スマホを使う女性

ミニマルな日常

最終更新日: 2019.09.13

今日からやってみたい、人生をシンプルにする10の方法(その1)。

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誰でもすぐに取り組める、生活をシンプルにする方法を数回に分けて10個紹介します。

日々何気なくやっていることを、少し変えるだけで、暮らしはシンプルになります。

きのうとは、ちょっと違う決断をすればいいのです。

初回は、

・SNSの見直し
・買い物リストの導入
・人の話を聞く

この3つです。



1.SNSの見直し

まず、SNSの使用状況を見直します。

現代人の、時間とエネルギーをたくさん奪っているものの1つがSNSです。

たいして重要でないことに、時間とエネルギーを奪われると、シンプルに暮らせません。

もし、いま、「時間がない」「なんか毎日疲れる」と余裕のない状態なら、SNSを使いすぎていないか調べてください。

SNSとは、ソーシャル・ネットワーキングサービスのことです。具体的にはFacebook、インスタグラム、ツイターなど。

ほかにもたくさんありますね。

複数のSNSを利用している人も、めずらしくないでしょう。

以前、私もFacebookのアカウントを持っていて、ぼちぼち使っていましたが、やめました。やめたら、やることが1つ減って、ひじょうに心が軽くなりました。





まずは現状をチェック

SNSを完全にやめる必要はありませんが、自分がSNSに、どのぐらいの時間とエネルギーを投下しているのか、1日、1週間、1ヶ月、1年といった単位で調べるといいでしょう。

それと、SNSサービスを利用することで、何を得ているのか考えてください。

いいことも悪いこともあるでしょう。私がFacebookを利用していたとき、フレンドの中には、「Facebookは私のこころのいやし」と言っていた人がいます。

けれども、中には、義務感で、人の投稿に「いいね」を押していて、内心疲れている人もいるんじゃないでしょうか?

「いいね」ボタンを押すのは、仕事でもなんでもないのに、知らないうちに仕事みたいになるのです。

何も考えず、とりあえず、すべてに「いいね」を押している人もいるかもしれません。なぜなら、いちいち「これはいいねに値するか否か?」なんて考えていたら、疲れるからです。

ですが、何も考えずにすべてに「いいね」を押すのも、それはそれで脳に負担がかかっています。ハートマークを検知し、そこにカーソル/指先を持っていき、タップするというシンプルな行動も、数が増えると大変です。

というよりも、そもそもスマホの画面を長時間見るのは、ずいぶん目に負担がかかります。

スマホを使いすぎないほうがいい理由⇒なぜスマホとの関係を見直すべきなのか?(TED)

減らしてみる

現状をチェックしたら、いまより、SNSサービスを利用する時間とエネルギーを減らせないか考えます。

具体的には

・使う時間と時間帯を決める(1日15分だけ、ほかの人がいるところでは使わない、など)

・スマホからSNSのアプリを削除する(パソコンのみで使う)。

・そのつどログアウトする

・使うSNSのサービスを絞る

・大量にアンフォローする

こんなことをするといいでしょう。

特に、スマホからアプリを削除するのは効果的です。SNSがくせになってしまうのは、いつでもどこでも簡単にスマホからアクセスできるからです。

ソーシャルメディアの使用を制限すると、広告にさらされる度合いも減るので、無駄遣いも減ると思います。

「私はSNSなんてやってない」という人は、昔ながらのソーシャルメディアの見直しをするといいでしょう。手紙の交換、贈り物の交換、各種ランチ会に相当するもの(ママ友ランチなど)。

