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時々メールをくださるすぎうらさんの、最近の片付けに関する報告のお便りを紹介します。
現在、1000個捨てチャレンジの2周めがそろそろ終わるそうです。
新型コロナウイルスの流行という、いつもと違う事情があったため、不用品の寄付先に苦労したすぎうらさんです。
小見出しは私が入れました。
最近捨てたもの
久々に感想文と最近の片づけのご報告を送ります。
前にいつごろメールしたか忘れてしまったんですけれど、その後も捨ては続行中で、1000個捨てが、もうそろそろ2週目終了します。途中数えるのが面倒になった時があったので、もう2000いってるかもしれません。
自分の思い込みに気づく
そんな中、まずはだいぶ前の話ですが、昨年はなるべくpcを開かないようにしていたので(ついだらだらネットサーフィンしてしまうため)読んでなかった期間があったんですが、けっこう捨てているのにあまり減ってる気がしないな~と思った時に、また筆子ジャーナルを読みました。
その時に一番ためになった記事が、認知バイアスの記事でした。
うちは食器やキッチン用品は少ない方だと思っていたので、あまり見直していなかったな、と思って見てみたら、あっという間に使ってないものが20点ほど見つかりました。
思い込みってすごいですね。
また、上に書いてるけっこう捨ててるものの内容は、主に衣類、服飾品のことなのですが、140サイズくらいのダンボールで5つ分ほどは寄付に送ったり捨てたりしてたんです。
しかしそれも中身は、実家や叔母からうちに集まってきた服などが大半で、右から左に処理してただけで、もともと家にあった物は減ってなかったのかな、ということに気がつくことができました。
捨てるのに物理的に苦労する
今年に入り、外出自粛などの影響で外に出ないでいる時に家の中のものを見直しました。
筆子さんと一緒で、箱を置いといて寄付に送るものを集めてたんですが、途中で、いつも送っていた寄付先が、コロナの影響で休業になりました。
理由は「新型コロナウイルスの影響で海外への古着の輸出が困難となっており、今後の荷物の受け入れ対応が厳しい」となってました。
余談ですが、ものを送るだけの寄付はしない、とサイトに記載されてたから送ってたんですが、なんか二重にがっかりしました。
気を取り直して、では地域の資源回収に出そう、とまとめておいたら、今度はその資源回収が休止になりました。
理由は上の寄付先と一緒で、海外に送れなくて倉庫がいっぱいだから、ということでした。
最終手段で、もう燃えるゴミか?!と思っていたところ、他の人が燃えるゴミに出した服の入った袋が、回収しません、というシールを貼られて残されてるのを目撃してやめました。
10月に「服を買うのは一瞬、でも、着ないとき捨てるのにかかる時間と手間を考えたことがありますか?」という記事がありましたが、まさにその手間に悩まされました。
しばらくそのまま家に置いてましたが、その後、他の寄付先を探して送るようになりました。
一つは、衣類の他に食器などの雑貨も幅広く募集しているところで、食器やキッチン用品もさらに精査してこちらに送りました。
しかしこちらは冬物は受け付けていないので、寄付にも出せず、地域の資源回収にも出せない冬物が45L袋1つ分がずっとありましたが、それも昨日他の寄付先を見つけて、今日送りました。
いつも部屋にあって視界の端に入る袋がなくなってすっきりしました!
また、日本では寄付の文化はあまり浸透していませんが、探せば募集してるところはあるもんだなぁと思いました。
ダウンジャケットのリサイクル
また、寄付の他に、ダウンリサイクルにも出しました。
私が15年くらい前に買って去年まで来ていたダウンジャケットと、母が同じくらい前に買ったダウンコートが家にありました。
自分のは着てはいましたが、古くなっていたし、若い時のなので少しタイトで、数年前からそろそろ買い換えたいなと思っていました。
母のは単純に着ていなかったのでそれらを処分しようと思った時に、たまたま何かでダウンリサイクルを目にして、回収しているショップに出しに行きました。
クロゼットから2点減って余裕ができたのと同時に、使っていたダウンジャケットを処分したことで、他の使っているもを見直すきっかけにもなり、そこからまた何点か処分できました。
まず、背負って歩いているとサイドのファスナーが開いてしまうバックパックは捨てることにしました。
このように、捨てようっていう発想は連鎖していくので、昨日の記事にあった、とりあえず何か捨てる、毎日捨てる、ということは大事だなぁと思いました。
長々書きましたが、日頃こういった話をする相手もいないため、筆子さんに感想文として送りました。
まだ話したいことはあるくらいですが、また今度送ります。
筆子ジャーナルを読むと発想が転換して家の中が片付きます。いつもお世話になってます。これからも、楽しみにしてます。
すぎうらさん、こんにちは。記事の感想や近況を教えていただき、ありがとうございます。
ブログが参考になっていると聞いてとてもうれしいです。
思い込みについて
すぎうらさんと同様に、もう家には捨てるものはない、と思っている人が、あ、ここにまだこんなに不用品があった、と気づくことはよくあります。
考えてみれば、ふつうは、物を外に出しっぱなしにはしていません(汚部屋の人は違うかも)。ほとんどの物は、ふだん見えないところにしまってるあります。
いったんしまいこむと忘れます。
私が、ふだん、目視ですぐに見えるのは、リビングルームにある本箱と、廊下にあるクローゼットだけです。
ここがカオスになりかけているとすぐにわかるから片付けますが、それ以外の場所はやはり忘れてしまって、たまに開けてみると、不用品が巣食っていることがよくあります。
それに、毎日見ている場所は、風景の一部になるので、ガラクタがあることに気づかないものです。
だから、いつも、新たな視点で、収納場所を見て、ガラクタを見つけていくといいですよ。
ふだん手をつけない場所や、心理的に「物があってもいいことにしている場所」も、容赦なく、チェックしましょう。
新たな視点を得るには?⇒何がガラクタかわからない時は視点を変えてみる~捨てるものを見つける7つの方法
寄付について
確かに、今年は、不用品を寄付するのは困難でしたね。
私もこちらに書いていますが⇒不用品を寄付できない時でもできる7つの断捨離(ステイホーム中の片付け)
春のロックダウンのとき、グッドウイルもヴァリュービレッジも閉まっていたし、開いてからも様子を見ながら出していたので、今年はそんなに寄付品は出していません。
その分、自分で使うことに注力しました。
そん中、すぎうらさんは、いろいろ寄付先を探して、無事、衣料品を寄付できてよかったです。
これからは、叔母さんや実家から、服をもらうのはやめたほうがいいかもしれません。
古着を海外に寄付するといっても、本当に、向こうの国で求められているのかどうか、疑問ですよね。どうしても、先進国のゴミを、うまいこと言って、発展途上国に押し付けてる部分があると思います。
結局、過剰に生産しないのが一番いいと私は思います。
たとえ、メーカーが過剰に生産していても、自分の家にやたらと入れない消費者が増えれば、製品が売れ残るから、そのうちそんなに生産しなくなるんじゃないでしょうか?
