シニア目前、主婦でミニマリストなブロガー筆子が、断捨離と節約をして「老い支度」に励む日々をつづっています。

いらない物を捨てたはずなのに、捨てたことをいつまでも後悔するのはなぜ?


物を断捨離したあと、いつまでも後悔してしまう、どうしてでしょうか?という質問をいただきました。

そこで、捨てるとき注意すること、後悔しない思考、後悔から学べることを紹介します。

まずメールをシェアします。ルイボスバニラさんのお便りです。

あれ捨てなければよかった、とよく思います

件名:はじめまして。断捨離について。

いつも楽しみに拝読しております。

早速本題です。

私は中学生くらいのときから(現在30代前半)断捨離に目覚め、今も物は少ないほうだと思っています。2歳の子供もいますが玩具も少ないほうだと思います。

ただ、私はものを捨てることに抵抗は無いのですが、後々『あれ捨てなければ良かった』と思うことがとても多いです。

捨てるときは迷うことなく『もう絶対使わないな』と思って捨てるのです。

でもお金は使いたくないので改めて買わない、というか買えないですが、捨てなければ良かったーといつまでも思ってしまいます。

どうしてだと思いますか?

よくミニマリストさんの数々のブログで捨てて後悔したことはないと見かけますが、そのたびに自分はどうして後悔が多いのだろうと不思議です。

捨てる基準が自分の中でブレているのかもとも思いますが、趣味や好きなことがコロコロ変わったり戻ったりするということもあるような気がしますが。

捨てるとき、どんな事に気をつければ良いとお考えになるか教えていただけると有り難いです。お忙しいと存じますが宜しくお願い致します。

ルイボスバニラさん、メールありがとうございます。

捨てたあと、なぜいつまでも後悔するのか?

それは後悔することを自分で選んでいるからだと思われます。

意識的に後悔するのをやめれば、もう後悔にはさいなまれないでしょう。

私的には、物を捨てたぐらいで、そんなにいつまでもうじうじ後悔することもないと思います。

生きていれば、もっと大きな後悔を感じることがありますよね。

たとえば、基本的な確認を怠って交通事故を起こしてしまったとか、子供のとき、親に「妹をみていてあげてね」と言われたのに、ほかのことに夢中になってしまい、妹が怪我をして、いまだに後遺症に苦しんでいるとか。

そういうことに比べれば、「捨てなきゃよかった」と悩むことなんてたいしたことないのでは?

とはいえ、これは私が個人的に感じることであり、ルイボスバニラさん自身は、毎日後悔の念でいっぱいで、つらい日々を過ごしているのかもしれません。

以下のようなアドバイスをすることにしました。

後悔しないために捨てる時に気をつけるべきこと

捨てる時きにどんなことに気をつけたら後悔しないですか、という質問なので、簡単に答えを書いておきます。

1.必要なものは捨てずにとっておく

2.いきおいで捨てず、丁寧に1つひとつ納得しながら捨てる

3.捨てることを目的にしない

以上3つです。

明日学校に持っていく宿題とか、来月の旅行にいる搭乗券などを捨てれば、後悔するに決まっています。

大事なものまで捨てないでください。

そのために、衝動で捨てるのではなく、中身を確認し、これはこういう理由で私の人生には不用だから捨てよう、と納得してから捨てるとよいです。

衝動的に捨てるのはおすすめしません⇒いくらミニマリストになりたくても衝動捨てはするべからず

また、捨てることそのものを目的にするのではなく、いらない物を捨てて、暮らしを充実させることを目的にしてください。

断捨離は暮らしをよくするためにするのですから、やったあとは、何らかの意味で、以前より、自分の暮らしがよくなっているはずです。

そうなっていないとしたら、捨てることにフォーカスしすぎているのかもしれません。

あとで後悔しないように、捨てるとき気をつけたほうがいいことは、こちらの記事で詳しく書いています⇒「しまった!捨てるんじゃなかった」後悔しない断捨離のやり方

捨てたものが恋しい、という質問に答えています⇒捨てなければよかった。後悔の念を解消する6つのステップ。

次にやってほしいのはご自身の「後悔する気持ち」をもう少し掘り下げて考えることです。

いくら、捨てるときに気をつけても、あきらめが悪い、もう過ぎてしまったことに執着するなど、必要以上に後悔する傾向があると、よけいな後悔はついてまわります。


こんなことを考えてみてください。

なぜ私は後悔するのか?その答えは自分が知っている

後悔の気持ちの正体は?

まず、後悔とはいったいどういう気持なのか、ご自身で定義してください。

私は、「もし過去のある時点で自分が違った行動をとっていたら、今はもっとよい生活をしていただろう、と判断すること」と定義しています。

私も、捨てたもののことを思い出し、「あ、あれ捨てなければ、今使えたかも」と思うことはあります。

先日、クリップを使っていて、「そういえば、前大量に捨てちゃったな」と思いました。文房具の断捨離をしていたとき、クリップを全然使っていなかったので、12個だけ残して捨てたのです。

先日、その12個全てを使う必要が生じ、実際に今使用中です。

そのため、「もしかして、捨てすぎたかも?」とチラリと思いました。

しかし、13個目が必要になったわけではないし、もし必要になったら、夫が持っていないか聞けばいいし、夫が持っていなかったら買ってくるか、なしですます方法を考えればいいだけです。

実際、紙を2枚つなげるときは、片隅をのりで貼ったり、マスキングテープで止めたりしています。ホッチキスを使うという手もあります。

私は「あ、あれ今あったら使えるかも」と思うことはあっても、「だけど、なくてもふつうに生活できてるし、前より人生はよくなっている」と考えているので後悔はないのです。

ルイボスバニラさんにとっての後悔とは、厳密にいうとどういう気持なのでしょうか?

