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最近、いろいろ物入りです。いつにもましてお金について考えているのに、ちっともお金がたまりません。いくらお金のことを考えても、お金がたまらないこの不思議。ただぼーっと考えているだけじゃだめなんですね。
もう少し建設的にお金について考える脳にしたい。そんな私の取り組みというか取り組みの前段階として考えていることをお伝えします。
お金について考えている時間は多いけど…
多くの人は、私のように、毎日お金のことを考えていると思います。貯金や節約が趣味とか、投資をしているとか、大きな借金がある人は、かなり積極的に考えているでしょう。
しかし、そうではない、一応毎日つつがなく暮している人も1日のうち数分はお金のことを考えていますよね?この場合は、別に考えたいわけでもないのに、なんとなくクセで考えるのだと思います。
お金について全く考えない、という人は、認知症にかかっているか、うなるほどお金がある金持ちぐらいではないでしょうか?
あのマドンナでも、買い物する時は、一応値札を見るそうです。
人が持っているすべてのリソース、体力、気力、知力は有限です。思考するパワー(メンタルパワー)も有限なのに、ふと気づくと、お金についてあーだこーだと考えていて、もっとほかに考えるべきことを考えていないのです。
少なくとも私はそうです。
お金について考えているのに、お金が全くたまらない、むしろ減っている、というのはいったいどういうことでしょう?
考え損ではないでしょうか?
これならば、全く考えないほうがいいのではないでしょうか?
私は、このような、お金を増やすのに全く寄与しない、「お金について考えている時間」や思考そのものを断捨離したいと思うようになりました。
最近物入りな50代主婦
先日新しいiPhoneを買いました。2年契約が4月初めに満了になるからです。それまではiPhone5sでしたが、娘と私それぞれにiPhone6sを買いました。
早めに契約すると100ドル割引きされ、最初に払うiPhoneの値段がそれぞれ430ドル。そして、今後2年間、毎月1台につき娘は80ドル、私は75ドル払います(両方、私が払うのですが)。
娘のプランがちょっと高いのは、データが入っているからです。
430ドルを24か月(2年間)で割ると、月18ドル、80ドル+18ドルで98ドル。たかが電話1台に毎月100ドルって高くないですか?(☆現在カナダドルがかなり安いので、換算すると8610円ですが)
私なんてろくに電話しないのに。なければないで生きていけそうです。が、家の固定電話を捨ててしまったので、何らかの電話は必要です。自分で電話のプランを考えるのが面倒なので、すべて娘にまかせたらこうなりました。
娘はわりとケチなので、いろいろ調べて、お得なプランに入っているとは思います。
個人個人で電話を持つから、値段がかさんでしまうんですよね。
ちょっと前にiPadも買っています。
しかも、今年は娘が5月に高校を卒業するので、卒業写真や、卒業のイベントに着るドレス、メイクなど、いろいろお金が必要です。
そういえば、大学に願書をだすときのお金も払いました。
娘はアルバイトしているので、卒業のイベントに着るドレスのお金は自分で払ったし、大学に入学許可されあとの、最初の支払い(5万円ぐらい)も自分でしていました。
娘は、春休みにメキシコ旅行を計画しています。パスポートを作るお金は私が出しましたが、旅行代金は本人に出させるつもりでした。
「旅行代金を払ったら、今後、卒業式やらに回すお金がなくなった」と訴えるので、しぶしぶ旅行代金の2000ドルを、「これは本当は大学の授業料としてとっておいたお金なんだからね。この分はあとで自分でなんとかしてよ」と言って娘に渡しました。
そして、きわめつけのインプラントが来週あります。
全く、お金がいくらあっても足りません。
お金のことばかり考えているのにお金がたまらない私
私は毎日、何らかの形でお金について考えています。私に多いパターンは
●貯金がないからこのままだと老後が心配だよね。
あまりに漠然とした不安なので、考えてもますます不安になるだけ。
●娘の大学の授業料、どうしよう。
そう思っているだけで、何ら具体的なアクションを起こしていない。
●娘のメキシコ旅行援助に2000ドル払ったけど、よかったのだろうか?