毎日捨てる
毎日捨てることをおすすめした記事はこちらですが⇒物を捨てるのが大の苦手だ。そんな人にすすめる物の減らし方。
「片付けたい」「きれいにしたい」と思っているのに、全然、不用品を捨てない人がいます。
ガラクタを家の外に出さない限り、片付かないので、「もったいない」、「まだ、きれい」などなど、いろいろ思うかもしれませんが、毎日1個でも捨てることをおすすめしたいですね。
「部屋が汚い」「片付かない」と思っているのは、状況に振り回されている状態です。
物を1つ捨てるという行動をすると、自分が状況をコントロールする側に立てます。
本来は、そうあるべきですよね。人間は物の奴隷ではないですから。
「こんなもん、1つぐらい捨てても何も変わらない」とは、思わず、自分が主導権を握るために、最初の一歩を踏み出してください。
それでは、すぎうらさん、来年も、シンプルライフの追求を楽しんでくださいね。
1000個捨てるチャレンジ⇒持たない暮らしに近づく1000個捨てチャレンジの楽しみ方。
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今年は、新型コロナウィルスのせいで、経済はもちろん、ありとあらゆるところにいろいろな影響が出ましたね(というか、今も出ているし、これからも続きますが)。
50年ぐらいあとに、社会的にどんな影響が出たのか、たくさんリサーチペーパーが出るんじゃないでしょうか?
私たちが、動物の住む場所をどんどん侵している以上、また別のパンデミックも起きるでしょう。
異常気象も続くし、クリーンエネルギーに切り替えるのにお金もかかるし、これからしばらくはしんどい時期が続くと思います。
そんなときに、メンタルをやられず、前向きで生きる方法は、自分がコントロールできることを1つひとつやっていくことです。
社会における不確かなことや、コントロールできないことを、「わかりたい、コントロールしたい」と思っても、不安とストレスが増えるばかりです。
がんばれば自分がちゃんとわかることや、できることに目を向けたほうが、ポジティブでいられます。
部屋の片付けは、自分でコントロールできる数少ないことですから、1000個捨てなど、目標を立てて、1つひとつ捨てていくのは、とてもおすすめの方法です。
さて、今年も、たくさんの方にブログを読んでいただきました。
本当にありがとうございます。
2020年のまとめ
ふだん私は、家で仕事をしているから、コロナがあっても、生活はたいして変わりませんでした。
変わったことは
・ニュースの視聴時間が増えた(毎日、20分の国内ニュースを見ています)
・毎日手を洗っている(こんなに石けんで手を洗う生活は生涯で初めてです)
・あまり歯医者に行かなかった(年間、クリーニングと検診で最低5回は行っていますが、今年は、クリーニングに3回行っただけです。検診に行くと、たいてい悪いところが見つかるので、処置の先送りをしたと言えます)。
・歯医者以外のクリニックにはいっさい行かなかった(理想は、毎年健康診断することですが、こちらも先送りしました)
・3月以降は、食料品の調達はデリバリーのみ(夫は、スーパーに行って、好みの食べ物を買ってきます)
・夫の在宅時間が増えた(春のロックダウンのときは、毎日半休を取っているような状態だったし、今も、遅く行って早く帰ってきます)
・娘が大学を卒業したので、授業料を払わなくてすむようになった(娘はパートタイムの学生として、勉強を続けるつもりでしたが、すべてオンライン授業で、あまり身にならないと判断し、今年は取らないことにしました。娘の希望している職業は、人間とふれあうことが必須の業種です)。
こんなふうに、ふだんとあまり変わらない生活ができたのも、エッセンシャルワーカーと呼ばれる、世間がロックダウンしているときも職場に行って、危険にさらされながら、働き続けてくれた人がいるからです。
医療従事者、物を運送してくれる人、スーパーの店員、ゴミを集めてくれる人、郵便局の人、その他、たくさんの人々のおかげで、今年も無事、生活できました。
このような人たちに感謝しつつ、今年最後の記事の更新を終わります。
みなさま、よいお年をお迎えください。