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シンプルな暮らしをしている読者のお便り、今回はコンフォートゾーンを出るためにがんばった人のお便りを2通紹介します。
内容:
・コンフォートゾーンを出て無事就職できた
・スマホを使いすぎないために私がやったこと
まず、七緒さんのお便りです。
七緒さんは、保母の資格をとったけど、なかなか求人に応募できなくて悩んでいた方です。
後日談を送ってくれました。
コンフォートゾーンを出て仕事を見つけた
件名:コンフォートゾーンの壁をよじ登り中です
先日、コンフォートゾーンから出られないとお便りをした、七緒です。
ブログに取り上げてくださりありがとうございました。
コンフォートゾーンから抜け出すのが怖い人へ~まずは自信をもつこと。
おかげさまで、私、働き始めています! まだ数日ですが、ここまでたどり着くには自分との戦いでした。
5月、筆子さまにメールを送った勢いで、いくつかの求人に応募してみたのです。
が、返答が全くこなかったのです。全く、1件も!
筆子さまのご推察通り、私はすぐに現場に放り込まれる妄想をして怯えていたので、拍子抜けでした。よく考えると、当たり前ですよね。
気持ちを書き出し、片付けをした
そこで、気を取り直して、就活と並行してバーンズ博士の「いやな気分よさようなら」を読み始めました。
筆子ジャーナルを読んで、自分の認知が相当歪んでいるらしいと思ったからです。
頭に浮かぶことをどんどんノートに書きだしました。
返答はないまま、なぜか猛然と家の片付けを始めました。古い通帳の束を処分し、子どものテスト用紙などどんどん捨てました。
捨てづらく置いてあった物も、分解し分別してどんどん捨てました。
私のコンフォートゾーンの壁は自分でも驚くほど厚くて、やっと1件面接が決まった後も気が重く、「今、交通事故にあえば行かないですむかも」などと考えてしまう自分がいました。
ネガティブな事を考えるたびに、筆子ジャーナルやバーンズ博士の本を読み、ノートに書き出し、平静を保つようにしました。
働き始めて数日ですが、今もまだ「失言したかな」「気が利かなかったかな」とか思ってしまいます。でも、なんとか役に立てるようになりたいです。
笛吹お遍路さんにもご感想を寄せていただきました。
求人に応募する勇気がない専業主婦の記事を読んで~必要ないなら働かなくてもいいのに。
「私は専業主婦だっていいんだよ」と誰かに言ってほしかったのかもしれません。
「何を恥じることがありましょう」との言葉は、18年間自分に言ってあげられなかった一言だと思いました。ありがとうございました。
筆子ジャーナルは長く読んできましたが、片付けることやノートに書くことの効用を実感できたのは初めてです。
このブログに出会えて幸せです。
どうかこれからも、筆子ジャーナルで救われるたくさんの人のために知恵を届けてください。
毎日楽しみにお待ちしています。
七緒さん、こんにちは。お便りありがとうございます。
無事、仕事が決まって本当によかったです。
暑い中の出勤、お疲れさまです。
片付けや気持ちを書き出す効果を実感したのですね。私のブログがお役に立てたなら、とてもうれしいです。
たぶん、七緒さんはすごくまじめな人なんだと思います。
働いていても、働いていなくても、人は誰かの役に立っているので、「失敗したかな」なんてあまり気にしないほうがいいですよ。
新人のうちは、いろいろ失敗するのが当たり前だし。
すぐにいい保母さんになれるでしょう。
来年の今頃、自分の書いたメールを読むと、「なんであんなに心配してたんだろう」と思うんじゃないでしょうか?
それでは、七緒さん、これからもお元気でお過ごしください。
バーンズ博士のTEDトーク⇒いやな気分よ、さようなら(認知行動療法入門):TED
バーンズ博士の本。
次は、ハニワさんのお便りです。ハニワさんは、スマホを見る時間を減らし、ネットゲームをしすぎないという目標に向かってがんばっている方です。
スマホを使いすぎないためにやったこと
件名:近況報告です
筆子さんや読者のみなさんのがんばりを見て自分もがんばろうと気持ちを維持できています。
2ヵ月で本を処分したとか、20代から金銭感覚を気にしているとはすごく意識高いな…とか、本当に家庭環境は人それぞれなんだなぁとあらためて思います。
今回は、スマホゲーム、スマホの距離感をどうしたか? の近況報告です。
私がやったこと
結論を先に言いますと、スマホの視聴時間は平均5時間前後(いまだ月2 3日は時間オーバーしてしまいますが)、スマホゲームは1つ踏ん切りをつけられました。
■ 期限を設けたうえで、ここまでやったら止めるというルールをノートに書きました。
→ スコアを達成したら止める。期限が過ぎたら目標達成していなくても止める
■ スマホの使い方についてもノートに書きました
→ ゲームは、やっているのを続けている状態です。ここまでやりたいというのが先にあるので、そこにテコ入れが必要な状態です
→ SNS おもに Twitterは、なかなか会えない友達との連絡ツールとして使っていますが、見すぎるとストレスになるので午前中は見ないようにしています
■ スマホの誘惑をどうしたか?
