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イライラしていると、それが引き金になって余計な買い物をしてしまう話を書きました。こういう、つまらない買い物をやめるために、イライラしない方法を3つ紹介します。イライラの度合いが減れば、ガラクタの増殖や無駄遣いも止めることができます。
イライラするのはほとんどが人間相手
人のイライラの種(たね)といえば、対人関係から発するものが多いので、この記事では、人の行動に小さな不満を感じた時の対処法を書きます。もし自分の住んでいる家に苛立ちを感じているとしたら、たぶんガラクタが多すぎるのですからまずは断捨離してください。
私もイライラしたりむっとすることはあります。感情が先に立つわけです。特に忙しいときに、家族にああだこうだ言われるとイラっと来ます。
家族が理由もなく不機嫌で、文句ばかり言うと、やはり、「はっ?今なんと言った?」とむっとします。ですが、私はわりと聞き流しており、ごくささいなことであれば、1分もたたないうちに、マイナス感情を手放すことができています。
イラつく感情は抑えこまず、できるだけ短時間に、気持ちを切り替えるとフラストレーションを引きずりません。意識するとしないとでは大きく違うので、ぜひ以下のことを試してみてください。
1.何をしても文句を言う人はいる、と知る
どこへ行っても、何をしても、人に文句を言ったり、理不尽な要求をする人からは逃れられません。これは世の中の常です。
この状況は自分ではコントロールできません。
これを知っていると、いちいちイライラするのはエネルギーの無駄だと思えるようになります。
私が直近で、イラっと来たのは、夫が氷の作り方で怒っていた時です。
パタパタとパソコンに向かってブログの記事を書いていたら、キッチンで、何かドリンクを作っていたらしい夫が、いきなり製氷皿の氷を大きな音をたてて、全部流しに捨てていました。
流しに叩きつけた、と言ってもいいぐらいの音です。
そして、Do you guys want me show how to make ices sometime? (直訳:いつか、私にあなたたちに、氷をどうやって作るのか見せてほしいですか?)と言ってました。
こうやって訳文を書くと、別に問題ないと思うかもしれませんが、要するに、「おまえら、氷ぐらいまともに作れや。そんなこともできないのか!」と怒っているのです。
幸か不幸か、私は、iPhoneで雨の音を聞きながら作業していたのでで、あまりきっちり聞き取れませんでした。が、「俺は怒ってるぞ」というメッセージはしっかり受け取りました。もちろん、ちょっと嫌な気分にもなりました。
ですが、ここで言い返すと、事態は悪い方にエスカレートするので、何も言わず、聞こえなかったふりをしました。
夫の場合、あやまればあやまったで、余計に文句が続くのです。とにかく彼は、何かで怒りを爆発させたいのです。
実は、以前も、何回か夫が、せっかくできている氷を流しに捨てているのを見たことがあります。何が気に入らないのでしょう?氷は氷じゃないですか?
飲みものが冷えれば、それで充分なのに。
ある時、「なんで捨ててるの?」と聞いてみましたが、何だか形が気に入らないようなことを言っていたと思います。私にはよく理解できませんでした。
氷を捨てるなんて、水や電気などのリソースがもったいないですが、そういう正論めいた反論をしても墓穴を掘るだけです。
こういう人を完全に満足させることはできないのです。
2.嫌な目に遭うと思ってはいけない
「求めよ、さらば与えられん」ということわざをご存知だと思います。
これは、新約聖書のマタイ伝に書かれている言葉から来ています。ひたすら神に祈れば、神は正しい信仰心を与えてくれる、ほしいものがあったら、自ら動いて、それを手にしようと努力しなさい、ということです。
実は、いいものばかり求めているときだけでなく、自分では欲しくないものを求めているときも、同じことが起きます。
人は、自分が探しているものを見つける傾向があるのです。
朝起きてすぐに、「ああ、また今日も暑い。イライラ」「またきっと会社で新人がヘマをやらかすに違いない。イライラ」「また夫が、テレビばかり見て手伝ってくれない」と思ってはいませんか?