後悔状況を分析する

ルイボスバニラさんは、なぜ捨てたもののことをいつまでも後悔するのでしょうか?

これは私への質問ですが、ご自身で考えたほうが本当の答えにたどりつくと思います。

そのために、後悔しているできごと1つひとつについて、もう少しじっくり考えてください。何をいつ捨てて、どんなふうに後悔しているのか、しばらく記録するとよいです。

たとえば、服を捨てて後悔したとします。

似たような黒いタートルネックのトップスが3着あったので、2着捨てました。捨てて半年ぐらいたってから、残した1着が破れました。

手持ちの服がだめになったので、前に捨てたものがあればよかった、と後悔しました。

こんなふうに、「ああしなければよかった」「捨てなければよかった」と思うできごとの顛末と、後悔する理由を書いていきます。その後悔がいつ始まって、どのぐらい続いたか、日付や後悔している期間も書きます。

ノートを1冊用意して「私の後悔日記」とタイトルをつけ、半年~1年ぐらいつけるといいです。

ある程度データがたまったら読み返して分析してください。

こんなことがわかるかもしれません。

●自分の後悔にはパターンがある(後悔する物は決まっている)。

●貴重な時間と脳のリソースを使ってまで後悔しなくてもいいことを後悔している。

●脳が暇だから、ネガティブなことを考えてしまう。

●後悔する外的な理由(体調が悪い、忙しい、子供に手がかかる、その他日々の生活に対する不満)がある。

分析すれば、自分が後悔する理由がみえてきます。

後悔は悪いことではない。そこから学べばいい

捨てたことを後悔する人

後悔することは決して悪いことではないです。

人間は失敗する生き物です。「ああ、もっとこんなふうにやっておけばよかったな」と思うことなんて日常茶飯事です。

私だって、もしどこかの神さまに「30年前に戻してやる」と言われ、27歳になったら、以前とは違うことをやりたいと考えています。

もっと歯を大事にして、貯金を始めます。

けれども、30年前には戻れません。しかし、今、この瞬間から、なりたい自分に変わることはできます。

記憶や自分のしたことを振り返る能力があるのはすばらしいことなのです。

後悔することをあまりネガティブに捉えないでください。後悔することにはこんなメリットもあります。

1.過去の失敗から学べる

後悔するできごとから学ぶことができます。

ルイボスバニラさんがいったい何を捨てて、どんなふうに後悔しているのかわからないため例をあげにくいです。

そこで、自分の体験をお話します。

私は、娘の毛穴パックを捨てたことを後悔したことがあります。

中身が残っている箱を捨てたらしいのです。

買って返したので、今は何とも思っていませんが。

このとき、「ああ、もう少し中をしっかり確認すればよかった」と思いました。以来、娘のゴミ(に見えるもの)を捨てるときは、もう少し慎重にやっています。

失敗から学び、自分の行動を修正したのです。

2.自分ではコントロールできないものがあることを学べる

後悔があるときは、思い通りにできないことを思い通りにしようとする思考を手放すチャンスです。

その時自分なりに最善を尽くしていても、外的状況のせいで、後悔するような事件は起きます。

専業主婦になったから、もうOL時代のカチっとしたスーツはいらない、と思って捨てたとしましょう。

ところが、捨てた6ヶ月後に、ご主人の海外駐在が決まった知人の後を引き継いで、ある事務所で働くことになりました。

スーツを捨てたことを後悔します。

しかし、これは自分が悪いわけじゃありません。先のことを予測できる人なんていないのですから。

こんな時、「捨てるんじゃなかった、早まった。私のバカバカ」と思うのは間違っています。

「先のことはわからない。わからないことをコントロールしようとしてもエネルギーの無駄になるだけ。そんなエネルギーがあるなら、今大事なことにフォーカスしよう」と思うべきなのです。

今を生きる態度を持ってください⇒ミニマルライフのメリット:物を減らすと今を生きることができる理由とは?

3.自分を許すことを学べる

「捨てなければよかった」と思うできごとから、自分を許すことを学ぶことができます。

後悔を分析するすすめで書いた、タートルネックのトップスの話の続きです。

1着だけ残したトップスが思いのほか早く破れてしまったのは自分の判断ミスです。

脇のほうに小さなほつれがあるのを見逃していたのです。

ですが、人間ですからミスはあります。捨てるものを選ぶとき判断ミスをしても、「しかたないか」と自分を許すべきなのです。

今度はもう少し気をつければいいだけです。

自分を許して、次にいきましょう。

自分を許せないと、ストレスがたまる一方です。自分を許すことができる人は、他人に対しても寛容になれます。

========

最後にルイボスバニラさんのお便りで1つ気になった部分について書いておきます。

他のミニマリストは「後悔していない」と言っているのに、自分は後悔が多いのが不思議、と書かれていますね。それはあたりまえのことなのです。他人と自分は違います。

他人と自分を比較するのはやめてください。

それに、今は「後悔していない」と思っていても、先になって後悔することだってあります。

後悔するタイミングはそのできごとや、人によって違います。

無理に「持たない暮らし」に変えて、あとでミニマリストになったことを後悔する人もいます。


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