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先週、近々引っ越すことになった読者、あんこさんから、「狭いスペースで快適に暮らすコツを知りたい」という質問に回答しました。
狭い家で暮らす7つのメリット – コンパクトな暮らしを楽しむために。
こ実際に、同じ面積の家にお住まいの方からお便りをいただいたので紹介します。
また、先週の記事ではマインドセットを変えることを提案したので、この記事では、具体的な住まい方の工夫をいくつかアイデアを紹介します。
まず、お便りをシェアします。9坪のあやさんからいただきました。
狭い家に住む我が家の工夫
件名:同じ広さの家に住んでいます
8年前からブログを愛読しています。
以前はメールを載せていただいてありがとうございました。
あんこさんの記事を読んで、うちも建坪9坪、59平米で同じ広さの家だ!と思いました。
我が家は夫婦と8歳の息子、4歳の娘の4人家族ですが、参考になればと思いメールします。
コンパクトな家に引っ越すこと、不安に思われているかと思いますが、うちは工夫しながら楽しく暮らせています。
ドラム式乾燥機
狭い我が家で大活躍してるのは、ドラム式洗濯機です!
夜にお風呂に入ったらすぐに洗濯→乾燥をかけ、寝る前にもう一度かけます。
こうすると次の日の朝に昨日と同じ服を着ることができます。
毎日違う服を着たいおしゃれな方は不向きかもしれませんが、こうすることで服を収納する場所がぐっと減らせるんです。
汚してしまったときの予備もありますが、上下3着ずつで十分足ります。
洋服代も節約できるし、一石二鳥です。
また、頻繁に使うとすぐに衣類が傷むので、その年にはボロボロになり、来年には新しいものを買おう!となって保管する必要もなくなりました。
私自身も流行遅れの服を着ることがなくなって気に入っています。
スタッキングシェルフ
おもちゃは無印のスタッキングシェルフにそれぞれの名前の引き出しを3つずつ作り、そこに入る分だけ!と決めています。
新しいものを欲しがる時は、「家にあるどれと交換する?」と言うと、たいてい「それじゃあいらないや」となるので物も増えにくくなりました。
メリットいろいろ
コンパクトな家に住んでいて一番いいのは冷暖房効率がすごくいいことです!
広い部屋よりもすぐにエアコンが効くし、電気代も安く済んでいます。
暑いことや寒いことはすごくストレスになるので、気軽に冷暖房が使えるのはすごく嬉しいです。
LDKもテレビが1つなので、みんなで話し合って見たいものを決めたりと、協調性も身についているかなと思います。
ママもすぐ近くで料理しているので、テレビを背中で聞きながら会話に参加したりと楽しいです。
結局ものより体験
私事ですが、昨年神経の病気にかかってしまい、働けなくなってしまいました。
経済的に余裕はなくなりましたが、狭い家のぶんローンも安く、他の家より諸費用が安く済んでいるので今のところなんとかなっています。
体が自由に動くうちにやりたいことを考えて、一つ一つこなしていますが、改めて考えてみると、本当にモノより思い出ですね。
家族で綺麗な海に行きたい!とか、子供とたくさん公園で遊びたい!とか、休日に家族みんなで手分けして料理したい!とか。
何を処分するかよりも、何を一番大切にして生きていきたいか考えると、より楽しく生活できるのではないでしょうか。
参考になれば幸いです。
急に寒くなってきましたので、筆子さんもお風邪など召されませんようご自愛下さいませ。
ありがとうございました。
あやさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
長くブログを読んでいただき、本当にうれしいです。
あんこさんが引っ越す家と同じ大きさの家にお住まいなんですね。実際に住んでいる方の体験談はとても参考になると思います。
筆子の返信
確かに、同じ服を毎日着れば、収納に場所を取りませんね。
私も服の数は少なく、いつも同じ服を着ているので、収納スペースは少しですんでいます。
光熱費が安く上がるのもおっしゃるとおりですし、家族の絆が深まるのも本当でしょう。
あやさんは、小さなスペースで上手に暮らしていらっしゃいますね。
去年、病気になられたんですね。もう大丈夫でしょうか?
