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不用品を捨てたら、気持ちのゆとりができて、人生がいいほうに変わっていく予感がする。
こう教えてくれた読者のお便りを紹介します。6月にいただいたメールです。
今回の内容:
1.猛然と断捨離して私が得たもの
2.エッセオンラインに新しい記事が掲載されました by 筆子
まずメールを紹介しますね。差出人はおせんべさんです。小見出しは私が入れました。
不用品を捨てたら向き合うべき問題と向き合えるようになった
件名:部屋の状態は内面の反映ってほんとなんだなと思いました
ブログ、今年の初めに知って、それから毎日のペースづくりに朝読ませていただいています。
新型コロナウィルスで生活が変わる
昨年、コロナで生活が激変し、友達にも会えず、新たな人間関係を築くことも困難になり、また「コロナ対策」に対する考え方の違いが浮き彫りになって、仲がよかったはずの人ともぎくしゃくする、、、
そんな感じでかなり落ち込んで部屋も片づけるどころではなかったのですが、コロナも2年目になる昨年末ころに「このままではいけない」となぜか思い立ち、そのころに筆子さんを知り、猛然と断捨離を始めました。
がんばっていろいろ捨てた
捨てるのは本当に大変ですね。
特に私は一人暮らしなので、家族の不用品にいらだつことがない代わり、大きなものをひとりで捨てるのには運ぶ際に本当に苦労しました。(百均ののこぎりを買ってベランダで分解するようになりました)。
2か月ほど前には大体すっきりし、過去の整理(アルバムや、もらった手紙、書きかけていた文章など)に手を付けはじめ、また、開設したものの使っていない預金口座の見直しなどもし、不要なサブスク、意味なく契約していた大容量のクラウドストレージなども解約しました。
そういう「思い出」や「思考」の断捨離中にも、1日5個捨てるものを探して捨てていたところ、先々週ぐらいからは捨てるものを探すこと自体が困難になるぐらい、必要なものしかなくなってきました。
人間関係についても考えるように
すると不思議なことなんですが、人間関係とか(私の場合は家族関係が複雑で、我慢を強いられることが多かった)、いままで「平気」だと思っていたものが耐え難くなり、
我ながらどこにそんな馬力があったのか? といぶかるのですが、これまでは怖くて面倒で言えなかった不満や要望を相手にはっきり言っている自分がいました。
このままいくと、ずっとあきらめきれなかった家族に対する「期待」も断捨離することができそうです。
家族関係を断捨離すると、私は家業の手伝いをしていたので、生活自体、変わってしまう(転職しないとならない)ことになりますが、今まで一度もやったことがなかった支出のチェックなどもしてみて、
つらい状況に耐えなくても自力で生きていくことができる支出規模だったことがわかり、いろんな意味で人生が変わりそうです。またやりたいことも出てきました。
部屋の様子と心の関係
実は10年近く前も一度断捨離したことがあって、それは離婚する直前の別居中のことでした。
その当時も離婚に踏み切れなくて、悶々と暮らしていたのですがある日突然、ごみ回収業者にお金を払って部屋にあるものの大半を持って行ってもらったことがあります。
この時もそれで離婚に直面できて、人生の決断ができたので、やっぱり部屋の状況と内面って連動しているんだなと思うようになりました。
部屋にものがないと、思考がクリアになって、本当に向き合うべきことに向き合えるような気がします。
そういうこと、もう一度思い出させてくれた筆子さんに感謝したくなり、お便りさせていただきました。
おせんべさん、はじめまして。メールありがとうございます。
不用品を一掃して向きあうべき問題に向き合えるようになってよかったです。
100円均一ショップに、のこぎりが売っているのですね。つまり、100円でのこぎりを入手できるってことですよね。安いですね~。
ベランダで、大きな家具を切って、解体するなんて、おせんべさんは、シーチキンおむすびさんみたいですね。
シーチキンおむすびさんは、以前、私がよく読んでいたブログを書いていた方です。こちらで説明しています⇒私が身の回りの整理を思い立ったわけ。
自分の気持ちを相手に伝えることができるようになったのもよかったし、やりたいことがでてきたのもすばらしいです。
このブログが少しでもお役に立てたのなら、うれしく思います。
おせんべさん、これからも、その調子でシンプルに楽しくお暮らしください。
苦しいばかりの人生から抜け出すには?
