シニア目前、主婦でミニマリストなブロガー筆子が、断捨離と節約をして「老い支度」に励む日々をつづっています。

断捨離しているのにイライラします~断捨離に好転反応はあるか?


断捨離すると、幸せな気分になるはずが、かえってイライラして困ってます」。

こんなお便りを読者の方からいただきました。

確かに断捨離してるといいことばかりではありません。

特に家族に捨てないタイプがいるとそれはもうストレスです。しかし、この方はお1人暮しなのです。

では、いったいなぜイライラしているのでしょうか?断捨離の好転反応でしょうか?イライラしないためにはどうしたらいいのでしょうか?

今回はこの点についてお伝えします。

まずはいただいたお便りを引用します。

できれば何かアドバイスを

読者のRさんより。

筆子さん、はじめまして。いつも楽しく読みながら断捨離の指針、そして励みにしています。

私は2カ月ほど前から断捨離を本格的に覚悟を決めて始めた、筆子さんと同い年のバツイチ、子なし、一人暮らしの女性です。

今日は筆子さんに、喝もしくはアドバイスをいただきたくメールしました。

断捨離から約2カ月、自分では3割から4割のものを処分できたかなといったところ。友人はもう家の中もぱっと見、かなりすっきりしていていいんじゃない?と言いますが、自分としては8割を目標にしています。

人生いろいろ、終盤に足を踏み入れ、思うところもあり、心身共にすっきりして、最期を迎えたいのです。同時にその前にもうひと花という欲もあります。

断捨離をすると人と比べなくなる、など心の成長も良く言われますが、私は今極度にイライラむかむかしていて、友人の何気ない、悪気のない言葉にも勝手にむかつきます。

まだ断捨離が残っていて、モノにイラつくならわかるのですが、それは何度も何度もやっていこうとしています。

なぜなのでしょう?

もともとコップの水がもう半分しかないというネガティブ思考です。断捨離すればいろんなことが良くなって、凄い幸せがやってくる、なんて夢見ているわけではありませんが、やるからにはある程度の期待はしています。

その思い、執着が強すぎて、現実がまだ追いついてないことにイラついているのでしょうか?

しかし、手放せば手に入るという経験はすでにひとつしています。絶対無理だと思っていた、自分が手に入れられなかったあるチケットが、しばらく疎遠だった友人から突然連絡があり、余ったので譲れるがどうだ?と言

われ、奇跡的な喜びでした。

しかし、またイライラ、むかむかしています。

年齢的に単なる更年期かとも思いましたが、断捨離をしていてこうなっているようにも感じます。

何かアドバイスをいただければと思います。

長文すみません。

Rさんお便りありがとうございました。

このお便りだけでは、友達のどんな言葉にイライラしてしまったのかわからないので一般論を書きます。

なぜ友だちの言葉にイライラするのか?

「相手にこうしてほしい」という期待があった場合、思ったような反応がないとイライラします。

だから期待しなければいいのです。自分が思ってもいなかったような言葉が返ってきたら、「ああ、私の考えとは違うけど、そういう考え方もあるんだ」とさらっと流せばいいです。

相手は別の人間なのですから、自分と全く同じことを考えているほうが不思議です。

いちいちひっかかる必要なし。

そもそも、相手もそんなに深く考えて話しをしていないのではないでしょうか。友達同士の会話って、お互いがその場、その場で話したことに、半ば反射的に言葉を返すものです。

何も考えず、ぱっと思いついたことをしゃべってしまう人って多いですよね。

深く考えこまずさらっと流しましょう。

もし断捨離について「もうこれだけ捨てれば充分だよ。もうこれでいいよ」というようなことを言われてイライラしているのなら、それは筋違いです。

というのも、断捨離は自分が勝手にやってることなのですから、それについて相手が賛成しようが反対しようが、それは相手の自由であって、Rさんがどうこう言うことではないと思うのです。

友達というのは妙なもので、ふだんは仲がよくても、相手が何か新しいことを始めて幸せになろうとすると足をひっぱります。

本人、悪気はありません。また、表立って邪魔をするわけではないのですが、「もうこれ以上捨てなくてもいいんじゃない?」などと言って、あなたを引き留めようとします。

ダイエットしてるときなら、「一口ぐらいいいんじゃない?」と言ったりします。

こういう言葉は半分嫉妬、半分寂しさの気持ちから来ています。自分だけ置いてかれると思ってしまうのです。

そういう気持ちをくんであげましょう。

断捨離に過度の期待は禁物

以前、断捨離の副作用について書いたことがあります。
私の経験した断捨離の副作用とそれを乗り越えた方法

5つの副作用を書いたのですが、

1.断捨離疲れしているのだから休む
2.無理に捨てようとしない
3.そもそも何のために断捨離しているのか再確認

というところを読んでください。

捨てることに躍起になりすぎていると、目標と手段が入れ替わり、しんどくなります。どんどん捨てられないと、そんな自分にストレスを感じるのです。

Rさんが断捨離を始めたのは「心身共にすっきりして、最期を迎えたい」という状態を得たいからでしょうか?

