拭き掃除

ミニマルな日常

物はそんなにないはずなのに、思わぬ不用品を発見し、断捨離に格闘した私の記録。

片付けをがんばっている読者のお便り紹介コーナーです。

今回は、9月の終わりにいただいたkayさんのメールをシェアします。

小見出しは私が入れました。わかりやすくするために、かっこ書きで主語や目的語を入れた箇所もあります。



めまいがするほどあった不用品

件名:お礼

物の多い実家を脱出したはずだけど

筆子さま!

はじめまして、日ごろから読ませていただいております。

私は、ミニマリストを目指してはいませんが「シャンプーいらない」「現金主義」「収納グッツ否定」派です。

筆子さんのブログを読み、強く同意しながら楽しんでいます。

特に他の断捨離サイトとは真逆の「不用品を売って少しでもお金に換える発想は違う、目的が変わっている。」との記述を何度も読んで、嬉しくホッとしました。

実家にいたころ「片付けなさいと言ったのに、なぜすぐ捨てるの? 取っておきなさい、しまいなさい、物を大事にしなさい。」と責められていたのでスッしました。

物を捨てられず片付けられない実家から逃げ出し、今の家に住み始めて20年経ちます。

入居当時から物を買わないように努め、買うときは吟味していました。

その甲斐あって、家具・家電は少なく、床・カウンター・テーブル・ソファーの上に物はありません。

洋服とバッグをコツコツ捨てる

だた、クローゼットの中は、洋服・バックが多めです。

以前から、衣料品の処分に弱いことは自覚していました。

1枚買ったら2・3点を捨てないとダメと思い、5年ぐらい前から実践し、かなり服・靴・バックは減りました。

それでも、数年出番のない高価なコートが残って困っていました。

春、新型コロナウィルス感染拡大に伴い呼吸器の持病のため自宅待機になり、暇になりました。

考え方も多少変化しました。

「今、私に必要なのは、マスク~。」とつぶやきながら、着ないコート数点をやっと捨てることが出来ました。あー、これで衣料品関係のクローゼットがスッキリ♪と静かに喜んでいました。

親にもらったアクセサリーも捨てる

続いて、書類・本・文具・小物を置いてある棚クローゼットをしばらく見直してなかったから、多少の不用品が出るはず、と眺めなおしました。

その際、クローゼット棚の奥に見えないように置いてある、親からもらった貴金属・アクセサリーを再発見しました。

これは、10年ぐらい前に手放そうとして、手放せなかった訳あり品でした。

久しぶりに見ると、付喪神*(つくもがみ)がついて悪さをするのではと、無神論者の私が感じるほどの不快に襲われました。

この感情を終わらせよう「今週中に処分する」と決めました。

捨て方をネット検索していたら、近所に色石付き貴金属の買取専門店があることがわかりました。

箱やケースの分別を省けるので即日、持ち込みました。

目的は所有権を手放すことなので、お店の方の言い値で(売買交渉を)成立をさせました。帰り道の足取りは軽く俗にいう「憑き物が取れたのかしら?」と思うほど爽快でした。

続々と見つかる不用品を捨て始めたが

帰宅後、その棚から不用品を続々と見つけられるようになりました。

なんとなくきれいで可愛いけど使い道のない小物類、不要になった文具類、大切だったはずの写真・書類の束…。

しかも、捨てたつもりになっていた、かつての趣味関係の作品・スコア・CD・ゲームソフト・書籍類が続々と出現しました。

「捨て方が、わからない」「邪魔じゃないし、あとは分別して捨てるだけだから…」と思ったのか…めまいがするほどの不用品がありました。

1日30分程度・2カ月で終わらせる。と決め、「かくれ不用品」「捨て忘れた不用品」の断捨離を続けました。

持病が悪化した理由

1カ月ぐらいして終わりが見えてきた頃、声枯れ・喉痛・咳におそわれ寝込みました。持病の悪化を疑い病院へ行きました。

原因がわからず主治医は悩みはじめました。私は、診察室の沈黙に耐え切れず「クローゼットの中の手つかずの書類等の断捨離が進み、充実していたのに…咳で中断してしまって…あと少しなんです、早く治りたい。」と何気なく話すと・・・

医師は眼を輝かせて「それです、アレルギー症状です。」と診断し

「紙です、古い紙は厄介です。紙特有のカビです。全ての紙は、カビます。その後、そのカビを栄養源に虫が付き変色します。ホコリもすごいです。

防湿・防虫剤を毎年入れ替えていましたか? 

