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掲載の件はすでに告知済みですが、見本誌が手元に届きましたので、雑誌の感想をお伝えします。
「からだにいいこと」は、創刊が2004年の、比較的新しい雑誌です。
からだにいいこと・概要
以下は、取材の依頼をいただいたときの企画書にあった内容です。
発行元:(株)からだにいいこと、発売元:(株)世界文化社
刊行形態:隔月刊(偶数月 16日発売予定)、市販(書店、スーパー、CVS 等)
対象読者:30代後半~40代の美容と健康に関心の高い女性
創刊:2004年12月16日、復刊:2020年12月16日
コンセプト:「ほぐす・癒やす・キレイになる暮らし」をテーマに、エイジレスに生きる女性のココロとカラダの健康をトータルに応援する、健康生活情報誌。
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30代からすでに体の不調を感じている人が多いってことですかね。まあ、究極の美容は健康でいることですから、健康を心がけるのはいいことです。
値段は730円です。率直に言って、「高いな~」と思いましたが、今年のはじめにいただいた「日経WOMAN」は740円でしたから、今はそれぐらいするのでしょうね。
主婦向けというより、働いていてお金に余裕のある女性向けだと思います。
主婦がお金をもっていないとは言いませんが、主婦になると、稼いだお金を100%自分のためだけ使うわけにはいかなくなります。
実際に読んで思ったこと
思ったより軽い
手元に届いて、封筒を持ったその瞬間、「軽い」と思いました。
世界文化社は、「家庭画報」を出している会社だから、この雑誌は隔月刊だし、「家庭画報」みたいにどっしり重いんだろうか、わざわざこっちに送ってもらうのは、悪いなあ。こんなふうに勝手に思っていたのです。
最近の「家庭画報」は知りませんが、私が新卒で入った会社(1980年代の話)では、「家庭画報」をとっていて、毎号、オフィスにあり、先輩がデスクに置いてよく読んでいました。
重たいから、デスクに置くしかないのです。
「からだにいいこと」は140ページで重たくないので、バッグに入れて持ち歩いても、負担はないと思います。
大きさは、「日経WOMAN」と似ています(全く同じではない)。「日経WOMAN」は、130ページなのに、「からだにいいこと」より、ずっしり重いです。
たぶん、「からだにいいこと」はわら半紙みたいなページが多いからだと思います。
わら半紙が多いのは、好感がもてます。
私の監修した記事も、わら半紙のようなページにのっております。
読者の声が多い
読者目線を大事にしているのか、「読者がやってみました」という囲み記事が随所に見られます。
たとえば、16ページの下のほうに、「5秒骨トレ」で体脂肪が減った方の声があります。
この骨トレは、34ページにありますが、みんな簡単な体操で、手足をぐるぐる回したり、歯を食いしばったり、腕立てふせの態勢になって、体は浮かせず、手で床を押すだけです。
5秒は短すぎると思うけど、どんなにズボラな人でもできるでしょう。
うるさくない広告
広告は、そんなになくて、あっても雑誌のコンセプトに合ったものです。遠近両用メガネ(これは記事広告ふう)、ザクロの酵素、ラカントなど。
この雑誌のLINE公式アカウントの友達登録者数が、22500人を突破したと大々的にアピールしているページがあります。
SNSやWebにも力を入れているようで、Twitterでも、いろいろな情報が流れています。
雑誌『からだにいいこと』公式 (@karakoto_mag) / Twitter
編集者の方が、肩甲骨を引き上げるポーズをしている写真もあります。舞台裏がわかる投稿は、親しみを感じさせます。
ただ、編集部の方々が、本当にからだにいいことをしているかどうかはわかりません。
健康に一番いいことは、まともに睡眠をとることだと思いますが、これまで一緒にお仕事させていただいた雑誌の編集者の方は、皆忙しそうで、あまり夜しっかり寝てない印象を受けました。
料理がおいしそう
健康維持には、食事も重要なせいか、料理記事も多めです。
骨強化ミルクレシピ、アボガドぷち薬膳、満腹おかずサラダ、3STEP晩ごはん。と4つ記事があり、「ハーブで旅する地中海」という連載では、トルコ風料理のレシピがあります。どれもおいしそうです。
「噂の人の食日記」というページもあって、ピラティスインストラクターの1週間の食事が掲載されています。