もう払ってしまったお金について考えている、思考の中でもムダなパターン。もちろんここから何か学べば別ですが。
●来週インプラントだけど、一度に9650ドル払うなんていやだなあ。
いやだけど払うしかありません。
見積もりではインプラント3本で9650ドル。後日、少し保険からかえってきますが、どのぐらい返ってくるのか把握していません。
一応、保険会社の見積もりの紙をもらいましたが、見方が今一つわからず。2350ドルは保険で払ってもらえると解釈しているけれど、間違っているかもしれません。
●金持ちになれたらいいなあ。
●老後貧乏は人ごととは思えないなあ。
●パーキンソン病になったらどうしよう。
●(長者番付などを見て)お金はあるところにはあるのだなあ。
●(通販を利用して)レギンス1本49ドルって高くない?
2年間、ほぼ毎日、GUで買ったトラックパンツをはいていたら、ぼろぼろになったので、代替品をLand’s End で2本買いました。1本49ドルでした。
●節約ブログを見て。
「ひえ~、こんなこと考えるの私にはできない」とすぐにマインドブロックがかかります。
あるいは、「ふ~ん、こういうふうに紙に書いて計算すればいいんだ。そういえば、私も毎月、買ったものは一応入力してるけど、合計出してないし、全然見直ししてないし、これだけだとなんにも付加価値を産みだしていないなあ」などと考えます。
●ナッツってどうしてこんなに高いんだろう。
私はナッツが好きでよく買います。しかも、買ったらすぐにほとんど食べてしまいます。
ナッツが好きな話⇒ナッツを食べ始めると止まらない病
ほかの方のブログで、ナッツは1日30グラムまで、とか、20~30粒食べています、というのを見ます。私、その8倍~10倍は1日に食べてしまいますね。食べ過ぎです。
あまりにナッツを食べ過ぎるので、1ヶ月間、ナッツに支払うお金だけを記録しようと思ったのですが、面倒ですぐに挫折しました。これはまたやろうと思っています。
このほかにも、スーパーに行けば、一応食品の値段を見るわけですし、支払いするときに、ぎょっとするし、クレジットカードの支払いをするときも、お金のことを考えているのです。
どうせお金について考えるなら、お金がたまる方向にしたい
このように、毎日お金についてなんとなく考えている時間がけっこうあるのに、考えているわりにはお金はたまらず、ただただ出ていくばかり。
私は、この状況をなんとかしたいと思い、改善策を考えてみました。
方法その1:いっそお金のことを考えるのをすっぱりやめる。
方法その2:どうせ考えるのなら、建設的な思考をする。
方法その1はすごく魅力的です。
しかし、何も考えないのも、恐ろしい気がします。これまで、何年も、お金については、表層的に、現象に反応して生きてきました。これは、単なる反応で、意識的な思考ではありません。その結果が今の生活です。
そこで、方法その2を取ることにしました。ですが建設的な思考とはいったいどういうものでしょうか?
わたしは、上に例であげたような、ほとんど何も産みださない、ぼんやりとしたことはよく考えています。ですが、家計管理や貯蓄といった、もっと実りある何かを生み出すものについて考えるのに、ひじょうな苦手意識を持っています。
今、確定申告の紙も書いていますが、心理的ブロックがあり、なかなかすすみません。
苦手意識をこらえ、ない知恵をしぼり3つの方針をたてました。
1.とにかくお金を使うことに対して意識的になる
2.家計管理に関して、有用な情報を仕入れる
3.考えてもしかたがないことはなるべく考えない
この3つを柱にやっていくことにしました。こんな本も買いました。
「正しい家計管理」というそのものズバリのタイトルの名前です。72ページまで読みましたが、早くも挫折しそうです。難しいです。
帯に、「これまでの家計管理、市販の家計簿に挫折したすべての人へ」と書いてあります。そもそも家計管理を試みたことがない私にはハードルが高すぎるのかもしれません。
ただ、家計管理の目的は節約ではなく、価値あるものにお金を使えるようになること、という考え方には共鳴しています。
「家計は、価値観をお金の流れで表したもの」だそうです。
これを読んだら、もう1冊、カナダに住んでいる人むけの、英語のパーソナルファイナンスの本を買って読むつもりです。
また、意識的にお金を使う取り組みとして、週に1度「お金を使わない日」を決めました。これについてはまた次回、お伝えします。