ゴミの分別

ミニマルな日常

最終更新日: 2018.03.22

ミニマリスト主婦がやっている、できるだけゴミを出さない5つの工夫。

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一通り断捨離が終わったら、次に目指したいのはできるだけゴミを出さない暮らしです。

特にゴミを減らそうとがんばっていたわけではないのですが、持たない暮らしを心がけていたら、結果的にゴミが減ってきました。

「こんなことをすると、ゴミが減ります」という方法を5つお伝えしますね。



1.水道の水を飲む

ボトルに入った水ではなく、水道の水を飲むと、空き容器のゴミが出ません。あたりまえです。しかし、私、一時期、ミネラルウォーターばかり飲んでいました。

去年の春先ぐらいまで、半年ほど、自分が飲むために、ペットボトルに入っている水を買っていたのです。

我が家の水は特に浄水器などは通していない、ごく普通の水。ペットボトルの水を飲み始めたら、そっちのほうが甘くておいしいことがわかりました。

水は味がないようで、微妙な違いがあります。甘い物や加工食品を控えて、水ばかり飲んでいると、だんだん味がわかってきます。

ですが、あるとき、「こんな高いもん、毎日飲むのはぜいたくや」と今さらながらに気づき、ボトルに入っている水を買うのをやめました。

コストがかかるだけでなく、空き容器が出るのも嫌でした。また、ボトルに入った水を買うと荷物が増え、エコバッグがずしっと重くなるのも疲れます。

まあ、重い荷物は、筋トレのつもりだと思うことで、なんとかしのげましたが。

水道の水に戻った直後は、「まずっ」と思いつつ飲んでいましたが、そのうち慣れました。

考えてみると、世界には、きれいな水を飲めない子供たちがいっぱいいます。欲しい時に蛇口をひねれば飲料水が出て来るなんてなんとありがたいことでしょうか。

水は毎日飲むものだから、安全なほうがいいという意見はもっともだと思います。私は、「カナダのほとんどの地域の水道の水はそのまま飲んでも大丈夫」というカナダ政府の発表を信じることにしました。

私の57年の生涯で、ボトルに入った水を中心に飲んでいたのはせいぜい半年だけ。56年はずっと水道の水ばかり飲んでおり、それで別に大丈夫なのです。

牛乳、ジュース、コーヒーなどは飲まないので、もともとその手の空き容器は出ません。

長時間出かける時は、水筒に柿の葉茶を持参しています。

私の水筒⇒水筒(マイボトル)を使って節約、象印を愛用中

柿の葉茶について⇒柿の葉茶はここがすごい、ビタミンC効果で美容と健康の救世主 柿茶はティーバッグなので1日に1つずつティーバッグのゴミが出ています。

2.買い物そのものを減らす(できるだけ物を所有しない)

不用なものをできるだけ買わないことで、かなりゴミを減らすことができます。

私は、物を増やしたくないし、無駄遣いもしたくないので、買わない挑戦をしています。

「挑戦」と名付けていますが、こんな感じでゆるくやっていますよ⇒買わない挑戦の途中経過、2016年上半期に私が買った103個のもの。

買わない挑戦を始めたときは、「ゴミを出さない」ということはまったく意識していなかったのですが、結果的にものすごくゴミが減りました。

たいていの物が、個別包装されているからです。

カナダの本屋で本を買えば、「袋はいらん」と言えば、そのまま手渡してくれるので、そこまでゴミは増えません。

しかし、ドラッグストアで文房具を買うと、パッケージに使われているプラスチックのゴミが出ます。包装のゴミはばかになりません。

私は毎朝、燃えるゴミ(生ゴミなど)と、リサイクルに出すゴミを家のゴミ捨て場に持っていきますが、パッケージゴミの多さにうんざりすることがあります。

我が家のゴミ事情⇒モノはいつかゴミになるからゴミ処理問題に無関心は禁物

娘が小さかったとき、誕生日に友達から、人形本体や人形の洋服と小物がセットになっているものをよくいただき、悪夢のようにゴミが出ました。

一番外側のプラスチックも大きくて取り外しにくくて嫌いでしたが、小物を後ろの台紙に固定した上にかぶせてある小さいプラスチックや、ビニタイやらのゴミがわさわさと出たものです。





3.出来るだけバラの商品を買う

食品を含めて、できるだけバラで売っている商品を買っています。そうすれば包装のゴミが出ません。

ナッツや玄米はバルクバーンを利用⇒量り売りの店、バルクバーンは節約主婦の味方、おまけにエコだよ

買い物のとき、ゴミを出さないほかの工夫としては、常にエコバッグを持参することと、なるべくドラッグストアで物を買わないことです。

ドラッグストアやコンビニに置いてある商品は個別包装が多いですから。

また、お菓子などの加工食品を食べないようにすると、パッケージのゴミが減ります。

ほかには、やはり買いすぎないこと。特に、食品はできるだけ廃棄しないように心がけています。

食品のゴミを減らす工夫⇒食べ物を無駄にしないためにできる10の方法。

4.Kindleを使って電子書籍を読む

2010年の春にKindleを導入してから、紙本を買う率が劇的に減りました。買わないのですから捨てなくてすみます。

先に書いたように、ずっと「買わない挑戦」をしているので、雑誌はすっかり買わなくなっていました。ですが、ペーパーバックはたまに買っていたし、日本のアマゾンのマーケットプレイスを利用して、古本を買うこともありました。