共稼ぎをしていたが、体調が悪くなったので、専業主婦に戻ったという読者はほかにもいらっしゃいます。
暮らしの規模を縮小して、少ない費用で暮らしていくのもひとつの選択です。
その分時間が手に入りますから。
それでは、あやさん、これからもお元気で。ご家族仲良くお暮らしください。
狭い家に住むならミニマルに暮らすのがベスト
狭いスペースに家族で住む場合、結局、ミニマリストみたいに暮らすのが一番いいと思います。
余分なものがあると、貴重な生活スペースを奪われます。
実際、私も夫と娘と自分の3人で、小さなベースメントに住んでいましたが、私の所持品が少なかったからできたことです。
今の私が家族で狭いスペースに住むなら、以下のことをするでしょう。
あやさんも実践されていることが多いですが、「こうするしかない」とも言えます。
1.常に断捨離する
いったん所持品を減らしても、生活をしていればまたものが入ってくるので、定期的に断捨離します。
2.ものより体験
お金をたくさん稼ぎ、そのお金でいろいろなものを購入し所有して暮らすことより、楽しい体験や、よい人間関係を築くほうにフォーカスします。
3.買い物は慎重にする
買い物はものを増やすことに直結するので、慎重にします。
買う前に、以下の質問を自分にします。
・本当に必要か?
・私の人生に価値を与えてくれるものか? だとしたらどんなふうに価値がプラスされるか?
・借りることはできないか?
たとえば本は、図書館で借りれば、大きな書棚を所有する必要はありません。
4.カプセルワードローブにする
カプセルワードローブは、厳選された少数のアイテムで構成されたワードローブのことです。
あやさんも実践されていますが、服が多いと本当に場所を取ります。
服を減らすと、省スペースのみならず、消費も抑えられます。おまけに、日々の服選びが非常に簡単になるので、ストレスも軽減されます。
5.ワンインワンアウト
ワンインワンアウトは、何かひとつ家に入ったら、同じものを出すことです。
物を減らすのに、ワンインワンアウト(1つ買ったら1つ出す)は本当に効果があるか?
実践するとものが増えないのでおすすめです。
始める前にある程度、ものが減っている必要がありますが、狭い家に引っ越す前に、必ず断捨離することになるので、大丈夫でしょう。
私は、ものがまだ多かったときは、ワンインファイブアウトをしていたことがあります。
6.デジタル化
紙の整理の記事でも書きましたが、デジタル化できるものは極力デジタル化します。
本、書類、音楽・映画を物理的な媒体で持つ余裕はありません。
7.多機能のものを使う
ひとつで複数の用途に使えるものを持つと、ばらばらに持つより場所を取りません。
たとえば、単機能しかないキッチン用品ではなく、汎用性のあるものを選びます。
私が思う一番汎用性のあるキッチンツールは自分の手、次に包丁など、どこの家にもあたりまえにあるツールです。
8.空間を共有する
一人ひとりの個室を作ることができないので、家族でいろいろなスペースを共有することを意識します。
そういう意味では、家族が協力しあうことが重要です。
9.収納にリミットをかける
収納スペースをきめて、それ以上のものは入れないようにします。
あらかじめリミットをかけておけば、それ以上、ものは増えません。
汚部屋になってしまうのは、「限界値」を意識していないからです。
番外:外に遊びに行く
ずっと家にいる必要はなく、そのへんの公園など家族で楽しめる場所に出かけます。
北日本以外なら、日本の冬はそんなに寒くないので、通年でアウトドアの活動ができます。
狭い家で暮らす工夫。過去記事もどうぞ
小さな家(タイニーハウス)に住むことは自分の夢を叶える糸口になる(TED)
狭い賃貸マンションで子どもが3人いて、ものが多くてスッキリ暮らせない。ストレスでいっぱいです←質問の回答。
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狭い家で暮らすコツ、実践編をお届けしました。
引っ越しをしてから定期的に娘の家に掃除に行っていますが、洋服が多いのは本当に問題です。
たくさん持っていても、自分が着られるのはほんの一部。
ほとんどは、数回着て、次の服に場所を明け渡す運命にあります。
娘はブランドものの服は、常時、Facebookなどで売っており、そうでない服は時々まとめて寄付しています。
最初から少なめで暮らしていたら、こうした処分も、日々の管理もずっと楽になるのですが。
それではあなたも、伝えたいことがありましたら、お気軽にメールください。
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