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お盆休みの季節がやってきました。
この期間、多くの方が実家に帰省されることでしょう。
その際に、ぜひ一度考えていただきたいのが「実家に置きっぱなしになっている自分のものの整理」です。
実家には、学生時代の教科書や昔の衣類、思い出の品などが、そのまま残っているかもしれません。
この機会に、自分のものを整理し、必要ないものは思い切って処分してみませんか?
この記事では、実家にある不用品を処分するメリットと、捨てたほうがいいものを具体的に紹介します。
まず、実家から自分のものを引き上げるべき理由をお知らせします。
なぜ、実家にある自分のものを処分すべきか?
実家に放置していた古いものを処分すると、自分にも親にもメリットがあります。
1)親の負担が減る
実家に置いてある自分のものは、親にとっては他人のもので、自分では使わない不用品です。
不用品はスペースを取り、邪魔になるだけ。
親孝行をしたいなら、自分のものはすぐさま、撤去するべきでしょう。
実は私の家にも娘のものがバンカーズボックス(大)に1個分あります。
引っ越すとき、娘関係のものは全部、この箱に入れて運びました。早く引き取れと再三娘に言っていますが、いまだに引き取りません。
一気にすべて捨ててしまいたいほど、邪魔です。
今、10日に1度ぐらい、娘の家に掃除に行っているので、そのとき中身を少しずつ娘の家に移動させようかと思うほどです。
2)親と自分の心理的自立を促す
自分のものを実家から引き上げることで、心理的にも物理的にも独立した生活を確立できるのではないでしょうか?
実家にものを置きっぱなしにするのは、無意識のうちに親や実家に依存していると考えることもできます。
これは、親の側も同じで、巣立った子供のものがあるうちは、なかなか子離れできないかもしれません。
3)未来の自分が楽
親が亡くなり、実家を処分する際に、実家に自分のものが残っていると、それらを整理・処分しなければなりません。
たとえ、自分の兄弟姉妹が片付けることになったとしても、できるだけ迷惑はかけたくないですよね?
事前に自分のものを処分しておけば、後々の整理が容易になるので、親、自分自身、実家を管理する人すべての負担が減ります。
では、ここから、実家にたくさんありそうなものを9つ紹介します。
最初に確認したいのは、「実家に置きっぱなしイコール、今の生活には必要がないものだ」ということです。
現在の自分に必要ないのに持っているものは、すべて思い出の品です。
思い出の品はそんなにたくさんいりません。
1.古い衣類
若い頃の衣類や、今はもう着ない服を整理します。サイズが合わなくなったものや、流行遅れの服は処分してください。
古い服を久しぶりに見ると、高い確率で劣化しているので、捨てやすいと思います。
私も実家を片付けたことがありますが、何枚か自分の衣類が残っていました。
私は、だいたい5年に1度のペースで里帰りしてきたので、自室の洋服ダンスにバスタオルや寝間着、夏服など何着か入れっぱなしでした。
どれも5年に1回は使うわけですが、5年に1回、数週間使うのは、頻度としてはかなり少ないです。
あるとき、ふだん使えるものや、使う気があるものは全部持って帰り、使わないものは処分してしまったほうがいいと思い、実際そうしました。
2.大昔の教科書やノート
学生時代の教科書やノートも実家にあることが多いです。
これらは、もう使いません。使わないから、実家にずっと置きっぱなしになっているのです。
では、なぜさっさと捨てないのか?
