買い物好き

ミニマルな日常

最終更新日: 2017.09.18

物をどんどん増やしてしまう7つの行動パターン。

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不用品をためこんでしまう人の行動パターンを7つお伝えします。



原因を失くさない限り一生汚部屋に悩むことになる

先日、「業者に頼んで物を捨ててもらう場合、分別したほうがいいか」という質問をいただきました。

私は、「業者に頼むのは個人の自由だが、物を増やすライフスタイルを改めない限り、またすぐに物がたまります」と返答しました。

理由があって汚部屋になるのです。その原因をクリアしなければ、たとえ業者にきれいにしてもらったところで、すぐにまた、物が増殖します。

物を増やしてしまう人は、毎日物が増える行動をしています。

その行動を変えなければ、スッキリきれいな部屋は手に入りません。一生懸命断捨離したり、人に片付けてもらった結果、一時的に何もない部屋になったとしても、すぐに元の木阿弥です。

こんな行動をしているから物が増えてしまうのです。

1.そもそも買い物が趣味である

物が増える一番の原因は買い物です。どんな家も、最初は必要最低限の家具しかないはずなのです。

そこに物を入れるのは、部屋の持ち主。

100均、コンビニ、ユニクロ、無印良品、ショッピングモール、アウトレット店に行くことや、ニッセン、セシール、楽天市場、アマゾンで買い物するのが何よりの楽しみ、という人は要注意です。

買い物好きな人は、気の済むまで何でも買えばいいと思います。私は、誰にでも「買わない挑戦」をやりなさい、と言う気はありません。

ですが、「物が増えすぎて困る、断捨離したい。どうしたら捨てられるだろうか」と悩みつつ、どんどん買い物をするべきではない、と思うのです。

これは、ブレーキを踏みながら、アクセスを踏んでいる状態です。

あるいは、穴のあいたバケツで水を組んで、お風呂に水をためようとしているようなものです。

自分で自分の首を絞めています。自分で自分の人生を複雑にしています。

2.見かけをよくするために物を買うことが多い

見栄っ張りな人も物を増やしがちです。

自分のことや、自分の暮らしを、実情より金持ちに、おしゃれに、賢く、センスよく、素敵に見せるために物を買っていると、当然のことながら、いらない物が増えてしまいます。

「見栄を張る」ことは、虚栄であり、嘘をつくこと。1つ嘘をついたら、その嘘がばれないように、また嘘をつかなくてはなりません。

「また嘘をつく」というのは、この場合、「また別の何かを買う」ことを意味します。

関連⇒貯金できないのは見栄を張るから。よく見せようとすることの恐ろしさとは?

3.物を買えば人生がよくなると思っている

物を買えば、人生が変わると思って、どんどん買い込む人もいます。

やせるために運動器具を買う、素敵な人になるために、かわいい服や靴を買う、英語がペラペラになることを夢見て、英語の参考書を買う、なんてのが典型的な例です。

確かに何か便利な物を買えば、多少は暮らしが変わるでしょう。しかし、使いこなせなかったり、使い切れなかったら、特に暮らしの質は向上しません。

本をいくら買っても、読まなければ何も変わらないのです。英語はしゃべらないとうまくなりません。

何でも物を使って解決しようとすると、生活の質は、向上しないどころか逆に低下します。不用品が増えて、暮らしにくくなり、お金がなくなり、今日も明日もストレスいっぱいの日々になってしまうのです。





4.値引き品を買わずにはいられない

「安物買いの銭失い」という言葉があります。今や「安物買いの銭失いの物増やし」と言ったほうがいいでしょう。

というのも、人は、どんなに安いものでも、「使えない」と思ったものでも、いったん買うと、なかなか捨てられないからです。

なぜ捨てられないのか?⇒物を捨てられないのは恐怖のせい~損失回避と、授かり効果の心理をさぐる

必要でもないのに、「安い」という理由だけで、物を買ってしまうことが多い人は、たぶん家の中も散らかっています。

掃除好きな人は、収納ケースにびっしり物が入っています。車のトランクの中も物がいっぱいです。一泊の旅行に10日分ぐらいの荷物を持っていきます。

私の夫と夫のお母さんがこのタイプです。

「定価14000円だったバッグが、3800円だった」。こんなふうに、いつも、定価と値引き後の値段の差に一喜一憂しているなら、事態は深刻です。

そもそも定価なんてあってないようなものです。

物の価値と価格は関係がありそうで、実はありません⇒「値段が高かったから」といって捨てないとガラクタは増える一方~断捨離マインドを鍛える

5.人に物理的な物をあげるのが好き

自分の愛情を示すために物を買って贈り物をするのは悪いことではありません。しかし、こういう人は、物を増やしてしまいます。

なぜなら、物をもらうと、たいていの人はお返しをするからです。誕生日祝い、クリスマスプレゼント、バレンタインデーのチョコレート、みんなそうです。

下手をするとあげた分以上の物が返ってきます。

そもそも、人に物理的な物をあげるのが好きな人は、たいてい買い物好きです。物を買う習慣がしっかり根付いているから、他人にも物をあげたいと思うのです。

よって、自分のためにもたくさん買っている可能性が高いです。

物をあげるからといって、必ずしもお返しは期待していないと思います。それでも返ってきてしまうのがこの世の中。

ましてや、義理チョコをあげるとき、「ホワイトデーは3倍返しね」なんて考える人は、家の中に不用品があふれても文句は言えません。

年賀状も出すから返ってきます⇒年賀状を出すのをやめる方法。無理に出すのはおかしくないですか?

6.ノーと言えない

何につけてもノーと言えない人は、その代償として、意に沿わないものをたくさんかかえこんで生きています。

スーパーやデパ地下で、試食をすすめられたとき、ノーと言って立ち去らないと、サンプルを食べることになります。

試食した人のほうが、試食しない人より、買う確率があがるのは、簡単に想像できます。

もちろん、最初から買う気ならいいですよ。ですが、ノーと言えない性格の人が(単なる習慣だと思うのですが)、サンプルを食べてしまったら、ますますノーと言えなくなり、販売員のすすめにのって、特に必要でもない食品を買ってしまうのです。

もちろん、人から「不要な物」を提供されそうになった時、断れないので、ここでも物が増えます。

ノーと言えない人は、シンプルに暮らせない話⇒ミニマリストはNo(ノー)と言うことを知っている~シンプルに暮らしたいあなたへ

7.何でも後回しにする

先延ばし体質のある人は、たくさん物を持っています。もういらなくなった物を処分することをどんどん後回しにするからです。

今使っていないし、使い道も思いつかないし、好きでもない物を、「これ、もしかしたら、後でいるかもしれないしね」と言いながら、押入れにしまう人は、捨てることを先延ばししています。

収納は先延ばしにほかならない話⇒片付かない理由は、収納という名の「決断の先延ばし」をするから

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片付けられない人、捨てられない人は、掃除が苦手だとか、だらしがない、散らかし魔というわけではないと思います。

物をたくさん家に入れてしまうので、しまい場所からあふれて、部屋がくしゃくしゃになるだけ。

●今使っていない
●今後使いそうにない
●使い道も思いつかない
●格別好きでもない

こんな品物をたくさん家に置いておく、その理由はいったい何なのか?

物に対する執着だけです。

その執着は全部自分で作り出しています。勝手に物に気持ちを託しているのです。

しかし、物は物でしかありません。

どんな物もいったん所有してしまうと、人間は、物に自分の気持ちを投影して、離れがたい仲になってしまいます。最初から所有しないことが、二度と汚部屋を作らない、唯一の解決策です。





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