2.買い物リストの導入

買い物リストとは、何を買うか買いたいものをリストアップした紙切れのことです。デジタルツールを使う人もいるかもしれません。

衝動買い防止に効果的と言われており、私も、無駄遣いを防ぐ方法としておすすめしています。

買い物リストを使う理由

買い物リストを使う利点はたくさんありますが、暮らしのシンプル化という点から言うと、これから行う買い物の目的を明確にできるのが、一番のメリットです。

何も考えずに店に行くと、たとえ、頭の中には、多少の心づもりがあったとしても、全然関係のないものに心を奪われ、買ってしまいます。

何の目的意識もなく、店に入るからです。

それは、戦いに丸腰で向かうようなものです。

予定外の物は、しばしば、いらない物であり、家の中でガラクタ化するため、シンプルライフにしたいなら、何をおいても買い物リストを作成するべきなのです。

リストを書けば、自分の目的(ゴール)が明確になるので、店内で気が散りません。

リストに、食パン、牛乳、単4の乾電池2個、とあれば、それらを買うことが、これから自分が店に行って達成すべきミッションです。

これ以外のことをする必要はないので、ほかの物に気を取られず、さっさと買い物をすませられるから、時間だって大幅に節約できます。

「これ以外のことはしなくてもいい」とわかっていると、迷わないので、これが心の負担を大きく減らします。

さらに、買い物リストを書くときに、ニーズ(必要な物)とウォンツ(欲しい物)を識別することもできます。

ニーズとウォンツについて⇒ミニマリスト的節約術の極意は、「必要なもの」と「欲しいもの」をしっかり分けること

ニーズとウォンツを区別することができれば、浪費が減ります。

もちろん、家にあるのに二重に買う、必要なものを買い忘れるといったミスも防げるので、ストレスも軽減できます。

買いすぎも防止できるので、食品ロスも防げるでしょう。

店に行くまえに、ほんの数分、リストを書くのに費やすだけで、こんなにいろいろなメリットがあるのです。

やらない手はありません。

リスト書きを習慣にするためには、リスト用のメモ紙を特定の場所に鉛筆と一緒に置いておいたり、専用のメモ帳を用意するといいです。

私は買い物リスト専用のメモ帳を持っていて、いつもバッグに入っています。

いらない紙があたくさんある人は、それをメモ紙にすれば、紙の断捨離もできますね。

リストにあるものだけを買う

買い物リストを持って店に入ったら、リストにある物だけを買います。

ほかの物を買いたくなるかもしれませんが、買ってはいけません。

リストにない物を買うか買わないかは、私の経験では、習慣にすぎません。

買わないと決めてしまえばいいのです。

必要な物はリストにすべて書かれているのだから、何もほかのものをわざわざ買わなくたって、生活に困ったりはしません。

3.人の話をじっくり聞く

周囲の人とある程度有効的な関係を築いていないと、生活が複雑になります。

いらない気を使ったり、しなくてもいい弁明や釈明をしたり、同じことを相手に何度も言ったり、言われたりといったことが増え、時間を取られ、心が消耗します。

人とうまくやる一番の秘訣は、相手の話をじっくり聞くことだと思います。

相手が話しているのをさえぎって、自分の言いたいことをがんがん言う、相手が話しているのを、聞いているふりだけして、実はちゃんと聞いていない、なんてことをしていると、コミュニケーションの質が落ちます。

人は、誰でも、自分のことを尊重してほしいと思っています。

その点については、こちらの本に詳しく書いてあります。

その人のことを尊重する第一歩は、相手の話していることをじっくり聞くことです。

自分のことばかり一方的に話す人を好きな人はいません。対人関係のせいで、人生が複雑になっていると思ったら、聞き上手をめざすのがベストではないでしょうか?

聞き上手になる方法は、過去記事に書いています。

聞き上手になる。よく聞くための5つの方法・ジュリアン・トレジャー(TED)

他人とうまく会話する10の方法:セレステ・ヘッドリー(TED)

実は私も、夫の話をあまりよく聞かないところがあります。

「どうせまた、わけのわからないこと言うに決まってる」という思い込みがあるからです。

こんなふうに、相手のことを決めつけて、話をすると、うまくコミュニケーションが取れず、ストレスがたまります。

それに、「どうせ、また変なこと言うんだ、この人は」と思っていると、その気持ちは、しっかり相手に伝わるのが恐ろしいところです。相手は受け取ったそのメッセージを言語化できないでしょう。ですが、なんとなくいやな気分になるのです。

さらに、私は、話をするときは、気持ちゆっくりめに話すことにしています。

先を急ぎすぎるから、相手の話をじっくり聞けないし、話すときも性急になってしまうのです。人と話をするときも、スローダウンを心がけるといいでしょうね。

スローダウンする方法⇒スローライフを送る15の方法:ゆっくり心穏やかに暮らすためにできること

続きはこちら⇒すぐにできる! 人生をシンプルにする10の方法(その2)

シンプル化に役立つ過去記事もどうぞ

簡単に暮らしをシンプルにできる7つのアクションプラン

ミニマルライフを始めるために、今すぐできる7つのこと。

もっとシンプルな生活をするために、今日からできる4つのこと。

暮らしをシンプルにするためにやってよかった10のこと。

*****

やってみると暮らしがシンプルになることを3つ紹介しました。

スマホやインターネットを利用すると、スマートに暮らせると思っている人がいますが、これは誤解です。

自分では、スマホを上手に使いこなしているつもりでも、スキマ時間をすべて奪われる、スマホにあやしてもらっている、といった状態になりがちなので、気をつけたほうがいいです。自戒を込めて。





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