マスキングテープ

ミニマルな日常

いらない物を捨てながら、衣食住全般を見直しています。

不用品をがーっと捨てて、生活の質をあげた読者2人のお便りを紹介します。

ともに、2021年12月31日(日本時間)にいただいたメールで、1年のまとめとこれからの展望が書かれています。

内容:

・不用品を捨てながら衣食住を見直し中

・1000個チャレンジが人生を変えた

まず、三毛猫さんのお便りです。小見出しは私が入れました。



私の衣食住改革

件名:お礼

筆子さん

はじめまして。今年から筆子ジャーナルの読者になった三毛猫です。

断捨離は何度かチャレンジしていますが、筆子さんのやり方を取り入れたことで、ゆっくりですが確実にシンプルな生活に近づいていることを実感しています。

今回はそのお礼とこれからの決意表明を兼ねて思い切ってメールしました。

老後に対する不安

昨年3年2ヵ月寝たきりで入院していた父を見送りました。父のことで自分のことは後回しになっていましたが、ふと気づけば私も40代後半。

自分の老後が頭をよぎるようになり、漠然とした不安に襲われながらネットを読み漁っていたところ、筆子ジャーナルに出会いました(筆子ジャーナルの存在は知っていたのですが、本格的な読者になるきっかけは断捨離ではなく老後の不安でした)。

私も筆子さんと同じでお金のことを考えるのがあまり得意ではありません。

しかし老後だけではなく死んだ後もそれなりにお金が必要であることを父の死を通して実感し、今までの生活スタイルを続けていてはいけないと思いました。

そして筆子ジャーナルの過去記事を読みながら少しずつ衣食住改革を行おうと決意しました。





「断」を試みる

過去の断捨離がうまくいかなかった一番の原因は「断」ができていなかったことです。

今思えばいろんな言い訳を見つけて買い物をしていました。

買い物でストレスを発散し、寂しさや不安、自信のなさを物で埋めようとし、見栄を張っていたのでしょう。

今回は過去の断捨離で残ってきたものをだいぶ手放したので、無駄遣いをしたと胸が痛くなりましたが、時間が経つと胸の痛みは少なくなり気持ちが軽くなるのです。

やはり物が放出しているエネルギーに縛られているのでしょうか、すごいですね。

あとコーヒーの習慣を断つことができました。コーヒーが好きだというよりもコーヒーを買うことでお店のご主人と話をしたりすることが楽しかったのかも知れません。

趣味に近かった喫茶店巡りも行かなくなりました。これも一時的なストレス発散だったのでしょう。

NPO法人に寄付

今回の「捨」は初めてNPO法人の寄付を利用しました。

まだ活躍できる衣類が必要とする人の手に渡り第二の人生を送ってもらえたら少し救われる気がしたからです。

おかげで何年も手放せずクローゼットの中に納まっていた大物(コート類)を手放すことができました。

また、今回は物としっかり向き合うことで納得できる手放し方を学ぶことができました。

やはり迷ったものは最終的に捨てることになるのですが、自分がなぜ持っていたいのか、どのように使っていきたいのか(そして実際に使うとやはり合わないと感じることがほとんど)を自分で確かめることが大事だと気がつきました。

捨てることが少しずつ上達

縁があって私のもとにきた物ですが、どんな物も一生そばに置いておくことはできないのですよね。

いつかは手を離れていく時が必ずくるし、離れればまた新たな出会いがある(もちろんお家の子として迎えるには吟味しないといけません)。

自分も成長しているのだから、それに合わせてうまく物を手放して、選び取っていくことを恐れることはないのだと思えるようになりました。

そして自然に少しずつ老後に対する過度な不安とも距離を保てるようになりました。

今まで断捨離の本をいくつか手に取りましたが、私には筆子ジャーナルの記事や本が一番しっくりきました。大切なことに気づきを与えていただきありがとうございました。

断捨離も失敗しながら少しずつ上達していくものなのですね。

2022年は引越を考えているので、荷造りに苦労しなくて済みそうです。

これからも試行錯誤しながらシンプル生活を目標にチャレンジしていきます。

これからも筆子ジャーナルの更新を楽しみにしています。そして筆子さんのますますのご活躍をお祈り申し上げます。2022年が素晴らしい一年になりますように。

三毛猫さん、おたよりありがとうございます。

生活がシンプルになり、老後の不安が減ってよかったです。

老後の不安といっても、三毛猫さん、まだ40代なので、今から、恐れおののく必要はないですよね。

自分だけが年をとるのではなく、人間ならひとりの例外もなく、年をとり、いずれ死ぬのですから、自然の摂理に従っているだけだ、と思うと、もう少し気が楽になるかもしれません。