思い出の品として持っていたいのでしょう。
ですが、思い出はこころの中にあるので、古い教科書やノートは不用です。
教科書にのっている内容を再度勉強したいという目的があるなら別ですが、それならそれで、今回、数冊持って帰り、実際に勉強してください。
自分の文字が書かれたノートに愛着がある人は、写真に撮って、本体は捨てましょう。
3.ほこりをかぶった本や雑誌
活字が好きな人は、本や雑誌を中途半端に残したままかもしれません。
特に保管する理由がないなら、廃品回収に出しましょう。
私も実家で、ものすごくたくさんの本を廃品回収に出したことがあります。
私の実家は坂道に建っていたので、家に入るまでに石垣の階段を上らねばなりません。この階段を何回も往復して大量の本を全部ガレージに入れました。
ものすごく疲れましたが、私はこの作業をしていなかったら、弟がやることになったので、やっておいてよかったです。
4.かつて遊んだゲームやおもちゃ
子供の頃に遊んでいたおもちゃやゲームも、実家の押入れにあるかもしれません。ハロウイングッズなど季節ものもあるかもしれません。
処分してください。
コレクターズアイテムなら、売るのも1つの手です。でも実家に置きっぱなしにしておいても売れません。
実家にいる間に売る手はずをしてしまうか、全部持って帰って売りましょう。
以前、実家を片付ける記事を書いていたとき⇒「実録・親の家を片付ける」のまとめ
「筆子さんのブログには古いものの写真があって懐かしい」という感想をもらったことがあります。
そうです。写真があればいいんです。
本体は不用です。
本体を全部キープしようと思ったら、スペースと時間を取られます。年老いた親に管理の負担を強いるのはやめましょう。
5.かびくさいアルバムや写真
写真は思い出の品の代表です。見れば懐かしいかもしれません。
ですが、写真やアルバムはスペースを取るし、いざ捨てようとすると心理的に捨てにくいものです。
自分も親も元気なうちに整理をしておいたほうがいいですよ。
そもそも、思い出に浸るのに、何百枚も写真は必要ありません。数枚で十分です。
大事な写真だから残したい。そんなときはデジタル化すればいいですね。
ペーパーレスを意識する~ガラクタを増やすライフスタイルをやめる(その6)
6.手紙やカード、年賀状
私たちが子供の頃、連絡は紙媒体か電話でしていたので、古い手紙やカード、メモが残っているかもしれません。
私は、小中学生の時、文通が趣味だったので、ペンパルからもらった手紙が大量にありました。
でも、もらった手紙は、絶対読み返さないんです(少なくとも私は)
今、多くの人は、メールやテキストのやりとりをしていて、メッセージを読み、用事が終わったら削除しているはずです。
手紙も、読んだら捨ててしまうメディアではないでしょうか?
絶対捨てたくない意味のある手紙は残してもいいかもしれません。
自分の人生を変えたような手紙です。
でも、そんな手紙、もらったことありますか?
7.不用な書類
古い契約書や請求書、製品のマニュアルが残っていたらもう捨てましょう。
使いません。
古い書類には期限があるので、も捨てやすいと思います。
紙がたまっていると、1枚1枚見る気になれないかもしれませんが、1日15分使って少しずつ紙束の山をくずしましょう。
8.旧式の家電
若い頃使っていたテレビ、カセットトープレコーダー、ウォークマンなどが残っていたら、処分します。
こうした家電は、日々進化しているのでもう出番がありません。
ドラマでは、こわれた腕時計でタイムトリップしたり、こわれたトランシーバーで過去の人としゃべったりしますが、ドラマだからそういうことが起きるんです。
現実には起きません。
9.食器
自分用の食器や弁当グッズ、お菓子作りの道具が残っていたら、整理してください。
私はランチクロスをたくさん持っていました。
まだ使いたいなら、自宅に持って帰ることにし、残りは処分します。
親が捨てさせてくれないという人へ
「実家に私のものがたくさんあるけれど、親が捨てさせてくれないので捨てません」とおっしゃる方が意外にたくさんいます。
しかし、これは多くの場合、言い訳です。
「捨てさせてくれない」と思い込んでいるだけで、親と話し合いをすれば、処分できます。
確かに一部の品については、自分も親も思い出を共有しているかもしれません。
でも、最初にも書いたように、思い出の品はそんなにたくさんいらないのです。
思い出の品に囲まれて、息苦しい生活をするより、今の生活の質をあげるほうが、誰にとってもいいことを伝えてみてください。
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帰省中に実家に置きっぱなしの自分のものを片付けることをおすすめしました。
若いうちは、まだ人生の時間がたっぷり残っているので、今、持っているものたちとずっと暮らせると思うかもしれません。
でも、年をとると、そんなのは幻想にすぎないことに気づきます。
今日の生活の充実をめざすほうが、結局はいい人生になりますよ。