片付けの時マスクをしていましたか? 

今、その紙類はどこに? 家から排出しましたか? 

片づけ後にエアコンのフィルターを洗浄し、入念に部屋中に掃除機をかけましたか?」

と確認が続きました。

業者に片付けを頼むことにした

抗アレルギー剤二種を処方されました。(数日後、眼科でも抗アレルギー点眼薬が処方されました。)

帰宅後、ひどい咳をしながら医師の指示に基づき、マスクをして、窓を開け放し、フィルターを洗い、掃除機をかけました。

「あとは捨てるだけ! 場所があるから置いておく! というのは良くない」と、筆子さんのブログで何度も読んでいたのに無念! 

しかも「かくれ不用品」が「病原」へと変化して襲ってくるなんてぇ。と掃除後に脱力しながら、咳をしながらウダウダ考えていました。

筆子さんだったら・・このダメな私の現状打破のために、どのようなアドバイスを・・?と思ったときでした。

私にしては、前向きな発想が降ってきました。

「家事は、業者に頼もう。私は、身体を休めよう。先日、貴金属処分で入ったお金がある。あれを資金にしよう。」

「この棚クローゼットは、中央の3段しか使わない。」と連続した発想が浮かびました。

各種業者を探し手配し、(業者が)入り始めました。

体調も環境も復活

その後、体調も回復し、勤務にも支障がなくなってきました。

業者のおかげで室内も着々と綺麗になっていきます。

これを機に年末までの約3ヵ月を使い、20年分の大掃除をやってもらうことにしました。

予期せぬトラブルで失速しましたが、業者に頼むという新発想で立て直せました。

長年の筆子さんのブログのおかげです。ありがとうございます。

10月になったら「場所があっても不用品は、早めに処分! 急がないと、カビと虫が襲ってくる~。」とつぶやきながら、中断しているクローゼット棚の不用品処分を再開し、年内には終わらせる予定です。

気が早いですが、良い環境で新年を迎えられそうです。ありがとうございます。

kay (東京在住 女性 約50歳)

*付喪神:長い年月を経た器などに宿り、人をたぶらかすと言われる精霊。

家の中がスッキリしてよかった

kayさん、はじめまして。お便りありがとうございます。

いつも、ブログを愛読していただき、うれしいです。

呼吸器系の持病がおありなんですね。つらいですね。

どうぞ、お大事にしてください。

20年ぶりに、部屋をスッキリさせることができてよかったです。

kayさんは、物をためこむタイプではないようだし、買い物も慎重にしているし、目に見えているところは、どこもきれいです。

それでも、クローゼットの中に、たくさん不用品がありました。

まあ、よくあることです。

特に、整理整頓が得意な人ほど、使わないものを、押入れやクローゼット、棚、タンスの奥深くにしまいこんで、忘れてしまいます。

そして、「私は持たない暮らしをしている」と錯覚するわけです。

しまい場所があるからといって、ガラクタまで、しまい込まないほうがいいです。

しまい場所があるからべつに捨てなくてもいいよね:服を捨てない理由とその対策(その6)。

古い紙類にカビや虫がつくことを身を以て知ることができたのも、症状が出て、つらかったとは言え、今のうちにわかってラッキーでしたね。

そのまま放置すると、体によくないですから。

断捨離を始めたら、アレルギー症状が出た人は、他にいて、メールをいただいたことがあります。⇒あって当たり前、そう思う物を見直すともっと生活はよくなる。 3通目のメールです。

私も、昔、汚い部屋の掃除をしていたとき、ほこりのせいか、やたらくしゃみをしてました(マスクはせずに、掃除していた)。

kayさん、いまはお元気で、家も着々ときれいになっているのですね。

その調子で、これからは、シンプルライフを楽しんでください。

☆付喪神の話が出てくるお便りは、こちらでも紹介しています⇒家の中が明るくなり、空気が変わったのは7割捨てたから。

☆不用品をお金にしようとしない話⇒不用品を処分するときはお金にすることを考えないとシンプルにできる

*****

いつもたくさんのお便り、ありがとうございます。

今年は、春から、自宅待機やリモートワークが増え、身の回りのものを見直した人もたくさんいると思います。

kayさんのように、今年の「捨て」を総括する話がありましたら、お聞かせください。

もちろん、その他の話題でもかまいません。何かありましたら、お気軽にメールください。

お待ちしています。





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  1. 筆子の新刊『書いて、捨てる! 』3月11日発売。著者による内容紹介。

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