山積みのファイル

断捨離テクニック

最終更新日: 2022.08.17

紙をどこまでもしっかり捨てる:夏休み片付けプロジェクト(3)

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夏休みに捨てたほうがいいものを提案しています。

今回は紙を捨てる話です。「我が家には紙は1枚もない」という人はごくごく少数派だと思います。

ペーパーレスを心がけている人でも、本の1冊、チラシの1枚、レシートの1枚ぐらいは家の中にあるのではないでしょうか?

ふだん全く本を読まない私の娘も、ペーパーバックを1冊持っているし、大学時代に使ったノートも、10冊以上あります。

もういらないなら、しっかり捨てましょう。



紙をためこまないほうがいい理由

ほかの物にも言えますが、特に、紙はためこまないほうがいいアイテムです。

紙が家にありすぎると、重要な紙が必要になったとき、それがどこにあるかわからなくなりますから。

ダイニングテーブルの上に郵便物をがさっと積んでおいたら、大事なハガキがどこにあるのかわからなくなり、手続きができなくなった、なんて体験がある人もいるでしょう。

紙が多すぎると、家単位でこんな状況になります。

今朝見た動画に、旅行に行く前にパスポートを必死で探している人が出てきました。実は、この人のパスポートは、雑誌の中にはさまっていました。

このように、紙は、他の紙の中に簡単に紛れ込みます。

紙類が多いと探しものもストレスも増えるので、積極的に捨ててください。ではここから、今回、捨てることを提案する紙類を7種類紹介します。





1.いらないとわかっている紙

用が終わったことがはっきりしている紙を捨てます。

古い手帳やカレンダー、もう読んだ新聞・雑誌・カタログ・チラシ。もう利用しない店のメニューやクーポン券。保存する理由のないレシート、大昔の情報誌。

誰でも捨てられるはずなのに、忙しくて処理をおろそかにしていた紙類を、今日こそ捨てましょう。

2.再利用のためにとってある紙

使いかけのノートやほご紙(書きそこなったり、印刷しそこなった紙)、印刷してある社名や住所が変わったからもう使わない領収書などを、メモに使おうと思ってためている人もいるかもしれません。

私も使いかけのノートは全部、メモ、勉強、モーニングページに使いきります。

古い手帳のブランクの紙部分は、引きちぎってメモ帳にしています。

メモ紙

紙を使い切るのはいいことですが、自分が使い切れる量だけ残したほうがいいですよ。

なぜなら、これからも紙はどんどん入ってくるから。

私は、ふだん紙にあれこれ書きつけるので、いつも需要より供給が少なめです。先日も娘からもう使わないルーズリーフをもらってきました。

需要が多い状態にしておいたほうが、暮らしやすいと思います。

出番がなかなか来ない紙の束をためこんでいると、「ちゃんと使うことができていない」というネガティブな感情を持ってしまいます。もちろん、場所も取られます。

紙は虫を引き寄せ、ほこりの元になるので、当面使う分だけ残してください。

3.まだ整理していないもの

整理する時間がなくて、大事なものも、そうでないのも、とりあえず全部山にしている、袋に入れている。こんな紙を整理して、不用な紙を捨てます。

私も以前、インターネットからお菓子のレシピを印刷しすぎて、大きな紙袋にいっぱいためてしまっことがあります。

最後には皆捨てましたが。

料理本を断捨離(全捨て)した。いくらレシピがあっても料理上手にはなれない

私たちは、紙に書いてある・印刷してあるものが、なんだか重要なもの、あとで必要になるかもしれないものだと思い込んでしまいますが、実際はそんなことはありません。

家の中には、もう用済みの情報、時代遅れのもの、自分には関係のない情報がのった紙がたくさんあります。紙媒体で持たなくてもインターネットで最新の情報を得られることも多いでしょう。