世の中の原理原則に逆らおうとすると、ストレスが増えます。自然体でうまく流れに身を任せると、楽になりますよ。

さて、たくさんの物を手放しながら、買いすぎていたことに気づけてよかったです。

買いすぎは諸悪の根源ですから、これからも、納得のいく買い物を続けてください。

今朝、三毛猫さんから届いたお便りには、まだ引越し先が決まっていないとありましたが、可能なら、さっさと引越し先を決めて、新居の間取りを知り、これからしたい生活の青写真を描いたほうが、うまく捨てられますよ。

引っ越し前に捨てる話⇒引っ越し先に不用品をたくさん持ち込まない5つのコツ。

それでは、三毛猫さん、これからもシンプルライフを楽しんでください。

次は、くぅひなさんのお便りです。

1000個捨てチャレンジが人生を変えた

くぅひなさん

件名:1000個捨てチャレンジで人生よくなりました

はじめまして、筆子様。

約3年前から筆子ジャーナルのファンとなり、毎日更新を楽しみにしております。

3年前、当時の職場の人間関係や仕事内容が段々と自分に合わなくなって精神的に病んでしまい、仕事を辞めることになりました。

その時に筆子さんのブログに出会い、読んでいるうちに1000個捨てチャレンジの記事に興味を持ち、自分もチャレンジしてみようとチャレンジスタートとなりました。

退職するにあたり有給休暇を消化している最中でしたので時間も沢山あり、今思うと部屋も物だらけの汚部屋でしたので、最初の1000個は半年で達成しました。

1000個捨てただけではあまりスッキリしなかったので、2回目のチャレンジを開始し1年で達成しました。

その後は3回目チャレンジに突入し、1年2ヶ月かけ、間もなく終わりを迎えようとしています。

ここまで減らしてみると随分すっきりとした部屋になりました。

服や大型家具、趣味の物まで幅広く処分しました。

服はオールシーズンで30着まで減らすことができ、自分的には満足しています。

ジャニーズのグループが好きで長い間ファンでしたのでかなり悩みましたが、今の自分には必要ないと思い、沢山あったグッズやCDは全捨てしました。

部屋がスッキリしてくると同時に体調も良くなり、転職後の人間関係にも恵まれ、今は毎日楽しい日々を過ごしています。

現在楽しく生活できているのも筆子さんのおかげです。

次は4回目のチャレンジに入りますが、よりスッキリとした生活を目指していきたいと思います。

わかりにくいお便りになりましたが、これからもブログ楽しみにしております。

くぅひなさん、はじめまして。お便りありがとうござます。

1000個捨てチャレンジを試していただき、うれしいです。

持たない暮らしに近づく1000個捨てチャレンジの楽しみ方。

今の生活に関係のない物は、きれいさっぱり捨てたほうが、結局は自分のためですよね。

捨てるとき、ちょっと勇気がいったり、心が傷んだりしますが、その分、見返りは大きいです。

くぅひなさん、部屋がスッキリしたら、体調がよくなったのですね。

きっと、脳の疲れがとれたのでしょう。物が部屋に散乱していると、脳に負担がかかりますから。

今は、楽しい毎日を送っているそうで、本当によかったです。

これからも、お元気で、シンプルライフを満喫してください。

******

■エッセオンラインに新しい記事がアップされました(2回めの告知)。

60代、不安や心配事を手放す。前向きになるためのコツ5つ | ESSEonline(エッセ オンライン)

エッセの人が、「前向きになるコツ」というタイトルにしてしまったのですが、私が原稿に書いていたタイトルは、「なりたい気分別、すぐにできる気分転換法」です。

私のタイトルのほうが、より具体的でいいと思うし、べつに60代向けじゃなくて、何歳でも使える方法です。

落ち込んだり、どんよりしたときに、試してください。

それでは、あなたも、質問や感想、近況などありましたら、お気軽にメールください。

お待ちしています。





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