→ 通勤時間にスマホを見ないというルール[ゲーム]を自分に課しました。最初は一駅から、徐々に数駅と伸ばしていき、行きの電車ではほとんど見なくなりました。帰りはまだそんなにできていません
→ 私は、寝る 読書 景色を見るなど代替案を用意することでなんとかなりました
■ 課題
→ ここまでやりたいという範囲をどう狭め、止める期間を早めるか? お恥ずかしい話ですが一気にやめることは考えていません…
このような感じです。
先日、コロナにかかってしまい隔離中です。体調は落ち着きました。
筆子さんも、読者の皆さまも気をつけてお過ごしください。
ハニワさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
新型コロナウイルスに感染したんですね。このメールは、7月20日頃いただきましたが、その後、体調はいかがですか? お大事に。
スマホの使用時間ですが、当初の目標は、1日5時間代だったので、それは達成しましたね。すごいです。
今ハニワさんがやっているように、今後も、ノートに現状を書き出して、やりすぎないためにできることを考え、やっていくのが効果的だと思います。
スマホゲームをやめるためにできること
私はゲームのたぐいは何ひとつやらないので、スマホゲームのやめ方に関して、気の利いたことは言えませんが、やめるというよりも、いつもゲームをしていた時間に、意識的にほかのことをするといいと思います。
ハニワさんは、レベルアップすることが楽しいのでしょうが、急いでやらず、それこそ1日15分ずつ、少しずつ進むのはどうでしょうか?
ありえないですかね?
それから、買い物のしすぎをやめたいときと同様に、なぜ、長時間ゲームをしてしまうのかその理由について考えるのもおすすめです。
純粋にゲームが好きだからやっていたとしても、そんなに長くやる必要はないですよね?
多くの場合
・心の問題を癒やすため(ストレス解消、考えたくないことに向き合うのが嫌だから、気を紛らわしたいなど)
・交流のため(ほかのゲーマーとSNSでつながっていて、友人と話をあわせるために、友人が期待している行動、すなわちゲームをすることを続ける)
・ゲームで少しずつレベルアップするのが楽しい⇒一時的な喜び
短絡的でお手軽な満足(インスタント・グラティフィケーション)のワナから抜け出すすすめ。
・長年ゲームをしているので、習慣になっている(自動的にゲームをしてしまう)
こんな理由でゲームをしているのだと思います。
ゲームをする理由(ゲームをすることで得ているもの)がわかったら、ほかの行動で、同じものを得られないか考えてください。
心の問題の解決法は、最初にお便りを紹介した七緒さんがやっているように、書くことが有効です。
きのう、まとめ記事をアップしました⇒心の声を文字にする~書くことに関する記事のまとめ。
交流が必要ならべつの分野で共通の趣味をもつ人とつながったり、実生活での知り合い(昔からの友人など)と付き合ったりするといいでしょう。
レベルアップをするのが楽しいのは、達成感を得たいからだと思うので、ほかの面で達成感を得ることをしてみてはどうでしょう。
たとえば、片付けの目標を作って、1つずつクリアしていくとか。「ゲームをやめる」というゴールめざして、自分でアクションプランを作って、少しずつ前に進むのも、十分達成感を与えてくれます。
ハニワさんは、ゲーム依存ではないと思いますが、ゲーム依存や買い物依存をやめるには、バーンズ博士などが提唱している認知行動療法が効果的です。
このブログには、認知行動療法に関する記事がいくつかあるので、よかったら読んでください。
たとえばこれ⇒認知行動療法(CBT)を使って片付けられない思考を手放す方法。
外部の参考記事⇒ネットゲームの過剰利用で脳機能が低下する ~見えてきた依存のメカニズム~ | NHK健康チャンネル
それでは、ハニワさん、体調に気をつけてお元気でお暮らしください。
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就職することも、スマホの使いすぎをやめることも、現状(コンフォートゾーン)から出ることなので、難しいですが、毎日少しずつ出る努力をしていると、気づいたときには、けっこう外に出ている自分に気づくと思います。
現状を変えたい人は、コンフォートゾーンを出ることを意識してみてください。