残す価値のある紙以外は、すべて捨てましょう。

4.もう読まない本・やらない教材

すでに読んだ本、まだ読んでいないけれど、興味が変わってもう読みそうにない本、もうやらない教材を捨てます。

好奇心が旺盛な人や、勉強熱心な人は、「ためになりそうなことがのっている紙や本」をなかなか捨てないものです。

私は語学が趣味なので、「これ、しっかりやったら力がつきそうだなあ」と思う参考書や問題集を何冊かもっています。

デジタルの教材もありますし、有益そうな情報がのっているメルマガも、Gメールの中にたまっています。

ですが、所有しているだけでは、何も変わりません。

問題はその本をちゃんと読むかどうかです。

本当に読みたい本、勉強したい参考書、必要に迫られて読むしかない本なら、とっくの昔に読んでいるはず。

買って3年ぐらいたつのに、使うことができないとしたら、そこまで必要性はないのです。

もし、「捨てるのは身を切られるほどつらい」と思うなら、今日から読み始めてください。

ちゃんと読むことができるように、書棚に、「今月ちゃんと読む本」のコーナーを作り、読みたい本をまとめておくといいでしょう。

捨てられない英語の教材を今すぐ捨てられる7つの考え方

5.昔使った資料

仕事で昔作った・もらった資料、セミナーでもらった資料、こうした古い資料を捨てます。

以前、仕事の資料を捨てられない人の質問に回答したことがあります⇒たくさんある仕事の書類をどうしても捨てられなくて困っています←質問の回答。

この記事でも書いたと思いますが、古い資料は全捨てして、問題ありません。

思い出の品として、ちょっと取っておきたいなら、場所に余裕があるなら、数枚取っておいてもいいかな、とは思いますが、私なら全捨てします。

なぜなら、資料に書かれている重要なことは、昔学んだり、仕事をしたりしたときに、体験として、自分の中に残っているからです。

中身はすっかり忘れているはずですが、それは今の自分にとって重要ではないからです。

ですが、脳のどこかに残っているから、昔の体験を活かすべき局面では、ごく自然に、資料に書いてあったことが、言葉として出てくると思います。

全く同じ言葉ではなく、自分のフィルターを通した概念として。

その瞬間、一生懸命仕事をしておけば、すべて身になっているので、紙媒体での残骸はもう必要ありません。

6.古い記録(手紙や領収書など)

古い日記、家計簿、ノート、領収書、処方箋、何かの控え、手紙類を捨てます。

備忘録として、ふだん日記を参照することが多いなら、捨てないほうがいいでしょう。自分にとって、とても重要な手紙も捨てる必要はないです。

ですが、ただ、なんとなく持っているだけなら、場所ふさぎなので、私なら捨てます。

手紙やカードも読んだら、捨てています。こうしたものを、すぐに捨てられない人でも、4~5年後には捨てると思いますが、5年も待つ必要はないでしょう。

手紙の整理・収納はマイルールを決めて増やさない

確かに昔のものを見ると、思い出がよみがえって楽しいひとときを過ごせます。それは否定しません。

しかし、昔を思い出す手立てはほかにもたくさんあります。古い友人や、つきあいの長い家族(親兄弟)と話せば思い出話なんて、いくらでもできます。

YouTubeや、音楽の配信サービスで古い音楽を聞いても、懐かしい気分にひたれます。古い映画を見たり、インターネットで昭和なグッズの写真を見ても、いろいろ思い出しますよね?

要するに、思い出は自分の中に、いくらでも残っているのです。

どんなにがんばっても思い出せないことを思い出して、なつかしい気分にひたるためだけに、何十冊も日記や家計簿を残しているのなら、一度、他のメディアを試してください。

それに、思い出をキープすることにそこまで貪欲になる必要もないと思います。

7.作品類

子供や自分の作品が紙媒体でたくさん残っていたら見直します

今、夏休みだから、お子さんの作品や古い教科書、ノート、プリントなどを一緒に見直すいいいタイミングです。

たった1つだけ考え方を変えれば、子供の作品、図画、工作は簡単に捨てられる

私の娘は塗り絵やお絵描きが好きだったから、毎日、大量の作品(紙ゴミ)を生産していました。全部捨てましたが、それで私の生活の質が著しく低下したとか、毎日がとても不幸だ、ということは起きていません。

■このシリーズを最初から読む⇒平らな面を1つだけ徹底的にきれいにしよう:夏休み片付けプロジェクト(1)

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****

紙を捨てるすすめを書きました。油断していると、紙はすぐにたまるので、「私は大丈夫よ」と思う人も、引き出しの中などをチェックしてください。

紙を制することができれば、それだけでかなりシンプルな暮らしになりますよ。





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