土産物屋に並ぶマグネット

ミニマリストへの道

最終更新日: 2019.06.16

意味もなくなんとなくマグネットを集める人:ミニマリストへの道、番外編10

ページに広告が含まれる場合があります。

 

無駄な物をたくさん集めて、部屋を散らかしていた過去を振り返っています。

今回は、別に好きでもないし、特に必要でもない。だけどなんとなく集めていた小さい物として、マグネット(磁石)を紹介します。

16年前の我が家の冷蔵庫には、使わないマグネットがべたべたとたくさんくっついていました。



冷蔵庫に不用なマグネットをたくさん貼る

以前、べつの記事にものせた写真ですが、このように、冷蔵庫の側面にたくさんマグネットを貼っていました。

冷蔵庫に貼ったマグネット

この写真を撮影したのは2003年10月8日。およそ16年前です。

マグネットの多くは懸賞でもらったものです。ほかにも、娘がプレゼントでもらった物や、何かのノベルティ商品もあります。

自分で買った物は1つもありません(他人にプレゼントするために買ってしまいこんでいたことはあります)。

ディズニーランドの写真フレームになっているマグネットは、おみやげでいただいた物です。

私、ミッキーマウスもミニーマウスも好きではなく、このフレームを見たとき、「うわわわ~~~っ、困ったな…」と思いました。が、捨てずに、無理やり写真を入れて使いました。

左上のほうに並んでいる白い丸いマグネットは、とても強力な磁石です。文具のサイトで当たりました。

その隣の写真フレームになるマグネットは、ポケットアルバムを買ったらついてきたおまけです。

エジプトの意匠のマグネットは当選品でエジプト製、コックさんのマグネットも当選品でフランス製。

緑色の青虫みたいなやつ(頭が切れています)は、娘がプレイスクール(保育園)で作ったもの。

ハローキティのマグネットも当選品で、クリップになっていて、メモをはさむことができます。キティの頭をさわるか、押すかすると、「た・い・せ・つ、わすれないでね」と女の子の声でしゃべるという、存在感のあるマグネットです。

そのとなりの赤いちょきんぎょ(ちょきんぎょは以前、JAバンクのマスコットキャラでした)のマグネットもクリップタイプで、こちらはボイスメモつきでした。

どこかを押してしゃべると、短いメッセージを録音できるようになっていたのです。もちろん当選品です。

しゃべるキティもどうかと思ったし(うるさいだけ)、ちょきんぎょに向かって自分がわざわざしゃべるのも、それを再生させるのも面倒です(1,2回は試してみました)。

「筆子さん、よく覚えているね」と思うかもしれませんが、これらの情報は、昔書いていた、日記ブログに事細かく書かれているのを参照して書きました。

写真を見つつ文章をつづりながら、「なつかしいなあ」とか、「マグネット、かわいいね」などとは全く思いません。

「本当にしょうもないことをしていたな(時間もったいないだろ)」という気持ちでいっぱいです。





3年後は多少スッキリするが

もう1つマグネットの写真があったので紹介します。

偶然にも、上の写真を撮った3年後の、2006年10月8日に撮影したものです。

冷蔵庫にぐしゃぐしゃとマグネットをくっつけて暮らすのは、さすがにまずいと気づいたのか、だいぶスッキリしています。

しかし、相変わらず懸賞でもらったマグネットをくっつけていました。マグネットにはさんであるカレンダーだって、別にいらない物です。

当時は、娘の学校の先生が配布する、教室の予定が描かれた月間カレンダーを使っていましたから。

懸賞でもらったマグネット

以前、べたべたとくっつけていたマグネットは、この段階ではまだ捨てていませんでした。

すべて、ジップロックバッグに入れて、階下の物入れに押し込んでいました。

使わないのになぜ持っていたのか?

