タオルを持つ女性

ミニマルな日常

どうしてこんなに物が家にたくさんあるのか? ようやくわかった私の本当の気持ち。

6月にいただいたお便りを2通紹介します。いずれも、はじめてのメールだそうです。

内容:

・たくさん捨てて書いて気づいた私の本当の気持ち

・1日15分、捨てることを始めた

monacaさんより



私が本当に求めていたもの

件名:自分の本心が分かりました

筆子さんへ

ものすごく長くなってしまいますが、お礼を伝えたくてメールさせていただきました。

贈り物を断る方法を探した

私はここ3年ほどの間に、義理母や職場の人から「いらないものを押しつけられた」と感じることが何度かあり、断りきれず受け取ったくせに、捨ててしまった自分にもやもやしていました。

罪悪感を感じずにいらない贈り物を捨てるいい方法はないかと、検索しているうちに筆子さんのブログにたどり着きました。





罪悪感を感じる必要なし、人からもらった贈り物を捨てる3つのコツ

贈り物の処分方法以外にもモーニングページやブレインダンプ、ストレス、人間関係、健康のことなど興味深い内容がたくさんあり、ブログに出会って1ヶ月ほどですが、毎日読んでいます。

不用品をたくさん捨てた

捨て時の下着の話の中に出てきた「色あせた下着」の項目を読んだとき、夫に「もとはピーチピンクだった下着を灰色になるまで使って捨てない人なんているかな?」なんて笑いながら話しました。

捨て時の下着、見逃していませんか?:プチ断捨離25

すると夫が「自分だってピンクだと言い張る古いフェイスタオルをいつも使っているが、オレにはどうみてもベージュに見える」と言われました。

「確かに…」私の断捨離はここから加速しました。そのタオル(6枚ありました)は即刻捨てました。もったいないとしまいこんでいたもらい物のタオルをおろして今は使っています。

義理母からもらった手作りマスクなど要らない贈り物をさらに捨てました。

使っていなかった客用布団も、重たくて角ばった危ないと思っていたスツールも、市のリサイクルセンターに持ち込んでお金を払って処分しました。

服や鞄や靴やホコリをかぶっていた大量の本や趣味の絵の道具もどっさり捨てました。

子どもの頃から数えると3回は引っ越ししていて、その度に物を捨ててきたはずなのに、まだこんなにあったのかと驚いたのと同時に、これらを買わずに貯金していたらとものすごく後悔しました。

そして自分はバカだ、頭のネジがゆるみまくっていると悲しい気持ちになりました。

気持ちを書き出してみた

ブレインダンプはブログで知る前からちょくちょくしていたので、気持ちを整理したくて、捨てようとしていたノートに気になったブログの内容や自分の気持ちをバーッと書き出してみました。

あわせてモーニングページも新しく始めてみました。

いらないものを断れないのは何故?

こんなにものを溜め込みすぎたのはなぜ?

甘いものを食べすぎるのはなぜ?

太ったのはなぜ?(先月の健康診断で3キロ増えていたことが判明)

義理母や職場の人をこんなにも嫌うのはなぜ?

したくないことにNOが言えないのは何なぜ?

苦手な友人とも仲良くしようとするのはなぜ?

もう2度とこんなにものを溜め込んでお金を無駄にしたくないと思ったのでしっかり自分に聞いてみました。

本心に気づく

そうするとだんだん心のガラクタに埋もれたいた私の本心が見えました。

私は自分と夫をもっと愛したかったのです。他人に愛されようと努力するばかりで、愛する方がおろそかになっていたことが辛かったのです。

そのことが書いたものの中に出てきたとき、涙があふれました。そうだったのか、ごめん、ごめんと何度も心のなかで自分にあやまりました。

これからは節約に励みつつ、甘いものを控えて、自分をいたわりながら素直に生きていこうと思います。

そして愚痴を夫にこぼすばかりではなく、思いやりを持って接して愛のある家庭を築きたいと思います。

ブログに出会うことができて、自分の大切なことに気づくことができて、本当によかったです。

筆子さん、本当にありがとうございました。

これからもどうぞ健康にお気をつけて、ご活躍されることを願っています。

monacaさん、こんにちは。お便りありがとうございます。

古い記事も読んでくださりうれしいです。

本心がわかってよかったです。

これからは、もっと楽しく暮らせそうですね。

メールの文面からすると、monacaさんが、贈り物を断ることができなかったのは、くれようとしている人から愛されたいと思っていたからみたいですね。

贈り物をもらおうと断ろうと、自分に対する相手の好意や愛情は変わらないと思います。

相手が親なら、子供が何をしようと、無条件で愛するでしょう。

そこまで関係性が強くない義理のお母さんや職場の友人なら、贈り物をもらってくれたからといって、いきなり相手を大好きにはならないでしょう。逆も一緒で、断られたからといって、相手が大嫌いになることもないのでは?

