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ネットでどんどん服を買ってしまう悪習慣を正す方法、その2です。
初回は、自分の買い方のクセを調べることをおすすめしました。
2回めは、手持ちの服との対峙です。
次々と洋服を買ってしまう人は、買うほうにばかり意識が向いていて、買ったものを活用することが、お留守になっています。
買って、どこかにしまってそのままになっている服が多いのではないでしょうか?
人間1人が、そんなにたくさんの服を着ることは困難ですから。
自分がどんな服をどれぐらい持っているかわかっていますか?
買った服をちゃんと着るために、ワードローブの在庫を調べてください。
ポイントは、できるだけ徹底的に行うことです。
把握したいポイント
在庫を調べて、以下のことを明らかにするのが理想です。
1)現在、どんな服を所有しているか
2)それぞれの服の収納場所
私の服の収納場所は2箇所(厳密に書くと3箇所)です。
A:廊下のクローゼット:ジャケット類をハンガーにかけています。
B:自室のクローゼット:ふだん着るレギンスやトップスがハンガーにかかっています。
C:自室のクローゼットの中にあるかご:下着、ソックス、Tシャツなどかさばらないものがはいっています。
人によっては、3箇所以上に収納しているかもしれません。自宅だけでなく、クリーニング屋、実家、トランクルーム(貸倉庫)などの外部ストーレージにもあるかもしれませんね。
すべての収納スペースを明らかにしてください。
3)手持ちの服の特徴
秋冬ものが目立って多い、スーツがたくさんある、黒い服ばかりだ、ジャケットが多すぎるようだ、ファストファッションが多い、セールで買ったものが多い、衝動買いで買ったものが多い、ネット通販で買ったものが多い、あまり着ていない服が多い、など。
かつて、私は不自然なほどTシャツをたくさん持っていました。
4)どのぐらいの頻度で着ているか
それぞれの服を過去に何回ぐらい着用したか、考えてください。
5)服にどれぐらいお金を使ったか(使っているか)
ネットで買うと、店に購入記録が残るので、すべて足し算すればわかります。
過去3年分ぐらい出せばいいでしょう。
あまりに服がたくさんあると、これだけ把握するのに、ものすごく時間がかかるかもしれません。
そんなときは、まずは1番と2番だけ行ってください。この2項目でも、ちゃんとやれば、服の買いすぎは減ります。
在庫を知るメリット
「在庫調べなんて、めんどくさい、楽しくない」とあなたは思うかもしれません。
ですが、在庫を知ると、いろいろなメリットがあります。
たとえば、こんなことができるようになりますよ。
・服をひっぱりだして、床やベッドの上に山にしなくても、自分が持っている服の全貌がわかる
・今後の服の買い物の計画を立てやすくなる
・所有する必要のない服(用途がダブっている服、あまり着ない服、持っている意味のない服など)がわかる
・処分すべき服がわかるので、捨てることができる(服を減らしたいと思っているのに、そうできない人は、どの服を捨てたらいいのか、わかっていません)。
・服の無駄買いが減る
・服の管理に関するストレスが減る
・服の収納に使っていたスペースが浮く(ワードローブを把握できると、効率的に収納できるようになるので、スペースが浮きます)。
今、手持ちの服をあまり活用できていないとしたら、ワードローブを把握していないからです。
コレクションをするために、服を買っているならいざしらず、着るために買っているのですよね?
せっかくお金を出して買った服、ちゃんと活用したいと思いませんか?
始める前に考えるべきこと
在庫調べをするために、以下のことを考えておくと、スムーズに作業できます。
何を調べるか?
「把握したいポイント」で紹介したもののうち、まず何をやるか決めます。その他、個人的に把握したいことがあれば、それも調べる項目に入れましょう。
達成したいゴールがあるか?
