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ものを減らしつつ、自分らしい空間を作るコツを紹介します。
ものが少ないと、部屋が殺風景になりそうで心配。
そんなふうに感じている方は少なくないと思います。私の母も、一緒に片づけていたとき、「そんなに捨てると寂しいじゃん」と言っていました。
こうした不安が、片づけのブレーキになっているならこう考えてください。
実際にはものの量と部屋の居心地は関係ありません。
味気ない部屋になるのは、減らしすぎたからではなく、適当にものを置いてしまうからです。
片づけの途中で、捨てきれなかったものがなんとなく残っている。そうした中途半端な状態が、雰囲気を壊してしまいます。
1. 思い出の品は厳選して特等席へ
思い出の品を持っていても、しまい込んでいる人が多いです。
引き出しの奥や、押し入れの段ボールの中にしまってあるなら、ある意味、存在していないようなもの。
思い出の品こそ、いつも見える場所に出しましょう。
目に入る場所に置くと、部屋にその人らしさが生まれます。
ポイントは、飾るものの数を最小限に絞ることです。
あれもこれもと並べると、どれだけ大切なものでも視覚的ノイズになります。
1つか2つ、本当にお気に入りのものだけを選んでください。
ものにはそれぞれストーリーがあります。
どこで買ったか、どんなふうに使ってきたか。いい思い出と紐づいているものを飾りましょう。
山のようにある思い出の品から意味のあるものだけを残すすすめ。
2. 手間いらずのフェイクグリーンで温かみを出す
部屋の中に自然を感じさせるものを置くとなごむ空間になります。
私のおすすめはフェイクグリーン(人工の観葉植物)です。
今の家ではほとんど何も飾っていませんが、フェイクグリーンを2つ置いています。
1年半ほど前に引っ越したとき、IKEAで家具を揃えましたが、娘が買い物に付き合ってくれました。
娘が「絶対に観葉植物がいる」と言い張ったので、IKEAのフェイクグリーンを2つ買ったのです。
1つはとても小さくて、キッチンのカウンターに置いています。もう1つは腰ぐらいの高さで、リビングに置いています。
私はものは飾らないほうなので、正直、「グリーンなんているか? 専用の鉢を買うとけっこう高いし」と思いました。でも、娘があまりに強調するので買ってみました。
実際に置いてみたら、意外にいい感じです。
フェイクなので、水やりも日当たりも気にする必要はなく、手間はいっさいかかりません。
ふだんは特に気にしませんが、たまに目をやると、娘と買い物に行った日のことを思い出してほっこりします。
3. ベースカラーで揃えて差し色を効かせる
部屋全体のベースカラーを落ち着いた色にしてください。
ものを減らしたのに部屋が雑然として見えるなら、色数が多すぎるかもしれません。
赤、青、黄色、ピンクと色がたくさんあると、落ち着かない印象になります。
色のトーンが揃っていると、まとまって見えます。
壁はたいてい白かグレーだと思うので、それを基調にするといいでしょう。もしくは、ベッドカバーやカーペットなど面積の大きいものの色を揃えてください。
白、ベージュ、グレー、ブラウンなど、心地よいと思える色をベースにしましょう。
その上で、差し色を1〜2色に絞ります。
たとえばベースが白とベージュなら、クッションやマグカップにグリーンを入れる、という具合です。
色が統一されていると、空間に調和が生まれます。
ものを減らすことと、色を整えることをセットでやると、部屋の印象をよくできます。
とは言え、新しく何かを買い足す必要はありません。
今ある持ちものの中から、色のトーンが近いものを選んで残してください。
4. 毎日使う日用品は妥協せずお気に入りを
部屋の雰囲気を決めているのは、飾りものよりも、毎日使っているものです。
マグカップ、タオル、ペン、ノート、ティッシュケース。
こうした日用品は、使う頻度が高いぶん、常に目に入ります。
日用品の見た目を少し意識するだけで、部屋全体の印象が変わります。
今、手元にあるものの中から、見た目が気に入っているものを優先的に残してください。
タオルが何枚もあるなら、色がバラバラのものを減らして、気に入った色のものだけにします。
食器が多いときは、使っていて気分がいいものを残しましょう。私はふだん、娘がくれたガラスのマグカップでハーブティーを飲んでいます。中にペンギンの小さな飾りがついていて可愛いです。
こうすると、片づけながら、部屋の見た目を整えることができます。
よくある失敗は、もったいないからと、色あせたものや、気に入っていないけど使えるものを残してしまうことです。
機能的に問題なくても、見るたびにテンションが下がるものは、部屋の居心地を悪くします。
使えるかどうかだけでなく、使っていて気分がいいかどうかも、残す基準に入れてください。
5. 余白は寂しさではなく心地よさ
片づけたあとに、棚の上や床に何もないスペースができると、つい何かで埋めたくなります。
空いている場所を見ると落ち着かない、何か置かないと寂しいと感じる方は多いです。
でも、この余白は、残したものを引き立てる役割を果たしています。
私の寝室にはデスクと椅子、鏡しかありません。でも、そのおかげで、日が出て光が窓から差し込むと、壁にあたたかいオレンジ色の空間が生まれます。
冬場、ミニトランポリンをするときは、この光の中で跳ぶようにしています。自分の影が映っているのを見るのも心楽しいです。
余白があるからこそ、こんな楽しみ方ができると思います。
何もない場所を埋めたくなる衝動は、長年ものに囲まれて暮らしてきた習慣の名残かもしれません。
空間が空いていることは悪いことではないと考えてください。
最初は少し落ち着かなくても、数日過ごしていると、何もないスペースがあるほうが気持ちいいと感じるようになります。
床が広く見える、掃除がしやすい、朝の光が部屋全体に行き渡る。
そうした変化に気づくと、余白は寂しさではなく、心地よさだとわかります。
シンプルに暮らすために余白を取ることを意識したい7つのもの。
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部屋の個性は、ものの量ではなく、今の自分が何を大切にしているかで決まります。
たくさんのもので部屋を飾ることも1つの個性かもしれません。
でも、そんな生活に疲れたら、意味のある少ないものを持つ暮らしを試してください。
片づけたあとに残ったものは、今の自分が選んだもの。
それは、自分の価値観や暮らし方をそのまま反映しています。
だから、ものを減らしても、部屋が没個性になることはありません。むしろ、余計なものがなくなったぶん、自分らしさがはっきりと出るようになります。
ライフステージが変われば、部屋も変わります。
私もカナダで学生だったときは、本や紙をいっぱい持っていました。子育てするようになったら、今度は家財道具や子どものものが増えました。
でも、今は毎日ひとりでブログを書く生活。
昔必要だったものはすべて手放して、今の自分が使うものだけで暮らしています。
こんなふうに、その都度、今の自分に関係のあるものだけを残していけば、部屋はいつでもそのときの自分を映す鏡になります。
ものを減らすことを怖がらず、残すものを丁寧に選んでください。
少ないものの中に、自分らしさがちゃんと残ります。













































