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あなたは日に何度メールチェックをしていますか?メールチェックの頻度があがればあがるほど、ストレスレベルも上昇し、作業効率は低下します。
今回はメールはできるだけチェックしないほうが幸せになれる話を書きます。
メールチェックばかりしていた私
ミニマリスト筆子は、日々のタスクはできるだけシンプルにしています。数年前まで、私の人生を複雑にしていたものに、Eメールがありました。
朝から晩までメールチェックをしていた時期があったのです。
ガラクタでいっぱいの部屋の住人が、物の管理に時間を取られ、人生をコントロールされてしまうように、私は電子メールに生活を支配されていたのです。
朝起きてパソコンのスイッチを入れると、まずはメールチェック。一通りチェックが終わったあとも、メールが来るたびに、開封していました。
私はGoogle Chromeが出たときからクロームを使っています。以前は、メールが来たら教えてくれる拡張機能(エクステンション)を入れていました。
パソコンに向かって別のことをやっていても、ブラウザを開けている限り、メールが届いたら、そのエクステンションのアイコンに赤い数字が出ました。
数字が増えたら、いちいちメールを見に行っていました。そのたびに集中が途切れます。
あるとき、「このままではだめだ」と気づき、メールチェックをできるだけしないようにすむ方法を考え始めました。現在のメールチェックは基本的に一日2度だけです。
こうしたら大きな心の平安を得ました。
メールチェックの頻度を減らすために私がやったこと
1.届くメールを減らす
届くメールが少なくなれば、チェックする時間も減ります。まずメールを大幅に減らしました。
ほぼ同じ時期に買い物をするのもやめたので、楽天市場を始めとしたオンラインショップのメールの講読をすべてやめました。
まぐまぐから取っていた語学関係のメールや興味のあるメールの講読もやめました。
会員制のサイトに登録しているとメールが届きます。どうしても必要なサイトにだけ登録し、ほかのサイトは退会。
登録していても、極力メールは受け取らない設定にしました。
すべてのメールを止めたわけではありませんが、それまで受け取っていたメールの8割ほどばっさりと切りました。
2.どうでもいいメールは受信箱を素通りさせる
たまに、登録している限り、メールの受け取り拒否をできないサイトがあります。
そういうところのメールはフィルタリングして、届いたらすぐにごみ箱に行くようにしました。
考えてみれば、ずいぶん無駄なことです。しかし、メールの受け取り拒否という選択肢がないのでしかたがありません。
さらにメールが減りました。
しかしこれでもまだミニマリスト的にはメールが多い気がしました。
3.メールの受信を教えてくれるエクステンションを削除
半年前ぐらいにメール着信のお知らせを見なくてすむように、エクステンションを削除しました。
これがあると、どうしても見に行ってしまいます。重要なメールにはできるだけ速く返信したいという気持ちがあり、このエクステンションをはずすことがなかなかできずにいました。
ミニマリストは1点集中するべきだ、という思いからある日とうとう削除しました。
これはすばらしい効果をあげました。
邪魔されなくなって本当にスッキリ。
それでもまだ、そこそこまめにメールチェックをしていました。というのも、Gメールのタブをあけておけば、何か届くとInbox(4)というように、数字が増えていくからです。
4.メールチェックする時間を固定化
その後、朝と夜だけメールチェックすることにしました。
たまにスケジュールが遅くなり昼休みの時間に見ているときがありますが、基本的にメールチェックは1日2回です。
メールチェックしない時間はGメールのタブも閉じています。
ただし、メールチェックは2回ですが、わりとランダムな時間にメールを書いています。
つまりそのときはメーラーを開けるので、チェックしてしまいます。ただ、メール着信に促されて見に行っていたときより、「自分でコントロールしている感」は増えました。
今後はメールを見るのも書くのも固定化したいところですが、まだそこまでは行っていません。
メールチェックを1日2回にして気づいたこと
1.ほかの仕事に集中できるようになった
これはあたりまえですね。メールを見にいくたびに、気がそがれるのがなくなりました。
おかげで、いろいろなことが短時間ですむようになり、パソコンに向かっている時間も減らすことができました。これは大きなメリットでした。
2.本当に大切なメールはそんなに多くない
できるだけメールマガジンの講読をやめましたが、それでも自分はまだまだいらないメールをとっていることに気づきました。
ただ情報を得るためだけに受け取っているメールが多かったのです。
すぐにアクションを起こさなければならないメールは思いのほか少ないです。
3.メールの返信が速いとよけいなメールを受け取る可能性が増える
現在の私は24時間以内にメールの返信をすることにしています。以前のように、すぐに返信していたら、むこうもまた返信してきて、やりとりが増えてしまうことがあります。
相手がのんびりしたタイプならいいのですが、私のようにせっかちなタイプだと、お互いよけいなメールを送り合ってしまうのです。
メールはチャットではありませんから、こんなことはするべきではありません。
4.心の平安を得るためには、受信箱を閉じるのが1番よい
これは私の実感です。
朝1番にメールをチェックしてはいけない
メールをチェックする頻度を減らすのと同時に、朝1番にメールチェックするのをやめました。
その理由は2つあります。
まず、クレームや、ネガティブなメールを朝一に見ると、午前中、気分が重いからです。私はわりと気分の切り替えをさくさくできるほうです。砂糖の摂取を控えるようになったら、イライラしたり、落ち込むことが驚くほどなくなりました。
それでも暗いメールとか、ちょっとややこしいことが書いてあるメールを見るとやはり心が疲れます。別に落ち込まないのですが、心のエネルギーを吸い取られてしまうのです。
もう1つの理由は、朝は1日のうちで1番体力や気力が充実しているので、もっと自分のやりたいことに使った方がいいと思ったから。
今は朝1番はモーニングページを書き、スクワットをしたり、ブログを書いたり、自分の好きなことをして、一段落してからメールを開封して返事を書いています。
メールの返信は相手のために自分の時間を使うことです。人の仕事をしすぎると、忙しくなります。
それについてはこちらに書いています⇒なぜそんなにいつも忙しいの?~忙しさを生む7つの理由と忙しくなくなる方法
忙しすぎると、1日の終わりに「ああ、きょう結局何もできなかったな」という気分になりがちです。このように未完了のタスクがあると、夜ぐっすり眠れません。
その理由はこちら⇒梅雨で気分がスッキリしないあなたに~毎日5つだけ捨てて暮しを変える
短時間でもいいので、まず自分が心からやりたいことをやっておくと、たとえその後は人のための仕事の連続だったとしても、寝る前は充実感を感じます。
「人の仕事をやらされた」という気持ちより、「人の役にたててよかった」という気分になるのです。そして、翌朝のモーニングノートに、「役立たせてくれてありがとう」と感謝の気持ちまで書いてしまいます。
たぶん、自分のやりたいことをやらずに、いきなり人のための仕事に入ってしまうと、「本当はあっちをやりたいのに、この仕事のせいでできない」と一日中、もんもんとしてうらみを感じてしまうのだと思います。
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Eメールが登場したころは、「メールは電話にくらべて、相手の時間を奪わないからいい」とよく言われました。メールなら相手の都合のいい時に見てもらえるからと。
ところが、多くの人は、しょっちゅうメールをチェックしているので、結局時間を奪われています。
メールのメリットを活かすためにも、そんなにしょっちゅうチェックするべきではないのです。