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家の中でもっとも増殖しやすいのが紙もの。今回は、紙類をためないコツを7つお伝えします。
3月15日の確定申告の受付期限がすぎ、申告しなければならない人はみんな終わって、ほっとしているところでしょうね。
年度末でもありますし、今、このタイミングこそが、家の中にたまり続ける紙に対する態度を改める絶好のチャンスです。これ以上、紙ゴミを増やさないシステムを作っていきましょう。
書類の断捨離に関しては私も発展途上です
昔の私は、山のように書類を持っていましたが、だいぶかさが減りました。
こちらに私の持っている紙の全体像の写真あり⇒書類を捨てるために必要なたった1つのこととは?~情報デブはもう卒業
ですが、まだ多いのですよね。このあいだ、保証書を少し捨てましたけれど⇒取扱説明書(マニュアル)と保証書の収納方法、ミニマリスト流、
情報デブの記事を書いてから、10ヶ月のあいだに、フランス語の勉強用の紙とか、歯医者のレシートその他、紙が少しずつ増殖しました。
紙はコンスタントに捨て続けないとすぐに増えてしまいます。手持ちのファイルを見なおし、さらに紙類を大幅に減らす予定です。
☆紙ゴミをミニマムにする7つの秘訣
1.紙を増やしているのは自分だと知る
家の中の物が増えるのは、通常、
●買う
●もらう
●拾う
この3つのアクションの結果です。
ところが、紙はちょっと違います。上の3つに、「自分で生み出す」というのが加わります。別に家の中で紙すきをして、紙を作っているわけではありません。最近は牛乳パックから紙を作っている人もいるようですが。
プリンタで印刷して紙を増やしてしまうのです。私が過去10ヶ月で増やしてしまった紙の大半は、印刷したものです。
印刷しなくても、紙は、チラシやパンフレットなど無料のものを、自分で持ちこんだり、郵便で運ばれて家にやってきます。
この紙の侵入経路に意識的になることが、紙を増やさない大前提です。紙は勝手に増殖するのではなく、多くの場合、自分が増やしているのです。
2.どうしても必要な紙だけ家にいれる
1で書いたように、紙はほかのものより増えやすい特性を持っているので、どうしても必要な紙だけを持ち帰ったり、プリントアウトするようにしましょう。
なんとなく病院でパンフレットをもらったり、お店でチラシをもらったりしてはいけないのです。これがないと生活ができない、生命がおびやかされる、そんな紙だけを家に入れるようにします。
今は、何でもインターネットで見られる時代です。
3.紙が捨てやすいシステムを作る
私は自分あてのジャンクメール(ダイレクトメール)は、家に入れる前に捨ててしまいます。郵便受けから直接ゴミ捨て場に持っていってしまうのです。
わが家のゴミ捨て場の画像はこちら⇒モノはいつかゴミになるからゴミ処理問題に無関心は禁物「ゴミはゴミの日に出す」のところです。
「いらない紙は、1秒でも早く捨てる」という気持ちが重要です。家の中に入れると、紙たちは長居してしまうのです。
わが家のように外のゴミ捨て場に直行させるのが不可能なら、家にいれる前に捨てられるように、ガレージや入り口のそばにゴミ箱を置くなどするといいでしょう。
4.未処理の紙を集める場所は一箇所だけにする
日々届く郵便物が多いお宅は、家に入ってきた紙を一時的に置く場所を1つだけ作ります。
ポイントは1つだけ作ることです。
郵便物をその日の気分で、玄関先に置いたり、キッチンのテーブルに置いたり、机の上に置いたりしていませんか?未処理の手紙などを置く場所を1つだけにすれば、大事な書類をなくしてしまうミスは防げます。
毎日、この場所をチェックして、いらないものは捨て、必要なものは決まった場所に移動させるようにします。
ただしこの「決まった場所」を作り過ぎると、整理が困難になります。
コツは、
●できるだけすぐに捨てる
●できればその場で仕分けしてしまう
ためればためるほど、処理が面倒になるので、郵便が届いたらすぐに仕分けして、定位置に持っていくアクションをおこします。必要なのは中身だけですから、封筒は捨てます。
新聞、雑誌も定位置を決めておくといいです。
●なるべくシンプルなシステムにする
請求書、学校のお便りなど、種類ごとに入れる場所も、あまり離さず、机の引き出しなど一箇所にすることがのぞましいです。
5.カレンダーを利用
書き込みできる大きなカレンダーを用意しておき、大事なイベントの日付や、誰かの誕生日など、手紙やお知らせが届いたら、すぐにカレンダーに転記して、紙本体は捨てます。
カレンダーの利用方法⇒上手なカレンダーの使い方。スケジュール管理のコツを押さえて汚家を脱出
転記するとき、ミスをすると大変ですので、2度確認することと、文字は丁寧に書くことをおすすめします。
6.雑誌をすべて読まなければいけないという強迫観念を捨てる
新聞、雑誌がたまるのは、「まだ全部読んでないから、あとで読もう」と思ってしまうから。さらに、「まだ読んでいないものを、捨てるのはよくない」という変な罪悪感を感じるからです。
けれども、こうした刊行物はそもそも全部読む必要はありません。新聞を全部読む人っていないでしょうし、雑誌だって、目当ての記事を読めばそれで十分なのです。
「雑誌は高いので、全部読まなければ」という義務感にかられるかもしれません。ですが、その気持ちのせいで、未読の雑誌を部屋にためこむほうが、心身ともにコストがかかります。少しでも読んだのなら、さっさと捨てたほうがいいのです。
「高い雑誌を読まずに捨てると損だ、損したくない」という気持ちが、新たな損を生む話はこちら⇒高かったから断捨離できない?埋没費用はどのみち回収できません
一番いいのはどうしても読みたい雑誌だけを買うことです。
7.紙を捨てられない恐怖に打ち勝つ
断捨離の一番大きな障害は「これ、いつかいるかもしれない」と恐れることです。紙ゴミがたまるのもこの恐怖のせいです。
人がファイルした書類の80%は不要なものだ、という説があります。
この仮説、私の場合はあてはまっています。私が本当に必要な紙類はパスポートと確定申告に必要な歯医者の領収書と、現在毎日のように見ているテキストや辞書ぐらい。
辞書にしても、最近は、電子辞書の使用のほうが多いです。
フランス語関係の資料が多いのですが、もうみんな捨ててしまってもよさそうです。そんなものなくたって勉強はいくらでもできますからね。
番外:どうしても紙類をちょい置きしてしまうなら
どんなに気をつけても、手紙や通知の紙をちょい置きしてしまうクセが抜けないときは、自分がいつも紙類を置いてしまうその場所に別のものを置いておくことをおすすめします。
紙、書類、雑誌がたまっている、サイドテーブルがあったら、いったんすべて撤去して、花瓶にお花をいけて置くとよいでしょう。
花の上に物を置けませんので。
平べったいものを置いてしまうと、積み重ねてしまうので、立体的な物を置いてください。小さなプラント(サボテンとか)、写真立て、市松人形などがおすすめです。
もちろん、別の場所に、4に書いた紙置き場を設定しておいてください。
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7つのポイントのうち、もっとも大事なのは7番だと思います。私を含め、多くの人は、保存しなくてもいい紙をファイルして大事にしまっているのです。