クッキー作り

健康・アンチエイジング

砂糖が入っているのは「甘いもの」だけではない。加工食品の砂糖を見逃すな。

外掘りを埋めるように、ゆるやかに行う砂糖断ちのアイデアを紹介しています。今回は、一見甘い食べ物ではないのに、実は思いのほか甘い食品を、台所から断捨離するおすすめです。

全体としては辛い食品でも、砂糖が使われていることはよくあります。



日常にひそんでいる砂糖

辛いはずの加工食品に、砂糖が入っていることがピンと来ない方のために、TED-EDが作った動画を紹介します。

タイトルは、Sugar: Hiding in plain sight(日常にひそんでいる砂糖)です。hide in plain sight は「ありふれた風景の中にひそむ/隠れる」という意味。

動画は4分3秒。必要なら、設定の字幕のところで言語を選択し、字幕をオン、オフするボタンで、字幕を表示させてください。日本語字幕もあります。

動画のあとに要約を書きます。

加工食品の中にたくさん砂糖が入っている

砂糖の半分は、清涼飲料水、アイスクリーム、お菓子、白い砂糖の袋などに入っているので、しっかり砂糖だとわかります。ところが、もう半分は、思いもよらない製品に入っています。

たとえば、ケチャップ、パスタソース、豆乳、スポーツ飲料、ピーナツバターなど。

スーパーマーケットにある60万種類以上の製品のうち4分の3以上に砂糖が含まれています。

砂糖はいろいろな名前があってわかりにくい

加工食品に添加されている糖分にはさまざまな名称があります。5つや6つではなく56個ぐらいはあるでしょう。

ブラウンライスシロップ、麦芽糖、デメララ、フロリダクリスタル、ムスコバド糖など。

ハイフルクトースコーンシロップ(別名HFCS、異性化糖、ぶどう糖果糖液糖、コーンシュガー)のように、まぎらわしい名前に、さらにまぎらわしいあだ名がある製品もあります。

ブドウの濃縮液やリンゴの濃縮液も、ほかの砂糖と同様の影響を体に及ぼします。

オーガニックのエバポレイテッドサトウキビジュースは、健康によい食品に聞こえますが、サトウキビジュースを蒸発させれば砂糖です。

化学的にはみな同じ砂糖です。

さらに問題なのは、さまざまな種類の砂糖が1つの食品に添加されると、長い成分表示の中に紛れてしまうこと。それらをすべて合わせると、砂糖が一番多く使われている、ということもありうるのです。

FDA(Food and Drug Administration アメリカ食品医薬品局)は1日の砂糖の最大摂取量を示していませんが、WHO(世界保健機構)は、1日にとる砂糖は、総カロリーの5%か、1日25グラム以内を推奨しています。

砂糖とは何か?

グルコース(ブドウ糖)もフルクトース(果糖)も炭水化物で、炭素、水素、酸素からなる化学物質です。

しかし、両者の構造はずいぶん違います。

グルコースは地球上の生命体にとってベストのエネルギー源。体内のすべての臓器で代謝できます。

果糖はおもに肝臓で代謝されます。果糖が多すぎて、肝臓で対応しきれないと、余った分は脂肪になります。

生のフルーツは果糖を含んでいますが、自然にできる物であり、肝臓の負担になりません。果物に含まれている食物繊維のおかげで、ゆっくり吸収されるからです。





なぜ砂糖がこんなに使われるのか?

砂糖のおかげでクッキーはやわらかく、キャンディはカリカリします。パンの皮はこんがりとした小麦色になります。

砂糖は保存料としても優秀で、腐りも蒸発もしないので、砂糖を添加した食品は保存しやすく、長距離輸送もできます。そして安価です。

だから砂糖は、さまざまな食品に使われるのです。

むしろ、砂糖を使っていない食品をリストアップするほうが簡単かもしれません。例えば野菜、卵、肉、魚、果物、生のナッツ、水など。

清涼飲料水やスポーツ飲料の代わりに水を飲むのは、添加された砂糖を避けるのにとてもよい方法です。

少なくとも、食品表示に注意しましょう。そうすれば、砂糖の摂取量を健康的なレベルに保つことができます。

—– 要約ここまで —–

※筆子注:北米では、通常、クッキーはねっとりしている(chewy)ものがおいしいと思われています。

砂糖の説明のところで、グルコースとフルクトースが出てきますが、これが砂糖の正体です。

グルコースとフルクトースがほぼ1対1の割合で含まれているのがグラニュー糖(ショ糖、スクロース)です。

日本でよく使われる上白糖は、グラニュー糖が主成分で、水分と転化糖(ブドウ糖と果糖の混合物)をそれぞれ1%程度含んでいます。ほんの少しですが、それだけでかなりグラニュー糖と見た目が違います。