昔のブログを読むと、「マグネットは可愛いし実用的だからなんとなく集めている」なんて書いていました。「小さくてかさばらないのもいい」とも。

これは、捨てない言い訳です。

せっかくもらったものを捨てるのがもったいないから、

・実用的である

・見た目がかわいい

・小さくてかさばらない

こんなもっともらしい言い訳を考えて、捨てないですむように自分を仕向けていただけです。

そして、「これは私のちょっとしたコレクション、生活のうるおい。だって、かわいいし」と思い込もうとしていました。

私のマグネットコレクションは、実用的ではなかったし、見た目はごちゃごちゃしてうるさいだけだったし、大いにかさばっていました。

確かに、1つひとつのマグネットを見れば、実用的+かわいい+かさばらない、という特性をそなえていたかもしれません。

しかし、そういうマグネットが、いくつも集まり、さしたる使命も持たず、冷蔵庫の側面にただただ乱雑に並んでいるだけでは、なんのメリットもありません。

マグネットの持つせっかくの有用性がすべて失われ、単なるガラクタとなっていたのです。

使わない物をいくつも集めても無駄。

無駄は無駄を再生産する。

今の私ならそれがよくわかります。

もちろん全部捨てた

マグネットは後にすべて断捨離しました。キティもちょきんぎょもみんな寄付センターに持ち込みました。

現在、我が家の冷蔵庫の側面には、娘がくれた小さなスヌーピーのマグネット1つと、鍵をぶら下げているマグネットフック1つだけをつけています。

冷蔵庫の側面

数年前まではタイマーと牛のマグネット(娘のお気に入り)もくっついていましたが、この2つも結局断捨離しました。

タイマーをくっつけていた頃の写真はこちらにあります⇒シンプルライフ、何から始める?~まずは冷蔵庫の表面をきれいにするとうまく行く

牛のマグネットは娘にあげたと思います(記憶なし)。

もう1つ、娘のロンドン土産のマグネットがあり、これは別のところに置いています。

いかにも「土産物」といった風情のマグネットなのですが、娘が一生懸命選んでくれたんだろうな、と思うとありがたいので、取ってあります。

不用な物をなぜもらったり、買ったりするの?

私は、いつもお金に余裕がなかったので、何か買うとしたら、こまごまとした安価な物ばかりでした。

そういうものが、家の中にたくさんたまり、そこかしこに、小さなガラクタの山を作っていました。

箱や袋の中にがさっと入っていたり、家のあちこちに散らばっていたり、引き出しのすみでくすぶっていたり。

自分で買わなかった物もたまっていきました。

人からもらったり、おまけでもらったり、懸賞でもらったり。

どれも、ちょっとした小さな雑貨たちです。便利グッズと言えば言えなくもありません。

けれど、どもれ必要ではありませんでした。

必要じゃないのに、なぜ買うのか? なぜもらうのか?

何かを手に入れることがうれしかったのだと思います。実際、買い物するとドーパミンがあがります⇒買い物で気分があがるのはドーパミンのせい。この仕組みを知って無駄遣いを防ぐ。