今は、Kindle版がなく、どうしても読みたい本だけ、紙の本で購入しています。

英語の本は図書館にもあるし、小説以外は、Kindle版で読めるものが多いためほとんど買わなくなりました。

日本語の本は、1年に1、2度、hontoという本屋に4,5冊まとめて注文するぐらい。今年はずっと紙の本を買っていませんでしたが、先日、アマゾンのマーケットプレイスで2冊文庫本を注文しました。

私は、電子書籍より、紙の本のほうが読みやすいと思います。しかし、老眼のため、文庫本はもちろん、最近は単行本の文字も老眼鏡なしではつらくなってきました。

目が悪くなってきた人には、電子書籍のほうが便利ではないでしょうか?荷物も増えないし、ゴミも減ります。

Kindleについて⇒キンドルを4つも持っている1番の理由は老眼にやさしいから

5.化粧をしない、湯シャンする

化粧をやめて、コスメを買うことをやめれば、劇的にゴミが減ります。

化粧品は細々と小さい上に、それぞれこったパッケージに入っているからです。

私の娘は化粧が好きで、何やら細かいものをたくさん所持しています。製品は、ごちゃごちゃとゴミの山っぽい雰囲気を作り上げています。

さらに問題なのはパッケージ。コスメのパッケージのゴミ増殖度はほかの物より頭1つ抜けており、とんでもなくゴミが出ます。

ファンデーションやパウダーなど、丸っこいものは、最近は箱には入っておらず、プラスチックフィルムで包まれていますが、そのフィルムと、丸いケースとフタはゴミになります。

箱に入っている商品はプラスチックフィルムと箱と、本体のケース(瓶やチューブ、丸い容器)がゴミになります。

マスカラは、厚紙の上にセットされ、上から強度のある透明のプラスチックがかぶさっています。娘が買うマスカラ(メイベリン)には、必ず、棒がついてきます。マスカラが固まったときしごくもののようです(よくは知りません)。

これもしっかりゴミです。

さらに、コスメがもたらすゴミで見逃せないのは、製品を買うとついてくる、細々としたサンプルです。

日本ほど多くはありませんが、娘が、コスメを買うとドラッグストアの服の中に小さなサンプルのパウチが入ってきます。

娘はもらったサンプルのほとんどを放置して、あるとき一気に捨てます。最初からもらわなければいいのに。

コスメのゴミで嫌だなと思うのは、ほとんどがプラスチックであることです。昔に比べてガラス瓶はめっきり減りました。

一度、家にあるコスメを、「ゴミをどのぐらい出すか」という視点で見てください。そうそう簡単には買えなくなるでしょう。

とはいえ、日本は、不必要なまでに化粧をする文化が根強い国。日本女性は「でも、化粧は女性の身だしなみだから」と言って、ゴミのことは目をつぶるかもしれませんね。

ですが、そんなに化粧をしなくても生きていけます。

少なくとも家にいるときと、休みの日は化粧しないほうがいいです。お肌のためにも。

湯シャンにすると、ゴミが減るのはミネラルウォーターと同じ理屈です。

番外.運転しないで歩く

車を運転しない私は、排気ガスという名のゴミは、他の人より出してないと思います。

車に乗らない話⇒車を持たない生活、その5つのメリットとは?

とは言え、5年に1回里帰りするとき、飛行機に乗るで、ここで一気に排気ガスを出しています。しかし、私が乗らなくても、この飛行機は飛ぶだろうし、船に乗って帰るわけにもいかないので、「仕方ないか」と思っています。

排ガスを出さないと言えば、できるだけ電気を使わないようにしているので、二酸化炭素の排出も人よりは少ないかもしれません。

こんなことやってます⇒地球温暖化防止のために日常生活で私がやっていること

ですが、パソコンに向かっている時間が長いので、しっかり電気を使っています。

他には、古着をウエスにしたり、ティッシュを使わないことも、地味にゴミ減らしに貢献していると思います。

段ボール箱が出るので、通販の利用も最小限にとどめています。

=========
ゴミを出さないことは、物を買わないことより難しいと思います。

自分ではゴミを減らす意図をもって、ある製品を買っても、それを作っているときや、輸送しているとき、廃棄するときに、とんでもなく環境に負荷がかかる、ということは充分ありえます。

私の娘は車を運転するつもりらしく、このあいだまでドライビングスクールの教習を受けていました。

コスメをたくさん買い、車を運転しようとする人間を生み出した、という点では、地球のゴミを増やしています。

どのみち、今の社会に生きる人はゴミを出さずに生きていくことはできません。せめてゴミの量を少なくすることを心がけたいです。

原則として
●よけいな物を買わない
●なるべく、自分が住んでいる場所の近くでできた物を買う
●健康にいいものを食べる(加工食品を食べない)

この3つをやると、ゴミの量が減ると思います。





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