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私の夫はどの程度家事ができるのか知りたいという質問に回答します。
では、まずメールをシェアします。
まみえるさんからいただきました。
ご主人の家事能力は?
件名:夫さんの家事能力を知りたいです
秋の予約投稿のリクエストです。
今回秋に長く日本に帰って来られるとのことで、その間筆子さんの夫さんはひとり暮らしになるわけですよね。
夫さんはモノを手放すことが苦手だと伺っていますが、その他の生活力はどうなんでしょうか。
普段の料理、洗濯、掃除などは、筆子さんがメインで進められているのですか?
以前に、「洗濯機があるのに、安くなっていたからと夫さんがもう1台買ってきてしまった」という記事が記憶にあるのですが、家事は分担性なのでしょうか?
わたしは筆子さんより少しだけ下の、ほぼ同世代です。
今後夫が仕事から完全引退した時に、どのような生活になるのかいろいろと考えています。
夫さんがひとりでも問題なく生活できる方なのか、お差し支えない範囲で教えていただけたら嬉しいです。
ちなみにうちの夫は名古屋に異動になったとき、最初は単身赴任で行く予定だったのに(わたしもフルタイムの仕事がありました)、すぐに根を上げてしまいました。
1ヶ月遅れで、わたしも仕事を辞めて名古屋に行った次第です。
将来わたしが先に死んだらどうなるのか、とても心配です!
カナダご不在中にも、ブログの予約投稿をしてくださることに感謝します。
いつも更新を楽しみにしていますので、よろしくお願いいたします。
まみえるさん、こんにちは。リクエストありがとうございます。
私の夫は、子供ではないから、1人でなんでもできます。
1ヶ月でも1年でも5年でも、1人で暮らすことに支障はありません。
以前、書いたと思いますが、一緒に住み始めた頃、夫は、自分は高校で、家庭科(Home Economics)を選択科目として取ったから、家事については詳しいとよく自慢していました。
どうやら、「自分は家事ができる」という自負があるようです。
家庭科なら、私も勉強しましたけどね。こちらは、選択ではなく、小中高と必修でした。
でも、家庭科で習ったことが、結婚生活に役立ったとは思えません。夫の勉強した家庭科はきっと実践的なものだったのでしょう。
家事を5つに分けて、夫がどの程度できるか、詳しく紹介しましょう。
1.掃除
夫は掃除はわりとまめにするほうです。私は通常、自分の部屋とバスルームの掃除とキッチンの雑巾がけしかしませんが、リビングルームやキッチンに掃除機をかけるのは夫です。
時々、キッチンにモップもかけています。
カナダではSwifferという、専用のシートをつけて使うモップを利用している家庭が多く、夫もこれを使っています。
このCMに出てくる小さいサイズのほうです。
Swifferのシートはドライとウエットがあり、夫はウエットを使っています。
娘の家にもSwifferがあり、娘は、まずドライシートをかけてから、ウエットシートをかけます。
そんなふうにキッチンや居間の掃除はしますが、なぜか、夫はバスルームの掃除はしないので、里帰りから戻ると、便器が汚れています。
夫は流しも掃除しないし、バスルームのシンクに、剃ったひげ(だと思う)を、散らばらせたままにするので、どこか詰めの甘い掃除です。
ゴミ出しも私しかしません。
さらに夫は、いろいろなものをためこみます。
たとえば、キッチンのカウンターの上にあるミキサーの後ろ側に、1回使ったサランラップや、野菜の入っていたビニール袋を押し込んでためます。
たぶん、再利用するつもりで、押し込むのでしょうが、実際は、再利用しないのでどんどんたまって、見苦しいので、私が全部取り出して、夫エリアに袋を置きます。
本当に家を清潔に保ちたい人は、こんなことはしないものです。
2.料理
夫は、自分が食べたいものがあるときは食材の調達も料理もします。
最近、夫が料理にこっていて、わけのわからない調理器具を買ってキッチンを狭くしている話は、すでに過去記事で何度か書いています。
以前は、私が全面的に料理をしていましたが、あまりに注文と文句が多いので、「そんなに文句言うなら自分で作れば」と言ったら、自分で作るようになりました。
食べ終わった皿を洗うことも夫はふつうにします。
クリスマスやサンクスギビングなどに、ターキーを焼くのは夫の仕事です。
私は、この手のイベントの伝統的な料理には、まったく興味がもてず、これまで1人でターキーを焼いたことがありません。
ターキーや付け合せの野菜(マッシュポテトとローストベジタブル)を料理するとき、夫は家中にある鍋やスプーン、その他の調理器具を散らかしまくって調理するので、後片付けが大変です。
1つずつ洗って作業を進めれば散らからないのに。
この点においては、私は夫に家事能力があるとは思えません。
3.洗濯
うちは自分のものは自分で洗う家です。
最初は、私が全員の洗濯をしていましたが、夫が、私の洗い方に不満を言うので、「そんなに文句言うなら自分で洗えば」と言ったら、自分で洗うようになりました。
夫は、私が合成洗浄剤(洗剤)や柔軟剤をたっぷり使わないのがものすごく不満なのです。
この話は、以前どこかのブログに書いたことがあります。
ケミカルな洗剤をたっぷり使うと、独特の「いい香り」がします。合成的に作られた香りが。
この香りがしていると、洗いあがったものが清潔なのだと夫は信じています。
洗い終わった洗濯ものを、夫は私の真似をして小物干しにかけて乾かします。
以前の家では、外に干していました。ドライヤー(乾燥機)もありますが、ドライヤーにかけると痛むので、私は小物干しを利用しています。夫も同じ小物干しに自分が洗ったものをかけます。
ただ、夫の場合、小物干しに、大物(重たいパンツやジャケットなど)を吊るすので、小物干しがこわれてしまいました。ふつう重たいものは、2つか4つ、ピンチ(洗濯ばさみ)を使い重量を分散させますよね?