この雑誌にかぎらず、日本の女性向けの生活情報誌には、料理の記事が多いですよね。食文化が豊かですから。
おいしそうだけど、こんなの、朝から作れるのか、と思ってしまう弁当。
”買いすぎ”をなくして快適に! 「身軽に生きるヒント」集
私が監修した記事は、この特集の一番最初にのっている、「ムダ買いをとことん防ぐコツ」です。
必要なものだけを買えば、お金と時間が余るよ~、という内容です。
買いすぎる理由や、ムダ買いを防ぐ3ステップなどが紹介されています。
読者がムダ買いしがちなものが書かれています(アンケートを取ったようです)。第1位は食品でした。安売りがあると、ストックしすぎる人が多いようです。
安売りの野菜を買いすぎる読者と、服ばかり買ってしまう読者が、実際に、無駄買いをなくすことに挑戦した記事もあります。
この特集の2つめは、年間20着で、おしゃれにコーディネートしているミニマリストの方の記事で、コーディネートしている写真がたくさんのっています。カラーページだったらよかったかもしれませんね。
これでフォーマルシーンにも対応できるそうです。
その次にのっているのは、物を増やさないための「代用品で暮らすワザ」で、あるミニマリストの方の生活ぶりです。
この方は、やかんを持たず、ホーロービーカーでお湯をわかしています。トーストは魚焼きグリルで焼くそうです。
魚くさくならないんでしょうか?
私は、パンは焼かずにそのまま食べるので、トースターもグリルもいりませんが。
自分専用のTシャツは持っていなくてすべてご主人と兼用。驚いたことにバッグも1つもなくて、エコバッグか紙袋を使うそうです。
さすがに財布はお持ちのようですが。
昔、記事に書きましたが、ビニール袋にお金を入れている人をスーパーで見て、びっくりしたことがあります。
好きな記事
最後に、好きな記事や興味のあった記事を紹介します。
うるおいフード肌パック
余った食品や果物を使ったパックの紹介です。
バナナの皮で手、ひじ、ひざをこするとざらつきが取れて、肌がしっとりするそうです。
確かに、バナナの皮はすべります。バナナが使えるなら、ネギやオクラでもよさそうです(ネギもオクラも記事にはのっていません)。
疲れを瞬時に取り去る30秒の「元気チャージ法」
主に自律神経を整えて疲れをとる方法が書かれています。セロトニン、オキシトシン、メラトニンといった脳内物質にふれている、私の好きなタイプの記事です。
自律神経を整える方法として、その場スキップが紹介されていたので、実際にやってみましたが、この運動、思いのほかきついです。
「笑いヨガ」も紹介されています。ただ、笑えばいいだけです。
この記事には書いてありませんが、楽しくなくても、無理に笑っていると、脳は、「あ、楽しいんだな」と勘違いします。
うまへたなイラストも、脱力させてくれていいと思います。
読者の本当にあった怖い話と「見守りまじない」
火の玉や幽霊を見た、変な気配を感じたといった、修学旅行やキャンプで、友達と盛り上がる話がいくつか出ています。「家のなかで霊がさわがしい」というタイトルを見て、笑ってしまいました。
はた迷惑な霊ですね~。この霊はまだ子供で、ドタバタ走るんだそうです。本当に霊だったのでしょうか? 霊って、足、ありませんよね?
こんなときに使えるおまじないは、霊に名前を聞くことだそうです。霊の中には、自分が死んでいることに気づいていない者が多いから、名前を聞けば、自分の立場を思い出してくれるかもしれないとのこと。
霊に話しかけるなんて、怖がりの私にはできません。
「ほどほどごきげん日和」という漫画は、洗面台を磨く話で、これもよかったです。
「すこやか美髪の育て方」では、白髪、薄毛、うねりの解決法があり、60代の私には役立ちますが、30~40代だと、そんな心配はまだないような気がします。
細胞ケア(ミトコンドリアを活性化)の記事も、興味深かったのですが、4ページしかないので、次回は、もっと深く切り込んでください。
骨トレ(骨をらく~に鍛える)習慣も、よかったのですが、本当に骨を鍛えたいなら、重力をかけるのがベストではないでしょうか?
ミニトランポリンで⇒ミニトランポリン歴1年7ヶ月の私が伝える、7つの健康効果
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はじめて読んだ「からだにいいこと」の感想をお伝えしました。
いろいろな話題がのっていて、健康に興味のある人なら楽しめるでしょう。
サラダのレシピは、参考にします。
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