そういう人は、自分のその予言どおりにイライラすることになります。
「ああ、やっぱり蒸し暑い、イライラする」「ああ、隣の人がうるさい、イライラする」「ああ、あいつまた仕事をきっちりやらない、イライラする」。
こんな感じです。
いつも人から拒絶されたり、イラっとくるようなことをされることを心配している人は、よけいにイライラしてしまうというリサーチがあります。引き寄せの法則ではありません。
ブリティッシュコロンビア大学のチームが4年ぐらい前にやったリサーチで観察されたことです。
オフィスで、自分は人のうわさになる、冷遇される、侮辱されると心配している人ほど、実際そういう目に遭うのです。
人に拒絶されたり、悪いうわさをたてられたり、何か嫌なことを言われることを心配したり、恐れている人は、「自分の心配が当たっていた」と思わせてくれる情報を必死に探し求めるのだそうです。
だから、他の人にとっては、どうということのない同僚の行動に、いちいち過剰に反応し、イラついてしまうのです。
この現象は、「これ、捨てちゃうとあとで困ったことになる」と心配しながら捨てると、やはりあとで「ああ、捨てるんじゃなかった」という事態になるのと似ています。
そういうば、最近の娘の口癖は、It’s irritating ! (イライラする)です。何度もこう言いながらプリプリしています。こう言えば言うほど、イライラするのです。
いつも苛立っていたり、むしゃくしゃしている人は、無意識のうちにイライラの種を必死に探しているのです。
この思考は習慣になっているでしょうから、今この瞬間から、「きょうもとっても楽しい1日だ」「きっといいことが起こるよ」と無理矢理にでも思うようにしてください。
私は、モーニングページにいつも、「今日もたくさんいいことある」と書いています。
モーニングページとは?⇒ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
そうしたら、本当にいいことが増えてきました。
できれば、人に何か嫌なことを言われても、むっとするのはなく、感謝するようにしてください。
どんな人の行動からも学べることはあります。
私は氷を流しに叩きつける夫の行動から、「物に当たるのは人に不快感を与えるだけだ」ということを学ぶことができました。
そして、夫に、「大事なことを教えてくれてありがとう」と感謝することができるのです(するかどうかは別にして)。
いつも、「ああ、イライラする」とプリプリ怒っている娘を見て、「やはり、イライラする、といつも言っていると、どんどんイライラすることが起きるんだな」ということを学ぶことができました。
私たちは、自分に無礼なことをする人たちすべてから、何かを学ぶことができます。そういう人がいるから、より忍耐強くなれるのです。
☆イライラのせいで無駄遣いが増える話⇒罪悪感しか生み出さない、感情的な買い物をやめる3つの方法。
3.人に多大な期待を抱かない
ほとんどの人は、わざわざ他人をイラつかせようと思って生きているわけではありません。逆に、他人をできるだけ幸せにしようと思って生きてもいないでしょう。
みんな、自分の人生を自分なりに生きているだけなのです。誰もが自分のことでいっぱいいっぱいだと思います。
たまたま他人の行動で、ちょっとイラッときたとしても、相手はそんなつもりはなかった、ということは多いものです。悪気はなかった、虫の居所が悪くて、ちょっと感情のコントロールができなかったのかもしれません。
私だって、けっこう家族をむっとさせているかもしれません。
先日も夫に、「いい加減、キッチンにある荷物どこかにやってよ」と言ったら、夫は明らかに気分を害していました。
要するにお互いさまなので、あまり、「私だけがこんな目に遭った」と思わないほうがいいでしょう。
1人1人が、自分の人生を生きているわけですから、人にあまり自分の期待を押し付けないほうがいいです。
他人に対して、「あなたは、こう生きるべきだ」「こう考えるべきだ」と思わないほうがいいのです。
どう生きようが、その人の勝手なのですから。
断捨離も同じです。他人に、「あなたはこれを捨てるべきだ」「こういう捨て方をするべきだ」「こういうふうに片付けるべきだ」「逆に、「物をそんなふうにボンボン捨てるべきではない」「敷布団ぐらい使うべきだ」という、自分基準の大きな期待を持つべきではないのです。
「この人は、こういう行動を取るべきである」と決め込んでいたり、期待していたときに、相手がそういう行動に出ないと、不満を感じます。
最初から相手の考え方や行動を自分の思い通りにしようとしなければ、嫌な気分にもなりません。
相手の思考も行動も、自分ではコントロールできません。そういうことにフォーカスしすぎると疲れるだけです。
番外:小さなことでいちいちイライラしないと決める
電車の中で子供が騒いでいたり、隣のサラリーマンのしているヘッドフォンからシャカシャカと音がもれたりしていると、誰でもハッピーな気分にはならないでしょう。
しかし、こういうことに、イライラしたところで、状況は改善されません。このようなことも、自分にはコントロールできないのです。自分がコントロールできる何かに力を注ぐようにしてください。
それに子供がさわぐといったことは、人生全体から見れば、さほど大したことでもありません。それで自分の人生が崩壊するわけでもないのです。
小さなイライラの種は、無視すればいいのです。イライラの元にフォーカスするとますますイライラしてしまうので、全然関係ないことを考えることをおすすめします。あるいは、何か建設的なことを考えてください。
シャカシャカ音がうるさくて不快だな、こういう音漏れのない、値段が手頃なヘッドフォンを作るにはどうしたらいいんだろうか、とか。
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実は、娘も氷の作り方にうるさいのです。
娘には、製氷皿に水を入れ過ぎるとすごく大きな氷になって、自分のウォーターボトル(水筒)に入れるのに苦労する、と文句を言われたことがあります。
そこで、次は控えめに水を入れたら、氷が製氷皿のラインより下がりすぎていて取れない、と言われました。
娘も製氷皿によく水を入れているので、きっと夫と娘は理想の氷の形(あるいは、製氷皿に入れる水の分量?)が違うのでしょう。
私は氷に関して文句を言われるたびに、「この人達はきっとストレスいっぱいで生きているんだろうな」と感じます。
どうして、こんなささいなことで怒るのか?
私のように、何か気に入らないことがあってもすべてブログのネタにしてしまえば、もっと楽しく暮らせるのに。