どんな気持ちから贈り物をしているかにもよりますが、今、物が余っているので、「相手のがとても大事な人で、この人間関係を生涯続けていきたいから」とか、「相手が大好きで、どこまでも幸せになってほしいから」贈り物をくれることは、そんなにないと思います。

ただ単に、家に物が余っているから、よそへ回す、時間が余っていて、手すさびに作ったマスクがたくさんあり、とても自分では使い切れないから、よそへ回す。誕生日や記念日には、贈り物をすることになっているからあげる。

こんなことが起きているだけでは?

ものをくれようとしている人が、すごく切実なときって、そんなにない気がします。

だから、不用ならもっと気軽に断ればいいと思いますよ。

自分のことを考えてくれたのはありがたいことだから、気持ちに対してはお礼を言って、物はもらわないのがベストでしょう。

それでは、monacaさん、これからもお元気でお暮らしください。

モーニングページ⇒ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ

贈り物について⇒すべての贈り物が「愛あるもの」ではない:ガラクタの出どころを見極めよう(その3)

次は観葉植物さんのお便りです。

物だらけの家を片付け始めた

筆子さんへ

ブログを読み始めてから初めてメッセージを送ります。

いつも気づきを与えて下さりありがとうございます。

自己紹介をさせて下さい。

買い物で仕事のストレスを発散させては、思いつきで断捨離をするといった生活をしてきた今年50歳になるものです。

仕事は、約25年続けています。(転勤有)

昨年度末から、何のために仕事をしているのか分からなくなってきて・・・

そんなモヤモヤの中、今年度スタートさせました。

しかし、何のために働いているの? というストレスがかかったまま働いているのがしんどくなって休職することにしました。

今までも仕事でしんどくなることはありました。

その都度、好きな服・車を買うために? 家のローンを払うために? こんなことを思っていましたが、それは違うなと気づいちゃいました。

買い物で自分の心が満たせないことに気づいたのかもしれません。

休み始めてから断捨離、ミニマリストといった検索をかけては、あらゆるものを読み漁っていました。その中で一番フィットしたのが筆子ジャーナルでした。

家の中が物だらけなので、1日15分の断捨離を始めました。

15分って「やり過ぎる」と「もの足りない」の間でちょうどいいです。

あと、初めて1週間分の食材を使いきることができました。大げさに聞こえるかもですが初めてで嬉しかったです。

「買っては捨てる」を繰り返してしまうの投稿、共感できるところ多かったです。

無駄遣いばかりしていた私が物を買っては捨てる生活から抜け出した。

今は、上の段落に書いたことが、継続できるのかもわかりません。

ただ、物にあふれた生活からは脱していきたいと思っています。

今後も参考にさせていただきます。

観葉植物さん、こんにちは。お便りありがとうございます。

1週間分の食材を使い切ることができてよかったです。

観葉植物さんは、今、休職中なのですね。

ふだんより時間が取れると思うので、ぜひ片付けがんばってください。

物や視覚的ノイズが多いと、落ち着いてゆっくり考えることができませんが、片付いてくれば、気を散らすものが減って、もっとじっくり思考できると思います。

そうすれば、仕事に対する気持ちを変わるんじゃないでしょうか?

よかったら、ブレインダンプやモーニングページもやってみてください。

頭の中のガラクタを断捨離するブレインダンプのやり方

それでは、観葉植物さん、これからもお元気でお過ごしください。

*****

私もそうだったのですが、たくさん物を買ってためこむことが、自分が一番したいことである、という人は、そんなにいないと思います。

もっとほかに望んでいることや、やりたいことがあるのです。

何らかの事情で、そちらに向かうことができない不満が、買い物や物集めに表れていることが多いので、買い物が多すぎる人は、ぜひ、自分の気持ちに向き合ってください。

それでは、あなたも、質問、近況、感想などお気軽にメールください。

お問い合わせフォームはこちら⇒お問い合わせフォーム | 筆子ジャーナル

お待ちしています。





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