もっと砂糖について知りたい方は、こちらから過去記事をごらんください⇒砂糖の害について書いた記事のまとめ

加工食品についてはこちらをどうぞ⇒健康とダイエットの敵~加工食品の3つの害を知っていますか?

原材料をしっかり確認することから始まる

スーパーに並んでいる食品の4分の3に、砂糖が入っている、というのは誇張でもなんでもないと思います。今はそれだけ加工食品が増えています。

パッケージ(箱や袋)に入っている食品は、特に気をつけて、砂糖が入っていないか、疑ってください。ローファットの製品や、ダイエットにいいと勧められる商品も加工食品であれば、砂糖や人工甘味料が入っている可能性が高いです。

動画を見る限り、アメリカでは、それぞれの製品に砂糖が何グラム含まれているのか、表示されていないようです。

カナダでは、カロリーとともに、脂肪、塩分、砂糖らは重量表示されています。ものによっては%表示のときもあります。

こちらに食品表示の例を画像で紹介⇒トランス脂肪酸が入っていそうな健康によくない食べ物リスト トランス脂肪酸の記事なので、砂糖のグラム数は写真に入っていません。

日本はどうなのかわかりませんが、グラム数では確認できないかもしれません。

手元にあるコンソメ(味の素)とお茶漬け(永谷園)の原材料表示の写真を見てみましょう。ともに母が送ってくれたものです。

コンソメの原材料表示

コンソメの原材料表示

コンソメの原材料で一番たくさん入っているのは食塩ですが、乳糖、砂糖、果糖といった明らかな砂糖が入っています。

動画で言っていたように、すべて体内に入れば、ほぼ同じプロセスで代謝される砂糖なのに、名前が違うために、原材料表示では散っています。

そのため、インパクトがなさそうに見えますが、トータルすればそれなりの量になります。

実際、砂糖断ちをしてしばらくしてから、コンソメスープを飲むと、みょうな甘さが気になります。

私は若い頃、アルバイト先の喫茶店のまかないで、初めてコンソメスープを飲み、「なんとおいしいことか」と感激しました。

それ以来、自分でも時々購入し、よく汁物として飲んでいましたが、今や、味が奇妙すぎて、飲めなくなりました。

こちらは梅干し茶漬けの原材料です。いわゆるお茶漬けの素です。

お茶づけの素の原材料表示

お茶づけの素の原材料表示

お茶漬けなんて、ご飯の上に具をのせてお湯かお茶をかければできます。自分で作る(?)時は、砂糖をかける人はいないでしょう。しかし、加工食品にすると、砂糖入りになってしまうのです。

コンソメもお茶漬けの素も、元の製品の重量が少ないので、食べたとしても、砂糖の摂取量はたいしたことありません。

けれどもふだんこのような加工食品をたくさん利用し、さらに、おやつに「真性甘い物」を食べていたら、体調が悪くなっても無理はない、と思います。

「甘いおやつをやめるなんて、そこまでして生きていたくない」という、食べることが生きる目的のような人は、先に加工食品の撤廃をやってみるのも1つの手です。

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加工食品の摂取を減らせば、食品添加物の摂取量を減らすこともできます。食品添加物は、安全なのか安全じゃないのかよくわからないけれど、人間の体にとっては異物です。

人の体は毒物をある程度外に出すことができますが、異物を入れれば代謝しにくいのは確かです。

糖質制限ダイエットの流行のせいで、糖分を控える人は増えたと思います。

ですが、「ダイエット中のおやつ」として、加工食品がすすめられているのに、私はひじょうに疑問を感じます。

ふつうにフルーツやナッツを食べておいたほうがいいのではないでしょうか?





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