ということはそれまでは何かぐしゃぐしゃしていたのかもしれませんね。

3割捨ててスッキリしてきたのなら、前に比べたらすごい進歩です。何もあせったり、イライラすることはないです。

私は断捨離に過度の期待を持つのは禁物だと思っています。ミニマリストになるのもそうですけど。

持ち物を減らしたほうがストレスも減るし、暮らしやすくなると思っていますが、「金持ちになりたいから」とか「これをすると、何かいいものが落ちてくるんじゃないか」と思って「持たない暮し」を追求しているわけではありません。

青空

確かに断捨離したらいいことありました。
なぜモノを捨てると幸せになるのか?断捨離が私の心にもたらした6つのもの

でも、それは結果論です。

私が断捨離を続けてこられたのは、日々のプロセスが楽しかったからです。

流しを磨くとスッキリするし、服が少ないと毎朝選ぶのが楽ちん。夜寝る前に、その日の予定が全部終わってると充実感でいっぱいです。

何より、毎日少しずつ前進している気がします。

お便りの文面から受ける印象では、Rさんは、何かすごい覚悟をもって、断捨離をしているようですが、もっと軽やかに、「捨てるプロセス」を楽しむ方向に持って行くといいのではないでしょうか。

断捨離の好転反応はあるか?

好転反応とは、漢方などで使われる言葉ですが、治療のおかげでよくなっていく過程で、一時的に見られるあまり好ましくない身体反応です。

毒が出ている状態、と言われます。

肌断食でも、急に使っていた化粧品をやめると、一時的に肌荒れする人がいます。これまで極度に化粧品に依存していて、もともと肌の持っていた力が損なわれてしまっているので、カサカサになったりします。

こういうときは、少しは化粧品をつけながらも、気長に使用を減らす方向に持っていくと、だんだん肌が本来の治癒力を取り戻し、きれいな肌になってきます。

断捨離の場合は、新しい自分に生まれ変わろうとしているのを、過去の自分がひっぱっているのではないかと思います。

人間は変わったり、成長するのをいやがる動物です。慣れないことはやりたくないのです。

コンフォートゾーン(comfort zone)という言葉を聞いたことがあるでしょうか?コンフォートゾーンは自分にとって快適な領域、世界のことです。

慣れ親しんだ世界がコンフォートゾーン。そこにいれば、傷ついたり、恐れたりする必要はありません。

「ぬるま湯」とも言えます。

しかし、断捨離は、もういらない物を捨てて、新しい自分になる行為ですから、捨てるたびに少しずつコンフォートゾーンを出ています。

誰だって、「捨てる、捨てない、迷い中」と考えるのはしんどいもの。

それまで物に頼ってきた人ほど、無防備な気分になることでしょう。

この「古い世界で安住していた自分」が「新しい世界に踏み出している自分」を邪魔する、心のせめぎあいが、断捨離の好転反応ではないでしょうか?

だからときどき、ゆううつな気分になるのです。Rさんのイライラも昔の自分が足をひっぱっているのかもしれませんよ。

ですが、人間は新しい世界にすぐに慣れるものです。いろんな物にすぐにあきてしまうのも人間の習性ですから。


イライラしない方法

ブレインダンプをする

自分の気持ちを紙に書くと、心の整理ができます

これからの人生で自分が手に入れたいもの、自分が好きなこと、友達のどんな言葉に憤慨したか、ほかにもストレスを感じていることがあったら、そういうことをすべて紙に書き出すといいです。

15~20分時間をとって、もうこれ以上、何も出てこないというところまで頭の中から出しきってください。これをブレインダンプと言います。

イライライしてるときって、脳の中がぐしゃぐしゃなんだと思います。人は常にいろんな思考で頭がいっぱいですから。

それを全部外に出してやれば、すっきりします。イライラの原因も自ずと見えてきます。

白黒つけない

夕焼け
先日、矢尾こと葉さんの、「自分を浄化する方法」という本の感想を記事にしました。

矢尾こと葉「自分を浄化する方法」レビュー:やはり「捨てること」が1番大事

この本の「もっとクリアーなわたしになる」という章に「白黒つけない」というエッセイがあります。

どんなことも「白黒つけないと許せない」とか「あいまいなままでは気持ち悪い」と思いがちな人は、「そいうのもあり」と気持ちをおおらかに持つといいそうです。

というのも、世の中ってそんなに簡単に2つにぱきっと区別できないので。

どんなことにも良い面も悪い面もあるし、どっちつかずのこともたくさんあります。すべては気の持ちようです。

どんな人も、どんなものも、大いなる存在から、そこにあることを許されて存在しています。神様がOKを出している人にあなたがダメ出しをしても、むなしさが募るだけです。

こう矢尾さんは書いています。

周囲の状態をただ受け止め、そのダメ出ししたい物や人と出会った理由に思いをはせてみるといいです。

大きな空や海をじっくり眺めると、宇宙に対して、自分はなんとちっぽけな存在であるのか気づきます。

そのようにちっぽけなのに、毎日、こうして生きていられるのは奇跡的なことであり、その神秘がとても素晴らしく、ありがたいものに感じられます。

きょうはじっくり空を眺めてください。


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