不用品をいっぱい持っていると、そちらにエネルギーを吸い取られるから、本来向き合うべきことに、向き合えません。
家の中にいらない物をいっぱい置いて、やらなくてもいいことや、やりたくないことをスケジュールにたくさん入れて生活するのは、巨大なバックパックに不要な物をがしがし詰め込んで、ハイキングに行くようなものです。
バックパックが重すぎて無意味に疲れ、なかなか前に進むことができません。
物が背中にあたって痛いから、たびたびバックパックをおろして、中身を詰め替えるのに、エネルギーや時間を使ってしまいます。
一言で言うと、すごく重くてつらいハイキングです。
その代わり、「もしもの時のために、しっかり準備してあるわ」とか、「私はこんなにいろいろ、物を持っているのよ」という、いつわりの安心感や満足感みたいなものはあるでしょう。
ですが、そのまま歩き続けようとすると、ずっと同じ場所で停滞するし、へたするとつぶれてしまいます。
いったん詰め込んだバックパックの中身を厳選して、いらないものを捨てることは、心身ともにきついかもしれないし、そんな時間はないと思うかもしれませんが、一度は絶対するべきです。
いらないものを捨てれば、バックパックが軽くなるので、楽になるし、前に進むこともできます。
中身の要不要を判断するとき、いやでも、自分のこれまでの生活や考え方について考えることになるので、自分と向き合うこともできます。
すると、本当に行きたい場所が見えてくるから、そちらに向かって歩き始めることができるのです。
ものを捨てるのはめんどくさいし、時間もかかるし、最近は、お金もかかりますが、そうするだけの価値があります。
特に今は、のこぎりが100円で買えてしまうほど、物の入手が簡単なので、何も考えていないと、どんどん余計なものを買ってしまって、バックパックが重くなる一方です。
そのうち、バックパックの2個持ちをするはめになるかもしれません。
あまりものが増えすぎない前に、一度、所持品の見直しをしてください。
きのうも書きましたが、収納するより捨てたほうがいいですよ⇒収納スペースを減らせ:知らないうちに物が増えるのは、しまう場所があるから。
少しずつやればそんなに大変ではないし、すぐに効果が現れるから楽しくできます。
まれに読者の方からクレームや文句のメールをいただきますが、「断捨離して、かえって不幸になりました。筆子さん、とんでもないことを教えてくれましたね」という内容のメールはまだもらったことがありません。
片付けを先延ばししている人へ
エッセオンラインに新しい記事が掲載されましたのでお知らせします。
食器、洋服、写真… 「捨てづらいもの」を1日15分で片づける方法 | ESSEonline(エッセ オンライン)
今回は、ずっと片付けよう、整理しようと思いつつも、放置していたものを片付けるコツを書きました。
先延ばし攻略法です。
片付けだけではなく、ほかのことにも使えます。
いつもブログに書いていることですが、細分化(チャンクダウン)と、四の五の言わずにやることで、先延ばしが終わります。
人はまだ何もやってないうちから、すごく大変なんじゃないか、面倒なんじゃないか、いやな思いをするんじゃないかと、悪いことばかり想像して、取越苦労をします。
ですが、やってみると、そんなに大変ではありません。
特に、自分の不用品を捨てることは、自分だけでほぼ完結する作業だから、むずかしくありません。
よけいな心配をしている時間があったら、そのあいだにちゃちゃっと片付けてください。
それでは、あなたも、質問や感想、言いたいことなどありましたら、お気軽にメールください。
お待ちしています。