プレゼントをもらうと、「得しちゃった」と喜んでいました。本当は得なんかしていないのに。

うれしい気持ちは、手に入れたあと、わりとすぐに消えます。

しかし、買った物や、もらった物を捨てませんでした。何とか使おうとしました。

「だって、捨てるのはもったいないし」。

しかし、もともと必要ではなかった物なので、使いみちも使うあてもありません。

ハッピーな気分になりたいがために、買ったり、もらったりしたのですから、「わ~い!」と喜んだその段階で、その物たちの使命は終わっていたのです。

あとに残ったのは、「それらを何とかして使わなければいけない」という義務感と管理の手間のみ。

入手したときに、あきらかに失敗しているのですが、その失敗を認めたくない私は、なんとか手に入れた雑貨と楽しく暮らそうといろいろがんばっていました。

収納法を工夫したり、ちょっと変わった使いみちを考えようとしたり。

写真をとって、ブログにのせて人に自慢(?)したり。

昔の日記には、そんな「痛い自分」がそこかしこにいます。

この続きはこちら⇒使うあてのないタオルを買い続ける不思議な人:ミニマリストへの道、番外編11

ミニマリストへの道を最初から読む方はこちらから⇒なぜ私は断捨離をしてミニマリストになったのか?(1)~物がたくさんあっても幸せではなかった

番外編はこちらから⇒ただで物をもらう生活習慣はこうしてできあがった:ミニマリストへの道、番外編1

コレクションを捨てたいあなたへ⇒せっかく集めたから捨てられない?コレクションを少しでも減らす10の方法

*****

私がしっかり自覚してワン・イン・ワン・アウト(家に1つ物が入ったら、1つ捨てること)を始めたのは、10年前の2009年になってからです。

最初は、ワン・イン・ツー・アウトをしていました。

日記ブログには、何が家に入って、何を捨てたのか、わりとまめに記録されています。

シンプルライフにしようとしていたのに、始めの頃は、まだまだしょうもない物をちょこちょこ買っております。

しかし、ガラクタの識別能力が次第に向上していくのもわかります。

暮らしをシンプルにするのは、時間がかかりますね。





ブティックのショーウインドウ無駄な買い物をやめる7つのコツ(私の買わない挑戦、5月の結果)。前のページ

私、今度こそ、本当に家の中を片付けます!(読者の断捨離決意表明)次のページ散らかった部屋

ピックアップ記事

  1. 筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。現在予約受付…
  2. 新刊『本当に心地いい部屋』4月14日発売のお知らせ:現在予約受付中。
  3. ムック本・第2弾『8割捨てれば、お金が貯まる』発売のお知らせ:11月15日です。…
  4. ムック・8割捨てて二度と散らからない部屋を手に入れる、発売しました。
  5. 筆子の新刊『書いて、捨てる! 』3月11日発売。著者による内容紹介。

関連記事

  1. 白いTシャツを着た若い女性

    ミニマリストへの道

    体は1つなのにTシャツを集めすぎて収納に悩む人:ミニマリストへの道、番外編9

    若い頃、私が無駄に買った物を振り返っています。今回はTシャツを…

  2. 青空

    フライレディ

    家の中と頭の中は連動している。断捨離を始めたら生活習慣が整ってきた~ミニマリストへの道(40)

    フライレディのメールを読みながら、断捨離をがんばり始めたら、だらけた生…

  3. 教科書
  4. 『収納』するより『捨て』なさい

    ミニマリストへの道

    断捨離生活のモットーは『収納』するより『捨て』なさい:ミニマリストへの道(12)

    筆子がミニマリストになった道筋をふりかえっっています。前回のあ…

  5. ノート

    ミニマリストへの道

    筆子流、紙ゴミを増やさない極意:ミニマリストへの道(70)

    前回、紙ゴミを10キロ以上捨てた話を書きましたが、私が捨てた紙はこれだ…

  6. 読書

    ミニマリストへの道

    愛読書? 持っているのがくせになっている本だと思う:ミニマリストへの道(107)

    読書が趣味の人は、読み終わった本がたまってしまいますね。私もそ…

文庫本『それって、必要?』発売中。

「50歳からのミニマリスト宣言!」

ムック:8割り捨てて二度と散らからない

ムック・8割捨てればお金が貯まる

書店かセブンイレブンで買ってね。
8割捨てればお金が貯まる・バナー
ムック本・8割捨てればお金が貯まる、発売のお知らせ

「本当に心地いい部屋」

「買わない暮らし。」売れてます(第7刷)

筆子のムック(第5刷)

筆子の本、『書いて、捨てる!』

更新をメールで受け取る

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

1,827人の購読者に加わりましょう

新しく書いた記事を読む

  1. 4人家族
  2. 片付いた机の上
  3. 片付いたリビングルーム
  4. チャレンジする女性
  5. ベッドにスプレーする女性
  6. 目標に向かう旅をする女性
  7. 引っ越しの荷造りをしている女性
  8. 小さなアパート
  9. 引き出しの中の服
  10. パントリーをチェックしている女性

筆子の本・10刷決定です

オーディオブック(Audible版)も出ました♪ 捨てられない人は要チェック
1週間で8割捨てる技術
⇒筆子の本が出ます!「1週間で8割捨てる技術」本日より予約開始

 

実物の写真つき紹介はこちら⇒「1週間で8割捨てる技術」筆子著、本日発売です(写真あり)

大好評・特集記事

小舟バナー

 

お金を貯める・バナー

 

実家の片付けバナー

 

ファッションバナー

 

フライレディバナー

 

湯シャンバナー

 

ブックレビューバナー

 

TEDバナー

 

歯の治療バナー

今日のおすすめ記事

  1. スケジュールを考える
  2. ノートに書く
  3. 引っ越しの荷物
  4. 贈り物
  5. 洋服選び
  6. 北欧風ティーカップ
  7. 買い物している女性の後ろ姿
  8. 探しものをする男性
  9. ショーウインドウを見ている男の子
  10. ミニマリストの財布

過去記事、たくさんあります♪

PAGE TOP