでやっても終わりません。いつ終わるでしょう?

確かにものが多いと、数個捨てただけでは、見た目がほとんど変わらないので「終わらない感」にさいなまれますよね。

その場合は、6番に書いた完璧主義の手放しをして、さらに、断捨離というプロジェクトを、「確実に終わった」と思えるような小さなタスクにまで細分化して行ってみてください。

片付ける場所やカテゴリーを細かく分けて、達成しやすい目標を立てると、実際完了できるので、「終わった!」と達成感を得られます。

すると、次のタスクをする気になり、結果的に捨て活が続き、部屋もきれいになっていきます。

9.ずっと片付けたいと思っているけどなかなか重い腰があがらない。どうしたら始められますか?

「この部屋、このままではまずい」と思いながら、ずっと片付けないままここまで来た人には、2つの選択肢があります。

1)断捨離はきれいさっぱりあきらめて、来年も汚部屋で暮らす

2)今日からできることを始める

あきらめられないから、このブログを読んでいると思いますが、一度、自分は本当に部屋の中をきれいに片付けたいと思っているのか、真意を問いただしてください。

人は、やりたくないと思っていることはなかなかできないので、多少なりとも、「不用品を捨てたい」という気持ちがないと、捨て活が困難になります。

捨てたいと思っていると認識したら、今すぐできることから始めましょう。

その際、小さなタスクを積み重ねるのがおすすめです。

こちらにすぐに捨てられるものを集めています⇒これで捨てまくる。「プチ断捨離シリーズ」記事の目次。

10.忙しいので断捨離できません。どうしたらいいでしょう?

確かに捨て活をする時間がないと、不用品は減っていきません。

でも、どんな人も、1日24時間はあります。その24時間のうちの数分を、捨て活に割く気持ちがあるかどうかの問題です。

たとえ1日5分でも、コンスタントに捨てていると、次第に周囲がきれいになっていきます。

まずは、ものがいっぱいのカウンターあたりから片付けるといいかもしれません。ここがきれいだと、今まで床に置いていたものを、カウンターにのせることができますから。

片付ける時間の作り方~忙しい主婦でも、不用品を捨てる時間はある。

******
断捨離に関してよく聞かれる質問に回答しました。

まずはこの10個を押さえれば、捨て活で道に迷うということはなくなるでしょう。

繰り返しますが、断捨離で完璧を目指す必要はありません。

そのへんから不用品を少し間引くだけで、生活の質はあがります。たまりすぎてしまったものがあるなら、捨ててみてください。





自信のある女性内なる自信を解き放つ方法~困難を成長に変えるには?(TED)前のページ

選択肢を減らせば暮らしが変わる!シンプルライフの新ルール次のページ着る服に迷っている人

ピックアップ記事

  1. 筆子の新刊『書いて、捨てる! 』3月11日発売。著者による内容紹介。
  2. ムック本・第2弾『8割捨てれば、お金が貯まる』発売のお知らせ:11月15日です。…
  3. 筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。現在予約受付…
  4. ムック・8割捨てて二度と散らからない部屋を手に入れる、発売しました。
  5. いつか使うかもしれない、と思うものを本当に使う方法、あるいは見切りをつける方法。…

関連記事

  1. 古雑誌

    断捨離テクニック

    今すぐ捨てても全然困らない紙もの10選(プチ断捨離11)

    捨てるのが苦手な人でも、抵抗なく取り組めるプチ断捨離。今回は、まめに見…

  2. 化粧品持ちすぎ

    断捨離テクニック

    化粧品の収納に悩む前に断捨離を。コスメの捨て方9のステップ。

    細々として、形がいろいろある化粧品は収納が難しいですね。ですが、コスメ…

  3. ぬいぐるみの断捨離

    断捨離テクニック

    ぬいぐるみの捨て方。連休中に子供とやる断捨離プロジェクトにおすすめ

    子供のぬいぐるみの断捨離のやり方をお伝えします。シルバーウィー…

  4. ショッピング

    断捨離テクニック

    こんな人の家にはガラクタがいっぱい。物をためこんでしまう5つの性格

    ガラクタがたまる理由は家の中に物を入れてしまうから。しかし、なぜそうし…

  5. くしゃくしゃの引き出し

    実家の片付け

    なんでも入れてしまう場所を片付ける:プチ断捨離(35)

    プチ断捨離シリーズでは、捨てることに不慣れな人や、忙しくてじっくり片付…

  6. ブラ

    ファッションをミニマルに

    捨て時の下着、見逃していませんか?:プチ断捨離25

    あわただしい毎日を送っているOLや主婦にもできる小さな断捨離プロジェク…

文庫本『それって、必要?』発売中。

「50歳からのミニマリスト宣言!」

ムック:8割り捨てて二度と散らからない

ムック・8割捨てればお金が貯まる

書店かセブンイレブンで買ってね。
8割捨てればお金が貯まる・バナー
ムック本・8割捨てればお金が貯まる、発売のお知らせ

「本当に心地いい部屋」

「買わない暮らし。」売れてます(第7刷)

筆子のムック(第5刷)

筆子の本、『書いて、捨てる!』

更新をメールで受け取る

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

1,846人の購読者に加わりましょう

新しく書いた記事を読む

  1. いらないやかんや食器
  2. ノートに日記をつけている手元
  3. 新年の誓い
  4. 食器を持つ女性
  5. 新しいスタートを切る女性
  6. 感謝を伝える
  7. 母と娘
  8. 散らかったキッチン
  9. スーパーで買い物している女性
  10. クローゼットのチェック

筆子の本・10刷決定です

オーディオブック(Audible版)も出ました♪ 捨てられない人は要チェック
1週間で8割捨てる技術
⇒筆子の本が出ます!「1週間で8割捨てる技術」本日より予約開始

 

実物の写真つき紹介はこちら⇒「1週間で8割捨てる技術」筆子著、本日発売です(写真あり)

大好評・特集記事

小舟バナー

 

お金を貯める・バナー

 

実家の片付けバナー

 

ファッションバナー

 

フライレディバナー

 

湯シャンバナー

 

ブックレビューバナー

 

TEDバナー

 

歯の治療バナー

今日のおすすめ記事

  1. スマホを使う女性
  2. 人台
  3. 食器棚に食器をしまう女性
  4. 食事中の女性
  5. 秋の森
  6. アーチェリーをする女性
  7. ノートブック
  8. きれいな部屋
  9. 実家の洋服ダンスの中
  10. 散らかった部屋

過去記事、たくさんあります♪

PAGE TOP