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ある時、突然、熱に浮かされたように、がーっと不用品を捨てて、放置。また汚部屋になるので、がーっと捨ててまた放置。
結局、何年たっても、1年の80%ぐらいは汚部屋で代わり映えしない。
このように、片付けをコンスタントに継続できない人に、続けるコツをお伝えします。
1.リマインダーを用意する
日々、自分がすべきことを忘れないように、リマインダー(思い出させてくれるもの)を用意しておきます。
人が物事を継続できない理由はいろいろありますが、何をするのか忘れてしまうからできない、ということが多いのではないでしょうか?
お片付けセミナーや、自己啓発系のセミナー、講演会に出向き、「なるほど、いい話だ。私もやってみよう」と思っても、家に帰ると、セミナーで聞いたことを忘れるのが普通です。
覚えていられるなら、片付け本を1冊読めば事足ります。何冊も読んでいるとしたら、忘れている証拠です。
人間、自分の生存にとって、大事でないことはどんどん忘れるようにできています。だから、思い出す工夫が必要です。
同じことを何度も目にし、口に出し、思い出させる必要があるのです。
リマインダーは何でもいいです。ノートに、モーニングルーティンや、やることリストを書いておいたり、付箋に、「本箱を片付ける」「寄付箱作る」「洋服5着捨てる」など書いて、必ず目にするところ(洗面所の鏡とか)に貼っておきます。
私は、ゴミ収集日(ゴミを出す日、毎週木曜日)を忘れることがあるので、スケジュール帳にも書いているし、水曜の夜、枕元に置いてある時計に、「ゴミ出し」と書いた付せんを貼って寝ています。
それでも、ふと気づいたら、木曜日になっていて、忘れることがあります。
2.毎月振り返る
1ヶ月の終わりに、今月、どのぐらい片付けプロジェクトが進んだか、振り返りをします。
不用品を捨てることや、余計な物を買わないこと、いらない物をもらわないことがすっかり習慣になっていたら、こんなことをしなくてもいいかもしれません。
しかし、片付けが続かない人は、習慣になっていないので、無意識に片付けられるようになるまで、ある程度、そこへ意識を向けなければなりません。
月ごとに振り返りをすると、片付けに意識が向き、ほどよい緊張感を保てます。
市販のスケジュール帳や日記帳、家計簿には、、振り返りをするのに適した欄がついていると思います。
私は博文館の10年日記(10年運用ダイアリー)を使っていますが、年頭所感、年末所感という欄のほかに、各月の最初に、「◯月予記」という欄があります。
こうした欄を利用して、今月、片付けに関することは何をしたか、来月は何をしたいか、ちょっと書いてみるといいでしょう。
30日間チャレンジをやっていると、毎月必ず、考える機会がおとずれるので、おすすめです⇒マット・カッツに学ぶ30日間で人生を変える方法~30日間チャレンジのススメ(TED)
私の日記帳について⇒日記を書くことは心の断捨離に効果的。10年日記を使っています
3.ハードルを下げる
難しいことをやろうとすると、続きにくいので、タスクのハードルを下げてください。
1日1つ、ガラクタを捨てることができない人は、月、水、金だけ捨てるというようにしてはどうでしょうか?
15分の片付けができないなら、5分だけ。
机の上をきれいにすることができないなら、右半分だけ。
自分の現状に合わせて、どこまでも難易度を下げてみると、続くと思います。
ハードルを下げたほうがいい話⇒大々的に変えようとしないこと。小さな習慣から始めよう(TED)
4.やり方を変える
やっていることに飽きてしまって続かないことがあります。
そういうときは、やり方を変えてみます。
場所を変える
開かずの間に、物がびっしり入っていて、ずっとここを片付けようとがんばっているけれど、やったり、やらなかったりで、まったく進捗が見られなかったとします。
そういうときは、開かずの間はおいといて、別の場所を片付けてください。
パントリーや冷蔵庫、クローゼット、本箱、和室の押入れなど、ほかにもガラクタがたまっているところ、たくさんあるんじゃないでしょうか?