夫は、1つのピンチに、重たい衣類を吊るすのです。
小物干しは、私が日本の無印良品で買ったものですが、近所に売ってないので、夫がテープで修繕しました。
そのうち、この小物干しは、完全にこわれると思います。
4.縫い物
昔、夫が、私の誕生日にミシン(机の上にのせて使うタイプ)をくれたことがあります。
私は、裁縫はボタンつけか、つくろいものを手縫いでするぐらいなのに、なぜか電動ミシンをくれたんです。
たぶん、セールで安かったのだと思います。
ミシンを使わない人間にとって、ミシンは無用の長物でしかありません。私は、箱から取り出すこともせず、何年も放置しました。
その後、夫は自分でときどきこのミシンを使っています。
自分のパンツの修繕をしたり、パンツにポケットをつけたりしているようです。一から何かを縫うのではなく、すでにある衣類を、直したり、作り変えたりしています。
私は裁縫に全く興味がないので、夫が、「これ、僕の最新作」と見せてくれても、「ふ~ん(ほかにもっと重要なやるべきことがあるだろうが)」と反応しています。
5.その他(DIY、庭の世話・家具のメンテナンス)
現在の家ではやらなくてもいいのですが、夫はボランティアで、庭の芝刈りや掃除をしています。
冬はたまに雪かきもします。
切れた電球を付け替えたり、こわれた家具の修繕をするのも夫の仕事です。
木工みたいなこともたまにします。
これまた、ずいぶん前、夫が私の誕生日かクリスマスにスパイス棚をくれことがあります。
近所から拾ってきたとおぼしき古い棚にピンクのペンキを塗ったきわめて醜悪な棚でした。
前の前の前の家にいたときだと思います。その家のキッチンは、たしか床がフローリングで壁は白でした。
ピンク色の棚なんて、全く合わないし、棚に入れるほどスパイスもありません。
この棚も使わずに放置したら、夫が自分で捨てました。本人も、「これは失敗作だった」と認めていたようです。
・・・・さて、ここまで読むと、私の夫は、家事をよく手伝ってくれる「いい夫」に思えるかもしれません。
しかし、過去記事に書いていますが、家事に積極的な夫は、自分のやり方を押し付けようとするので、私と衝突します。
というか、以前はよく衝突しました。
日本では、台所に女は2人いらない、とか、台所に主婦は2人いらないと言いますよね?
これは、嫁と姑が(または母と娘が)、キッチンで同等の作業をしようとすると問題が起きることを言い表しています。
ほかにも、「船頭多くして船山に登る」、英語なら、Too many cooks spoil the broth.(コックが多すぎるとスープがだめになる)ということわざがあります。
誰かが主導権を握り、もう1人はサブの位置に立たないと、ぶつかってしまうのです。
昔は私が、メインで家事を担当していましたが、今は、あえて、サブの位置にとどまっています。
そのほうが、我が家は平和が保たれるのです。
私を「家事ができない主婦失格ミニマリスト」と思っている人も多いかもしれません。確かに、私は家事はそこまで好きではありません。
しかし、私がバリバリ家事をやろうとすると、絶対夫とぶつかるので、あえてやらないほうを選んでいるのです。
まみえるさんのご主人は、家事が何もできないそうですが、それは、本人にやらせないから(あるいは自分がやってしまうから)だと思います。
今からでも遅くないので、簡単な家事の練習をしてもらってはどうですか?
それと、まみえるさんが死んだあとのことを心配する必要はありません。自分でやるしかなかったら、人はやりますから。
やってみると、家事はそこまで難しいことではありません。
料理が、全然できないなら、最初はご飯だけ炊いて、お惣菜はスーパーで買ってくるとかすればいいし。
ご主人の家事の負担を減らすために、不用品は捨てておいたほうがいいですよ。
■もっと家事について読みたいときは⇒主婦ミニマリストの家事の工夫を書いた記事のまとめ
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私の夫がする家事について書きました。
夫は、かなり家事能力のある人と言えるかもしれません。おかげでとても助かっています。