在庫を調べて、記録することによって、特に達成したいゴールがあるかどうか考えます。
そのゴールに達成しやすい記録の仕方をします。
ゴールの例:
– 全部で100着以下におさえたい
– 持っている服、すべてを1年に1回は着たい
– 持っている服は、最低でも30回、着用したい
– 衣替えしなくてもすむようにしたい
こんまり流、衣替えをしない収納とは?秋こそ服の断捨離のチャンスです
– プロジェクト333をやってみたい
ミニマリストらしいファッションの選び方。プロジェクト333のすすめ。
– ファストファッションの購入を減らしたい
– 服を買わない挑戦をしたい
– 手持ちの服を最大限にコーディネートしたい。
服の購入を減らしたいなら、服を買った回数や値段などは記録すべきですし、コーディネートにこりたいなら、服のビジュアルがわかる記録の仕方をしたほうがいいです。
どのぐらい時間をかけるか
在庫調べに、1日どのぐらい時間をかけるか、当面の作業時間を考えておきましょう。
おすすめは、1日15分です。
在庫調べをする時間も、決めておいたほうがいいですよ。
どんな方法で記録するか
ログの取り方はいろいろあるので、次の項目で詳しく紹介します。
記録の取り方
よくある記録の仕方
服の在庫をしらべる一般的な方法をあげます。
・紙(ノート)とペンを使う⇒服の買い過ぎ防止に効果がある「洋服ノート」の作り方。
・スプレッドシートで管理
・その他のアプリやデジタルツールを使う
・写真アルバムを作る(デジタル):スマホで1枚1枚、写真を取り、アルバムにまとめます。
・スケッチブックに、すべての服をスケッチする
・カードや付箋で管理:それぞれのカード・付箋に、1枚ずつ服を記録します。イラスト/文字/イラストと文字両方が、考えられます。
・ブログ、インスタグラム、ピンタレスト
・その他、自分独自の方法。人によってはパワーポイントなんかでも記録できるかもしれません。
クローゼットにすべてかけてしまい、着たら、ハンガーを一番左に持っていく、という方法を使えば、いつまでも右側にある服は、ほとんど着ない服だとわかります。
筆子のワードローブ管理
私は、特に洋服ノートは作っていません。
数が少ないとわざわざノートを作らなくても把握できるし、服に限らず、何かを買ったら、すべてGoogleのスプレッドシートに入れているので、買った日、アイテム、値段は、いつでも簡単に調べることができます。
ワードローブの写真はすべてブログに記録しています⇒ミニマリスト主婦、筆子の14着の服を公開、写真つき(2020年夏版)
今年の6月に、ボロい服(Tシャツやレギンス)を全部捨てて、ランズ・エンドで新しい服を買いました。
そのとき、荷物の箱に入っていた明細を、ルーズリーフに貼って、バインダー(コントロールジャーナル)に閉じています。
アナログか、デジタルか
アナログにするかデジタルにするかは、本人の好みによります。
私はどちらかというとアナログでの管理が好きです。最初に全く労力がかからず、すぐに始められるからです。
アナログでワードローブを管理する場合、すべての服を左側に、だーっと書いて、着たらチェックを入れるようにすれば、さしたる努力をせずとも、着用回数はすぐにわかります。
スプレッドシートを使う場合、ノートに書くのをスプレッドシートに入力するだけ、という単純なセッティングにすれば、同じように簡単に開始できます。
スプレッドシートは、アイテムの削除や並び替えが簡単にできるので、こうしたことを頻繁にしたい場合は、ノートより、スプレッドシートのほうがいいでしょう。
また、写真を入れることもできますから、多少ビジャルも加味され、記録するのが楽しくなるかもしれません。
たとえば、上の欄に、服の写真を1枚ずつ入れて、着たら、その日付を、写真の下にどんどん入れていけば、30回、着たかどうかは簡単にわかります。
これを簡単な作業だと思うか、めんどくさいと思うかは、人によるでしょう。
ただ、Googleフォームを使って、服を着るたびに、スマホから、記録していけば、勝手にスプレッドシートに日付が入っていきます。
私は洋服の着用回数のログはとっていませんが(いつも同じ服を着ているし、すべて、ゆうに30回以上着ています)、買った物、読んだ本、見た映画は、Googleのフォームから入力して、スプレッドシートを作り、ログをとっています。
入力する項目に、それぞれの服に関する評価なども入れれば(満足度を☆の数や数字で表して、選択)、あとでグラフにして、買い物に対する満足度を確認することができますね。
シンプルなシステムがおすすめ
どの方法で記録するにしても、できるだけ簡単で負担のない方法をおすすめします。
ゴールはワードローブの把握であり、記録することではありませんから。
慣れないうちは、アナログでやってみて、慣れたら、デジタルに切り替えるといいかもしれません。
私は、服はそんなにたくさん持っていないし、めったに買わないので、ノートは作っていません。
しかし、塗り絵に使う色鉛筆やマーカー、塗り絵本は、バインダーとノート2冊を使って管理しています。
手持ちの物を把握し、使用状況をトラッキングすると、励みになるし楽しいですよ。
めんどくさいので私は専用のノートを買いましたが、大学ノートに線をひっぱって自分で記録ノートを作れば、初期費用をおさえることができます。
初回の記事はこちら⇒本気で服の買いすぎをやめたいあなたがすべきこと(その1:傾向調べ)。
この続きはこちら⇒捨てられないのは決められないから。決断するコツ教えます(その1)
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服の買いすぎをやめる工夫、2回めは、手持ちの服の在庫管理をおすすめしました。
服に限らず、着物、アクセサリー、食器、化粧品など、数多く持っているものは、こんなふうにしっかり在庫を管理すると、今後、買いすぎず、手持ちの物をしっかり活用できると思います。