処分方法を変える
いつもメルカリで不用品を売っているが、梱包や郵送作業に疲れたとか、質問に答えるのがめんどくさいと感じ、出品しないものがたまっているとします。
その場合は、そっくりそのまま、どこかに寄付します。
メリカリは、高く売れるそうですが(読者さまの情報)、お金を稼ぎたいから、不用品の片付けや、暮らしのシンプル化をがんばっているわけではありません。
断捨離している人は、お金ではない、べつのものを求めていると思います。そこまで売ることにこだわらなくてもいいんじゃないでしょうか?
不用品をお金にしようとしない話⇒不用品を処分するときはお金にすることを考えないとシンプルにできる
5.他の人と一緒にやる
同好の士と励ましあいながら、片付けをすると続きやすいです。
家族や友だち、SNSの仲間と一緒に、情報交換をしながら、片付けてください。
それと、何もかも、全部、自分で捨てることはありません。家族がいるなら、分担して捨てればいいし、一人暮らしなら、友人を読んでいっしょに片付けたり、部分的にプロに頼んだりもできます。
英語の小説だったと思いますが(うろ覚え)、友だちを招いて、みんなで自宅の落ち葉かきをしたり(庭に大量の枯れ葉が落ちるので、雪が降る前までに、落ち葉をかき集めてきれいにする必要あり)、大量の新聞の切り抜きや、レシピカードの整理を、友だちと一緒にやる、というくだりを読んだことがあります。
親しい友人や、物を片付けることが好きな人を呼んで、一緒に片付けるといいかもしれません。
その後、お茶とお菓子をふるまったり、夕食をごちそうしたりすれば、楽しい休日になるでしょう。
6.なぜ片付けを始めたのか思い出す
長らく、断捨離をしていると、なぜ自分がそんなことをしているのか、なんのためにやっているのか、忘れることがあります。
不用品を捨てようと思ったそもそものきっかけ、汚部屋の住人をやめようと思った理由、なぜ実家を片付けているのか、片付けた先にどうなりたいと思っていたのか?
そういうことをもう一度思い出してください。
不用品を捨てることがゴールではなく、捨てたことで、手に入る何かが欲しくて、捨てようと決めたのです。
いったい、何を求めて、私は片付けているのか?
原点を思い出すことができると、またやる気が出てくるでしょう。
7.あきらめないマインドセットを持つ
最後におすすめするのは、あきらめないことです。
部屋のあちこちに、物が堆積していて、足の踏み場もないような汚部屋だと、ちょっと捨てたぐらいでは何も変わらず、「もうどうでもいい」と投げやりな気持ちになるかもしれません。
押入れに、びっしりと何世代かに渡るガラクタが入っていると、うんざりして、「まあ、いいわ。普段生活できないわけじゃないし、私が死んだら娘が片付けるさ」と思うかもしれません。
こんなとき、あきらめずに、コツコツ続けられるマインドセットを持ってください。
マインドセットなので、「そういう考え方をしよう」と決めれば、そう考えられます。
あきらめることを選択する前に、ほかの考え方があることを思い出してください。たとえば、
・困難なことがあっても続ける。
・困難は一時的なものだ、ずっと続くわけじゃない。
・これって、本当に大変なことなの?
・何かやり方を見つけよう。
・どんな問題だって、何かしら解決策があるはず。
・なにごとも、一朝一夕にはできない。
・時間がかかってもべつにいい。
・私には解決する力があるはずだ。
・いま、できることは何だろう?
・私は毎日、少しずつ片付ける力がついている。明日はもっとうまくできる。
あきらめないマインドセットを持つのに有効なのは、できないことではなく、できることにフォーカスすることと、うじうじ悩んでいる時間があったら、行動することです。
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劇的に断捨離を加速させたいあなたに、1週間捨て続けるチャレンジのススメ。
いつまでたっても物が減らない。断捨離に失敗し続ける5つの理由。
三日坊主だった私が、継続できる人になった理由:ミニマリストへの道(105)
一度決めたことを継続する6つの方法。あきらめないマインドセットを持て
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片付けを継続するコツを7つ紹介しました。
断捨離だけでなく、運動や買い物習慣にも使えると思います。今年、あと3ヶ月があるので、期間限定で取り組んでみるのもいいかもしれません。がんばってください。